‘ブログ’ の記事一覧
◎2022年01月05日 ---- ボス ◎
◎2022年01月04日 ---- ボス ◎
- 禍福はあざなえる縄のごとし
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年末にこの欄で「情けない」と題して失敗談を語った。欲しい本があったので新橋の本屋に行ったがなかった。銀座の本屋まで歩いたが「上下2巻」のうち下巻しか置いてなかった。自宅近くの本屋へ行ってやっと無事に「上下2巻」が手に入った。ところが読み始めたら「あれっ、これ読んだことある」という、との失敗談。おまけに、その本を購入するときにレジ横に「ミシュランガイド」が平積みされていて、私は一緒に購入した。ミシュランガイドはなんと3500円もした。私は既に読んだことがある本2冊とミシュランガイドを5000円以上で購入したのだった。そのことを反省していた。◆実は、その本を購入した広尾の本屋では「5000円以上」の購入者に対して「広尾商店街 歳末大売出し抽選券」を配っていた。読んだことある本2冊と3500円のミシュランガイドを購入したので応募券を1枚もらった。普段はそのままゴミ箱へ行くものだが、なぜか私はその応募券に住所と電話番号と名前を書き、応募箱へ投じた。そしてすぐにそのことを忘れた。12月23日の出来事だった。◆その23日にやった情けない失敗談を「情けない」と題して29日にこの欄に書いた。書いた翌日、12月30日。ゴルフをしているとスマホが鳴った。なんと広尾の商店街のクーポン(1万円分)が当たったとの知らせだった。もし「新橋か銀座の店であの本が手に入っていれば抽選などなかった」「もし、あの時ミシュランガイドの値段を確認して『3500円は高いな』と思えば購入していなかった」幾つかの運の悪さが重なった結果、思わぬ僥倖が待っていた。面白い。◆「禍福はあざなえる縄のごとし」とはよく言ったものだ。今年は良い年になりそうだ。
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◎2022年01月01日 ---- ボス ◎
- 発信方法
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昨年の元日は東京医科歯科大学の病室で一人寂しく、そして心細く迎えた。大晦日から、コロナで入院したのだった。その数日前から発症し自宅療養が続いていたので、年賀状は出さなかった。コロナ入院を口実に年賀状を書かないと決めたら、それだけで少し楽になった。◆「これを機に、もう年賀状を出すのはやめよう」と思った。それから11か月が過ぎ、昨年末「あなた、今年からは年賀状は出さないのですね?」との家人の声。その声に「うっ、ちょっと待って」と躊躇しながら答える自分がいた。情けない。◆それまでの枚数を大幅に削減して、厳選した数名にだけ今年も賀状を送った。「年に一度のご挨拶」が欠かせない人だ。(いつも会っている人には送らないことにした)◆「年に一度の挨拶が欠かせない人」のほとんどが高齢者だ。もうおそらく会うこともないであろう人が多いのかな? 「お元気にされているのだろうか?」と気になるが、わざわざ電話するのもはばかられる。「この小さな字が読めるだろうか?」などと心配もする。そうやってお世話になった方々を思い出すことが小さな幸せでもある。ありがとうございました◆彼らが、インスタやフェイスブックなどをやっていてくれたら状況が確認出来て年賀状も送りやすいのだけど、そんな高齢者は少ない。そして私もやらない。やり方を知らない。◆インスタやFacebookって(あるいはlineも)、10年後の年賀状事情を大きく変えることになるだろう。私もそろそろ挑戦してみようか。
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◎2021年12月29日 ---- ボス ◎
- 情けない
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正月休みに読む何か面白っそうなミステリーは無いかとネットで探してみた。評価の高い本はだいたい既に読んでいる。「うん、これはなかなか面白かったな」とか「ウソつけ!これ全然面白くないぞ!」などと思いながら探していた。見つかった。『犯罪者』という本が評価が高い。早速、会社近所の「TSUTAYA書店」に行ったが置いてない。銀座まで歩き「教文館」へ行った。『犯罪者(下)』はあったが上巻がなかった。自宅近所の広尾の『文教堂』へ行った。そこになければ明日、Amazonで注文しようと思いながら入った。あった!『犯罪者(上)』『犯罪者(下)』と上下2巻並んでた。私はその2冊と今年の『ミシュランガイド』を購入して自宅へ帰った。◆毎晩10時ころからが私の読書タイム。ロッキングチェアに座って『犯罪者(上)』を読み始めた。ところが・・・◆「あれっ?これ、読んだことある感じ」・・3ページくらい読んだところでそう思った。10ページ目になったときに「確かに読んだ」と思い出した。さてどうしよう。もう一度読んでみようか?◆できない。ミステリーを二度読みするくらいなら別の本を読みたい。結局また2冊、私の「積読(つんどく)」が増えた。それにしても情けない。こんなことが年に一度か二度、必ず起こるようになってきた。
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◎2021年12月29日 ---- ボス ◎
- 大掃除の不思議(コロコロに陰毛)
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多くの人がそうであるように私も私の部屋の掃除を誰かがしてくれるというのがイヤ。「自分の部屋は自分でやるから、ほっといて」とお願いする。すると私の部屋はだんだんと汚くなる。本やカタログやペンや名刺などが机の上に散乱している。◆昨日、会社の仕事納め。納会の前に、少し、自分の部屋を自分で掃除した。シュレッダーの中の紙くずをゴミ袋に出し、応接セット回りのコーヒー豆やらポットなどを片付けた。机の上はまだ汚いが、せめて床だけでもと思いコロコロで絨毯床を丁寧に掃除した。◆いつものことだが、コロコロで床を掃除すると黒っぽいホコリとともに髪の毛が多く付いてくる。いや、髪の毛だけではなく明らかに陰毛と思われるものが何本かあるのが不思議だ。会社の社長室、エロ映画でもないし誓って部屋でそのような不謹慎な行動をすることはない。せいぜい妄想する程度。それなのにコロコロに陰毛が付いてくる。不思議だ◆「あたなだってコロコロで床を掃除すると陰毛付いてるでしょ?」と聞きたいが女性に聞くとセクハラに、男に聞いてもパワハラになりそうで聞けない。だからこうして公に聞こう。「あなた、コロコロで床掃除したとき、なぜか陰毛が付いたって経験したことあるでしょ? 不思議ですよね」◆「私はそんな経験ありませんよ!」って言う人いたら教えてください。
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◎2021年12月28日 ---- ボス ◎
- 大学の学力差
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昨日この欄で、私の5年間の大学生活で得た「社会人になって役に立った知識」は実は半年もあれば十分に習得できる程度のものであったことを書いた。半年もあれば得ることができる知識を5年間かけて私は学んだのである。留年したので一学年下の者たちと一緒に授業を受けテストを受けるのだがそこでも私はビリだった。九州大学の卒業証書は3月27日付けで発行されるのが常であるが私の卒業証書は3月31日付け。めったに見られない卒業証書だ。◆私が、ダメダメ学生であったことを後悔するのは社会人になってから。「もっと勉強すればよかった」と反省することになる。だがそれは「もっと良い成績だったらもっと待遇の良い会社に入れたのに」であり「もっと良い成績だったら公務員になれたのに」ということであって、技術屋としての知識不足を反省するのではなかった◆社会人になって3年目、そんな反省をしていたころに、私の現場に新入社員が配属されてきた。「T大学(東京大学ではない、私立の大学)の建築を首席で卒業した」との触れ込みであった。私より5歳年下。◆ところが、こいつがどうしようもないほど頭が悪い。知識がない。私は「一緒に勉強しようや。明日、大学時代に使っていた構造力学の教科書を持って来いよ」と優しく言った。翌日、彼が持ってきた教科書は私が学んだ教科書とは全く違うものだった。彼は大学で「工業高校の教科書」を使って構造力学を学んでいた。驚いた。◆工業高校の教科書だからダメ、というわけではない。大学の建築学科を首席で卒業したのなら、工業高校の教科書レベルなら満点を取って欲しいものだが彼は高校レベルの問題でも50点も取れなかった。「T大学ってこんな奴が首席卒業なんだ。ビリで卒業したヤツってどんなんだろう?」私は不思議に思った◆大学によって相当な学力差があるのも現実のようだ。九大を留年してさらにビリで卒業した私が、T大主席の彼を、かなり上から指導していた。◆昨夜、銀座のバーのカウンターで一人で飲んでいたら「最近の慶応はダメだ!知的レベルで早稲田に大きく差をつけられた」と怒っている人がいた。彼は隣に座る若い後輩たちに「勉強しろ、勉強しろ!」と厳しく言っていた。私は一人、にやにやしながらその話を聴いていた。
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◎2021年12月27日 ---- ボス ◎
- 進学の不思議
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我が母校、九州大学の土木工学科から会報が届いた。令和2年度の卒業生の進路に関しての報告があった。それによると学部卒業生(4年生)全83人のうち57人が修士課程へ進学したそうだ。私は首をかしげる。「そんなにお勉強が好きなの?」「なんのために修士課程へ進むの?」・・不思議でならない。意地悪な私は「彼らの多くはモラトリアムで進学するのだろうな」と思ってしまう◆「大学の勉強なんて、何にも役に立たない」と言う人も多い。大変失礼ながらおそらく文学部なんてそうかもしれないな、と思う。土木工学のような理系の学部では大学で学んだ知識が役に立つことが多い。私は留年し、さらにビリで学部を卒業したのだがそれでも社会人になり「大学で学んだ知識」が役立つことが多かった。ただ冷静に考えて、それら「社会人になってから役立った知識」を習得するのに4年間(私の場合は5年間)はあまりにも時間をかけ過ぎ。「社会人になってから役立つ土木工学の知識」だけなら半年もあれば習得できる。あとの3年半(私の場合は4年半)は不必要な知識を習得することとモラトリアムに費やされた。◆もちろん大学生活においては「学業」以外にも得るものが多い。だから学士になるのに4年間も要らない、などと言うつもりはない。だが、4年間で十分に「社会人になって不必要な知識」までも習得したうえで、さらに2年間も学校に通う意味が分からない。将来、研究者になりたいと思っている者は大学院に進んで勉強を続ける意味はあるだろう。だがそれ以外の学生が何を求めて修士課程へ進むのかが理解できない。「みんなが進学するのだから僕も進学したいなあ」・・二十歳を過ぎたいい大人がそんなことを考えているようで情けない。◆恵まれ過ぎた国家、日本の凋落はこの辺にもあるのではないだろうか?本当に勉強したい、しなければならないところに多くの国家予算を回し、モラトリアムで進学する者への予算は削減してもいいんじゃないの? そんなことを言うと「キノシタ君、無責任なことを言うのはやめてよね」と同級生から電話がかかってきそうでもある。
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◎2021年12月24日 ---- ボス ◎
- 9勝6敗が最高!
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私の麻雀の師匠であり、会計学の先生でもあるFさんがいつも言う。「キノシタさん、人生は9勝6敗くらいが一番幸せなんですよ。それ以上を望んでもいいことはありませんよ」と。「15戦全勝なんて人生、面白くないでしょう」とも言う。「そんなものですかねえ」と私は答える。◆さて、私の人生はこれまでどうだった? 年末でもあり、来年は65歳になることもあり、振り返ってみた。5歳おきに〇✕を付けてみた。F先生曰く「最初の5年、5歳までは全員〇から始まります」ということで・・・・「~5歳」=〇、「~10歳」は✕(父を亡くし苦しい生活)、「~15歳」=〇(中学校の生徒会長など)、「~20歳」=〇(青春まっさかり)、「~25歳」=〇(恋多き学生生活)、「~30歳」✕(怠惰な学生生活を反省、社会人は厳しい!)、「~35歳」=✕(劣等感の塊り。「友がみなわれより偉く見ゆる日よ・・」)、「~40歳」=✕(会社を興したが不安な毎日)、「~45歳」=✕(家庭を顧みず仕事仕事、それでも不安)「~50歳」=✕(不安&不安定)、「~55歳」=〇(少し安定)、「~60歳」=〇(子育て終了、心に余裕)「~65歳」=〇(そろそろ終活準備)◆ということで、ここまでで7勝6敗。さあ、これから頑張って「~70歳」「~75歳」を連勝したい。連勝できれば見事9勝6敗になる。「もう負けられない」などと気負うことなく、口笛を吹きながら連勝できますように。来年は初詣にも行けそうだ。
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◎2021年12月20日 ---- ボス ◎
- 「暗い」と不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう。
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スマホのアプリ「radiko」のおかげでラジオを聴く時間が多くなった。毎週末のゴルフ場への往復のクルマの中、渋滞の苦痛を和らげてくれる。bluetoothで聴くことのできる防水スピーカーを購入したので毎夜、風呂の中でも聴いている。「ジャズ」「フォーク」「シャンソン」「懐かしの歌謡曲」「ハワイアン」など20を超える番組が私のradikoのお気に入り「マイリスト」に登録されている。ラジオにはテレビと違った魅力がある。◆CMもテレビで流れるものとは全く違う。声と音だけで、いろんなことを想像させてくれる。想像するのは実に楽しい。そんなラジオのCMの中で私が最も気に入っているのがカトリック教会が提供する「心のともしび」という番組の中のもの。(「心のともしび」はニッポン放送の「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」という番組の中のコーナーとして私は聴いている)◆「『暗い』と不平を言うよりも、すすんで灯りを点けましょう」・・素晴らしい言葉。ゴルフ場へ向かうクルマの中、私はこの言葉が流れると必ず復唱する。何度も何度も復唱する。自分に言い聞かせるように「暗いと不満を言うよりも、進んで灯りを点けましょう」を繰り返す◆私がまだ2歳の時、姉の通う幼稚園に毎日着いて行った。するとかわいそうに思ってくれたのか園長先生が特別に私の入園を許可してくれた。その幼稚園の名前が「ひともし幼稚園」。わたしが「ひともし」の意味に気づいたのはそれから50年以上も経ってからのことだった。「火灯し」幼稚園の小さな記憶も大切にしたい。◆まだまだ私が点けることができる灯りはたくさんある。少しでも多く、火を灯したい。
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◎2021年12月17日 ---- ボス ◎
- センスない街、広島
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広島出身の友人も多い。みな明るく優しい紳士淑女だ。サンフレッチェ広島も頑張っているし、広島カープも魅力あるチーム。広島カープの監督だった野村謙二郎さんは私の中学、高校の後輩でもある。また、我が社のパーティーでは広島出身の及川奈央さんに司会をお願いした。気配りのきく素敵な超美人であった。魅力ある広島出身者は多いのに、広島の街は昔からセンスがない。最近、ますます酷くなっているようだ。◆火曜日から一泊で広島に出張してきた。夜は広島市内一番の繁華街で美味しいお酒と料理を楽しんだ。お酒と料理は美味いのだが、そして広島県民はみな親切だが・・・。◆「なんじゃ、このイルミネーションは!!」とぶったまげた。30年前の台湾か?20年前のカンボジアか?大通りの脇のイルミネーションは赤あり白あり緑あり青や黄色まである。統一性がまったくない。これは、ちと酷すぎます。◆そういえば広島駅近くの広島最大の地下商店街の名前が全くオシャレでない「しゃれお」というものだった。電飾といい商店街のネーミングといい、およそ「政令指定都市」とは思えないセンス。◆広島の方々、もう少し頑張ってくださいよ! ◆(失礼だとは思いましたが、誰かが口に出して指摘しないと、このままだと、広島県民が陰でバカにされちゃいますから思い切って書きました。ごめんなさい。)
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◎2021年12月13日 ---- ボス ◎
- 悲しいクリスマス
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その年の正月に突然父を失った。我が家の四人が乗るタクシーが大事故を起こした。気付くと父は助手席で首から真っ赤な血を噴いて死んでいた。母は生きてはいたが顔を40針以上も縫う大けがを負い、3か月間入院し、退院後も後遺症に悩まされ続けた。私は生え変わったばかりの前歯を失った。そして我が家は急に貧乏になった。私は小学2年生だった。◆母と姉と私の三人はそれまで育った大分市を離れ、母の出身地である佐伯市に移った。大分市では一軒家に住んでいたが佐伯市では「間借生活」になった。一階にはK君家族が住んでいた。K君は優しく、K君の両親も非常によくしてくれた。K君は私の同級生であった。◆大きな家の一階にはK君一家が住み、その二階の部屋にうちの家族三人が住んだ。K君の家の勝手口が我が家の玄関になった。K君の自宅の廊下を通って奥の階段を上がった二階の和室が我が家だった。風呂、便所はK君の家庭のものを使わせてもらっていた。三日に一度、五右衛門風呂を沸かす当番を私は引き受けた。◆K君の家に遊びに行けば二階にモトミ君もいる。同級生が二人いる家だから、多くの友達がいつも遊びに来ていた。私とK君はいつも1階のK君の自宅で多くの友達と遊んでいた。◆父を亡くして初めてのクリスマス。昨年までは「サンタさん、なにをプレゼントしてくれるのかなあ?」と楽しみにしていたが、その年のクリスマスイブに母から「お父さんが死んだから我が家はおカネないの。クリスマスプレゼントもないよ」と言われた。私は驚いた。小学三年生になり「サンタさんなんていないんだ」とは思い始めていたが、それでもクリスマスプレゼントが届かないということはショックだった。母は厳しい顔をしていた。いや、悲しそうな顔をしていたのかもしれない◆クリスマス、12月25日は朝から大勢の友達がKクンの家、つまり我が家の1階に遊びに来た。下から声がかかる。「モトミ君、一緒に遊ぼう」。下りていくと友達はみな、今朝サンタさんからもらったプレゼントを持ってきていた。自慢げに見せあいこをしていた。「いいなー。オレもそっちが良かったなー」などと人のプレゼントを羨ましがっている子もいた。◆「モトミ君はサンタさんから何もらったの?」誰かが尋ねた。なんて答えたのか覚えていない。とてもとても悲しかったことだけを覚えている。「世の中には僕よりも可哀そうな子供たちがいっぱいいるんだ」・・そう分かってはいるが、なんの慰めにもならない。「父ちゃんが死んで僕だけサンタが来ない」・・寂しく悲しいクリスマス。それでも泣くこともせず、悲しい顔も見せず、明るく友達と遊んでいた。健気だった。◆街にクリスマスソングが流れるこの季節になると毎年必ずあの日のことを思い出す。思い出すと涙が止まらない。「よく頑張ったな」と子供の頃の自分を誉める。50年以上も経ったのに、また今年も何度か涙を流している。
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◎2021年12月10日 ---- ボス ◎
- 人騒がせな大分県の市議会議員たち
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高校卒業まで18年間を大分県で過ごした。64歳になった今でも私の本籍は大分県である。だからテレビのニュース番組で「大分県の・・・」と流れると耳を傾ける。◆昨夜のニュースでは大分県の市議会議員の話題が二つ続いた。最初は臼杵市の、議会でマスクを拒否するバカな議員の話題。これは連日マスコミを賑わせている。嫌がる人がいるのだから少し我慢すればよいモノを自分の主張を押し通す。マスクをしたうえで自分の意見を言えばいいのにそうしない。こんな市議会議員を選んだ臼杵市民が情けない◆「情けない」と思ったら次のニュースも大分県の市議会議員だった。大分市の市議会議員がプロレスのミルマスカラスのような覆面(マスク)をしてなにか訴えている。聞けば、どうでもいい話。情けない訴えを馬鹿みたいにマスクをして訴えている。彼は市議会でも選挙でもマスクを着けているそうだ。情けない。本人は「マスク(覆面)をしても誰にも迷惑をかけていない」と思っているのだろうが、大分県出身のこちらにとってはいい迷惑◆「キノシタさん、大分県人はよほどマスクが好きなんですね?」「キノシタさん、大分って変わった市議会議員が多いんですね」などと言われる。「大分って個性が強い人が多いですね」と言われる◆「個性」は尊重しなければならないが、もっとまともな、もっと知的な個性の発揮方法はないのだろうか?もっと「大分県出身」を誇れるような市議会議員が増えて欲しい。同じ大分県出身で、スーパーボランティアとして有名になった尾畠春夫さんのような魅力的な個性を発揮してもらいたい。◆マスクでアピールするのは、いらんよ。
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◎2021年12月09日 ---- ボス ◎
- 東京タワー
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この10年間ではおそらく私が「世界で一番長く東京タワーを眺めた人」だろう。◆2002年、それまで新木場の「東京ヘリポート」内にあったエアロファシリティー本社を麻布台に移した。その後、徐々に従業員が増えたため、神谷町そして今の新橋へと移転を繰り返した。◆移転の時に私がこだわったのが「私のデスクから東京タワーが見えること」だった。麻布台も神谷町も今の新橋も、私は東京タワーを眺めながら仕事をしている。◆10年前、東日本大震災直後にに今の新橋に移転した。東京タワーが足元までキレにに見える最高の部屋。大変、気に入っている。ところがまたしても手狭になってきた。近所のビルに「分室」を2室借りたができれば統合したい。だが「駅から近く」「東京タワーが見えて」「賃料が安い」物件はなかなかない。もうしばらくはこの場所から毎日東京タワーを眺めることになるのだろう。◆私は満足ではある。自分のデスクから東京タワーが、脚元までキレイに見えるオフィスなんてなかなかない。
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◎2021年12月08日 ---- ボス ◎
- 学歴フィルター
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マイナビの新卒向け採用サービスに登録した一部のユーザーに、「大東亜以下➈」と記載したメールを送った問題。マスコミの取り扱いがひどい。◆マイナビが、ユーザーに対し「あなたは大東亜以下の区分に入りますよ」と送ってしまったことは、まことに失礼。マイナビは非を詫びるのは当然である。ところがマスコミはそこではなく「学歴フィルターがあるのではないか?」とつつく。あるのは当然なのに、あることを知っているのに、これまでは何も言わず、こういう問題がでると正義人ぶって、さも「学歴に寄る差別はいかんですよね?」と言い出す。◆大手マスコミの職員はみなこの「学歴フィルター」をクリアして採用されている。自分は「あいつは大東亜以下だから・・」なんて平気な顔して言っているエリート意識の高い難関大学卒の連中に限って「学歴フィルターなんてとんでもないことですよ」と主張する。ふざけた文屋が多い。
「大東亜以下」が私立大学群の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)の一部を指すものである他、「➈」がネットスラングで「ばか」を表す場合があることから、学歴フィルターが存在しているのではないかと物議を醸していた。
マイナビへ問い合わせたところ「このメールは、首都圏在住のユーザーに対して当社が送ったものに間違いない」と送信した事実を認めた。配信前の確認作業を担当者が怠ったのが原因と説明する。
記載内容については「このメール作成とは別の作業でコピーしたワードをペーストしたもの」とコメント。「学歴によって一部の学生が有利になるようなことは行っていない」として、いわゆる“学歴フィルター”の存在については否定した。
同社は「不要な誤解を与えるようなメールをお送りし、お騒がせしてしまい大変申し訳なかった」と謝罪し、今後再発防止を徹底していくとコメントした。
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◎2021年12月06日 ---- ボス ◎
- 「先に領収書をよこせ」という変な会社
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「この領収書に社長印をお願いします」経理担当者が領収書を持って私の部屋に入ってきた。「何の領収書?」と聞く私にその経理担当者は「〇〇建設に送るのです。この領収書が届いたら先方から郵送で手形が送られてくることになっています」と答える。「はっ?おかしくない?こちらの手元に手形が届いたら『はい確かに手形を受け取りました』って出すのが領収書でしょ?もらってもないモノを『もらいました』って領収書は出せないでしょ?」と厳しく言う私に対し担当者は「はい、おかしいのです。私も先方に何度も確認したのですが『これが当社のやり方だ。ほかの会社もそのようにしてもらっている』と高圧的なのです。どうもこの業界ならではの特殊ルールのようです」と申し訳なさそうに答えた。10年も前のこと◆スーパーゼネコンと呼ばれる最大手の建設会社ですらこんなことを去年までやっていた。そして今もまだ中堅ゼネコンの中にこの制度を続けているところがある。「オタクの会社にはコンプライアンスって言葉はないのですか?」と聞きたい。おそらくその会社の経理担当者だって馬鹿じゃないだろうから「自分の会社のやり方はおかしい」と気づいているのだろう。それでも「今までこれでやってきたから」と、そのままなのだろう。過ちを気づいていても改めない。情けない◆領収書を先方に送ったがいつまで待っても手形が届かなかったらどうなるのだろう?こちらが「手形が届きませんがどうなっているのですか」と訊ねたら「なに言ってんの?ちゃんと領収書もらってますよ。手形はあんたの会社に届いているやろ」と言われそうで怖い。◆建設業界は遅れている。
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◎2021年12月03日 ---- ボス ◎
- 席を譲ることの難しさ
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今週、月曜から一泊で奄美大島へ出張だった。帰りの羽田からのモノレールでの話。◆私はモノレールでも電車でも、自分が座った場合は周りを見て「どなたか不自由な方はいないだろうか?」と確認する。必ず席を譲る準備をするのだ。空席が多い場合には目を閉じて音楽を聴くこともあるが、まばらに人が立っているときは必ず周りに困っている人はいないかと注意している◆その羽田からのモノレール。途中の駅から上品なおばさんが乗って来てたまたま私の隣に立った。「疲れているようだな」と思った。「いや、それでもオレよりは年下だな」「席を譲ろうかな?」「『こちらどうぞ』と言ったら失礼になるかもな」「オレよりも年長なら席を譲りやすいのにな」・・いろんなことを考えた。◆10年前ならすっと立って「こちらどうぞ」と言えたのだが、自分が高齢になると人に親切な声をかけることすらいろいろなことを考えて躊躇するようになってきた。寂しい。◆それよりも私以外の、近所に座っていた若い奴ら!なぜ君たちはスマホを眺めてばかりで、おばさんに「どうぞ」と席を譲ることをしないのか?
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◎2021年11月26日 ---- ボス ◎
- 「有意」と「有為」
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ネットで調べると「『有意』は、確率論・統計学の用語で、『確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる』ことを指す。」とある。◆はい、そうです。いや、私が学んだ頃は違ったような・・・?私の記憶が間違っているのか?誰か教えてくれませんか?◆高校、大学の確率論の授業では確か「有為」と習った。社会人となって、学会に参加すると発表演者は「有為」という字を使っていたと記憶している。◆それが見つからない。私が思っている「有為」は「有意」の間違いというのだ。だれか「ええキノシタさん、昔は確かに『有為』って書いていましたよ。それが平成〇〇年ころから『有意』に改まりました」と言ってくれませんか? どうも分からない。私がボケてきたのかなあ?
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◎2021年11月25日 ---- ボス ◎
- 買う前よりも・・・
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面白い話を聞いた。「競馬の予想。例えば3-6と予想する。馬券を買う。彼は馬券を購入する前よりも買った後の方が『3-6が来る』との確信度が高くなる」という話。◆「なるほど! 確かに!」と納得がいった。馬券に限らず株式であろうが投資案件であろうが会社経営だろうが同じ。リスクを負わずに検討している段階と、実際にカネをかけ始めてからでは「確信度」が変化する。希望的観測感が強くなる。これが危ない◆最近の言い方では「前のめりになる」というのかな。経営者はギリギリまで馬券を買ってはならない。買ったからと言って「確信度」が上がるようでは経営者としては失格か。◆いや、経営者としてだけではない。人生の岐路、いくつかの選択肢がある。人は自分の選んだ選択肢を「これでよかったのだ」と追認したくなる。追認するほうが楽なのだろう。客観的思考をやめてしまい、後戻りできるチャンスを自ら放棄している人が私のまわりに何人もいる。
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◎2021年11月22日 ---- ボス ◎
- 臆病
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少し怖そうな顔をしているし、この会社の社長を30年近くやっているのだから私のことを「怖いもの知らずで度胸がある人」と思っている方も多いようだ。ハズレ!◆実は臆病で悲観的。たまに「経営者は臆病で悲観的な方のほうが向いているのですよ。イケイケドンドンな方では経営は無理です」などと慰められる。そんなときは「そうなのかな?」と思ってニコッとする。◆だが、やはりいつもビクビクしている。やっと最近、旅客機に乗るのは怖くなくなったが昔は「落ちるかもしれない」とビクビクしていた。◆子供の頃、人気ドラマ「サインはV」で范文雀(はんぶんじゃく)演じるジュンサンダースが「骨肉腫」で亡くなる。幼い私は「怖い」と思った。それ以後、成長痛などで足や肩などが痛くなるとすぐに「骨肉腫かもしれない」と不安になった◆堀ちえみさんが舌癌で壮絶な手術を繰り返すが「口内炎がなかなか治らないので検査したら癌だった」との話を聞いた時から、舌に口内炎ができると「癌かもしれない」と不安になる。◆不安だから毎年、人間ドックに入る。人間ドックとは別に年に3回、尿検査と血液検査を受けている。今のところ大きな異常は見つかっていない。検査には相当の時間とそれ以上のおカネがかかっている。◆臆病で不安症は私の人生にとってプラスだったのかマイナスだったのか、終わってみなけりゃ分からない。◆実は三日ほど前から舌に口内炎ができて「舌癌じゃないだろうか?」と不安な毎日を過ごしている。
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◎2021年11月17日 ---- ボス ◎
- オシャレ更年期
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特に女性に多いそうだが「オシャレ更年期」というものがあるそうだ。その言葉を知って、私も気づいた。あるある、確かにある。◆原因は「年齢からくるもの」と「失恋や結婚、あるいは出産と育児などからのもの」とあるそうだ。あるある、確かにあるなあ。◆かつて、すれ違う男が思わず振り向いてしまうような美しかった女性がたった数年で普通のおばちゃんになってしまう。傍から見ていても残念だ。さらに残念なことは彼女らは自分が「オシャレ更年期」になっていることを自覚していないこと。焦りもなく、努力もせず「仕方ないこと」「これでも私は幸せよ」と受け入れていることである。◆私は何事においても努力しない人が嫌い。努力する人が好き。あなたが努力するのなら私のできる範囲で応援します。◆そういうことで今月から我が社では「オシャレ手当」を支給することにした。「オシャレ更年期」に立ち向かって、私もオシャレになろうと努力しますという人に限り会社として応援する。オシャレに1万円以上をかけた人には5千円のオシャレ手当を出すことにしたのだ。もちろん男性社員だって権利あり。1万円のネクタイを買っても5千円の手当が出る。5万円のスーツでも5千円だ。◆さて何人のオシャレさんが誕生することだろう。「オシャレ更年期」などやっつけてもらいたいものだ。「オシャレ手当て」を不満に思うオシャレでない人も出てくるかもしれない。
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◎2021年11月16日 ---- ボス ◎
- 感染者の内訳を発表してよ!
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昨日の新規コロナ感染者数、東京は今年最少の7人となった。全国でも100人を切っている。感染者の急減はもちろん大歓迎だが発表の数字に関しては「もっと細かく発表してよ!」と文句を言いたくなる。細かい数字の発表がなぜないのだろうか?◆新規感染者のうち何人がワクチン未接種なのか、なぜ発表しないのだろう?また新たに重症者となった人の中で未接種者は何人なのだろう?知らせるとなにかまずいことがあるのか?不思議でならない。◆これを知りたがらない人たちも私には不思議でならない。「そんなの知っても意味ないよ」と考えているのだろうか?
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◎2021年11月09日 ---- ボス ◎
- 渋滞では『タブレット純の音楽の黄金時代』を聴きましょう。
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運転中眠たくなったとき「懐かしさを感じる音楽」を聴くと、心が震えるような感情が喚起されて眠気が覚めやすくなる、と昨日、朝日新聞DIGITALで報じられていた。◆実は私はすでに実感している。毎週、日曜日、ゴルフ帰りのアクアラインは大渋滞。自宅からゴルフ場まで「行きは50分」なのに「帰りは3時間」ということもある。それで私は帰りのクルマでは懐メロを聴く。学生時代に耳にしていた曲を聴く。すると不思議と眠たくならないのだ。◆私世代の方(55歳以上)の方にお勧めなのが「ラジオ日本」の『音楽の黄金時代』という番組。私はradikoで聴いている。radikoは普通のラジオと違いアクアラインの海底トンネルの中でもきれいに聞こえる。まだ若い(47歳)タブレット純クンの進行もとても心地よい。◆55歳以上の方、是非、radikoで『タブレット純の音楽の黄金時代』を聴いてみてください。2時間番組ですから大渋滞にも対応できますよ。
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◎2021年11月08日 ---- ボス ◎
- ビッグボス新庄に期待
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我がロッテマリーンズは順当にクライマックスシリーズのファーストステージを勝ち上がりオリックスとのファイナルステージへと進んだ。この勢いで再び日本シリーズ制覇まで勝ち進んでもらいたい。◆クライマックスシリーズの最中だがそれ以上に話題をさらっているのが日本ハムの新監督に就任した新庄剛だ。昨夜、スポーツニュースで元横浜DeNA監督の中畑清と対談していた。中畑がレポーターとして新庄新監督に話を聞いていた。ビッグボス新庄らしい楽しい話が多かった。そして極めつけの発言が最後にあった◆「それでは、最後に、日本ハムのファンの皆さんに向けて一言お願いします」と中畑が振った。すかさず新庄は「中畑さん、もうそういうシステム終りにしましょうよ。」と言い返す。「『ファンに向かって一言』って、誰がしゃべっても同じこと言うだけじゃないですか」という。確かに!私は膝を打った◆新庄に言われるまで気づかなかった。確かに「最後にファンに向かって一言」言え、と言われて言う言葉は決まっている。その言葉を聞いて感動する人間もいない。時間の無駄。意味がない。この意味がないことをシステムとしてテレビ業界は何十年も続けてきていた。私もだが、この意味のないことに誰も気づかなかった。誰も気づかない無駄を新庄は気づき、新庄の言葉で否定した。「もうそういうシステム終りにしましょうよ」◆これまで何千人ものアスリートや芸能人が「ファンに向かって一言」と頼まれ、形だけのサービスメッセージを出してきた。誰も気づかなかった。新庄は「人が気づかないことに気づく」能力を持ち、そしてそれを新庄独特の「相手を傷つけない言葉で、しかも率直に否定できる」言葉を知っている。ビッグボス新庄を応援したくなった。
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◎2021年11月05日 ---- ボス ◎
- 勝ちに「不思議の勝ち」あり、負けに「不思議の負け」なし。
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どうしたことか最近、事業を失敗した方やサラリーマン人生を挫折した方と話す機会が増えた。彼らの話を聞いていて、不愉快になることが多い。◆「運が悪かった」「悪い奴に騙された」なかには「自分が高学歴なので周りから妬まれた」などと失敗した理由を話す彼ら。彼らは「自分の力不足」「見通しが甘かった」などと反省はしていない。うまく行かなかったのは全部「誰かのせい」なのだ。◆こちらとすれば「そりゃ、そんな計画じゃ最初からうまくいくわけないじゃないですか。経営者としては100%やってはいけない事業ですよ」「高学歴で妬まれた、なんてあなたの態度が悪いんですよ」などと言いたいところだが相手が私より年長であれば過去の失敗を指摘したところで無駄というもの。指摘すれば私が嫌われてしまうだけだろう。私は「そうですか、そりゃホントに運が悪かったですね」などと適当に相槌を打ってごまかす◆名将、野村克也監督の言葉「勝ちに『不思議の勝ち』あり。負けに『不思議の負け』なし」は、蓋し名言。負けにはすべて理由がある。「運が悪かった」などとの理由はないだろう。◆自分に甘い大人が多すぎる。
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◎2021年11月04日 ---- ボス ◎
- 映画「007」とラジオ「ジェットストリーム」の共通点
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radikoというアプリのおかげで日本中のラジオ放送局の番組が聴けるようになった。「ジャズ」「フォーク」「カントリー」「シャンソン」いろんなジャンルの音楽とそれぞれの放送地域の方言を毎日楽しんでいる。「マイリスト」に登録しているのはなぜか「ラジオ関西」「ラジオ沖縄」「岐阜放送」「宮崎放送」の番組が多い。◆ベッドに横になって聴くことも多い。昨夜も眠りながら「ジェットストリーム」を聴いていた。現在のナビゲーターはあの二枚目、福山雅治。その前は大沢たかおだった。さらにその前は伊武雅刀。細川俊之がやってたこともあったな。◆昨夜、「ジェットストリーム」と映画「007」の共通点に気づいた。我々世代はみな知っている「007」と「ジェットストリーム」◆今、上映中の「007」はダニエル・クレイグだ。その前はピアース・ブロスナン。さらにその前はティモシー・ダルトンやロジャー・ムーアもやった。◆そろそろ答えが分かってきたでしょう?そうです。「007」と「ジェットストリーム」みなさん素敵な人ばかりなのですが、どうしても初代に勝てないのです。「007」と言えばショーン・コネリー、「ジェットストリーム」と言えば城達也です。◆偉大な初代を持つと、後進は頑張っても頑張っても、なかなか大変なのだろうな。
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◎2021年10月28日 ---- ボス ◎
- 答えを聞かずに平気な人
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先日、知人と食事を一緒していたときのこと。卵かけご飯用に供されたその生卵を割ると黄身が黄色というよりも赤に近い鮮やかなオレンジ色をしていた。知人は「この卵、赤いね」と言う。私はそこで蘊蓄(うんちく)を披露しようと思った。「どうしてこんなに赤いと思う?」彼に問うた。「分かんないなあ。なにか赤いもんを食わせてるのかなあ」と彼は答えた。「そうなんだよ。赤いもんってなんだと思う?」私は再び彼に聞いた。「分からないや、ニンジンじゃないでしょ?」と彼。「うん、ニンジンじゃないよ」と私。ところが、驚いたことにそこで彼は考えることをやめて話題をゴルフのスイングの仕方に切り替えた。◆「なかなか思いつかない。悔しいけど分かんないから答えを教えて」がないうちに、あるいは「その話題、興味ないからもういいよ」もないうちに全く別の話題に転じてしまわれて私は正直面食らった。◆そう、彼には好奇心がない。自分の関心ある話題意外には興味がない。「好奇心がない人」=「ダメなヤツ」とは言わないが、「好奇心がない人」=「おもしろい仕事はできない人」くらいは言ってもいいだろう。「好奇心がない人」=「かわいそうな人」とも言えるかもしれない。
ちなみに私が答えようとした赤い卵を産む鶏のエサは「赤いパプリカ」でした。... 続きを読む
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◎2021年10月18日 ---- ボス ◎
- バラマキ公約
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この欄でこれまで何度か書いたが「会社が、次期社長を社員の選挙で選ぶことになったら」と思うと恐ろしい。社長候補たちは口々に甘いことを言うのだろう。「皆さんの給与を30%増やします」とか「社員旅行は全員。ハワイかヨーロッパです」など。実際にそうやっても5年か10年は持つ会社もあるだろう。だが近い将来、間違いなくその会社はつぶれる◆今「ニッポン株式会社」の役員選挙がはじまるところ。みな口々に甘いことをいう。なかでも「国民全員に10万円を支給します」と言っているヤツがいる。その10万円はどこから来るの?当然、税金ですよね?国民全員から集めたカネを国民全員に配ってどうすんの?ってことを不思議に感じないことが不思議◆「文芸春秋」で財務省事務次官がバラマキ合戦を止めるように警鐘を鳴らしているがまったく同感。このままでは我が国は「衆愚政治」に陥ってしまう。
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◎2021年10月11日 ---- ボス ◎
- どう反応すべきか
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昨夜、NHK大河ドラマ「晴天を衝け」を観ていた◆料亭の仲居が、渋沢栄一が履いている足袋(たび)に穴が空いているのを見つけそれを繕ってくれる。栄一に好意を寄せているその仲居と、彼はすぐに懇ろ(ねんごろ)な関係になる。翌日、渋沢の妻が洗濯しようとしてその足袋の繕いに気づき不信感を持つ◆私の隣でテレビを観ていた家人が「こういう小さなことに女性はすぐに気付くのよね」と言った。なんと答えようか、一瞬、迷った。最初に言おうとしたのが「渋沢栄一は危機管理意識が足りないね」だったがやめた。「オレならこんなドジ踏まないね」との軽口も思いついたが、下手なこと言って痛くもない腹を探られたのではたまったものでない。とはいえ何も発しないのもおかしい。瞬時にいろいろと頭を巡らしたあげく、私は「ふーん」とだけ答えた。
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◎2021年10月11日 ---- ボス ◎
- ベーブ・ルースってすごい!
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米大リーグでわれらがヒーロー大谷翔平選手が大活躍。今年度のMVPはほぼ間違いない。大谷選手はよく「ベーブ・ルース以来」と表現される。投手と打者のいわゆる二刀流としての大活躍は比較されるのも当然だ。◆ベーブ・ルースの名前もホームラン打者であったこともよく知っていたが実際にはどの程度の投手だったのかWikipediaで調べてみた。驚いた。投手として1915年からは18勝・23勝・24勝・13勝・9勝・・と続く。一方打者としても1818年からホームラン数は11,29,54,59,35,41,46,25,47,60,54,46,49,46,41・・・◆すごくないですか?最近の若者言葉の「はんぱない」ですよねえ。
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◎2021年10月08日 ---- ボス ◎
- ノーベル賞
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気候変動や地球温暖化を予測する基本プログラムを作ったことが評価され真鍋淑郎先生がノーベル賞を受賞された。ノーベル賞の中でも最も権威のある物理学賞である。快挙だ!日本人がノーベル物理学賞を受賞したことを素直に喜んでいる◆素直に喜んではいるのだが真鍋先生の年齢が気になる。90歳だという。失礼な表現になって申し訳ないが、もし真鍋先生が90歳まで生きてなかったらもらえなかったことは大きな問題になっていいのではないか。日本人男性の平均寿命は82歳。真鍋先生は平均よりもはるかに長く健康を維持していたからノーベル賞を貰えた。◆ノーベル賞の対象になった論文は30年前に書かれたものだという。もちろん、物理学賞は論文は論文発表後の検証が必要だから執筆後すぐに評価されることは少ない。それは分かっているが、それにしても30年後にノーベル賞ってちょっと時間かかりすぎていませんかねえ
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◎2021年10月01日 ---- ボス ◎
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ずっと先頭を走り続けてきた。時々後ろを振り返り「なにトロトロしてるんだ!遅れずに着いてこい!」と檄を飛ばしていた。走り始めたころは5人だったがいつのまにか10人になり30人になり50人になった。25年間、そんな形で走り続け、檄を飛ばし続けてきた。疲れた。体も心もボロボロになった。もう64歳。そろそろ労わってあげないと。◆昨年末、コロナに罹患し入院した。退院後も後遺症に苦しんだ。それを機に、先頭を走るのを辞めてみた。第一集団の後方に着けて、そこから指示を出すようにした。やはりスピードは落ちた。先頭を引っ張るランナーがいない集団は右に行ったり左に行ったり、ヨロヨロ、ウロウロする。これではスピードは落ちても疲れは増すばかり。◆再び私が先頭を走った方が私も楽だし、みんなも楽なことは分かっている。もちろん、私は先頭には戻らない。そろそろ走るのを辞めて歩いてみようか、そんなことを考えている。
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◎2021年09月28日 ---- ボス ◎
- 白鵬関、お疲れさま。
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大横綱、白鵬の引退が発表された。すなおに「お疲れ様、ありがとう」と言いたい。◆横綱になっても「かちあげ」や「張り手」「ダメ押し」などを連発し、いわゆる「横綱相撲」を取ることができなかった。相撲ファンの多くは「品位を欠く」として白鵬を「大横綱」とすることを認めない。かつて私もそう思っていた。◆だが、どうだろう。いわゆる「横綱相撲」を取らず、遮二無二「勝ち」にこだわる白鵬はダメか?ダメと言っている人すべて古くからの相撲ファンだ。若い人はそもそも相撲に興味がない。興味がないのだからどれが「横綱相撲」なのか分からない。なぜ「かちあげ」が品位を欠くのか分からない◆話は変わるが、今から50~60年前はプロレスが盛り上がっていた。今でも熱狂的なプロレスファンはいるが当時の一割にも満たないだろう。「ショー」的要素の強いプロレスに替わって「真剣勝負」の総合格闘技の人気が高まった。「ショーはもういいよ。真剣勝負が見たいよ」という若者が多くなったのだ。◆話を大相撲に戻す。かつては大相撲に八百長はつきものだった。「横綱相撲」もあるし「八百長相撲」もあるのが大相撲だった。やがて「八百長」は厳しく罰せられるようになり、ほとんどなくなった。「ショーはもういいよ。真剣勝負が見たいよ」と観客が思い出したのだ。少なくともマーケティングの世界ではそのような見方ができる。ところが大相撲の世界では昔ながらのファンが多いので、八百長は禁止しても「横綱相撲」だけは以前、強く求め続けている。これでは新しい若いファンは付かない。◆新しいファン層を開拓し大相撲人気を高めるには「真剣勝負」で横綱といえども必死に勝ちにこだわるのが正解だと、私は思うようになってきた。少なくとも勝ちにこだわった白鵬を「品位がない」と貶すことはそろそろ勘弁してあげて欲しい。白鵬が頑張ったから今の大相撲があることは間違いない。さて白鵬が引退して、現状の人気が維持できるのだろうか? 大相撲もジーサン以外の声を聞くマーティングが必要ですよ。
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◎2021年09月22日 ---- ボス ◎
- 欲が無くなる
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「無欲の勝利」なんて言うが実際は「欲」がなければ勝てるものではないだろう。「欲深(よくぶか)」は私の大嫌いな言葉。「卑怯」「欲深」は最低。私は「欲深」ではないつもりだった。◆最近、さらに欲が無くなった。欲が無くなった自分が昔の自分を眺めてみると、なんと昔の自分は大変な「欲深」だったことかと驚く。◆一般的に「欲が無くなること」は良いことのように思われている。どうだろう? 私は経営者として、大人の男として、スポーツや芸術を愛するものとしても、もう少し「欲深」になりたい気がする。若かった頃のあの純粋な「欲」が欲しい。まだまだ枯れたくない。◆当社社員に限らず、「無気力・無感動・無関心・無責任」の四無主義者が増えている。彼らを叱咤激励するためにも私はまだしばらくは「欲」を持ち続けなければならない。歳を取ると「欲」を持つことさえ難しくなる。政治家先生たちだけが欲深を続けている。
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◎2021年09月17日 ---- ボス ◎
- けんけんがくがく??
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会議をしているとよく「けんけんがくがく」という言葉を耳にする。「この件に関しましてはウチの部署で昨夜も遅くまで、けんけんがくがく議論したのですが・・」などと使う人がいる。それを聞いていた相手が「いえいえ、我々だって毎日のようにけんけんがくがく意見を出し合っていますよ」などと答えている。◆リモート会議で聞きながら私は本当は「ちょっと待ってよ。それ言うのなら『けんけんがくがく』じゃなくて『かんかんがくがく』でしょ。あるいは『けんけんごうごう』かな?」と言いたいところ。ただ、会議のテーマから外れるのでそんな注意はしない。注意しないとまた次の会議で「けんけんがくがく」と言う言葉がどこかから聞こえる。私は注意したくて注意できなくてウズウズ、イライラしてくる。リモート会議は嫌いだ。◆ちなみに「かんかんがくがく」は「侃々諤々」と書き、「けんけんごうごう」は「喧々囂々」と書くのだが、もちろん私は読むことはできても漢字を書くことはできない。
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◎2021年09月07日 ---- ボス ◎
- 雨をかわす
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本社から200mの距離に我が社の分室がある。分室の方が本社より広く、多くの職員が働いている。その分室での会議が予定より長引いた。本社に戻ろうと分室を出たら雨が降っていた。誰かに傘を借りるために8階の分室に戻るのもめんどくさい。大したことない雨だ、走っちゃえ。私は本社へ向かって駆け出した◆駆けているときにふとMちゃんを思い出した。学生時代に付き合っていたMちゃん。彼女と一緒に近所のスーパーへ行った帰り、雨が降り出した。私のアパートまでは50mくらい。私は駆け出した。ところが彼女は駆けない。ゆっくりと歩いている。◆「なんで走らないの? 雨に濡れるのが好きなの?」と私が尋ねると「ううん、雨には濡れるのいやよ。でも、走った方が濡れないのかなあ」と彼女。「あたりまえじゃん。10秒間雨に濡れるのと15秒間濡れるのでは違うでしょ?」と私が言うと「そうか、私、アタマ悪いからよく分かんないや」と彼女。そして彼女は続けた。「でもね、走ると顔にもお腹にも膝にも雨があたるよ。歩いているとアタマしか濡れないの」と。◆「この子、アタマいいなあ。かわいいなあ」と思った。◆あれから40年以上が経った。雨が降った時に、どのくらいの速さで走ればいいのか、私はまだ分からない。
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◎2021年09月06日 ---- ボス ◎
- パラリンピック 感動!
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閉会式が始まると同時にティッシュの箱を手元に置いた。終了まで涙が出っぱなし。昨夜の東京パラリンピック閉会式は素晴らしかった。◆もちろんオリンピックにも感動したがパラリンピックはオリンピックとは異なる別の感動を私に与えてくれた。「工夫」の連続なのだ。おそらくオリンピック選手の多くはコーチが付き、そのコーチの指導と管理の元、決められたことを黙々とこなしていくことが練習の中心であろう。一方、パラリンピックの選手たちは一人一人特徴が大きく違う。コーチの言うとおりにやれるわけではない。自分で工夫しなければならない。両腕がない卓球の選手がいた。彼はラケットを口にくわえ返球する。サーブは裸足の右足でトスをする。とにかく「工夫」するのだ。◆多くのハンデキャップを背負った方々が頑張っている。彼らから多くを教わった。そしてもう一つ。笑顔で頑張っておられた多くのボランティアの方々。心から敬意を払う。◆「私たちは8年前に世界に向けてお約束した『おもてなし』の気持ちを見事に世界にお伝えすることができました」橋本聖子大会委員長の言葉も涙なしで聞けなかった。◆ありがとう。ありがとう。
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◎2021年09月03日 ---- ボス ◎
- 大臣って
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高校生や大学生のころ、いや社会人になった初めの頃までは、いやいや正確には40歳ころまでは「大臣ってすごい人、中でも総理大臣は頭もいいしリーダーシップもあり正義感が強く胆力もすごい人なのだろう。特別な人なのだろう」と思っていた。◆仕事で、多くの国会議員や大臣に会ってきた。正直に言うと、まことに失礼ではあるが、一人も「この人すごい」という人はいなかった。もっと正直に言うと「きっとオレの方が賢いぞ。俺の方がもっときっちりと仕事やるぞ」という人ばかりだった。大臣なんて、普通の人ばかり。◆「小学校の頃から成績優秀、スポーツ万能、正義感が強くみんなに信頼されていた」なんて人は今では政治家を目指さなくなったのだろうか?
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◎2021年09月03日 ---- ボス ◎
- ジャズ喫茶なんてどうだろう。
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引退を考え始めている。そろそろ次の世代に今の会社を任せ、老兵は消え去る準備を始めなければならない。そういうことで少しずつ身の回りの整理を始めた。◆「さて、それで、今の会社から去って、オレは何をするんだろう?何もしないことに耐えられるのだろうか?それは難しそうだ。なにをしよう?それならジャズ喫茶をやりたいな。儲からないだろうな。儲からなくてもいいか、楽しければ」そんなことを考えている。ジャズに詳しいわけでもないし、美味いコーヒーを淹れられるわけでもないが、昔から「ジャズ喫茶経営」って響きに憧れがあった。
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◎2021年09月01日 ---- ボス ◎
- 都庁屋上のヘリポート 片方しかないのはおかしくないか?
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我が国の高層ビルの屋上には必ず消防ヘリコプターが活動するための施設がある。「Hマーク」「Rマーク」と呼ばれるものである。正式なヘリポートではないが、ほとんどの人は「ヘリポートだ」と思っている。「ウチのマンションの屋上にはヘリポートあるよ。ヘリが着陸したことはないけどね」っていう感じ。◆{Hマーク」「Rマーク」は高層ビルで火災が起こった時のための施設。下層階で火事が起こった時に屋上から救出することも想定している。我が国の消防と国土交通省住宅局が推奨してきた。私は世界に誇れる素晴らしい指導だと思っている。◆ところが不思議なことが一つ。皆さんYahoo地図かグーグルアースで東京上空からの写真を見ていただきたい。東京都庁を見てください。あの、でっかいツインタワーの東京都庁、「Hマーク」は片方のタワーにしかない。「都庁は確かにツインタワーだが、実は下の層は繋がっているので一つのビルなのだ。一つのビルなのだからHマークは一つで十分だ」との言い分が聞こえてくるが、それはちょっと無理な説明じゃないですか?◆誰か教えてください。なんで東京都庁には「Hマーク」が一つなの?
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◎2021年08月31日 ---- ボス ◎
- 悲しき「四無主義」
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本日(令和3年8月31日)の産経新聞東京版に我が社はカラーの全面広告を出した。「カラーの全面広告」だ!◆もちろんカネもかかった。アピールしたいことがあった。キャッチコピーは『想定したなら対応を!』・・全国で頻発する洪水に備えることをアピールする狙いだ。◆実は私には「狙い」がもう一つあった。大新聞の東京版にカラーで全面広告を出すことによってわが社社員の士気も高まるのではなかろうか、ということ。・・・・残念ながら「大ハズレ」。社員全員、みんな無頓着◆昨日までに広報担当者が各事業部に「8月31日付、産経新聞に、カラー全面広告を掲載する」ということは伝え、どのようなデザインかも知らせていた。「もし、問い合わせの電話が入ったら・・」などと昨日は対応を検討していたようだった。私は少し期待していた。◆私は、今朝、各事業部の様子を見た。正直に話すと、誰かが駅売りの新聞を買ってきて、全面広告を開いてみんなでそれを眺めている様子を想像しながら会社に入った。◆一人もいない。事業部の責任者に「新聞買わなかったの?」と聞いてみた。「買いませんでした。すいません」で終わり。誰も関心がない。◆私が中学生か高校生の頃「四無主義」という言葉が流行った。当時の若者の「無気力・無関心・無責任・無感動」を表す言葉。残念ながら今のわが社にぴったりの言葉でもある。オーナー社長がいくら笛を吹いても誰も踊ってくれない。いくら「感動しろ!」「興味を持て」「面白がれ」と言っても反応はない。現代の「四無主義」はもはや修正不可能なところまで来ているのかもしれない。◆「指示待ち症候群」が蔓延している。悲しい。恐ろしい。
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◎2021年08月23日 ---- ボス ◎
- 甘すぎるんじゃないの?
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日本ハムファイターズの中田翔選手が同僚に対して暴力行為を行ったことが判明した。球団は同選手に自宅謹慎を命じ、出場停止処分を科していた。一部報道では「今期どころか永久に現役選手としての復帰は無理かもしれない」とまで伝えられていた。ところが急転直下、「日ハム」~「巨人」間の無償トレードが報じられ、トレード成立直後の先週土曜日から同選手は先発メンバーに名を連ね、昨日は移籍第1号ホームランを打った。テレビでは長嶋茂雄氏から激励されている姿も報じている◆「なんか、おかしいんじゃない」ってみんな思わないの?「なんか、おかしいんじゃない」という報道を目にしないことがおかしい。◆「中田は同僚を殴って、結果的に良かったね。だって巨人の選手になれたんだもの」と言われるだろう。「実力があれば、なにをしたってかまわないんだ」となるのだろう。◆「野球の実力がある選手」なら人を殴って反省すれば巨人のユニホームを着ることができる。「実力がない選手」であったら永久追放になったかか知れないのに。こんなことがあって良いわけがない。せめて巨人は「今期は一軍では使わない」程度の対応をすべきだった。◆私は、二度と日ハムと巨人は応援しない。今回のことから「セリーグの嫌いな球団=巨人」になった。長嶋さんにも「?」がついた。「パリーグの嫌いな球団=日ハムとオリックス」になった。◆オリックス嫌いは仕事がらみの別の理由。
川村浩二・代表取締役社長兼オーナー代行は「暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません」とコメント。11日には野球協約第60条(1)項を適用してコミッショナーから「出場停止選手」と公示されていた。今後が注目されていた。
中田は2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入りし、2011年に1軍定着。栗山英樹監督が就任した2012年から不動の4番を任され、2014、2016、2020年と3度の打点王。しかし、3年契約最終年の今季は39試合出場し、打率.193、4本塁打、13打点にとどまっていた。原辰徳監督のもとで輝きを取り戻すか。... 続きを読む
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◎2021年08月08日 ---- ボス ◎
- きっと誰かが揶揄う(からかう)
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東京五輪の閉会式、日本は空手の男子形で金メダルを獲得した喜友名諒選手が務めることになった。◆これを報じるニュースの見出しに笑った。『空手形金の喜友名諒が閉会式で旗手」というもの。知っている者は「空手形金」を「空手の男子の『形』で金メダルを取った」と理解するが知らない人が読んだら「空手形(からてがた)金」になる。◆見出しを書く人、もう少し配慮して言葉を選んでいただきたい。
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◎2021年08月06日 ---- ボス ◎
- 確かに。「なんで表敬表門なんてするの?」
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元宮崎県知事の東国原英夫氏が自身のツイッターで名古屋の河村たかし市長に嚙みついた。河村市長が、東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友選手の金メダルをかじった“事件”についてである。東国原氏は、河村氏が弁償して新しい金メダルを渡すべきとしたうえで、「大体、何で表敬とかあるの?本来なら、首長が選手や団体を表敬して謝意や敬意を表すべき」と書いた。確かに!◆東国原氏の発言まで私も気づかなかった。「なんで選手が市長や知事を表敬訪問するの」◆オリンピックのメダリストたちの多くは市長や知事を表敬訪問するのが慣例となっている。彼らはいったいどれほど市長や知事にお世話になったと感じているのだろうか?おそらく競技関係者らが市長や知事の気持ちを忖度し、メダリストを連れて行っているとしか思えない。東国原氏の言うようにそんな虚礼は即刻廃止すべきだろう。
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◎2021年08月04日 ---- ボス ◎
- 中国の動向
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一昨日、我が国の株式市場では「ゲーム関連銘柄」が大きく値を下げた。原因は中国共産党にあった。中国では当局が「オンラインゲームは子供たちのまともな成長を妨げるアヘンのようなものだ」と糾弾し、規制をかける意向を発表した。世界最大のマーケットで今後ゲーム機器が売れなくなるかもしれない。多くの投資家は心配し「ゲーム関連銘柄」株を売った。株を売りながら「中国はひどい国だ。自由がない」と言った◆私は中国が好きでもないし全体主義・社会主義は嫌いだ。だが今回の中国当局の意向「子供のゲームに関し規制をかける」というのは極めて真っ当な判断だと思う。国民の将来を考えての素晴らしい判断だと思う◆なんでも自由、本人の思うままに許す日本は、もう今後あらゆる方面で決して中国に勝てなくなるのだろう。「中国は素晴らしい」と言いたいわけではない。「国家間競争において、個人主義は全体主義に適わない」という事実を日本人はそろそろ認識しなければならない。もちろん私は「全体主義になりましょう」などと言いたいわけでもない。「競争には負けても、幸せ度では負けない国造りを目指しましょう」と言いたいのだ。
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◎2021年08月03日 ---- ボス ◎
- 日本男児 文田 誇れる銀だ!
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レスリング優勝候補の筆頭であった文田健一郎が、決勝で敗れ銀メダルに終わった。残念であったが試合後のインタビューに感動した。◆ボロボロと大粒の涙を流しながら「まずは大会の開催と運営に協力してくれた人、テレビの前で応援してくれた人、全員に感謝したい。本当にありがとうございます。不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳ないです」と話した。さらに「今回のオリンピックを通して、たくさんの人に応援されていることを改めて実感した。期待に応えきれなかったのが悔しいです」と涙は止まらない。「申し訳ない」を繰り返した。◆決して「不甲斐ない」結果ではない。「申し訳なく」など全くない。海外の選手たちに研究されつくし、その結果の銀メダル。十分に誇らしく思って欲しい。誇らしく思って欲しいが本人が『不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳ない』と泣きながら謝る姿、日本人らしく、私は文田のファンになった。これからも応援したい。頑張れ文田。ありがとう文田。お疲れ様、文田さん。
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◎2021年08月02日 ---- ボス ◎
- マスコミの報道姿勢 「嘘」を書かなきゃいいのか?
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7月31日(土曜)の左傾新聞の一面トップ、見出しは「日本『金』17史上最多」とあった。今回のオリンピックで前日までに金メダルを17個取得しこれまでの最多だった16個(1964年・前の東京大会。2004年のアテネ大会)を上回ったことを報じた。新聞だけではない。NHKテレビもほぼ同じ言葉(史上最多)でこの事実を大げさに伝えていた。確かにこれまでのオリンピックで我が国の金メダル最多は16個であり今回はそれを上回る17個をすでに取った。なぜ私がそこに「おかしい!」と言っているのか・・。◆1964年、前回の東京オリンピック、協議はは163種目であった。総金メダル数は163個ということ。それに対し、今回の東京2020では339の種目数である。16/163と17/339を比較するなら、そういう比較をするべきだろう。
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◎2021年08月02日 ---- ボス ◎
- 気配り
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自分が観たこともない映画や読んだことのない本を「これ、いいよ」と人に勧める人はいないだろう。自分が感動しなければ人には勧めない。◆年に1.2冊しか読書しない人は本を人には勧められない。同じく年間3本程度しか映画を観ない人は映画を人に勧められない。同じことはレストランでもお土産でもあるいは観光地に関しても言える。自分の少ない経験の中から、なにかを選び人に勧めることはやめた方がいい。大人は社交辞令で「いい情報をありがとう」と笑顔で答えるが実は「あいつは何も知らないダメなヤツ」との烙印を押されてしまう。自分の少ない経験から選んだのであれば、そのことを正直に伝えるべきだ。◆若い人から「将来に備え月に3万円ずつ投資か貯蓄に回そうと思うのですがなにがいいですか?米国株でしょうか?やはりリスクの少ない定期預金でしょうか?」などと尋ねられる賢い大人は必ず「月3万円を自分に投資しなさい」と答える。英会話でもいい、テニスのレッスンでもいい、映画を観るのでも読書をするのでもいい。美味しい土産を探すのもいいかもしれない◆自分に上手に投資すれば、きっと将来その投資金額の何倍もの配当を受けることになる。「上手な投資」でなければならないが。◆◆私は部下がお客様のところへキオスクで買ったお土産を持っていくことを許さない。キオスクで買ったお土産を持ってくるような営業マンの会社とは「それなりのお付き合い」以上には進まないだろう。
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◎2021年07月30日 ---- ボス ◎
- 結果だけじゃない。
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オリンピックには、いろんなドラマが付きもの。勝負にこだわる世界は厳しいが面白い。◆バトミントンが振るわない。優勝候補が早々に予選で敗退した。解説の陣内さんが良かった。涙目で声を震わせながら「よくスポーツの世界は結果がすべてだって言われますよね。それは否定できないのですが、それでも私は結果の手前にある努力する姿勢にも是非目を向けて欲しいと思うのです」と訴えた。陣内さんがこれほどに訴えるだけ彼は努力を惜しまなかったのだろう◆「負けて悔しくて泣く」「勝って嬉しくてなく」「負けて重圧から解放されてほっとする」勝負が決したあとの選手の姿が美しい◆「悲しくて泣く」以外の経験がない私は、それほどの努力ができるオリンピック選手たちを尊敬する。
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◎2021年07月29日 ---- ボス ◎
- オリンピック 競技を絞ったら?
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昨日の続き。食堂はメニューが多くなるとまずくなる。メニューが少ない店が旨い。◆オリンピックもこんなに競技種目を増やしたのでは有難みが薄れる。応援する方も散漫になる。◆オリンピックから外しても良い競技・・野球・サッカー・バスケットボール・テニス・ゴルフ。これらの競技でオリンピックで優勝することにどれだけの意義がある?オリンピックに参加することにどれだけの意義がある?オリンピックに向けた練習はほんの数週間だ。4年間、オリンピックを目標に頑張る水泳・陸上・柔道・卓球などに比べると「優勝する喜び」も「負けた悔しさ」も随分と小さいモノだろう。「オリンピックで勝ったチームが一番強い」とは思われないスポーツはオリンピックから外していいんじゃないでしょうか?
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◎2021年07月27日 ---- ボス ◎
- 多いと「有難み」が薄れる。
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今回のオリンピック。「なんか知らん国がいっぱい参加しちょるなあ」「知らん国だけやねえで。知らん競技も増えたで。こげんいっぱい競技してどげえするんかなあ?」と大分弁で友人と話をしていたところに「奄美・沖縄が世界遺産に認定」とのニュースが飛び込んできた。◆奄美も沖縄も大好き。コロナが終われば年に3回は訪問しようと決めている。そんな大好きな奄美・沖縄だが「別に世界遺産に認定してもらわんでいいで」と大分弁で言いたい。◆メニューの多い食堂は不味い。「せいろ」「ビール」「卵焼き」だけしかない蕎麦屋は間違いなくう美味い。◆オリンピックの参加国はともかく競技は増えすぎ。世界遺産もこんなに増えては有難みが薄れてしまう。いいかげんにせんかいな。
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◎2021年07月21日 ---- ボス ◎
- 熱海の盛土
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留年し一年遅れで、しかもビリで、土木工学科を卒業した。留年しビリで卒業した私でも、熱海のあの盛土は大変に危険ということは分かる。土木工学を少しでも学んだ者なら感覚的に危険を感じるはずだ。あの盛土を見て「いつか土石流が起きるかも」と心配するのが土木屋。だから絶対にあんな盛土は許してはならない。◆もちろん基準以上に土を捨てた業者が一番悪い。だが業者の中には土木屋はいなかったのだろう。土石流など予想できなかったのかもしれない。市との契約以上に土を盛った「違法」という認識はあっただろうが土石流は予想できなかったかもしれない◆情けないのが熱海市の土木課。熱海市の土木課に土木屋はいないのか?!彼らは違法業者と同じで「危険=土石流が起こるかも」という意識はなかったのか?違法業者と同じで「契約違反だからダメだよ」程度の認識だったのか。それでは土木屋じゃない。ただの管理人、ただの事務員だ!◆なぜダメなのか、の基本が分からずに役人が管理だけしているとやがて大事故につながる。土木屋のいない自治体土木課は意外と多いのかもしれない。私よりもよほど程度の悪い土木屋ばかりがこの国には増えてしまったのかと情けない気持ちである。
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◎2021年07月19日 ---- ボス ◎
- ワクチン打たない人の言い分
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ワクチンを打たない人の言い分に関してテレビ報道は全くおかしい。テレビが取り上げるのは「副反応が怖い」とか、あるいは「ワクチン打つと体に磁石がくっつく」「ワクチンにはマイクロチップが入っている」などのデマのことばかり◆そうじゃない。ワクチンを打たないと言っている彼らの「打たない理由」は「遺伝子操作で作られたワクチンはいずれ数年後か十数年後に遺伝子に悪い影響が出る可能性が高い」という理由が圧倒的。だがこれをテレビは報道しない。報道しないから「テレビが報道しないのはやっぱり『絶対に大丈夫だ』という根拠がないからだ。やっぱり危険なんだ。絶対に打っちゃダメだよ」ってことになっている。◆テレビよ、新聞よ、しっかりしろ。気づかないふりするな!◆ちなみに既にコロナに罹患し、抗体を持っている私は明日、第1回目のワクチンを接種する。
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◎2021年07月16日 ---- ボス ◎
- 欲がなくなる
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若いころは多くの「欲」があった。いろんな「欲」が旺盛だった。いくつかの「欲」は満たされ、多くの「欲」は満たされないまま「諦め」てきた。年齢とともに「諦め」が増え、還暦を超えると「欲」がとても小さくなっていることに気づいた◆「欲」がなくなることは美徳と思われがちだが、いや実際に美徳なのかもしれないが、実はとても寂しいこと。「欲」があるからその「欲」を満たそうと努力もし、満たされたときの喜びも大きい。「欲」がなくなれば努力をしない。喜びもない。◆もちろん人並外れた大きな「欲」は持たない方が良いが、周りから許される「欲」は持っている方が元気であるということは間違いないようだ。皆さん「欲」を失ってはいけませんよ。
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◎2021年07月15日 ---- ボス ◎
- 人は見た目が9割
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『人は見た目が9割』という新書が本屋の棚に並んでいる。手に取って読むほどのこともないがこの題には納得する。確かに「見かけ」は大切。第一印象は重要。「もう少し外見に気を遣えば?」「きっとあなたは随分と損をしていますよ」と言いたい人も多い◆日曜日のお昼過ぎ、三越で買い物しようと地下鉄で銀座に向かった。広尾から日比谷線に乗り込んで驚いた。いや驚いたというよりも改めて気づき愕然とした。情けない気持ちになったのだ。まるで30年前の中国の電車の中みたいな感じ。みんながマスクをしていることとスマホを眺めていることは30年前の中国とは違うがそれ以外の外見は30年前の中国とそっくり。「これが現在の東京か?それも銀座に向かう電車の中か?」と悲しくなった。私よりも若いオジサンとオバサン。30年前の日本では恥ずかしくて着られないようなだらしないくたびれ果てた格好。オシャレのオの字もない。車両の中の全員が30年前の中国人と同じような服装と髪型。◆アジアの中では東京が一番洗練された街、日本人が一番オシャレであったのはいつまでだろう。中国、韓国はおろかシンガポールやフィリピンにも抜かれてしまった感じ。「景気が悪いからオシャレできない」のではなく「オシャレしないから景気が悪い」のだろう、と私は思っている。
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◎2021年07月14日 ---- ボス ◎
- 引き際
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スポーツ選手の「引き際」にはドラマがあり彼の美学がある。王選手はまだ年間30本は打てそうだったが「自分のスィングができなくなった」と言ってバットをおいた。松坂投手は最後の3年間のほとんどを2軍で暮らした。王選手も松坂投手にもファンは拍手を贈る。いずれにしてもスポーツ選手は元気なうちに現役を退くことになる。◆文化人や芸能人はそうはいかない。いや、王選手のように自ら退くことができれば美しいのだが老いてなお醜態をさらすことになる人が多い。「連載」を長く続けていると周りの誰もが「そろそろ引退を」とは言えないのだろう。自分で「老い」に気づいていてもスポーツ選手と違い「まだまだやれる」と思い「老いには老いの魅力がある」と思い込んでいるようだ◆ビートたけしの話など聞いていられない。和田アキ子もつらい。少なくとも「連載」からは降りた方がいい。週刊文春の小林信彦さん、週刊新潮の五木寛之さんの連載もきつい。かつては楽しみにしていた彼らの連載だが申し訳ないが読むに堪えない文章になってきた。ビートたけしも和田アキ子も小林信彦も五木寛之も、私は大好きだ。彼らの残した多くの作品を愛している。それだけに老醜をさらし続け、誰も彼らに「そろそろ第一線からは身を引きませんか」と言えないのであろう現状が悲しい。
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◎2021年07月13日 ---- ボス ◎
- 嫉妬
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わけあって高校時代のアルバムを眺めることになった。懐かしい顔がいっぱい。ふと温泉の出来事を思い出した。◆当時、わが佐伯鶴城高校では学年別に、夏に久住山のふもとへ一泊旅行があった。クラス別、男女別でバンガローに泊まるミニ修学旅行。飯盒で飯を炊き、夕飯を済ませると温泉に入り、その後キャンプファイヤーを囲み歌い踊る。楽しい思い出◆その温泉での出来事。ヤンチャなH君が女風呂を覗いた。H君が覗くのをK君が手伝った。K君は自らが踏み台となりH君の覗きに協力した。10秒で交代との約束で先にH君が覗いた。H君が覗いた先の女風呂に学年のマドンナNさんがいた。もちろんNさんは覗かれていることなど気づかない。H君はほんの数秒Nさんの裸を眺め瞼に焼き付けた。K君と交代というときに運悪く教師が入って来た。教師は「そろそろキャンプファイアが始まるぞ。おまえら早く出ろ」と二人をせかした。結果、K君は女風呂を覗けなかった。この時点でK君はHがNさんの裸を見たことを知らない。キャンプファイヤが始まるころ、男数人がHに「誰がおったんか?」「誰かの裸を見たんか?」と聞いた。Hは自慢げに「Nさんがおった。きれいかった。真正面から見た。今夜は眠れん」と答えた。実はK君はNさんに惚れていた。K君は物凄く悔しがった。とは言えH君に対して怒ることもできない。なぜならK君はH君の次に覗くことになっていたから。「あの教師さえ入って来なければ・・」と怒る。そして徐々にHにも腹を立てはじめた。◆数日後、「HがNさんの風呂を覗いた。それでKが腹を立てている」という噂が私にも聞こえてきた。同じころNさんもそのことを知った。覗かれたNさんも怒った。◆実は私はこの3人とも親しかった。私はフロイトのように冷静に分析した。そして彼らの心の揺れの大きさを私なりに数値化してみた。◆Nさんの裸を見ることができたHの「嬉しさ」は「6」。Hに女風呂を覗かれて裸を見られたNさんの「怒り」は「4」。大好きなNさんの裸をHに見られて自分は見ることができなかったKの「悔しさ」は「20」というのが当時の私の分析。いま考えても実に冷静な分析を高校時代の私はしていた。優秀だ◆人間社会において、もっとも気を配らなければならないのは、そして最もやっかいなのは「嫉妬心」である、ということを私は高校時代に学んだのである。
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◎2021年07月07日 ---- ボス ◎
- 覇気がない! 賢くない!
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昨日、某大手建設会社で「防災ヘリポート」と「空飛ぶクルマのためのポート」の話をした。リモートで全国の30を超える営業所と繋がっている。◆熱海であんな大災害があった直後、「防災ヘリポート」は最も興味あるテーマの一つであるはずだ、と思っていたが・・。私の説明を聞き、皆、画面の向こうで首肯している。一通りの説明が終わったあと「なにか質問などありませんか?」と問いかけるが誰一人質問してこない。やはりリモートの向こうでは声を発しにくいのか◆代わりにリモートのこちら側、東京本社の者が質問してくる。情けない質問ばかり。私は講義をするときに想定問答を準備する。レベルの高い質問に即答できるようにするため。だが、昨日の会議で出た質問は私の想定問答にない些末なことに関する質問ばかり◆覇気がないのか、賢くないのか。聞く側の準備不足か。大企業でもわが社の会議と変わらないレベルであることが確認できた。もちろん嬉しいことではない。
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◎2021年07月06日 ---- ボス ◎
- 白鳳、連勝
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今朝の新聞、スポーツ欄のアタマ「白鳳、連勝」との見出し。少し悲しくなった。数年前の白鳳全盛期には白鳳が負けたらニュースになった。初日、二日目に勝ったくらいで見出しになるなんて考えられなかった。当時の彼は勝つのが当たり前だったから。当たり前のことが当たり前でなくなるのは早い。◆雨の続く毎日。先日、新橋の細い道を傘をさして歩いていた。向こうから人が来る。傘をさしたままではすれ違えない。私は脇によけて彼が来るのを数秒待った。すれ違うときに彼が「どうもありがとうございます」と言って頭を下げた。少し嬉しくなった。このような状態で道を譲られると私は必ず頭を下げ「ありがとうございます」と言う。私は言うが、まず言われたことはない。「ありがとうございました」を言うのが当たり前なのだが、その当たり前をできる人がいなくなった。当たり前の「ありがとう」を聞いて嬉しくなり悲しくなった。
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◎2021年07月05日 ---- ボス ◎
- 記憶力
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記憶力が悪い。特に「人の顔と名前」が覚えられない。「失顔症」とかいう病気のようだ。◆ゴルフ場のコースも全く覚えられない。同じコースを10回回っても全く覚えていない。2番ホールに行くともう1番ホールのことを思い出せない。ゴルフの才能がないってことのようだ◆ジャズはたくさん聴いている。メロディーは覚える。演奏者とその曲が収録されているアルバム名はほとんど知らない。ジャズ好きとは言えてもジャズ通にはなれないようだ◆道路を全く覚えられない。地図は読める。地図があれば迷わずに目的地まで行ける。だがその地図がなかなか頭に入らない。同じ場所でも歩いて通るときとクルマで通るときとで違う景色になる。極端な方向音痴なのだ。◆これほど記憶力の悪い私でも、それほど悩まずに生きていける。コロナ禍で大変だけれど、それでも平和な日本に暮らせることは幸せだ。もし私がジャングルに住んでいて、そこで戦争があれば、私は最初に殺されているだろう。
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◎2021年06月28日 ---- ボス ◎
- 偏った報道? それとも報道陣の頭が悪すぎるの?
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コロナの感染者数を早く減らすためには、ワクチンを老人から先に打つよりも大学生など若者を先に打つべきだ、とかねてから私はこの欄で主張してきた。だが結局は目先の死亡者数を減らすことを最優先にし65歳以上の高齢者を優先することになった。◆もう一つ、日本人の30%程度がワクチン接種を完了すれば徐々に感染者は減ってくるだろうとも予測した。確かにデルタ株なる新しい変異株が急増しているようで楽観は許されないが、多分私の予想は当たるだろう。◆ところがマスコミは「新規感染者が増え始めた」「オリンピックは中止すべき」「再び緊急事態宣言を発出する必要があるのでは?」などとネガティブなことしか伝えない。バカなの? それとも何か悪意があるの?◆「新規感染者数」は確かに減少傾向から増加傾向へ転じている。だがワクチンの効果があって重傷者数と死亡者数は明らかに減少傾向が続いている。コロナの一番の恐ろしい点は病院業務がひっ迫すること。重症患者が減っているのであればその心配も少なくなっている。◆なぜ、そこを伝えない?
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