‘ブログ’ の記事一覧

2021年11月16日 ---- ボス

感染者の内訳を発表してよ!

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昨日の新規コロナ感染者数、東京は今年最少の7人となった。全国でも100人を切っている。感染者の急減はもちろん大歓迎だが発表の数字に関しては「もっと細かく発表してよ!」と文句を言いたくなる。細かい数字の発表がなぜないのだろうか?◆新規感染者のうち何人がワクチン未接種なのか、なぜ発表しないのだろう?また新たに重症者となった人の中で未接種者は何人なのだろう?知らせるとなにかまずいことがあるのか?不思議でならない。◆これを知りたがらない人たちも私には不思議でならない。「そんなの知っても意味ないよ」と考えているのだろうか?

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2021年11月09日 ---- ボス

渋滞では『タブレット純の音楽の黄金時代』を聴きましょう。

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運転中眠たくなったとき「懐かしさを感じる音楽」を聴くと、心が震えるような感情が喚起されて眠気が覚めやすくなる、と昨日、朝日新聞DIGITALで報じられていた。◆実は私はすでに実感している。毎週、日曜日、ゴルフ帰りのアクアラインは大渋滞。自宅からゴルフ場まで「行きは50分」なのに「帰りは3時間」ということもある。それで私は帰りのクルマでは懐メロを聴く。学生時代に耳にしていた曲を聴く。すると不思議と眠たくならないのだ。◆私世代の方(55歳以上)の方にお勧めなのが「ラジオ日本」の『音楽の黄金時代』という番組。私はradikoで聴いている。radikoは普通のラジオと違いアクアラインの海底トンネルの中でもきれいに聞こえる。まだ若い(47歳)タブレット純クンの進行もとても心地よい。◆55歳以上の方、是非、radikoで『タブレット純の音楽の黄金時代』を聴いてみてください。2時間番組ですから大渋滞にも対応できますよ。

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2021年11月08日 ---- ボス

ビッグボス新庄に期待

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我がロッテマリーンズは順当にクライマックスシリーズのファーストステージを勝ち上がりオリックスとのファイナルステージへと進んだ。この勢いで再び日本シリーズ制覇まで勝ち進んでもらいたい。◆クライマックスシリーズの最中だがそれ以上に話題をさらっているのが日本ハムの新監督に就任した新庄剛だ。昨夜、スポーツニュースで元横浜DeNA監督の中畑清と対談していた。中畑がレポーターとして新庄新監督に話を聞いていた。ビッグボス新庄らしい楽しい話が多かった。そして極めつけの発言が最後にあった◆「それでは、最後に、日本ハムのファンの皆さんに向けて一言お願いします」と中畑が振った。すかさず新庄は「中畑さん、もうそういうシステム終りにしましょうよ。」と言い返す。「『ファンに向かって一言』って、誰がしゃべっても同じこと言うだけじゃないですか」という。確かに!私は膝を打った◆新庄に言われるまで気づかなかった。確かに「最後にファンに向かって一言」言え、と言われて言う言葉は決まっている。その言葉を聞いて感動する人間もいない。時間の無駄。意味がない。この意味がないことをシステムとしてテレビ業界は何十年も続けてきていた。私もだが、この意味のないことに誰も気づかなかった。誰も気づかない無駄を新庄は気づき、新庄の言葉で否定した。「もうそういうシステム終りにしましょうよ」◆これまで何千人ものアスリートや芸能人が「ファンに向かって一言」と頼まれ、形だけのサービスメッセージを出してきた。誰も気づかなかった。新庄は「人が気づかないことに気づく」能力を持ち、そしてそれを新庄独特の「相手を傷つけない言葉で、しかも率直に否定できる」言葉を知っている。ビッグボス新庄を応援したくなった。

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2021年11月05日 ---- ボス

勝ちに「不思議の勝ち」あり、負けに「不思議の負け」なし。

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どうしたことか最近、事業を失敗した方やサラリーマン人生を挫折した方と話す機会が増えた。彼らの話を聞いていて、不愉快になることが多い。◆「運が悪かった」「悪い奴に騙された」なかには「自分が高学歴なので周りから妬まれた」などと失敗した理由を話す彼ら。彼らは「自分の力不足」「見通しが甘かった」などと反省はしていない。うまく行かなかったのは全部「誰かのせい」なのだ。◆こちらとすれば「そりゃ、そんな計画じゃ最初からうまくいくわけないじゃないですか。経営者としては100%やってはいけない事業ですよ」「高学歴で妬まれた、なんてあなたの態度が悪いんですよ」などと言いたいところだが相手が私より年長であれば過去の失敗を指摘したところで無駄というもの。指摘すれば私が嫌われてしまうだけだろう。私は「そうですか、そりゃホントに運が悪かったですね」などと適当に相槌を打ってごまかす◆名将、野村克也監督の言葉「勝ちに『不思議の勝ち』あり。負けに『不思議の負け』なし」は、蓋し名言。負けにはすべて理由がある。「運が悪かった」などとの理由はないだろう。◆自分に甘い大人が多すぎる。

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2021年11月04日 ---- ボス

映画「007」とラジオ「ジェットストリーム」の共通点

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radikoというアプリのおかげで日本中のラジオ放送局の番組が聴けるようになった。「ジャズ」「フォーク」「カントリー」「シャンソン」いろんなジャンルの音楽とそれぞれの放送地域の方言を毎日楽しんでいる。「マイリスト」に登録しているのはなぜか「ラジオ関西」「ラジオ沖縄」「岐阜放送」「宮崎放送」の番組が多い。◆ベッドに横になって聴くことも多い。昨夜も眠りながら「ジェットストリーム」を聴いていた。現在のナビゲーターはあの二枚目、福山雅治。その前は大沢たかおだった。さらにその前は伊武雅刀。細川俊之がやってたこともあったな。◆昨夜、「ジェットストリーム」と映画「007」の共通点に気づいた。我々世代はみな知っている「007」と「ジェットストリーム」◆今、上映中の「007」はダニエル・クレイグだ。その前はピアース・ブロスナン。さらにその前はティモシー・ダルトンやロジャー・ムーアもやった。◆そろそろ答えが分かってきたでしょう?そうです。「007」と「ジェットストリーム」みなさん素敵な人ばかりなのですが、どうしても初代に勝てないのです。「007」と言えばショーン・コネリー、「ジェットストリーム」と言えば城達也です。◆偉大な初代を持つと、後進は頑張っても頑張っても、なかなか大変なのだろうな。

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2021年10月28日 ---- ボス

答えを聞かずに平気な人

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先日、知人と食事を一緒していたときのこと。卵かけご飯用に供されたその生卵を割ると黄身が黄色というよりも赤に近い鮮やかなオレンジ色をしていた。知人は「この卵、赤いね」と言う。私はそこで蘊蓄(うんちく)を披露しようと思った。「どうしてこんなに赤いと思う?」彼に問うた。「分かんないなあ。なにか赤いもんを食わせてるのかなあ」と彼は答えた。「そうなんだよ。赤いもんってなんだと思う?」私は再び彼に聞いた。「分からないや、ニンジンじゃないでしょ?」と彼。「うん、ニンジンじゃないよ」と私。ところが、驚いたことにそこで彼は考えることをやめて話題をゴルフのスイングの仕方に切り替えた。◆「なかなか思いつかない。悔しいけど分かんないから答えを教えて」がないうちに、あるいは「その話題、興味ないからもういいよ」もないうちに全く別の話題に転じてしまわれて私は正直面食らった。◆そう、彼には好奇心がない。自分の関心ある話題意外には興味がない。「好奇心がない人」=「ダメなヤツ」とは言わないが、「好奇心がない人」=「おもしろい仕事はできない人」くらいは言ってもいいだろう。「好奇心がない人」=「かわいそうな人」とも言えるかもしれない。

ちなみに私が答えようとした赤い卵を産む鶏のエサは「赤いパプリカ」でした。

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2021年10月18日 ---- ボス

バラマキ公約

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この欄でこれまで何度か書いたが「会社が、次期社長を社員の選挙で選ぶことになったら」と思うと恐ろしい。社長候補たちは口々に甘いことを言うのだろう。「皆さんの給与を30%増やします」とか「社員旅行は全員。ハワイかヨーロッパです」など。実際にそうやっても5年か10年は持つ会社もあるだろう。だが近い将来、間違いなくその会社はつぶれる◆今「ニッポン株式会社」の役員選挙がはじまるところ。みな口々に甘いことをいう。なかでも「国民全員に10万円を支給します」と言っているヤツがいる。その10万円はどこから来るの?当然、税金ですよね?国民全員から集めたカネを国民全員に配ってどうすんの?ってことを不思議に感じないことが不思議◆「文芸春秋」で財務省事務次官がバラマキ合戦を止めるように警鐘を鳴らしているがまったく同感。このままでは我が国は「衆愚政治」に陥ってしまう。

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2021年10月11日 ---- ボス

どう反応すべきか

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昨夜、NHK大河ドラマ「晴天を衝け」を観ていた◆料亭の仲居が、渋沢栄一が履いている足袋(たび)に穴が空いているのを見つけそれを繕ってくれる。栄一に好意を寄せているその仲居と、彼はすぐに懇ろ(ねんごろ)な関係になる。翌日、渋沢の妻が洗濯しようとしてその足袋の繕いに気づき不信感を持つ◆私の隣でテレビを観ていた家人が「こういう小さなことに女性はすぐに気付くのよね」と言った。なんと答えようか、一瞬、迷った。最初に言おうとしたのが「渋沢栄一は危機管理意識が足りないね」だったがやめた。「オレならこんなドジ踏まないね」との軽口も思いついたが、下手なこと言って痛くもない腹を探られたのではたまったものでない。とはいえ何も発しないのもおかしい。瞬時にいろいろと頭を巡らしたあげく、私は「ふーん」とだけ答えた。

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2021年10月11日 ---- ボス

ベーブ・ルースってすごい!


米大リーグでわれらがヒーロー大谷翔平選手が大活躍。今年度のMVPはほぼ間違いない。大谷選手はよく「ベーブ・ルース以来」と表現される。投手と打者のいわゆる二刀流としての大活躍は比較されるのも当然だ。◆ベーブ・ルースの名前もホームラン打者であったこともよく知っていたが実際にはどの程度の投手だったのかWikipediaで調べてみた。驚いた。投手として1915年からは18勝・23勝・24勝・13勝・9勝・・と続く。一方打者としても1818年からホームラン数は11,29,54,59,35,41,46,25,47,60,54,46,49,46,41・・・◆すごくないですか?最近の若者言葉の「はんぱない」ですよねえ。

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2021年10月08日 ---- ボス

ノーベル賞

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気候変動や地球温暖化を予測する基本プログラムを作ったことが評価され真鍋淑郎先生がノーベル賞を受賞された。ノーベル賞の中でも最も権威のある物理学賞である。快挙だ!日本人がノーベル物理学賞を受賞したことを素直に喜んでいる◆素直に喜んではいるのだが真鍋先生の年齢が気になる。90歳だという。失礼な表現になって申し訳ないが、もし真鍋先生が90歳まで生きてなかったらもらえなかったことは大きな問題になっていいのではないか。日本人男性の平均寿命は82歳。真鍋先生は平均よりもはるかに長く健康を維持していたからノーベル賞を貰えた。◆ノーベル賞の対象になった論文は30年前に書かれたものだという。もちろん、物理学賞は論文は論文発表後の検証が必要だから執筆後すぐに評価されることは少ない。それは分かっているが、それにしても30年後にノーベル賞ってちょっと時間かかりすぎていませんかねえ

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2021年10月01日 ---- ボス

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ずっと先頭を走り続けてきた。時々後ろを振り返り「なにトロトロしてるんだ!遅れずに着いてこい!」と檄を飛ばしていた。走り始めたころは5人だったがいつのまにか10人になり30人になり50人になった。25年間、そんな形で走り続け、檄を飛ばし続けてきた。疲れた。体も心もボロボロになった。もう64歳。そろそろ労わってあげないと。◆昨年末、コロナに罹患し入院した。退院後も後遺症に苦しんだ。それを機に、先頭を走るのを辞めてみた。第一集団の後方に着けて、そこから指示を出すようにした。やはりスピードは落ちた。先頭を引っ張るランナーがいない集団は右に行ったり左に行ったり、ヨロヨロ、ウロウロする。これではスピードは落ちても疲れは増すばかり。◆再び私が先頭を走った方が私も楽だし、みんなも楽なことは分かっている。もちろん、私は先頭には戻らない。そろそろ走るのを辞めて歩いてみようか、そんなことを考えている。

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2021年09月28日 ---- ボス

白鵬関、お疲れさま。

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大横綱、白鵬の引退が発表された。すなおに「お疲れ様、ありがとう」と言いたい。◆横綱になっても「かちあげ」や「張り手」「ダメ押し」などを連発し、いわゆる「横綱相撲」を取ることができなかった。相撲ファンの多くは「品位を欠く」として白鵬を「大横綱」とすることを認めない。かつて私もそう思っていた。◆だが、どうだろう。いわゆる「横綱相撲」を取らず、遮二無二「勝ち」にこだわる白鵬はダメか?ダメと言っている人すべて古くからの相撲ファンだ。若い人はそもそも相撲に興味がない。興味がないのだからどれが「横綱相撲」なのか分からない。なぜ「かちあげ」が品位を欠くのか分からない◆話は変わるが、今から50~60年前はプロレスが盛り上がっていた。今でも熱狂的なプロレスファンはいるが当時の一割にも満たないだろう。「ショー」的要素の強いプロレスに替わって「真剣勝負」の総合格闘技の人気が高まった。「ショーはもういいよ。真剣勝負が見たいよ」という若者が多くなったのだ。◆話を大相撲に戻す。かつては大相撲に八百長はつきものだった。「横綱相撲」もあるし「八百長相撲」もあるのが大相撲だった。やがて「八百長」は厳しく罰せられるようになり、ほとんどなくなった。「ショーはもういいよ。真剣勝負が見たいよ」と観客が思い出したのだ。少なくともマーケティングの世界ではそのような見方ができる。ところが大相撲の世界では昔ながらのファンが多いので、八百長は禁止しても「横綱相撲」だけは以前、強く求め続けている。これでは新しい若いファンは付かない。◆新しいファン層を開拓し大相撲人気を高めるには「真剣勝負」で横綱といえども必死に勝ちにこだわるのが正解だと、私は思うようになってきた。少なくとも勝ちにこだわった白鵬を「品位がない」と貶すことはそろそろ勘弁してあげて欲しい。白鵬が頑張ったから今の大相撲があることは間違いない。さて白鵬が引退して、現状の人気が維持できるのだろうか? 大相撲もジーサン以外の声を聞くマーティングが必要ですよ。

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2021年09月22日 ---- ボス

欲が無くなる

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「無欲の勝利」なんて言うが実際は「欲」がなければ勝てるものではないだろう。「欲深(よくぶか)」は私の大嫌いな言葉。「卑怯」「欲深」は最低。私は「欲深」ではないつもりだった。◆最近、さらに欲が無くなった。欲が無くなった自分が昔の自分を眺めてみると、なんと昔の自分は大変な「欲深」だったことかと驚く。◆一般的に「欲が無くなること」は良いことのように思われている。どうだろう? 私は経営者として、大人の男として、スポーツや芸術を愛するものとしても、もう少し「欲深」になりたい気がする。若かった頃のあの純粋な「欲」が欲しい。まだまだ枯れたくない。◆当社社員に限らず、「無気力・無感動・無関心・無責任」の四無主義者が増えている。彼らを叱咤激励するためにも私はまだしばらくは「欲」を持ち続けなければならない。歳を取ると「欲」を持つことさえ難しくなる。政治家先生たちだけが欲深を続けている。

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2021年09月17日 ---- ボス

けんけんがくがく??

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会議をしているとよく「けんけんがくがく」という言葉を耳にする。「この件に関しましてはウチの部署で昨夜も遅くまで、けんけんがくがく議論したのですが・・」などと使う人がいる。それを聞いていた相手が「いえいえ、我々だって毎日のようにけんけんがくがく意見を出し合っていますよ」などと答えている。◆リモート会議で聞きながら私は本当は「ちょっと待ってよ。それ言うのなら『けんけんがくがく』じゃなくて『かんかんがくがく』でしょ。あるいは『けんけんごうごう』かな?」と言いたいところ。ただ、会議のテーマから外れるのでそんな注意はしない。注意しないとまた次の会議で「けんけんがくがく」と言う言葉がどこかから聞こえる。私は注意したくて注意できなくてウズウズ、イライラしてくる。リモート会議は嫌いだ。◆ちなみに「かんかんがくがく」は「侃々諤々」と書き、「けんけんごうごう」は「喧々囂々」と書くのだが、もちろん私は読むことはできても漢字を書くことはできない。

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2021年09月07日 ---- ボス

雨をかわす

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本社から200mの距離に我が社の分室がある。分室の方が本社より広く、多くの職員が働いている。その分室での会議が予定より長引いた。本社に戻ろうと分室を出たら雨が降っていた。誰かに傘を借りるために8階の分室に戻るのもめんどくさい。大したことない雨だ、走っちゃえ。私は本社へ向かって駆け出した◆駆けているときにふとMちゃんを思い出した。学生時代に付き合っていたMちゃん。彼女と一緒に近所のスーパーへ行った帰り、雨が降り出した。私のアパートまでは50mくらい。私は駆け出した。ところが彼女は駆けない。ゆっくりと歩いている。◆「なんで走らないの? 雨に濡れるのが好きなの?」と私が尋ねると「ううん、雨には濡れるのいやよ。でも、走った方が濡れないのかなあ」と彼女。「あたりまえじゃん。10秒間雨に濡れるのと15秒間濡れるのでは違うでしょ?」と私が言うと「そうか、私、アタマ悪いからよく分かんないや」と彼女。そして彼女は続けた。「でもね、走ると顔にもお腹にも膝にも雨があたるよ。歩いているとアタマしか濡れないの」と。◆「この子、アタマいいなあ。かわいいなあ」と思った。◆あれから40年以上が経った。雨が降った時に、どのくらいの速さで走ればいいのか、私はまだ分からない。

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2021年09月06日 ---- ボス

パラリンピック 感動!

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閉会式が始まると同時にティッシュの箱を手元に置いた。終了まで涙が出っぱなし。昨夜の東京パラリンピック閉会式は素晴らしかった。◆もちろんオリンピックにも感動したがパラリンピックはオリンピックとは異なる別の感動を私に与えてくれた。「工夫」の連続なのだ。おそらくオリンピック選手の多くはコーチが付き、そのコーチの指導と管理の元、決められたことを黙々とこなしていくことが練習の中心であろう。一方、パラリンピックの選手たちは一人一人特徴が大きく違う。コーチの言うとおりにやれるわけではない。自分で工夫しなければならない。両腕がない卓球の選手がいた。彼はラケットを口にくわえ返球する。サーブは裸足の右足でトスをする。とにかく「工夫」するのだ。◆多くのハンデキャップを背負った方々が頑張っている。彼らから多くを教わった。そしてもう一つ。笑顔で頑張っておられた多くのボランティアの方々。心から敬意を払う。◆「私たちは8年前に世界に向けてお約束した『おもてなし』の気持ちを見事に世界にお伝えすることができました」橋本聖子大会委員長の言葉も涙なしで聞けなかった。◆ありがとう。ありがとう。

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2021年09月03日 ---- ボス

大臣って

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高校生や大学生のころ、いや社会人になった初めの頃までは、いやいや正確には40歳ころまでは「大臣ってすごい人、中でも総理大臣は頭もいいしリーダーシップもあり正義感が強く胆力もすごい人なのだろう。特別な人なのだろう」と思っていた。◆仕事で、多くの国会議員や大臣に会ってきた。正直に言うと、まことに失礼ではあるが、一人も「この人すごい」という人はいなかった。もっと正直に言うと「きっとオレの方が賢いぞ。俺の方がもっときっちりと仕事やるぞ」という人ばかりだった。大臣なんて、普通の人ばかり。◆「小学校の頃から成績優秀、スポーツ万能、正義感が強くみんなに信頼されていた」なんて人は今では政治家を目指さなくなったのだろうか?

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2021年09月03日 ---- ボス

ジャズ喫茶なんてどうだろう。

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引退を考え始めている。そろそろ次の世代に今の会社を任せ、老兵は消え去る準備を始めなければならない。そういうことで少しずつ身の回りの整理を始めた。◆「さて、それで、今の会社から去って、オレは何をするんだろう?何もしないことに耐えられるのだろうか?それは難しそうだ。なにをしよう?それならジャズ喫茶をやりたいな。儲からないだろうな。儲からなくてもいいか、楽しければ」そんなことを考えている。ジャズに詳しいわけでもないし、美味いコーヒーを淹れられるわけでもないが、昔から「ジャズ喫茶経営」って響きに憧れがあった。

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2021年09月01日 ---- ボス

都庁屋上のヘリポート 片方しかないのはおかしくないか?

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我が国の高層ビルの屋上には必ず消防ヘリコプターが活動するための施設がある。「Hマーク」「Rマーク」と呼ばれるものである。正式なヘリポートではないが、ほとんどの人は「ヘリポートだ」と思っている。「ウチのマンションの屋上にはヘリポートあるよ。ヘリが着陸したことはないけどね」っていう感じ。◆{Hマーク」「Rマーク」は高層ビルで火災が起こった時のための施設。下層階で火事が起こった時に屋上から救出することも想定している。我が国の消防と国土交通省住宅局が推奨してきた。私は世界に誇れる素晴らしい指導だと思っている。◆ところが不思議なことが一つ。皆さんYahoo地図かグーグルアースで東京上空からの写真を見ていただきたい。東京都庁を見てください。あの、でっかいツインタワーの東京都庁、「Hマーク」は片方のタワーにしかない。「都庁は確かにツインタワーだが、実は下の層は繋がっているので一つのビルなのだ。一つのビルなのだからHマークは一つで十分だ」との言い分が聞こえてくるが、それはちょっと無理な説明じゃないですか?◆誰か教えてください。なんで東京都庁には「Hマーク」が一つなの?

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2021年08月31日 ---- ボス

悲しき「四無主義」

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本日(令和3年8月31日)の産経新聞東京版に我が社はカラーの全面広告を出した。「カラーの全面広告」だ!◆もちろんカネもかかった。アピールしたいことがあった。キャッチコピーは『想定したなら対応を!』・・全国で頻発する洪水に備えることをアピールする狙いだ。◆実は私には「狙い」がもう一つあった。大新聞の東京版にカラーで全面広告を出すことによってわが社社員の士気も高まるのではなかろうか、ということ。・・・・残念ながら「大ハズレ」。社員全員、みんな無頓着◆昨日までに広報担当者が各事業部に「8月31日付、産経新聞に、カラー全面広告を掲載する」ということは伝え、どのようなデザインかも知らせていた。「もし、問い合わせの電話が入ったら・・」などと昨日は対応を検討していたようだった。私は少し期待していた。◆私は、今朝、各事業部の様子を見た。正直に話すと、誰かが駅売りの新聞を買ってきて、全面広告を開いてみんなでそれを眺めている様子を想像しながら会社に入った。◆一人もいない。事業部の責任者に「新聞買わなかったの?」と聞いてみた。「買いませんでした。すいません」で終わり。誰も関心がない。◆私が中学生か高校生の頃「四無主義」という言葉が流行った。当時の若者の「無気力・無関心・無責任・無感動」を表す言葉。残念ながら今のわが社にぴったりの言葉でもある。オーナー社長がいくら笛を吹いても誰も踊ってくれない。いくら「感動しろ!」「興味を持て」「面白がれ」と言っても反応はない。現代の「四無主義」はもはや修正不可能なところまで来ているのかもしれない。◆「指示待ち症候群」が蔓延している。悲しい。恐ろしい。

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2021年08月23日 ---- ボス

甘すぎるんじゃないの?

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日本ハムファイターズの中田翔選手が同僚に対して暴力行為を行ったことが判明した。球団は同選手に自宅謹慎を命じ、出場停止処分を科していた。一部報道では「今期どころか永久に現役選手としての復帰は無理かもしれない」とまで伝えられていた。ところが急転直下、「日ハム」~「巨人」間の無償トレードが報じられ、トレード成立直後の先週土曜日から同選手は先発メンバーに名を連ね、昨日は移籍第1号ホームランを打った。テレビでは長嶋茂雄氏から激励されている姿も報じている◆「なんか、おかしいんじゃない」ってみんな思わないの?「なんか、おかしいんじゃない」という報道を目にしないことがおかしい。◆「中田は同僚を殴って、結果的に良かったね。だって巨人の選手になれたんだもの」と言われるだろう。「実力があれば、なにをしたってかまわないんだ」となるのだろう。◆「野球の実力がある選手」なら人を殴って反省すれば巨人のユニホームを着ることができる。「実力がない選手」であったら永久追放になったかか知れないのに。こんなことがあって良いわけがない。せめて巨人は「今期は一軍では使わない」程度の対応をすべきだった。◆私は、二度と日ハムと巨人は応援しない。今回のことから「セリーグの嫌いな球団=巨人」になった。長嶋さんにも「?」がついた。「パリーグの嫌いな球団=日ハムとオリックス」になった。◆オリックス嫌いは仕事がらみの別の理由。
川村浩二・代表取締役社長兼オーナー代行は「暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません」とコメント。11日には野球協約第60条(1)項を適用してコミッショナーから「出場停止選手」と公示されていた。今後が注目されていた。

中田は2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入りし、2011年に1軍定着。栗山英樹監督が就任した2012年から不動の4番を任され、2014、2016、2020年と3度の打点王。しかし、3年契約最終年の今季は39試合出場し、打率.193、4本塁打、13打点にとどまっていた。原辰徳監督のもとで輝きを取り戻すか。

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2021年08月08日 ---- ボス

きっと誰かが揶揄う(からかう)

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東京五輪の閉会式、日本は空手の男子形で金メダルを獲得した喜友名諒選手が務めることになった。◆これを報じるニュースの見出しに笑った。『空手形金の喜友名諒が閉会式で旗手」というもの。知っている者は「空手形金」を「空手の男子の『形』で金メダルを取った」と理解するが知らない人が読んだら「空手形(からてがた)金」になる。◆見出しを書く人、もう少し配慮して言葉を選んでいただきたい。

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2021年08月06日 ---- ボス

確かに。「なんで表敬表門なんてするの?」

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元宮崎県知事の東国原英夫氏が自身のツイッターで名古屋の河村たかし市長に嚙みついた。河村市長が、東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友選手の金メダルをかじった“事件”についてである。東国原氏は、河村氏が弁償して新しい金メダルを渡すべきとしたうえで、「大体、何で表敬とかあるの?本来なら、首長が選手や団体を表敬して謝意や敬意を表すべき」と書いた。確かに!◆東国原氏の発言まで私も気づかなかった。「なんで選手が市長や知事を表敬訪問するの」◆オリンピックのメダリストたちの多くは市長や知事を表敬訪問するのが慣例となっている。彼らはいったいどれほど市長や知事にお世話になったと感じているのだろうか?おそらく競技関係者らが市長や知事の気持ちを忖度し、メダリストを連れて行っているとしか思えない。東国原氏の言うようにそんな虚礼は即刻廃止すべきだろう。

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2021年08月04日 ---- ボス

中国の動向

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一昨日、我が国の株式市場では「ゲーム関連銘柄」が大きく値を下げた。原因は中国共産党にあった。中国では当局が「オンラインゲームは子供たちのまともな成長を妨げるアヘンのようなものだ」と糾弾し、規制をかける意向を発表した。世界最大のマーケットで今後ゲーム機器が売れなくなるかもしれない。多くの投資家は心配し「ゲーム関連銘柄」株を売った。株を売りながら「中国はひどい国だ。自由がない」と言った◆私は中国が好きでもないし全体主義・社会主義は嫌いだ。だが今回の中国当局の意向「子供のゲームに関し規制をかける」というのは極めて真っ当な判断だと思う。国民の将来を考えての素晴らしい判断だと思う◆なんでも自由、本人の思うままに許す日本は、もう今後あらゆる方面で決して中国に勝てなくなるのだろう。「中国は素晴らしい」と言いたいわけではない。「国家間競争において、個人主義は全体主義に適わない」という事実を日本人はそろそろ認識しなければならない。もちろん私は「全体主義になりましょう」などと言いたいわけでもない。「競争には負けても、幸せ度では負けない国造りを目指しましょう」と言いたいのだ。

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2021年08月03日 ---- ボス

日本男児 文田 誇れる銀だ!

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レスリング優勝候補の筆頭であった文田健一郎が、決勝で敗れ銀メダルに終わった。残念であったが試合後のインタビューに感動した。◆ボロボロと大粒の涙を流しながら「まずは大会の開催と運営に協力してくれた人、テレビの前で応援してくれた人、全員に感謝したい。本当にありがとうございます。不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳ないです」と話した。さらに「今回のオリンピックを通して、たくさんの人に応援されていることを改めて実感した。期待に応えきれなかったのが悔しいです」と涙は止まらない。「申し訳ない」を繰り返した。◆決して「不甲斐ない」結果ではない。「申し訳なく」など全くない。海外の選手たちに研究されつくし、その結果の銀メダル。十分に誇らしく思って欲しい。誇らしく思って欲しいが本人が『不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳ない』と泣きながら謝る姿、日本人らしく、私は文田のファンになった。これからも応援したい。頑張れ文田。ありがとう文田。お疲れ様、文田さん。

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2021年08月02日 ---- ボス

マスコミの報道姿勢 「嘘」を書かなきゃいいのか?

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7月31日(土曜)の左傾新聞の一面トップ、見出しは「日本『金』17史上最多」とあった。今回のオリンピックで前日までに金メダルを17個取得しこれまでの最多だった16個(1964年・前の東京大会。2004年のアテネ大会)を上回ったことを報じた。新聞だけではない。NHKテレビもほぼ同じ言葉(史上最多)でこの事実を大げさに伝えていた。確かにこれまでのオリンピックで我が国の金メダル最多は16個であり今回はそれを上回る17個をすでに取った。なぜ私がそこに「おかしい!」と言っているのか・・。◆1964年、前回の東京オリンピック、協議はは163種目であった。総金メダル数は163個ということ。それに対し、今回の東京2020では339の種目数である。16/163と17/339を比較するなら、そういう比較をするべきだろう。

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2021年08月02日 ---- ボス

気配り

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自分が観たこともない映画や読んだことのない本を「これ、いいよ」と人に勧める人はいないだろう。自分が感動しなければ人には勧めない。◆年に1.2冊しか読書しない人は本を人には勧められない。同じく年間3本程度しか映画を観ない人は映画を人に勧められない。同じことはレストランでもお土産でもあるいは観光地に関しても言える。自分の少ない経験の中から、なにかを選び人に勧めることはやめた方がいい。大人は社交辞令で「いい情報をありがとう」と笑顔で答えるが実は「あいつは何も知らないダメなヤツ」との烙印を押されてしまう。自分の少ない経験から選んだのであれば、そのことを正直に伝えるべきだ。◆若い人から「将来に備え月に3万円ずつ投資か貯蓄に回そうと思うのですがなにがいいですか?米国株でしょうか?やはりリスクの少ない定期預金でしょうか?」などと尋ねられる賢い大人は必ず「月3万円を自分に投資しなさい」と答える。英会話でもいい、テニスのレッスンでもいい、映画を観るのでも読書をするのでもいい。美味しい土産を探すのもいいかもしれない◆自分に上手に投資すれば、きっと将来その投資金額の何倍もの配当を受けることになる。「上手な投資」でなければならないが。◆◆私は部下がお客様のところへキオスクで買ったお土産を持っていくことを許さない。キオスクで買ったお土産を持ってくるような営業マンの会社とは「それなりのお付き合い」以上には進まないだろう。

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2021年07月30日 ---- ボス

結果だけじゃない。

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オリンピックには、いろんなドラマが付きもの。勝負にこだわる世界は厳しいが面白い。◆バトミントンが振るわない。優勝候補が早々に予選で敗退した。解説の陣内さんが良かった。涙目で声を震わせながら「よくスポーツの世界は結果がすべてだって言われますよね。それは否定できないのですが、それでも私は結果の手前にある努力する姿勢にも是非目を向けて欲しいと思うのです」と訴えた。陣内さんがこれほどに訴えるだけ彼は努力を惜しまなかったのだろう◆「負けて悔しくて泣く」「勝って嬉しくてなく」「負けて重圧から解放されてほっとする」勝負が決したあとの選手の姿が美しい◆「悲しくて泣く」以外の経験がない私は、それほどの努力ができるオリンピック選手たちを尊敬する。

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2021年07月29日 ---- ボス

オリンピック 競技を絞ったら?

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昨日の続き。食堂はメニューが多くなるとまずくなる。メニューが少ない店が旨い。◆オリンピックもこんなに競技種目を増やしたのでは有難みが薄れる。応援する方も散漫になる。◆オリンピックから外しても良い競技・・野球・サッカー・バスケットボール・テニス・ゴルフ。これらの競技でオリンピックで優勝することにどれだけの意義がある?オリンピックに参加することにどれだけの意義がある?オリンピックに向けた練習はほんの数週間だ。4年間、オリンピックを目標に頑張る水泳・陸上・柔道・卓球などに比べると「優勝する喜び」も「負けた悔しさ」も随分と小さいモノだろう。「オリンピックで勝ったチームが一番強い」とは思われないスポーツはオリンピックから外していいんじゃないでしょうか?

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2021年07月27日 ---- ボス

多いと「有難み」が薄れる。


今回のオリンピック。「なんか知らん国がいっぱい参加しちょるなあ」「知らん国だけやねえで。知らん競技も増えたで。こげんいっぱい競技してどげえするんかなあ?」と大分弁で友人と話をしていたところに「奄美・沖縄が世界遺産に認定」とのニュースが飛び込んできた。◆奄美も沖縄も大好き。コロナが終われば年に3回は訪問しようと決めている。そんな大好きな奄美・沖縄だが「別に世界遺産に認定してもらわんでいいで」と大分弁で言いたい。◆メニューの多い食堂は不味い。「せいろ」「ビール」「卵焼き」だけしかない蕎麦屋は間違いなくう美味い。◆オリンピックの参加国はともかく競技は増えすぎ。世界遺産もこんなに増えては有難みが薄れてしまう。いいかげんにせんかいな。

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2021年07月21日 ---- ボス

熱海の盛土

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留年し一年遅れで、しかもビリで、土木工学科を卒業した。留年しビリで卒業した私でも、熱海のあの盛土は大変に危険ということは分かる。土木工学を少しでも学んだ者なら感覚的に危険を感じるはずだ。あの盛土を見て「いつか土石流が起きるかも」と心配するのが土木屋。だから絶対にあんな盛土は許してはならない。◆もちろん基準以上に土を捨てた業者が一番悪い。だが業者の中には土木屋はいなかったのだろう。土石流など予想できなかったのかもしれない。市との契約以上に土を盛った「違法」という認識はあっただろうが土石流は予想できなかったかもしれない◆情けないのが熱海市の土木課。熱海市の土木課に土木屋はいないのか?!彼らは違法業者と同じで「危険=土石流が起こるかも」という意識はなかったのか?違法業者と同じで「契約違反だからダメだよ」程度の認識だったのか。それでは土木屋じゃない。ただの管理人、ただの事務員だ!◆なぜダメなのか、の基本が分からずに役人が管理だけしているとやがて大事故につながる。土木屋のいない自治体土木課は意外と多いのかもしれない。私よりもよほど程度の悪い土木屋ばかりがこの国には増えてしまったのかと情けない気持ちである。

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2021年07月19日 ---- ボス

ワクチン打たない人の言い分

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ワクチンを打たない人の言い分に関してテレビ報道は全くおかしい。テレビが取り上げるのは「副反応が怖い」とか、あるいは「ワクチン打つと体に磁石がくっつく」「ワクチンにはマイクロチップが入っている」などのデマのことばかり◆そうじゃない。ワクチンを打たないと言っている彼らの「打たない理由」は「遺伝子操作で作られたワクチンはいずれ数年後か十数年後に遺伝子に悪い影響が出る可能性が高い」という理由が圧倒的。だがこれをテレビは報道しない。報道しないから「テレビが報道しないのはやっぱり『絶対に大丈夫だ』という根拠がないからだ。やっぱり危険なんだ。絶対に打っちゃダメだよ」ってことになっている。◆テレビよ、新聞よ、しっかりしろ。気づかないふりするな!◆ちなみに既にコロナに罹患し、抗体を持っている私は明日、第1回目のワクチンを接種する。

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2021年07月16日 ---- ボス

欲がなくなる

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若いころは多くの「欲」があった。いろんな「欲」が旺盛だった。いくつかの「欲」は満たされ、多くの「欲」は満たされないまま「諦め」てきた。年齢とともに「諦め」が増え、還暦を超えると「欲」がとても小さくなっていることに気づいた◆「欲」がなくなることは美徳と思われがちだが、いや実際に美徳なのかもしれないが、実はとても寂しいこと。「欲」があるからその「欲」を満たそうと努力もし、満たされたときの喜びも大きい。「欲」がなくなれば努力をしない。喜びもない。◆もちろん人並外れた大きな「欲」は持たない方が良いが、周りから許される「欲」は持っている方が元気であるということは間違いないようだ。皆さん「欲」を失ってはいけませんよ。

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2021年07月15日 ---- ボス

人は見た目が9割

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『人は見た目が9割』という新書が本屋の棚に並んでいる。手に取って読むほどのこともないがこの題には納得する。確かに「見かけ」は大切。第一印象は重要。「もう少し外見に気を遣えば?」「きっとあなたは随分と損をしていますよ」と言いたい人も多い◆日曜日のお昼過ぎ、三越で買い物しようと地下鉄で銀座に向かった。広尾から日比谷線に乗り込んで驚いた。いや驚いたというよりも改めて気づき愕然とした。情けない気持ちになったのだ。まるで30年前の中国の電車の中みたいな感じ。みんながマスクをしていることとスマホを眺めていることは30年前の中国とは違うがそれ以外の外見は30年前の中国とそっくり。「これが現在の東京か?それも銀座に向かう電車の中か?」と悲しくなった。私よりも若いオジサンとオバサン。30年前の日本では恥ずかしくて着られないようなだらしないくたびれ果てた格好。オシャレのオの字もない。車両の中の全員が30年前の中国人と同じような服装と髪型。◆アジアの中では東京が一番洗練された街、日本人が一番オシャレであったのはいつまでだろう。中国、韓国はおろかシンガポールやフィリピンにも抜かれてしまった感じ。「景気が悪いからオシャレできない」のではなく「オシャレしないから景気が悪い」のだろう、と私は思っている。

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2021年07月14日 ---- ボス

引き際

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スポーツ選手の「引き際」にはドラマがあり彼の美学がある。王選手はまだ年間30本は打てそうだったが「自分のスィングができなくなった」と言ってバットをおいた。松坂投手は最後の3年間のほとんどを2軍で暮らした。王選手も松坂投手にもファンは拍手を贈る。いずれにしてもスポーツ選手は元気なうちに現役を退くことになる。◆文化人や芸能人はそうはいかない。いや、王選手のように自ら退くことができれば美しいのだが老いてなお醜態をさらすことになる人が多い。「連載」を長く続けていると周りの誰もが「そろそろ引退を」とは言えないのだろう。自分で「老い」に気づいていてもスポーツ選手と違い「まだまだやれる」と思い「老いには老いの魅力がある」と思い込んでいるようだ◆ビートたけしの話など聞いていられない。和田アキ子もつらい。少なくとも「連載」からは降りた方がいい。週刊文春の小林信彦さん、週刊新潮の五木寛之さんの連載もきつい。かつては楽しみにしていた彼らの連載だが申し訳ないが読むに堪えない文章になってきた。ビートたけしも和田アキ子も小林信彦も五木寛之も、私は大好きだ。彼らの残した多くの作品を愛している。それだけに老醜をさらし続け、誰も彼らに「そろそろ第一線からは身を引きませんか」と言えないのであろう現状が悲しい。

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2021年07月13日 ---- ボス

嫉妬

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わけあって高校時代のアルバムを眺めることになった。懐かしい顔がいっぱい。ふと温泉の出来事を思い出した。◆当時、わが佐伯鶴城高校では学年別に、夏に久住山のふもとへ一泊旅行があった。クラス別、男女別でバンガローに泊まるミニ修学旅行。飯盒で飯を炊き、夕飯を済ませると温泉に入り、その後キャンプファイヤーを囲み歌い踊る。楽しい思い出◆その温泉での出来事。ヤンチャなH君が女風呂を覗いた。H君が覗くのをK君が手伝った。K君は自らが踏み台となりH君の覗きに協力した。10秒で交代との約束で先にH君が覗いた。H君が覗いた先の女風呂に学年のマドンナNさんがいた。もちろんNさんは覗かれていることなど気づかない。H君はほんの数秒Nさんの裸を眺め瞼に焼き付けた。K君と交代というときに運悪く教師が入って来た。教師は「そろそろキャンプファイアが始まるぞ。おまえら早く出ろ」と二人をせかした。結果、K君は女風呂を覗けなかった。この時点でK君はHがNさんの裸を見たことを知らない。キャンプファイヤが始まるころ、男数人がHに「誰がおったんか?」「誰かの裸を見たんか?」と聞いた。Hは自慢げに「Nさんがおった。きれいかった。真正面から見た。今夜は眠れん」と答えた。実はK君はNさんに惚れていた。K君は物凄く悔しがった。とは言えH君に対して怒ることもできない。なぜならK君はH君の次に覗くことになっていたから。「あの教師さえ入って来なければ・・」と怒る。そして徐々にHにも腹を立てはじめた。◆数日後、「HがNさんの風呂を覗いた。それでKが腹を立てている」という噂が私にも聞こえてきた。同じころNさんもそのことを知った。覗かれたNさんも怒った。◆実は私はこの3人とも親しかった。私はフロイトのように冷静に分析した。そして彼らの心の揺れの大きさを私なりに数値化してみた。◆Nさんの裸を見ることができたHの「嬉しさ」は「6」。Hに女風呂を覗かれて裸を見られたNさんの「怒り」は「4」。大好きなNさんの裸をHに見られて自分は見ることができなかったKの「悔しさ」は「20」というのが当時の私の分析。いま考えても実に冷静な分析を高校時代の私はしていた。優秀だ◆人間社会において、もっとも気を配らなければならないのは、そして最もやっかいなのは「嫉妬心」である、ということを私は高校時代に学んだのである。

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2021年07月07日 ---- ボス

覇気がない! 賢くない!

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昨日、某大手建設会社で「防災ヘリポート」と「空飛ぶクルマのためのポート」の話をした。リモートで全国の30を超える営業所と繋がっている。◆熱海であんな大災害があった直後、「防災ヘリポート」は最も興味あるテーマの一つであるはずだ、と思っていたが・・。私の説明を聞き、皆、画面の向こうで首肯している。一通りの説明が終わったあと「なにか質問などありませんか?」と問いかけるが誰一人質問してこない。やはりリモートの向こうでは声を発しにくいのか◆代わりにリモートのこちら側、東京本社の者が質問してくる。情けない質問ばかり。私は講義をするときに想定問答を準備する。レベルの高い質問に即答できるようにするため。だが、昨日の会議で出た質問は私の想定問答にない些末なことに関する質問ばかり◆覇気がないのか、賢くないのか。聞く側の準備不足か。大企業でもわが社の会議と変わらないレベルであることが確認できた。もちろん嬉しいことではない。

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2021年07月06日 ---- ボス

白鳳、連勝

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今朝の新聞、スポーツ欄のアタマ「白鳳、連勝」との見出し。少し悲しくなった。数年前の白鳳全盛期には白鳳が負けたらニュースになった。初日、二日目に勝ったくらいで見出しになるなんて考えられなかった。当時の彼は勝つのが当たり前だったから。当たり前のことが当たり前でなくなるのは早い。◆雨の続く毎日。先日、新橋の細い道を傘をさして歩いていた。向こうから人が来る。傘をさしたままではすれ違えない。私は脇によけて彼が来るのを数秒待った。すれ違うときに彼が「どうもありがとうございます」と言って頭を下げた。少し嬉しくなった。このような状態で道を譲られると私は必ず頭を下げ「ありがとうございます」と言う。私は言うが、まず言われたことはない。「ありがとうございました」を言うのが当たり前なのだが、その当たり前をできる人がいなくなった。当たり前の「ありがとう」を聞いて嬉しくなり悲しくなった。

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2021年07月05日 ---- ボス

記憶力

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記憶力が悪い。特に「人の顔と名前」が覚えられない。「失顔症」とかいう病気のようだ。◆ゴルフ場のコースも全く覚えられない。同じコースを10回回っても全く覚えていない。2番ホールに行くともう1番ホールのことを思い出せない。ゴルフの才能がないってことのようだ◆ジャズはたくさん聴いている。メロディーは覚える。演奏者とその曲が収録されているアルバム名はほとんど知らない。ジャズ好きとは言えてもジャズ通にはなれないようだ◆道路を全く覚えられない。地図は読める。地図があれば迷わずに目的地まで行ける。だがその地図がなかなか頭に入らない。同じ場所でも歩いて通るときとクルマで通るときとで違う景色になる。極端な方向音痴なのだ。◆これほど記憶力の悪い私でも、それほど悩まずに生きていける。コロナ禍で大変だけれど、それでも平和な日本に暮らせることは幸せだ。もし私がジャングルに住んでいて、そこで戦争があれば、私は最初に殺されているだろう。

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2021年06月28日 ---- ボス

偏った報道? それとも報道陣の頭が悪すぎるの?

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コロナの感染者数を早く減らすためには、ワクチンを老人から先に打つよりも大学生など若者を先に打つべきだ、とかねてから私はこの欄で主張してきた。だが結局は目先の死亡者数を減らすことを最優先にし65歳以上の高齢者を優先することになった。◆もう一つ、日本人の30%程度がワクチン接種を完了すれば徐々に感染者は減ってくるだろうとも予測した。確かにデルタ株なる新しい変異株が急増しているようで楽観は許されないが、多分私の予想は当たるだろう。◆ところがマスコミは「新規感染者が増え始めた」「オリンピックは中止すべき」「再び緊急事態宣言を発出する必要があるのでは?」などとネガティブなことしか伝えない。バカなの? それとも何か悪意があるの?◆「新規感染者数」は確かに減少傾向から増加傾向へ転じている。だがワクチンの効果があって重傷者数と死亡者数は明らかに減少傾向が続いている。コロナの一番の恐ろしい点は病院業務がひっ迫すること。重症患者が減っているのであればその心配も少なくなっている。◆なぜ、そこを伝えない?

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2021年06月22日 ---- ボス

苦手な人

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話したこともないのだから本当は良い人なのかもしれない。ひょっとすると親しい友達になれるかもしれない。人を外見で判断しちゃいけない、とも思うのだが・・。そう分かってはいるがやはり苦手なタイプの人がいる◆「靴下を履かずにスーツを着ている人」「信号が赤でみんなが待っているのに、青に変わる前に一人歩き出す人」「同型の右ハンドル車があるのに左ハンドル車に乗る人」「短髪でオーダースーツを着て胸を張ってやたら自信ありげに歩く人」「大きな声で、歩きながらスマホでしゃべる人」「電車の中で日経新聞読んでいる人」「電車の中でスマホゲームやっている人」「あそこの毛を脱毛している人」◆サウナに行くと、あそこに毛のないヤツを時々みかけるようになった。そういう奴らはいかにも自信ありげに堂々としている。私は苦手だ。でも40年若かったら私もトライしたかもな・・。

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2021年06月18日 ---- ボス

パワハラ? 腹が立つ!

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上司から「月曜までにこれを仕上げろ!」などと言われなくても、自分の意志で「やったほうがいい」と思えば土曜も日曜もなく働いた。土日に仕上げた資料や図面をみて上司は「おっ、お疲れさん」とか「さすがキノシタ」と言ってニコッとしてくれた。休日出勤手当も残業代も付かなかった。それでも「いいモノ」を作りたかった。◆自分がそうだったからといって今の若い人たちには強要できない。「なんとか月曜の朝までに用意してくれないか?」などと言えない。彼らは土日はプライベートに使う権利があるらしい。強要するとパワハラになるらしい。だから「月曜の朝までに用意してくれないか?」とは言えない。言えないが、言わなくてもやってくれている人がいるととても嬉しいだろう。「おっ、さすが〇〇クン。土日に頑張ってくれたのか、ありがとう」と笑顔で言ってみたい。まだそんな経験したことない。◆先日、ある中堅企業の社長と話をしていたら「若いころの自分のような部下が欲しいんだけどなあ」と言っていた。「まさに!」と思った。

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2021年06月17日 ---- ボス

ハイブランド店の現状

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先週末、久しぶりに銀座の高級ブランド店を回ってみた。フェンディ、ヴィトン、エトロ、ディオール、サンローランなど。意外にも、どこもそこそこ客が入っていた。ある店で店員に聞いてみた。「中国からの観光客がいなくなって大変ですか?」と。彼は店長だった。店長は笑顔で私の質問に答えてくれた。「それが実はそれほど大きく落ち込んではいないのです。ご覧いただけますよう店を開ければそれなりにお客様が来てくださいます。中国の方が来なくなったらそれまで来られていなかった日本のお客様が増えました。日本のお客様は口々に『中国人が多いときは店の中がうるさいし入りづらかったけど中国人が来なくなったら入りやすくなった』とおっしゃっています」ということだ。「この店長、随分とはっきりと言うな」と思ったがそれは彼の本心なのだろう。頷ける。売り上げが極端に落ち込んでいないようで安心した。◆別の店で再び店員に尋ねた。「中国からのお客様が来なくなった分、日本のお客様が戻って来たの?」と。彼もまたその店の店長だった。その店長は「ええ、確かに日本のお客様が戻ってこられてはいるんですがね・・」と言いながら少し寂しそう。「『コレとコレとコレとコレとコレ、ちょうだい』と言って一度に何着も購入してくださるようなお客様は日本人にはいませんからね」だって。やはり中国の富裕層の爆買いがなくなったことは銀座のハイブランドにとってはマイナスのようだ。

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2021年06月16日 ---- ボス

菅首相、「見てくれ」も大切ですよ!

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最適任なのかどうか、素質があるのかどうか、は置いておいて菅首相が国民のために懸命に頑張ってくれていることは間違いない。失礼ながら、あの貧相な外見で、サミットで各国首脳と渡り合うのはなかなかできることではない。「おどおどしている」などと口汚く批判する輩もいたが「よく頑張ってきました」と私は思う。◆おどおどしているかどうかはともかく、誰かが菅首相のファッションに関してアドバイスできないものか。繰り返し失礼だがあのファッションセンスが貧相な外見をさらに情けなく見せている。◆ネクタイが長すぎる。「一国の総理がネクタイの長さなど気にしているヒマなど無いわい!」と叱られそうだが「人は見かけが9割」などとも言われるこの時代、もう少し気にして欲しい。◆「ネクタイの長さ」以上に大切なファッションマナーは「椅子に腰かけるときには上着のボタンをはずす」ということ。真面目なのか無知なのか知らないが菅首相はサミットのような大切な場所で椅子に腰かけるときスーツの上着のボタンを掛けたままで着席する。みっともない! 髪の毛ぼさぼさのジョンソンさんもみっともないが、それでもボタンしたままの菅さんに比べるとまだマシだった。

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2021年06月15日 ---- ボス

私には分からない「おいしいモノ」

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「あんた、本当にそんなに美味しいと思うのかい?オレには理解できんなあ」というモノがある◆「牛カツ」。新橋には行列のできる牛カツ屋がある。私も一度、並んで入った。予想通りの味。まずい、というものでもないが「おいしい!」と言うほどのものじゃない。銀座にも「牛カツサンド」を売りにしている店がある。これもそんなにうまくない。うまくもないのに豚カツより値段が高い。「牛カツ」を旨い旨いと言いながらテレビで食っているヤツ、信用ならない◆「生麺のパスタ」。ベチョッとした生パスタを売りにしている店もある。旨い旨いと言いながら食っているヤツがいる。理解できない。「本当は乾麺のアルデンテを食べたいけど、あれは手間がかかるから生パスタで我慢してね」というのなら分かる。ところがそうじゃないから私は理解できない。「生パスタ」を売りにする店、わざわざ生パスタを食べに行く客、私には理解できない◆「羽根つき餃子」。あんな中途半端なものを喜ぶのは子供だけだと思っていたら結構おばちゃんたちも喜んでいる。わざわざ「どうやって羽根を付けるのか」と工夫しているおばちゃんも多いと聞く。私には理解できない◆本当に「牛カツ」「生麺パスタ」「羽根つき餃子」って美味しいと思ってみんな食べているのだろうか?不思議でならない。

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2021年06月14日 ---- ボス

酒が弱くなった

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若いころはカラダよりも先にアタマが酔った。酒を飲むと陽気になり、声が大きくなり、大胆になり、怖いもの知らずになり、羽目を外し、エッチになった。翌日は反省したり後悔したりすることも多かった。それでも似たような失敗を何度も繰り返した◆最近はアタマよりも先にカラダが酔ってしまう。陽気にもならず、声も小さいままで、全く普通の精神状態のままでカラダが酒を受け付けなくなる。時には吐きたくなる。アタマが酔い始める前にカラダが酒を拒否するようになった◆おかげで酒のせいでの失敗はなくなり、翌日の反省もただ「飲みすぎたな」でおしまい。◆あー、若いころの、酒によって無鉄砲になっていた自分が懐かしい。

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2021年06月11日 ---- ボス

誕生日

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あっという間に64歳になった。人生って意外に短い。多分、あっという間に終わってしまうのだろう。◆きついこと、つらいこともいろいろとあったけど、それでも十分に幸せな人生だった。このまま苦しまずに死ねるのなら「少し早すぎるけど、キノシタは十分幸せな人生を送れたよな」などと友人連中に言ってもらえるのだろう。自分でもそう思う◆できればあと15年程度、元気で楽しく生きていきたい。

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2021年06月10日 ---- ボス

コロナ、楽観視する私

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「集団免疫」という言葉がある。誰もきちんと説明しない。多分、説明してもほとんどの方が理解できないからしないのかな?◆私は「算数の問題」と思っている。一人の感染者が何人に移したのか、この数字が「実効再生産数(R)」。例えば R=1.5だとする。100人感染者がいれば彼らは150人に移すということだ。ところでこの場合周りの人間の1/3が免疫を持っていれば100人が移すのは100×1.5×2/3となって100人に移すだけで済む。実効再生産数は「1」になる。実効再生産数(R)が1以下になれば徐々に感染は収まってくる。◆さて欧米とわが国では明らかに(R)の値が違う。欧米では爆発的に感染者が増えたがわが国ではそれに比べると「さざ波程度」という表現はバッシングされるものではないだろう◆仮に欧米でのRが2.0だとすれば50%が免疫を持てば感染は収まる。すでに5%の罹患者がいるのであれば約45%がワクチン接種した時点で感染状況は縮小に転じる。実際にそんなものだろう。我が国のRはおそらく1.5程度。そしてすでに国民の2%程度が感染し抗体を持っている。もしそうであれば30%の国民がワクチン接種した段階で縮小傾向に転ずるはずだ。◆私はこのまま順調にワクチン接種が進めば意外と早く感染者縮小に入る、つまり集団免疫が形成されることになるのだと予想している。残念なのはワクチン接種を老人優先したこと。老人のRは小さい。Rの大きい若者から先に接種すべきだった、と思う。

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2021年06月07日 ---- ボス

笹生さん、畑岡さん、お疲れ様! ありがとう

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畑岡奈紗と笹生優花による初の「メジャー大会の日本人同士のプレーオフ」を制したのは19歳の笹生だった。素晴らしい!畑岡残念!◆一昨年、全英女子を制した渋野から始まり今年マスターズを制した松山、そして今度は笹生だ。我が国に再度大きなゴルフブームが巻き起こることを期待する◆

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2021年06月01日 ---- ボス

中途半端な立憲民主党

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野党はなんでも「反対」すればいいってわけではなかろうに・・・。立憲民主党のこと。◆この欄では政治的なことはなるべく書きたくないし書くとしてもどこかの政党への肩入れは避けたいと思っている。だが今の状況において未だ「オリンピックは中止すべきだ」と叫び続ける立憲民主の主張はむなしい、と、これだけは言いたい。これ以上叫ぶといずれ彼らは「どうぞ、オリンピックが失敗に終わりますように」「オリンピック期間中にコロナ患者が増大しますように」と願いだすのではなかろうか?それが心配。それが怖い◆もう引き返せないギリギリのところまで来てしまった。ここまで来たのだからそろそろ、「これまで反対を主張してきたが『どうしてもやる』というのなら、この際、党をあげて全面協力する」くらいのことが言えないものか? 野党第一党としてのプライドが見えない。いい加減「反対!」を大声で叫ぶのは慎んだ方がいいんじゃない?

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2021年05月28日 ---- ボス

占いと神頼み

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AかBか、決断を迫られることがある。どちらにしようか迷ったときには占い師に診てもらう人が多い。私の周りにも、経営者や政治家など多くの友人知人が占い師に助言をもらいながら方向を決めている。戦国時代の武将たちも多くが専用の占い師を召し抱えていたと聞く◆私はAかBか迷ったときには(占い師ではなく)多くの人に相談し、最後は自分で決める。自分で決めたうえで「神様、仏様お願いします」と神社や仏閣を回る。「自分で決める」といえば聞こえがいいが実は決め切らずにズルズルと先延ばしになってしまうことも多い。◆私の親しい友人でもある若い経営者は神も占いも信じない。スパっと自分で決断する。決断したらまっしぐら。失敗だったら「自分の判断が間違っていた」と素直に認めるだけ。彼は、神頼みなんて絶対にしない。これはこれでカッコイイ。◆60歳代も半ばになるがまだまだ迷うことが多い。AにしようかBにしようか。「神頼み」と「ずるずる先延ばし」の案件が溜まってきた。こんなことじゃだめだな、と思っているがどうしていいのかわからない。そろそろ占い師さんに相談してみようかと思い始めている。

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2021年05月27日 ---- ボス

オリンピックの契約の仕組み

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昨夜テレビの報道番組を観ていたら弁護士であり立教大学の教授でもある早川吉尚さんがとても分かりやすく「契約」に関して説明していた◆①オリンピックを開催するのはIOC  ②東京都はIOCに対し「その期間中に施設を提供する」という契約をしている ③だから東京が「オリンピックを中止する」という判断はできない ④東京ができるのは「施設を提供しない」との判断のみ ⑤「施設を提供しない」となれば東京は契約不履行となり、損害賠償の責を負う。 ⑥IOCの損害額は1兆円近くになるかもしれない・・◆と言うもの。「そういうことか」と私は初めて納得した。IOCが「オリンピックを中止します」と言い出せば東京都は契約不履行にはならない。どちらが先に言い出すかで1兆円近くのカネの流れが変わる。◆世の中では「正義の使者」のような人たちが「1兆円よりも一人の命」と正論ぽいアホなことを声高に叫んでいいるが、そんな単純なものではない。◆私は今月中に「緊急事態宣言の延長」と同時に「オリンピックの中止」が発表されるのだろうと思っていたが、どうやら私の予想は外れそうだ。◆しかし大変な決断を迫られる小池知事も菅総理も本当に大変だ。こんな状況で東京都知事や日本国の総理をやらなければならないなんて、可哀そう。リーダーって大変だ。頑張ってください。

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2021年05月25日 ---- ボス

「さざ波」発言の是非

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日本国内のコロナ感染状況を、欧米と比較して「さざ波」程度と表現し、批判を浴びていた経済学者の高橋洋一氏が内閣官房参与を辞任した。◆私はこの高橋さんをもともと好きではなかったしテレビに出て偉そうにものを言える立場の人だと認めていなかった。だが、それにしても今回の「さざ波」発言で辞任しなければならないとは思えない。確かに適切な表現とは言えないかもしれないが欧米とは感染者数が一桁違うことは確か。「さざ波」という表現もできようと思う◆森喜朗氏の「女性は話が長い」発言、佐々木宏氏の「渡辺直美をオリンピッグに」とのlineでの発言など、「良いか?悪いか?」と聞かれれば多くの者が「悪い」と答えるであろうことを、それらの発言が「閉ざされた内側の者にだけ向かって発せられていたもの」だったのに、それをことさら公にして「〇〇さんがこんなこと言ってますよー。皆さんどう思いますか?私はとんでもない発言だと思います!」と大声で叫ぶ奴がいる。だれかが叫ぶと乗り遅れまいとばかりにまたほかの誰かが叫びだす。そういう奴が多い。声がだんだん大きくなる。「正義の声」のようになってくる。「正義の(フリした)声」は、それら不用意な発言を「不愉快だ!」「相手のことを考えていない」「上から目線だ!」とこき下ろす。◆これでは有名人は本音をなにも発言できなくなる。「これ言っても大丈夫かな?」といちいち心配しながら無難なことしか言えなくなる◆私は、高橋さんは嫌いだけど、今回の「さざ波発言バッシング」は令和の言葉狩りの一つだと思う。少々間違った発言するヤツがいても「俺はあいつが嫌いだ」くらいで済ませるべきじゃないのかなあ?

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2021年05月24日 ---- ボス

煩わしい「させていただきます」

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リモート会議が多い。なぜか「〇〇協議会」という会議が最近多くなった。私はリモート会議が苦手だからほとんど発言しない。参加するだけ。聞いているだけ◆聞くだけなのだから文句を言えた義理じゃないのだが「〇〇協議会」を聞いていると必ず不快に思うことがあるので敢えてここで苦言を呈する。進行役の「不要な敬語」、なんとかならないものだろうか◆「私は本日進行役を務めさせていただきます〇〇省の〇〇の〇〇と申します。」にはじまり「本日は是非、ご活発にご議論いただきましてこの協議会が・・・」と続く。少し話題が進むと「ここまでを整理させていただきますと・・・」などとなる。◆「私は本日進行役を務めます〇〇省の〇〇です」で十分だし「ここまでを整理しますと・・」の方がはるかに分かりやすい。◆「させていただく」なんて変な日本語はそろそろ止めにしましょう、と誰か声高に言ってほしい。そういうのが本来のマスコミの仕事なのだろうが、マスコミの連中はそういうまともな意見には興味がないようだ。

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2021年05月21日 ---- ボス

これでは偉くなりたくない。

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親しい友人が大企業の社長になった。「おめでとう」と声をかけたが彼は全く嬉しそうではない。「憂鬱だ」と言う。「そりゃ楽な仕事じゃないがキミの経験と能力と人脈をいかせばきっとうまくいくよ」と励ましたら意外な返事が返ってきた。「仕事の悩みよりもプライバシーに関する心配の方が大きいよ」と言うのだ。そして「会社のために一生懸命に頑張るのはいいんだけど社長にだけはなりたくなかったなあ」と繰り返す。そして「社長になるとどこに誰の目があるか分からない。ヘンなことはできない。自由がなくなる」と言う。私は彼の気持ちがよく理解できる。彼は私生活でも真面目な男なのだが、それでもフライデーやSNSを気にする。かわいそう。◆スマホを利用している人間で「中身を誰に見られても問題ない」と言える人はまずいないだろう。人はだれでも他人に知られたくないことがある。私のように「道徳が大切」と社員に熱く訴えている者ですら、叩けばホコリが幾つも出てくる(かもしれない)◆ごくごく限られた人間の中での話と思っていたことがなぜか外に漏れ週刊誌に載ることがある。芸能人、政治家、有名スポーツ選手、大企業の社長などがターゲット。◆「文春」も「新潮」も「フライデー」も、卑しい記者たちは、人の「非」ばかりを責め立てる。自分は聖人君子であるかのような口調で人を責める。誰にも迷惑をかけていなくても「彼は、こんなことをしていますよー」と騒ぎ立てる。全く腹が立つ◆これでは「政治家」や「一流スポーツ選手」や「大企業の社長」や「医師会の会長」になりたいと思う人がいなくなる。すでに「政治家」を目指すまともな大人はいなくなったような感じだ。

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2021年05月20日 ---- ボス

無神経なマスコミ 駒大アンカー可哀そう

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「50歳のオヤジが18歳の高校生をカネで買った」というなら事件だろう。「20歳の大学生が、女子高校生を無理やり犯した」ならこれも事件だ。だが今回のはそれら事件とは全く異なる。健全な20歳の大学生が17歳の女子高校生と知り合って「やった」というだけ。最初、女子高校生は「18歳」と偽っていたそうだ。なにが悪い?◆テレビのバラエティーなどではよく「初体験は何歳でしたか?」などと聞き、若い女性は照れることもなく「15歳、中三のときでした」などと答えている。東京ではおそらく10%を超える女性が高校時代に初体験を済ましている。いや、もっと、はるかに多いのかもしれない。神奈川ではどうやら「20歳以上の大人が」「18歳未満の青少年と」性交すると犯罪になるようだがどう考えてもナンセンスだろう。◆「ナンセンスかもしれないが条例なのだから違反したら罪だ」という何も考えないバカな意見をお持ちの方も多かろう。百歩譲って今回の件を「罪」だとしても、その罪に対してここまで大きな「罰」を報道機関が勝手に行うことは許せない。はっきり言う。この報道は私刑(リンチ)だ! 箱根駅伝でゴールテープを切る映像を見せて「このヒーローは実は・・・でした」とばかりの報道。ひどすぎる!◆20歳の若者が17歳の女性と知り合い、二人が「したい」と感じたことをしただけ。誰にも迷惑をかけていない。なのに彼の名誉は大きく傷つけられた。あまりにもひどいニュースに私は怒っている◆この健全な若者よりは「交差点でタクシーを停める客」「道路脇にビールの空き缶を置いていくヤツ」「アパートの自室でどんちゃん騒ぎするヤツ」のほうがはるかに悪い。◆可哀そうな駒大アンカー(あえて名を伏せます)クン、頑張れ! 僕はキミの味方だ。就職活動に影響あるならば当社へおいで。大好きな陸上競技生活は送れないがそれでもよければうちへおいで。

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2021年05月18日 ---- ボス

市長がワクチン接種してなにが悪い?

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全国各地で市長や町長が優先的にワクチンを接種したことが批判されている。「医療従事者ではないではないか!」「高齢者がまだ接種できていないのに抜け駆けだ!」などとさもしいくだらない批判のオンパレード。批判された市長や町長は「キャンセル分を接種しただけ」だとか「市立病院の監督責任者だから医療従事者だ」などと言い訳に忙しい◆私は市長や町長が優先的にワクチン接種してもいいと思う。そのことが批判されることの方が不思議に感じる。◆その市長が65歳未満かもしれないし医療従事者ではないかもしれない。それでもその市、その町のトップなのだ。みんなから選挙で選ばれたリーダーなのだ。リーダーが倒れるわけにいかない。リーダーにはそれなりの責任と義務と権利がある。◆「市長、町長は優先的に摂取する」と明文化されていないのだから彼らが先に打つのはおかしい、などと言うやつはただのひがみ根性の持ち主。その「ひがみ」を隠して、自分は「正論」を言っているとして、些細なことで激しく権力者をいびり倒そうとする国民が増えた。我が国の民度は日に日に低くなっていっているように感じる。

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2021年05月17日 ---- ボス

佐伯鶴城の校長

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「豊後の三筆」と言われた書の達人、狩生熊義先生が、私が佐伯鶴城高校に入学したときの校長だった。当時、鶴城では毎週月曜日、グラウンドで全学年参加の朝礼が行われており、校長の訓辞を聞き、朝礼の最後には全員で校歌を斉唱していた。皆、鶴城の校歌が大好きだった。狩生校長の話は高校1年生の私には少し難しいものだった。◆2年生になると狩生校長は退官され新しい校長がやってきた。新校長は最初の朝礼で「みなさーん、おはようございます。元気ですかー?・・おやっ、返事が聞こえないよ」と言い、再度「元気ですかー」と問いかけた。生徒たちは笑顔で「元気でーす」と答えた。新校長は一発で生徒たちの心を掴んだ、ように見えた。◆その日、朝礼後、最初の授業が私の尊敬する大好きな先生であるカッパ先生の化学であった。カッパ先生は本当は河野(かわの)先生なのだが歴代の生徒はみな「カッパ先生」と呼んでいた。頭頂部に髪がなかったためついたあだ名のようだった。鶴城の歴史に残る名物教師であり生徒全員から慕われていた。そのカッパ先生が教室に入ってくるなりいきなり怒った。「今度来た校長、あれはバカなんじゃないんか?なにが『みなさん元気ですかー?』だ!」と言い出した。私を指さし「のお、キノシタ。なんでお前は『おれたちは小学生じゃねえよ』と言い返さんかったんか?!」と言うのだ。そして「高校の、それも『県南の雄』と謡われる鶴城の校長はお前たちに天下国家を語らんでどうすんのか?狩生校長はいつも天下国家を論じとったじゃねえか。高校の校長は生徒を尊重し生徒を高い場所へ誘っていくことが使命なんじゃ。」と延々20分以上も校長の姿勢に関する話が続いた◆私は新校長も嫌いではなかったが、カッパ先生のおっしゃることも理解できた。そして私は誰よりもカッパ先生が大好きだった。◆教師は私の目指す職業ではなかったが、将来、人前で訓辞を垂れることがあるならば私も狩生校長のように天下国家を語れる大人になりたい、と強く思った。

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2021年05月13日 ---- ボス

紀州のドンファン殺し、有罪にするのは無理だろう

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紀州のドンファンと呼ばれる品のないスケベな爺さんが、これまた品がなく道徳観の欠如した若いカミさんに殺されたようだ。世の中の多くの方と同じように私もまたあれは間違いなくカミさんが殺ったのだろうと思っている。◆和歌山県警はよく逮捕まで漕ぎつけた、と思う。よく頑張った。だが、さて、この状況証拠のみで公判を維持できるのだろうか?私は無理と見ている。少なくとも殺人罪での立証は極めて困難だろう。◆拷問すれば自白するのだろうが、現代社会において拷問に近いことは許されない。彼女は「私は知りません」と言い通せば数週間後にはシャバに出られることだろう。◆その時に我が国のマスコミはどのように反応するのだろうか?今から気になる。

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2021年05月12日 ---- ボス

マナー

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10年前まで千葉市の幕張に住んでいた。娘も息子も東京の私立中学に通いたいという。私は条件を出した。電車内のマナーに関すること。娘には「電車の中では何も食べてはいけない」と、息子にはさらに「車内に一人でも立っている人がいたら、たとえ席が空いていても、キミは座ってはならない」◆娘に対して「何も食べてはいけない」と言ったことは少し厳し過ぎたと思い後に「ポッキーくらいなら食べてもいい」と変更した。この注意は彼らが高校を卒業するまで何度も確認した。彼らは「守っているよ」と答えていたが実態は分からない。要は「人様に迷惑をかけない。人様に不快な思いをさせない。人様が気持ちよくなる行動を心がける」ということを彼らに教え込みたかったのだった。◆話は今に飛ぶ。サウナやゴルフ場の風呂のマナーに関して。大浴場の中の洗髪用個人ブースにはシャンプー・リンス・ボディソープのボトルが並び椅子に洗面器が伏せて乗っている。私はブース使用後は各ボトルのラベルをこちらに向けて綺麗に並べ椅子の上に丁寧に洗面器を伏せて乗せその後私が飛ばした泡が残らないように鏡やその周りブース全体ににシャワーをかける。「来た時よりも美しく!」の精神だ。ところがゴルフ場だろうが新橋のサウナだろうが、私以外の人でそのようなことをしている人を見たことがない。女性は知らないが男はみんな使いっぱなし。紳士はいない。なさけない。「ゴルフは紳士のスポーツ」などと言うがゴルフ場に紳士はほとんどいない。(この文を読んでいるあなたもきっとそうでしょう?明日から気を付けてくださいね。)

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2024年11月11日 ボスの
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