‘ボス’ の記事一覧

2024年09月17日 ---- ボス

「火星の石」って

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1970年の大阪万博では前年にアポロ12号が持ち帰った「月の石」が展示されて長蛇の列ができた。小さな石を見るのに4時間の行列ができた。「ツタンカーメン」「モナリザ」「パンダ」など、一目見るために長蛇の列ができたというニュースに接することはこれまでにも何度もあった。◆私は美味しいラーメンを食べるためなら15分くらいは並ぶ覚悟はある。「値段が安いから並ぶ」ことはないが「この店でしか食べられないから並ぶ」ことはたまにある。◆さて来年の関西大阪万博に「火星の石」を展示するそうだ。政府はこれを目玉展示物としたいようだが果たしてどの程度の行列ができるのだろうか。10分でも行列ができるのなら私は見たいと思わない。この石は今から24年も前、西暦2000年に南極観測隊が見つけたもの。当時は大した話題にもならず、今に至っては新鮮さもない。どの程度の観客が見に行くのか楽しみでもある。何分待ちの行列ができるのか「賭け」でもしようか。

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2024年09月16日 ---- ボス

差別じゃなかろうもん

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「牛角」が「女性は半額」というキャンペーンを張ったら「男性差別だ!」などと怒ったつまらんヤツが大勢いたという。本当につまらん男たち。こういう奴らは普段から女性にモテない。モテないからこんな小さなことに怒るのか、こんな小さなことに怒るような奴らだから女性にモテないのか、どっちだろう?◆「女性差別だ!」と騒ぐ女性の中にも似たような奴らがいる。随分前の話だが大相撲の土俵に女性が上がれないのは女性差別だと騒いだ女性知事がいた。「そうだそうだ」とその女性知事を応援するつまらん女たちもいた。普段から男にモテないヒステリックな女性たちのように私には見えた。◆結局今でも、基本、土俵には女性は上がれない。差別でもなんでもない。ただの「しきたり」、伝統である。私の知るある元大関は引退の断髪式において「彼女には大変お世話になったので是非髪を切っていただきたい」と言ってわざわざ土俵を下り、彼女の元へ自ら出向いて鋏を渡し髪を切ってもらった。素晴らしい話である。

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2024年09月12日 ---- ボス

人情は捨てて・・

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小泉純一郎元首相がどこかの料亭で会食した帰りだろう、歩きながらテレビのインタビューを受けていた。「進次郎さんの総裁選出馬が決まりましたが?」と振られて「そうだね。やるからには頑張るしかないね」と答えていた。◆父親だから子供が頑張るのを応援したいのは当然だ。だが「日本の総理大臣に誰がなるか」という重要な案件に関して「元総理大臣」として答えるなら「親子の情」の前に「客観的な分析」をするべきだろう。「父親」としての発言は不要で「元総理」としての発言にとどめるべきだった。「誰が一番、日本国のためになるのか」を冷静に分析して「元総理」として発言して欲しかった。「親子関係」よりも大切なものがある。政治家は時に非情にならなければならない。人情を押さえることも必要だと私は思う。

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2024年09月07日 ---- ボス

越中八尾おわら「風の盆」

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昨年6月、ある大企業の会長と沖縄で二泊三日のゴルフを楽しんだ。彼はその日が会長職を引退する日だった。帰りの飛行機の中、機内サービスの映像は「日本の祭り」を紹介していた。そういえば彼は祭り好きで有名だった。私もよく誘われた。「キノシタさん、今年はネプタへ行こうよ」「来年こそ阿波踊りを観に行こうよ」などと毎年のように誘われたが彼と祭りを観に行ったことは一度もなかった。◆機内で流れる「日本の祭り」を観ながら彼に訊いた。「会長はこれらの祭りのほとんどに行かれたのでしょうが、一番のお勧め・お気に入りはどの祭りですか?」と。彼は少し考えてから答えた。「自分が参加するんだったら青森の『ねぷた』だな。自分が観客で行くなら八尾の『風の盆』だよ」◆実は15年ほど前に私はある会社の北陸支店長に案内されて「風の盆」を観た。痛く感動した。この感動を誰かに教えたい。夏になると飲み会などで「『風の盆』って最高だよ」と話していた。「うん、オレも3年前にカミさんと行った。確かに最高の夏祭りだよね」などと言う友人がいると嬉しくなり話が盛り上がった。◆毎年9月の1日、2日、3日に「風の盆」は開催される。今年はノロノロ台風のせいでどうなるか分からなかったが結果は無事三日間雨も風もなく楽しく美しく開催された。私は今年も堪能してきた。私は誰かから「キノシタさん、よくお祭りに行っているみたいですが日本の祭りはどれがいいですか?」などと訊かれたら「いい祭りは多いけど、僕は圧倒的に『風の盆』ですね」と答える。

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2024年08月30日 ---- ボス

ジャッジすること

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数日前この欄で「経営者として最も重要な仕事はジャッジすること」というようなことに触れた。経営者でなくてもジャッジをしなければならないことは多々あるはずだ。◆「間違えたジャッジであっても、ジャッジしないことよりはマシ」と言う。期限を決めずに、ジャッジの先延ばしすることは責任者として最も愚かなことである。

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2024年08月29日 ---- ボス

墓の準備

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父母を始め、随分と多くの人に支えてもらって今の私がある。その多くが既に鬼籍に入った。「せめて命日には墓前に花を供えに伺いたい」と思う恩人が数人いる。◆千葉市に眠るKさんの11回目の命日が近づいて来た。私は必ず命日に墓参りをする。近所の花屋で花束を作ってもらいそれを活けながら声に出して近況報告をする。もちろん感謝の言葉も忘れない◆富士山の麓に眠るAさんはなかなか命日には参ることができない。その代わりに御殿場や河口湖でゴルフがあるときはAさんの墓を参るようにしている。生涯独身だったAさんの墓には私以外にお参りする人がいない。そこで、私は墓地の管理者へお願いした。Aさんの墓には一年中花が植わっているようにとお願いした。Aさんの墓を参るとAさんの声が聞こえる。「キノシタ、ありがとうな。おかげでいつもキレイな花に囲まれて富士山を眺めながらのんびりしているよ」と。私は「いえいえ、本当ならAちゃんが生きているうちにもっと恩返しをしなければならなかったのにね、ごめんなさい」と答える◆KさんやAさんの墓にはお参りして近況報告をすることができる。大分へ戻ればもちろん父母の墓を参って感謝の言葉と近況報告ができる。「孫ができましたよ。それはそれは可愛いですよ。可愛くてたまりませんよ」と。だが・・・。◆大変お世話になったSさんの墓は参ることができない。Sさんの墓は私の自宅からも会社からも近い泉岳寺にある。命日には線香と花を持ってお礼に伺いたいのだがそれができない。泉岳寺の墓は個人情報保護の観点から誰でも立ち入ることができないようになっている。Sさんの墓に参るためには事前にSさんの息子さんに連絡し、彼から「明日、キノシタというものが参りますからよろしくお願いします」と連絡してもらわなければならないそうだ。簡単な話ではない。◆私が死んだあと、もし誰か私の墓参りをしてくれるのであれば誰でも遠慮なく来ていただきたい。私の家人へ「あのー、私、キノシタさんに生前大変お世話になった者ですが、明日、キノシタさんのお墓参りに伺いたくて・・」などと電話する必要がないところがいい。◆「今夜は赤坂で飲み会だ。飲み会の前にキノシタさんの墓にちょっと参って来るわ」って感じの墓をすでに購入した。墓の近所で楽しく飲んでもらいたい。

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2024年08月29日 ---- ボス

ホワイトボードを使わないダメ会議ばかり

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私の部屋(社長室)には大きなホワイトボードがあり、そこにはいつも何かが書かれている。書いているのは私。部下を社長室へ呼び、私の意図を説明するのにホワイトボードは必要。便利。◆社内の会議室にもホワイトボードはあるのだが私以外の者がホワイトボードを利用して説明したり指示を出したりするところを見たことがない。私は20年以上前から「ホワイトボードを活用した会議をしろ」と繰り返し言っているのだが無視されている。いや彼らは私の考えを「無視している」わけではなく彼らには「センスがない」というのが事実なのだろう◆社内の会議に出ても、その会議のために作られた「コンパクトにまとめられた資料」や「相関図」を見たことない。会議に出てくる資料は「メールのコピー」だったり「新聞記事」だったり或いは「他社のパンフレット」ばかり。私はいつも不満を感じながら会議を見守る◆私はアフターファイブも含め、大企業の社員と仕事の話をする機会は多い。私と話すときに「コンパクトにまとめた資料」や自分で作った「相関図」を示しながら説明してくれる若手社員がいる。あるいは(私がホワイトボードに書くような内容を)ノートに記入しながら「キノシタ社長、こういう理解でいいのですか?」と訊ねて来る者もいる。そのような社員は間違いなく伸びる。出世する。5年後にはリーダーになっている◆残念ながら我が社には「コンパクトにまとめた資料」や「相関図」を(私から「作れ」と言われなくても)自分で作る者がまだ一人もいない。少なくとも私は知らない。◆我が社の将来を憂えて、今日はグチを書いてしまった。

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2024年08月27日 ---- ボス

老化? 認知症?

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社内における私の最も重要な仕事は「ジャッジする」ということ。ところが最近はこの重要な仕事を先延ばしすることが増えて来た。慎重になったわけではない。老化による怠慢か、あるいは初期認知症なのか。◆韓国にある関連会社から「キノシタ社長、9月末か10月にソウルへ来られませんか?韓国のヘリポートやドローンの会社の社長を集めますから」と誘いを受けた。以前(3年前)だったら翌日には日程を調整し往復の飛行機を予約していた。ところが今は「どうしようかな」「行けなくはないけどな」などと迷っている。◆これまでに何人もの先輩経営者がおかしくなるところを見てきた。「あっ、この人、最近ちょっとおかしいな。冷静な判断ができていないな。」「数字での説明がなく、好き嫌いでジャッジするようになったな」と感じたことが何度かある。私の経験からは、だいたい63歳くらいから少しずつ判断が鈍ってくるようだ。「あんな優秀だった人が、なんでこんな変な判断するの?」と思ったものだ。◆私もすでに67歳。冷静なジャッジが下せない年齢になっているかもしれない。引き際が大切なのは重々知ってはいるのだが・・・。

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2024年08月26日 ---- ボス

政治家の民度

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国政を担う政治家が本来やるべき仕事は「第一に教育」「第二に外交」そして「第三に経済」だと信じている。10年後、20年後、或いは30年後の日本をイメージしながら強くて安全な国づくりを託したいところ。◆ところが残念ながら将来の国家像を語っても票に結びつかない。投票する国民は「今」「1年後」「2年後」に少しでも楽になることを求める。すぐにバカな「減税」を求めて来る。「投票する側の民度」に「政治家の質」は比例する。◆さらに悪いことに、多くのマスコミは「報道する側(マスコミ)の民度だけは高い」と思っている。バカな報道者は「投票する側(国民)の民度も高い」とも思っている。「投票者」と「報道者」の民度は高いけど「政治家」だけダメなんてことがあるはずがない。

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2024年08月23日 ---- ボス

パワハラ

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居酒屋やレストランで注文するモノが決まってもいないのに従業員を呼ぶヤツがいる。従業員を横に「どれにしようかな?」と迷うようなヤツは決まって仕事ができない。時間にルーズなヤツ。メニューを見て何を注文するかを決めてからウェイトレスに声をかけろ!◆エレベーターで仲間が来るのを待つ間、「開く」ボタンを押し続けるヤツがいる。下の階でどれだけの方が「待ちぼうけ」をくらわされているか、彼はそこまで気が回らない。知らない他人への配慮ができないヤツは決まって仕事ができない。◆斎藤兵庫県知事のパワハラ疑惑を告発された問題で 「知事がエレベーターに乗り損ねたときに、『お前はボタンも押せないのか』と大声で怒鳴りつけた」といった回答があった。この件に関して 辛坊治郎氏は以下のような知事寄りの解説をしていた。「 ただ普通、知事が乗ろうとしているのだったら、エレベーターを開けておくのが常識だろうと僕は思います。」だと。◆この辛坊さんの発言、私は嫌いだ。「知事がどれだけ偉いのか知らないが、お付きの者をつけての知事の行動ではエレベーターは常に開いているべきだ」と言っているのだ。ふざけるな!と言いたい。

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2024年08月22日 ---- ボス

報告・連絡・相談(報連相)

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予想外の赤字を出すことになったプロジェクトに関して、その原因を訊ねたらこんな言葉が帰って来た。「○○君がちゃんと報・連・相をしてくれればこんなことにはならなかったのに・・・」◆「いえいえ、アナタがそんなことを言ってはいけませんよ。アナタはそう思っているのでしょうが・・・。○○君から報・連・相がなければアナタが○○君に聞きにいかなくちゃダメでしょ? ○○君にちゃんと報・連・相させるように仕向けるのもアナタの仕事でしょ?」◆そう、ちゃんと報告・連絡・相談をするのは部下や同僚の仕事であり、部下から報告・連絡・相談を受けるのが上司の仕事。上司は部下が報告・連絡・相談しやすいムードを造らなければならない。それでも部下が報告・相談・連絡をしてこない場合には「〇〇クン、あの件へはどうなっているの?説明して」と部下に言わなければならない。◆報連相が苦手な部下が多くなった。部下に報連相をさせることができない上司が増えて来た。

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2024年08月20日 ---- ボス

「運が良かったヤツ」はいるが「運が良いヤツ」なんていない。

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「彼は運が良い人だから今回も大丈夫だよ」なんてことを言う人がいる。私もよく「キノシタ君は運がいいから・・」などと言われる。私は反論する。「運が良かった人」はいるけど「運が良い人」なんていないよ、と。◆コインを投げて「表」が出たら〇、「裏」は✕というゲームがある。A君が10回続けて「表」が出た。確率的には1024人に一人の割合で10回続けて「表」が出る。そこで「A君は運がいいからきっと次も『表』が出るよ」と言う人もいれば「A君は10回も連続で『表』が出たのだからそろそろ『裏』が出る番だろう」と言う人もいる。そう、確率的には五分五分なのだ◆「運」とはそういうものだろう。「これまで運が良かった人」は確かにいるし私自身も運が良かったと思っている。だが「運が良い人」などはいないし私もいつまでも幸運には恵まれまい。◆できることならもう勝負はしたくない。コインを投げたくない。「勝ち逃げ」と言われてもいい。ハラハラドキドキすることは決して健康には良くないのだろうと思っている。

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2024年08月19日 ---- ボス

可哀そうすぎる

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32歳の母親が運転する軽乗用車が反対車線を走る大型バスに突っ込んで5歳と7歳の姉妹が亡くなった。クルマには子供たちのためのチャイルドシートは装着されていなかった。回りの状況からみて、母親の運転操作ミスが招いた事故であるようだ◆「なぜ、チャイルドシートも付けずに子供を乗せていたのだ?!」「どれだけスピードだしていたんだ!」などと母親を叱る声は多いだろう。私も叱りたい。だが・・・◆この母親がどれだけのミスをを重ねたのかは確かに問題ではあるが、それにしても可愛い娘を二人同時に失うほどの罰は重たすぎる。失礼ながら彼女は多分「ダメ母」なのだろうが私はこの「ダメ母」が可哀そうでならない。◆可哀そうだが、私にはどうしようもない。世間の人々もどうしようもないのだろう。神様が「罪と罰」をきちんと管理してくれたらいいのだが・・。人生ってつくづく理不尽だ、と思う。

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2024年08月19日 ---- ボス

秋の風

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毎年、金沢を訪問する。金沢に行くと夕飯は「みやびの」その後、東茶屋街の「藤とし」、最後に仕上げで片町の「倫敦屋酒場」と決まっている。翌朝は兼六園を散歩する。◆数年前、友人と兼六園を散歩していて園内の東屋に芭蕉の句を見つけた。「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」(あかあかと真夏のような太陽の光は相変わらず厳しいがどこかしらから秋の気配を感ずる風も吹き始めたようだな)◆それ以来、盆があけたこの時期、私はいつもこの句を思い出して口ずさむ。今朝、愛宕神社を参る時に思い出した。

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2024年08月17日 ---- ボス

欅 倒れる

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出勤時、広尾駅まで毎朝、欅並木の広尾の坂を歩く。六本木と恵比寿に挟まれたこの地に、こんな静かな森林浴を楽しむことができる通勤路があることを幸せに思っている。◆昨日、台風の強風のせいなのか、この欅並木の1本が根から折れた。私が広尾に住むようになって13年、欅が倒れたのは初めてのこと。◆大木であるだけに、根を処理してそこへもう一度欅を植えるということは無理だろう。この欅並木が造られてまもなく50年になる。櫛の歯が欠けるように、この美しい並木の欅も少しずつ消えていくのだろうか。◆どうか、どうか、まだまだ元気で楽しませてほしい、と切に願う。

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2024年08月16日 ---- ボス

妻のオナラ

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結婚して40年以上になるがこれまで一度も家人のオナラを聞いたことが無い。私はしょっちゅうソファに横になってはブーブーとやっているが家人のブーは一度もない。◆息子が高校生の頃だったと思う。「オマエ、母さんのオナラする音を聞いたことあるか?」と息子に訊ねた。「うん、たまにね。そんとき母さんは『あらっ失礼』って言うんだよ」ということだった。◆「そうか、息子の前ではオナラをすることがあってもオレの前ではしないのか」・・私は少し申し訳なく思い、そしてとても嬉しくなった。主人の前で平気でオナラをするざっくばらんな気取らない夫婦関係も悪くないが私は主人の前ではオナラをしない関係のほうが好きだ◆本日は台風接近のため社員は全員リモートワーク。一人出社して、東京タワーを眺めながら「さて今日はなにを書こうか」と思ったらふとカミさんのオナラの気配りを書きたくなった。誰かから耳にして「アナタ、変なこと書かないでよ」と叱られるかもしれない。◆(純クン、このことは内緒にしておいてな)

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2024年08月15日 ---- ボス

百日紅(さるすべり)

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百日紅と書いてサルスベリ。サルでも滑りそうなツルツルの幹が特徴。私が子供の頃、近所のサルスベリは皆、白い花をつけていた。中学生になってサルスベリは「百日紅」と書くことを知った。「白い花なのになんで紅なんだろう」と不思議に思った。◆東京に来て、ゴルフをするようになり、ゴルフ場でサルスベリを見かけるようになった。ピンクの花が多かった。「サルスベリは白、と思っていたけどピンクの花もあるんだ」と知った。◆最近は美しい紅色の花を咲かせるサルスベリをよく見かける。私のオフィスの前を走る新虎通りに街路樹としてサルスベリが植わっている。そのすべてが今、鮮やかな紅色の花を咲かせている。大変美しい。「やっぱりサルスベリは百日紅だな」と納得し感心している。

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2024年08月13日 ---- ボス

留年する夢

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67歳になってもまだ大学の試験で失敗し留年する夢を見る。昨夜も、数学と物理が分からず留年決定となる夢を見た。夢から覚めてもまだ焦っている。これから1年間、真面目に勉強しても数学と物理の試験には通りそうにない、どうしよう、と焦る。しばらくしてやっと「あれは夢だったんだ」と気付き、ホッとする。似たような夢を見る人が意外と多いことを最近知った。

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2024年08月08日 ---- ボス

心配事

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心配したからってどうなるわけでもないのだが。心配してもしなくても結果は同じなのだろうが「えーい、ままよ」と開き直ることができない。心配ばかりしている。最近の数週間は心配事がどんどん増えている。眠れない夜が続く。愛宕神社へのお願いが増える。◆けっこう疲れている。

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2024年08月07日 ---- ボス

切り替え

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米国の大病院で脳神経外科の看護師をしている日本人の友人がいる。彼は週に3日間の勤務で勤務の日は午前7時から午後7時までの12時間労働だと言う。人の生死に関する仕事だから勤務後も患者のことを心配することが多かった。救急車で運ばれてきた患者のことを「彼は大丈夫だっただろうか?」「彼女はどのドクターが執刀しているのだろうか?」「オレが(定刻で)帰ったことで迷惑をかけていないだろうか?」などと心配していたという。◆どうにもならない心配をし過ぎたことで彼は自律神経がおかしくなり体調を崩し、その結果、同僚に迷惑をかけることになった。「今は引継ぎが終わったら患者のことは考えないようにしています。考えないことは難しいのですが切り替えることが大切です」と言う。「木下さんも社長さんだから多分、休日も仕事のことを心配することが多いから自律神経がおかしくなっているのでしょう。切り替えが大切ですよ。会社を出たら仕事のことは考えないようにしてみませんか?」とアドバイスをもらった◆彼の言っていることはよく理解できる。私も考えないように努力してみようか。難しいが確かにそれが良いのかもしれないな。

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2024年08月05日 ---- ボス

人に道を聞く者は迷わない

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ゴルフへの往復のクルマの中ではいつもラジオを聴く。土曜日早朝、徳光さんの番組の中のキリスト教のコーナー。私はキリスト教徒ではないがこのコーナーは毎週必ず聞いている。「暗いと不平を言うよりもすすんで灯りを点けましょう」というキャッチがいい。◆そのコーナーでフィンランドの諺が紹介された。「人に道を聞く者は迷わない」というもの。確かに!◆現代社会ではさらにマンツーマンのコミュニケーションが減ってきているように感じる。「人に道を聞く」=「人に相談する」と言うことだろう。

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2024年08月02日 ---- ボス

オリンピックのモットー

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高校2年生の夏休みころまで私はかなり「良い成績」であった。高2の途中でこけた。「良い成績」を取っていた頃は「英語・算数・国語・理科・社会」のほか「図工・音楽・体育」も良い成績であった。「図工・音楽・保健体育」のペーパーテストの点数も高かった。◆「次の( )の中を埋めよ」という問題が保健体育の試験で出た。「オリンピックのモットーは(  )く、(  )く、(  )くである。」・・私は「常識問題だな」と思いながら(速)く、(高)く、(強)くと書き入れた。他も簡単な問題だったので私は「きっと100点だな」と思っていた◆数日後テスト用紙が返された。(速)く、(高)く、(強)く、に✕、✕、✕が付いていた。「なんで?」私は思った。◆正答は(より速)く、(より高)く、(より強)く、であった。「早く、高く、強く」ではなく「より速く、より高く、より強く」なのだった。オリンピックが来るといつもあの高校時の保健体育のテストで✕をもらったことを思い出す。

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2024年08月01日 ---- ボス

タトゥー(いれずみ)

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オリンピックを観ていると競技によってやたらとタトゥーが目立つものがある。昨夜観ていたBMXはほとんどの選手が汚い(私には汚く見えた)タトゥーを入れていた。◆「身体髪膚(しんたいはっぷ)これを父母に受く。敢えて毀傷(きしょう)せざるは孝のはじめなり」・・身体はすべて父母からいただいたもの。その身体を傷つけないことが一番の親孝行なのだ、というようなことか。孔子の教えである。私は小さい頃、母や祖父母から何度もこの孔子の教えを聞いて育った。◆健全なスポーツの祭典でタトゥーをしている選手を見ると悲しくなる。

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2024年07月31日 ---- ボス

泣くな!

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森本毅郎さん84歳、徳光和夫さん83歳。二人の現役アナウンサーは私が「こんな80歳になれたらいいな」と思う理想的な人生を送っているように見える。◆今日は、森本さんの指摘で私も目が覚めたという話。私は毎朝、TBSラジオの『森本毅郎 スタンバイ』を聴いている。森本さんの博学には驚かされるし84歳になった今も旺盛な知識欲をお持ちなことに感服する。私もこんな80歳になりたいと思う所以である。その森本さんが今朝の番組で、オリンピック柔道の阿部詩選手の負け試合後の号泣に関して辛口コメントを発した。◆私は数日前のこの欄でも紹介したように阿部詩選手の号泣に同情し、「誰にも負けない努力を続けて来たから」と書いた。詩さんが可哀そうでしかたなかった。気まぐれな神様を恨んだ。だが森本さんは違った。厳しかった。◆負けた時の態度、悔しいのは分かるがアレはダメでしょう。勝っても奢らない、負けても泣かないのが柔道、勝負の世界でしょうというようなことを言っていた。詩ちゃんの気持ちは分かるがあの態度はダメだと繰り返していた。号泣を許すコーチもダメだと言っていた◆森本さんの言葉を聞いて私も思い直した。柔道で負けて人前で号泣するようじゃダメだ。そのような教えが必要だな、と。◆今から12年前、ロンドンオリンピックの後、私は以下の文章をこの欄で書いている。長くなるが全文コピペする。・・・・●●ロンドンオリンピックは様々な感動を残して無事閉幕した。テレビ観戦しながら何度か涙を流した。ひたむきに、がむしゃらに、そしてストイックに自分の人生の最も美しい時期を一つのことに捧げる。勝っても勝てなくても感動的。勝敗以上に素晴らしいドラマを見ることができるのがオリンピック。◆今回のオリンピックで私が最も感動し、涙を流したのは・・。恐らくほとんどの方は「えっ?なんで?」と思われるかもしれない。お話しするのは少し恥ずかしいが実は女子レスリングの浜口京子さんの家族に対して。京子さんはふがいない試合をして一回戦で敗れた。試合後、報道陣が両親にインタビューしているところへ京子さんが現れると父親の元プロレスラーのアニマル浜口氏は多くのカメラの前で京子さんを罵倒する。◆「なんであのとき・・・しなかったんだ」「なんのためにこれまで一所懸命やってきたんだ!」父親の罵倒は止まらない。隣で優しい母親が止めに入る。「あなた、やめなさいよ!京子は十分頑張ったじゃない!」・・・すると父親は母親へ向かって「うるさい!オマエは黙ってろ!」◆こんな光景が繰り返された。博多で私と一緒にテレビを見ていた義父は「もうよかろうもん。終わったっちゃけん、そげえ叱ってもどうもならんめえもん。」とつぶやいた。◆私は浜口氏の言動に強く興味をひかれた。「ただのバカ親じゃないな」と思ったところで彼の口調が少し穏やかになった。「日本中の方々が京子に期待して応援してくれていたんだ。その皆様の期待に応えられなかった。ここでオヤジであるオレが叱らなくてどうする!?」・・・「そりゃあオレでも『京子、お疲れさん。今までよく頑張ったな』と言って抱きしめてやりたいよ。でも、こんな試合のあと、すぐにそんなことはできない。」「親が叱るしかないんだ!」◆浜口氏の目に光るものがあった。ほんの30年前、日本の親はみんな浜口氏のようだったと思う。私は溢れる涙をこらえきれなかった。

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2024年07月30日 ---- ボス

柔道がおかしくなった

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小学校3年生から柔道をやっていた。かなり強かった。段位は取らなかったが中学生になった頃には初段相手に負けることはなかった。◆小学3年生からやっていたから基礎は充分叩き込まれた。今でも体が覚えている。柔道の基礎の基礎は「受け身」。上手な「受け身」ができれば、背負い投げで投げられてもダメージはない。まずは「受け身」の練習を徹底して、それから技を覚えていく。おそらく今でも中学校の部活では「受け身」を徹底して習うだろう◆ところがオリンピックの柔道では「受け身」を取る者が一人もいない。これでは怪我をする。阿部一二三選手に投げられた相手は畳に手をついて肘を痛めていた。あんなのは柔道ではない。

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2024年07月29日 ---- ボス

阿部詩さんの号泣

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パリオリンピック、女子柔道52㎏級。優勝候補筆頭の阿部詩(あべうた)選手が2回戦で敗れる波乱があった。自他ともに認める絶対王者が一本負けした瞬間、テレビ観戦していた私も「あっ!!」と声を出して飛び上がっていた◆試合以上に私の心に響いたのが詩選手の号泣。誰にも負けない努力を続けてきたからこそあの号泣があったのだろう。時として神は意地悪だ。気まぐれだ。◆泣く姿を見るのはつらい。

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2024年07月29日 ---- ボス

平均寿命・平均余命

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日本人の平均寿命は男81.1歳、女87.1歳になったと先日発表されていた。男の平均寿命が81.1歳だから今65.0歳の男は平均してあと16.1年生きると勘違いしている人が多い。違う。65.0歳の男の平均余命は18.9年。つまり今65.0歳の男の平均寿命は83.9歳なのだ。平均寿命が81.1歳と言うのは今、産まれた男の赤ちゃんは平均して81.1歳まで生きると言うこと。◆さて私は今67歳。平均すればおそらく84歳くらいまでは生きることになる。もちろん長生きしたい。楽しく過ごしたい。でも、そんなに長くは生きられないだろうなあ。「そろそろ真面目に終活を始めないとな」と考える。75歳くらいまで元気でゴルフできたらいいな、と考える。それでも、もう、あと8年も無いのだ。人生って意外に短い。

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2024年07月27日 ---- ボス

好事魔多し

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5月、6月と心配事が増え続けていた。心配事や私がジャッジしなければならない難しい問題が溜まっていた。私がジャッジするべきものは慎重に計算し一つずつ方向を決めた。勝負すべきことも相手の動向を探り、読み、勝負に挑んだ。私の力ではどうしようもない心配事は愛宕神社にお願いに行った。苦しい時の神頼み。私は年の半分は苦しいので年の半分は愛宕神社へお願いに行っている◆6月末から7月上旬にそれらが解決し始めた。ジャッジは後悔することなく、勝負には勝った。心配事もすべてが解決したと思ったのが7月17日の正午前だった。問題が解決する都度、愛宕神社にお礼参りに行っていた。◆「あー、心配だったこと苦しかったことがすべて解決した。こんな楽な気分になったのは何年ぶりだろう。これが人生最後の大きな満足感、幸福感かもしれないな」そんなことを思っていた◆それと同時に心に浮かんだ言葉が「好事魔多し」。良い事にはとかく邪魔が入りとんでもない状況になることが多い、というようなこと。私は「『好事魔多し』という。気を付けよう」と思いながら何をどう気を付ければいいのか分からなかった◆一週間後、私は人生最大の不安に悩まされることになった。まさに「好事魔多し」。私はまた毎日愛宕神社の急な86段の「出世の石段」を上ることとなった。いえ、もう「出世」は要りません。「安らぎ」をください、とお願いしている。今日も早朝お参りしてきた。「お願いです。〇〇〇〇〇が〇〇〇〇に〇〇〇〇〇〇〇」とお願いしてきた。

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2024年07月25日 ---- ボス

オプティミスト vs ペシミスト

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「♫ 若かったあの頃 なにも怖くなかった・・」という有名な曲の歌詞がある。ふと気づいた。確かに私も何も怖くない時期があった。◆今は何事でも悲観的に考えてしまう私だが学生時代の一時期、私のことを「オプちゃん」と呼ぶ先輩がいた。◆福岡で浪人生活を送っていたころだ。医学部を狙って4浪している先輩が「モトミはいいなあ。オプちゃんはいいなあ」とよく言っていた。明るく楽観的な私を下宿仲間のみんなが羨ましがっていた。私はパチンコばかりしていたが予備校の試験ではいつも「A判定」だった。カネはないが健康だった。恋人もいないが「大学生になればすぐにできるさ」と思っていた。◆よく「人の性格は簡単に変わるもんではない」というが、気付くと私は「楽観的」な性格から「悲観的」な性格へと変わってしまった。経営者を長くやったせいで「悲観的」になったのか、それともあの「オプちゃん」は演技であの頃から実は私は「ペシちゃん」だったのか、分からない。◆「オプちゃんは楽だろうな」と思う。「残念ながらオレはオプちゃんにはなれそうにないな」とも思う。

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2024年07月25日 ---- ボス

心配性

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気が小さい。いつも悲観的にモノを考えてしまう。「もし、こうなったらどうしよう?」と心配ばかりしている。損な性格だ。◆最近は無くなったが、若い頃は飛行機に乗って「もし、この飛行機が落ちたらどうしよう?」とビクビクしていた。心配してもどうしようもないのに、どうしようもないことは分かっているのに、心配ばかりしていた◆古希が近づき、さすがに飛行機に乗ることはさほど怖くなくなったが、それでも頭の中は心配事ばかり。◆今朝も早朝の愛宕神社へお願いに行ってきた。「どうぞ、どうど〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ように」一所懸命にお願いしてきた。

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2024年07月23日 ---- ボス

世界一のジャズ喫茶「ベイシー」

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日曜日、久しぶりに岩手県の一関までジャズを聴きに行った。「ベイシー」というジャズ喫茶。誰もが認める世界一の音で50年代60年代のジャズの名盤を聴く。もちろんCDではなくレコード。マスターの菅原さんは82歳。プロのジャズドラマーだった菅原さんは若い頃結核を患ったことが原因でミュージシャンを諦め「ジャズ喫茶」の経営に乗り出す。そして世界で一番の音を作り出した。◆音楽も店のムードも最高。それ以上にマスターの菅原さんがダンディ。以前は私とも1時間近く話してくれたが、最近はぶっきらぼう。客とは基本的に距離を置いているようだ。それでもカッコいい。◆残念ながら「ベイシー」はいつ開く(営業する)のか分からない。店の前には「閉店しました」と張り紙がある。それでもジャズがなっていればドアを開け「聞かせてください」とお願いすると多分入れてくれるでしょう。私は「ベイシーが開いてなかったら温泉巡りをしよう」との思いで一関を時々訪問している。◆ベイシーの音を聞いたことのある人と「すごかったね」と話すのが溜まらなく楽しい。おそらくどんな美術館よりも感動することでしょう。

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2024年07月22日 ---- ボス

一喜一憂することなく・・・

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「一喜一憂」という言葉。状況の変化に応じて喜んだり不安になったりすること。最近は「一喜一憂することなく・・」と使われる方が多くなった。なんか一喜一憂しちゃダメって感じ。◆私は逆に「もっと一喜一憂しろ!」と言いたいことが多い。「何としてもこれを受注するんだ!」と情熱を持ってチャレンジすれば受注できたら喜びは大きいし失注したら落ち込んでしまう。それでいい。それがいい。◆受注できても失注しても、嬉しがりもせず悲しがりもしない営業マンばかりになった感じが寂しい。

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2024年07月18日 ---- ボス

塞翁が馬、塞翁が空

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読んでくださった方も多いと思う。『塞翁が空』というマンガ。私と私の会社の物語。中国の故事「塞翁が馬」に基づいて題名を「塞翁が空」とした。我ながら上手い題にしたと満足している。これまでに第1章、第2章を発刊した。本日は第3章の完成画が届くことになっている。「塞翁が空」は第4章+エピローグで完結する。おそらく今秋には発刊できるであろう◆「塞翁が馬」という故事は「禍福は糾(あざな)える縄の如し」と同意義である。人生良いことがあれば悪いこともある。それの繰り返しだということ。私の人生もわが社の経緯もまさに禍福の繰り返しだった◆ところで実は私、最近「福」が続いている。私の身の回りで何が起こったかはここでは述べないがよい事、満足のいく結果が続いているのだ。それはそれでとても嬉しいことなのだがこうなると「次は『禍』の順番じゃないか」と心配になる。私はずーっと心配ばかりして生きて来たような感じがする。楽観的にはなれないなあ。

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2024年07月17日 ---- ボス

無人タクシー

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6月の末、一週間ほど米国サンフランシスコ近隣をうろついてきた。サンフランシスコに入り、ナパバレーでワイナリーを数軒ハシゴし、ヨセミテ公園内で2泊、スタンフォード大で打ち合わせて帰国した。サンフランシスコは私の最も好きな都市。おそらく今回の訪問は7回目。ナパバレーは4回目。ヨセミテは2回目。スタンフォード大も2回目。◆初めてサンフランシスコを訪れてからおそらく25年は経っただろう。この25年で我が国はどれだけ後退したのか。情けなくなる。25年前は100円だった「タコベル」のブリトーが今は550円になった。25年間で日本の物価は変化ないのにアメリカで払う額は円建てでは5倍になったのだ。◆もっと驚いたのが無人タクシー。サンフランシスコのダウンタウンを誰も乗っていないクルマが走っている。1台、2台ではない。私は1時間で4台の無人カーを見た。おそらくサンフランシスコの街全体では数十台の無人カーが走っているのだろう。日米の差はますます大きくなっていっている。かなわない。米国にはかなわない◆スタンフォードに行って改めて思った。「教育、或いは教育環境の差」が決定的に違うのだろうと。自堕落な学生であった私が偉そうなことも言えないが、それでも我が国の将来のために思う。日本の大学生はもっと勉強すべきだ。もっと学ぶべきだ。そしてもっと多くを知るべきだ。「教育」を変えなければ我が国は下落していくしかない。

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2024年07月16日 ---- ボス

徳田虎雄氏の功績

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長く苦しい闘病生活の末、徳田虎雄さんが先週亡くなった。その際立った発想と行動力から敵も多かった。だが彼は「生命だけは平等」との信念から我が国の医療体制の不備を正そうと行動し徳洲会グループを形成し、365日24時間診療を各地で行った。その意味からは徳田虎雄さんに救ってもらった命の数も莫大なものになるのだろう。◆それでも彼を変人扱いし功績を正当に評価しないマスコミが多かった。おそらく実際に大変な変人でもあったのだろうと思うが、世間はもっと彼の功績を讃え、感謝の気持ちを持って欲しいと私は思うのだ◆今から20年以上前の話。一般にはほとんど知られていないが徳田虎雄さんの方針で徳洲会グループで独自のドクターヘリを運用する計画があった。運用拠点も決まり、ヘリの機種もほぼ決まりかけたところで徳田氏はALSに倒れる。最初は「徳田氏が事故に遭ってしばらく動けない。ドクターヘリ計画は少し先延ばしになる」と伝えられた。ところがいくら待っても再開しない。徳田氏は表舞台に登場しなくなった。「いったい、どうなっているんだ?」と私は徳洲会関係者に訊ねるが彼らの口は固かった。数か月経ったころ「徳洲会グループとしてドクターヘリを運用する計画はない」との報告が届いた。◆徳田氏がALSになっていなければ我が国のドクターヘリの体制も今とは違うものになっていたのだろう。◆天才、徳田虎雄さんの功績はもっと正当に評価されるべきであると切に思う。私は彼への感謝の気持ちを忘れない。◆徳田先生、お疲れさまでした。安らかにお眠りください。ありがとうございました。

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2024年07月09日 ---- ボス

インド人の後ろには並ぶな

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30年前には年間4回ほど米国出張があった。あちらで会うアジア人はほとんどが日本人だった。◆ダラスの空港で帰国のためANAのチェックインゲートに並んでいた。見送りに来てくれた米国人の友人のルイスさんが小さい声で言った。「キノシタさん、インド人の後ろには並ばない方がいいですよ。彼らは他の人の3倍は時間かかりますから」と。私はインド人の隣の列に進んだ。ルイスさんの言った通り、インド人はチェックインに手間取っていた◆先週、1年ぶりに米国へ行った。サンフランシスコ空港からの帰りの便のチェックインゲート、ビジネスクラスは1列しかなかった。私の前にインド人の4人組が並んでいた。ルイスさんの教えから30年経っていたが相変わらずインド人はチェックインに手間取っていた。スーツケースに入れてはいけないものを入れ、段ボール箱は適当にガムテープを貼っていた。ANAの職員の方が親切にガムテープで箱を閉じていた。普通5分で終わるところが30分近く待たされた。◆「中国人はうるさくてマナーが悪いけど空港は速く抜けますよ」「インド人の後ろには並ばない方がいいですよ」・・30年前のルイスさんの教え。国民性というものは30年や50年では変わらないものなんだなあ、と感じた。

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2024年07月08日 ---- ボス

法律よりも道徳

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今回の東京都知事選の選挙ポスター問題。ある党は全く政治に関心もないような人まで立候補させ、そのポスター枠を販売していた。「表現の自由」という名のもとに「合法だ!」と息巻いて多くの都民を不愉快にさせた。また街頭演説の会場においては演説者の話を聞くことはせず大音量で誹謗中傷を繰替えす行為も目立った。◆「法律違反ではない」との確信はあるようだが「法律違反ではないなら何をやってもかまわない」との考えは愚かである。このような考えを持った者が政治に関わろうとすること自体おかしい。それを許す現代社会が嘆かわしい◆政治家であろうと、企業であろうと「法律よりも道徳」をまず重んじるべきである。道徳をわきまえない企業トップや政治家がどれほど多い事か。情けない。

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2024年07月02日 ---- ボス

ウィンブルドン

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米国から帰国して時差ボケで眠れない夜、ちょうどテニスのウィンブルドン選手権が始まった。大阪なおみ選手の1回戦はフランスの選手に2:1の接戦で勝利した。大阪選手はこのウィンブルドンでは6年ぶりの勝利だと言う◆テニスの4大トーナメントでもウィンブルドンは別格である。ゴルフに例えるとマスターズ選手権のようなもの。芝生のコートでウェアは白に限られるところもいい。◆私が学生の頃は毎年のように決勝はビヨルン・ボルグVSジョン・マッケンローだった。もちろん私はボルグを応援していた。そしていつもボルグが勝った。◆あの頃もウィンブルドンではウェアは白に限られていたが今日ほど厳格では無かったと記憶している。「基本、白」という程度でワンポイントのマークや襟元の色が違う程度のウェアは多かった。いつの頃からか「ウェアは純白」との管理が厳しくなっていた。◆私は今の厳しいウェア管理が好きである。できれば「入れ墨(タトゥー)禁止」にしてもらいたい。

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2024年06月21日 ---- ボス

オススメをリコメンド

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「○○に関しまして皆様のオススメをリコメンドしてください」・・・バカなラジオパーソナリティーがこんな汚い日本語(英語?)を使っていた。言いたい意味は分かるけど。こりゃまずいでしょ。

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2024年06月20日 ---- ボス

「うんこ」と書いて始末書

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彼の名誉のために実名は避ける。仮名で中川太郎クンとしよう。某ゼネコンの常務を昨年で終えた中川クンの大学時代のエピソード。◆私と中川クンは大学の同級生だった。四年生の時だった。これから「コンクリート工学」の試験を受けるというとき、なぜだか分からないが中川クンが机に鉛筆で大きく「うんこ」と落書きしていた。一文字が縦横10センチくらいの大きな字だ。◆翌日、誰かが「中川を騙そうぜ」と言い出した。まだ世の中にはワープロなどは無かった。研究室に一台あった和文タイプで「始末書」を作った。その始末書は以下の文だった。「始末書 私、中川太郎は7月11日に土木本館304号室で行われたコンクリート工学の試験前に、机に「うんこ」と大きな字で落書きしました。この大人気ない私の行動が皆様にご迷惑をお掛けしました。反省しています。二度とこのような軽はずみな行動は致しません。皆様にご迷惑をお掛けしましたこと、心からお詫びいたします。7月13日 名前(自筆のこと)」◆中川クンが研究室に来た時に我々みんなで深刻そうな顔をして「中川!大問題になっとっぞ!松下先生が激怒しとるらしい。始末書にサインしてすぐ教務課に持って来いってよ」と中川クンに渡した。中川クンは疑うこともなく「えーっ!そうなんか!ごめん。すぐに教務課に行くわ」と言いながら始末書に万年筆でサインした。そして教務課へ向かった。「オレたちも付き合うわ」と言いながら5人で教務課へ向かった。教務課には二人の女性がいた。60歳手前の赤間さんと40歳くらいの樽見さん。教務課のドアは開いていた。中川クンが「失礼します。ご迷惑をお掛けしました。始末書を持ってきました」と言って始末書を赤間さんに渡した。赤間さんは「なにっ?」とか言いながらその紙を受け取って読み始めた。途端に赤間さんの大爆笑。その紙を樽見さんに渡した。樽見さんも大爆笑。廊下から様子を覗いていた我々も大爆笑。一人キョトンとしていた中川クンも、やっと騙されたことに気付き「オマエら、オレを騙したな!」と怒りながらも笑っている。◆67年間生きてきたが、あれが私の人生で最も激しく笑ったときだった。涙を流しながら腹を抱えて笑っていた。◆残り少ない人生。もう、あんなに笑うことはないだろうな、と思うと少し悲しくなった。

iPhoneから送信

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2024年06月19日 ---- ボス

初恋の人

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悦子さんのお父さんはパソコンが苦手。日曜日、自宅でお父さんがパソコンを前に困っている様子。悦子さんが「助けてあげるわよ」とお父さんのパソコンを覗いた。お父さんはあるソフトを開こうとしてパスワードの入力に困っていたのだった。悦子さんが「パスワードのヒント」というところをクリックすると「初恋の人の名は?」と表示された。悦子さんはお父さんに訊ねた。「お父さんの初恋の人の名前は?」と。お父さんは恥ずかしそうに答えた。「うん?え、悦子」。悦子さんがパスワードに「ETSUKO」と打ち込むとソフトが開いた。◆ラジオで聞いた素敵な話。

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2024年06月14日 ---- ボス

女性のくしゃみ

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「男の」とか「女の」などと言うと叱られかねない時代になって来た。それでも私は「男は男らしく」「女は女らしく」あって欲しいと思っている。◆昼食後、新橋を散歩していたら女性のくしゃみが聞こえた。くしゃみが聞こえた方を見ると女性が歩いていた。彼女はまたくしゃみをした。「下品なくしゃみだな」と私は思った◆①女性は歩きながらくしゃみはしない方がいい。立ち止まって欲しい。②くしゃみをするときにはハンカチで口元を覆うべき。横を向いてくしゃみをするな。③くしゃみは「は」か「ひ」か「ふ」から始めろ。下品な女は「へくしょっ!」と聴こえた。「へ」から聞こえるくしゃみは下品に聞こえる。

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2024年06月13日 ---- ボス

政治資金パーティー

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立憲民主党は政治資金パーティーを禁止とする法案を出した。だが「その法案が可決成立するまではパーティーをやる」とする議員も複数いた。◆自民党員がそこに噛みつくのは分かる。「オマエ、人に『やめようよ』って言っておいて自分は止めてねえじゃねえか」ってことだ。自民党としては噛みつきやすい◆ところが本来は中立であるべきマスコミが「それはおかしい」と言い出し、民主党の態度をバッシングし始めた。これはちょっとおかしいんじゃないの?◆「やめようや」と言っている人間が「『やめる』って決まってないからオレはやるよ」ってこと。自民党とマスコミがバッシングすれば「そりゃ確かにおかしいな」ってなるだろう。◆「選挙に行きましょう」と人に呼び掛けておいて自分は行かないというのはおかしい。「路上飲酒を禁止する法律を作りましょう」と言っておいて自分は路上飲酒するのもおかしい。でも・・◆「国を守るために国民皆兵にしましょう」と主張する者が自ら自衛隊へ入隊しなくてもいいじゃないか。「消費税を20%に上げるべきだ」と主張している学者だって法律が変わるまでは10%しか払わないだろう。「停戦しましょう」と呼びかけながらも双方が合意するまでは攻撃は続く。◆私は「相続税の税率を上げるべき」との考えを持っているが、そのように法律が変わらない限り払わない。「お父さんは『相続税を上げるべき』って常々言っていたから少ない遺産だけどこれを国に寄付しましょう」なんて子供達には言ってもらいたくない。◆政治資金パーティーに関するマスコミの報道姿勢には危うさを感じた。

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2024年06月11日 ---- ボス

給料は4%、物価は5%上昇したら・・。

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「給料が4%上がって喜んでいたら、なんと物価は5%上がっていた。実質は給料が1%下がったということだ」とラジオで誰かがしゃべっていた。それを聴いていた多くの人は「そうだな!」と思う。ラジオのパーソナリティーも「そうだ、そうだ」と言っていた。「状況は人によって違うのだ」ということにラジオのリスナーは誰も気づかなかった。◆「状況は人によって異なる」ということを例を挙げて説明しよう。◆給料が月額50万円でその50万円すべて生活費に使っている人にとっては給与が4%増えると52万円になり支出は5%増えると52万5千円になるから5千円の赤字となる。確かに「実質は給料が1%下がった」という感覚になるだろう。◆ところが同じ給料が50万円の人で生活費を30万円、残りの20万円を貯蓄や投資に回している人は違う。給料は4%上がり52万円になり、生活費は5%増えて31万5千円になるのだから貯蓄や投資に回せるカネが5千円増えるのだ。◆難しい算数ではないが残念ながら「理解できない人」「理解しようと考えない人」が多い。「考えない人」が多いから貧富の差が大きくなる◆「給料が4%増え、物価が5%上がる」ことは金持ち(余裕のある人)にとってはありがたい事であり、貧しい人(多くの国民)にとっては腹が立つべきことなのだ。◆こうして我が国でも貧富の差がますます広がっていく。

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2024年06月10日 ---- ボス

東京のドクターヘリ キャンセルが多い

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週刊文春が「東京のドクターヘリはキャンセル率が高い」と書いている。◆ドクターヘリが離陸して傷病者の方へ向かっている間に「大丈夫です。救急車のみで対応可能です」と連絡が入ればそのドクターヘリは帰還して、次の傷病発生に備える。この「離陸し一旦は傷病者の方へ向かうが実際には傷病者搬送をせずに帰還すること」がキャンセルとしてカウントされる。◆週刊文春は、(それほど重病ではないと思われても)とにかく出動することでフライト時間を稼ぎ、フライト料金を東京都から払ってもらおうとしたのではないか、と疑っている◆私の知る限りでは、そんなの無理。出動要請は消防から来る。実際にドクターヘリが傷病者の元へ向かうかどうかはドクターが判断する。パイロットが「とりあえず向かいましょう。大丈夫なら戻ってくればいいのですから」なんて言える立場にない。◆各県、各病院のドクターヘリ担当医師で「とりあえず向かう」という考えの方と「慎重に!」という考え方の人がいる。私はどちらがいいのかは分からない。フライトドクターの間でも意見が分かれている。

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2024年06月07日 ---- ボス

美味しいラーメン屋

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社員にこの話を何度もする。◆銀座の5丁目の路地裏にあるビルの3階に美味しいラーメン屋をオープンした。主人も従業員も自分の店のラーメンは最高に旨いと思っている。こんなに美味しいラーメンなのだから客がいっぱい来るはずだ、と思ってオープンしたのだがなかなか客が来ない。3日経っても1週間たっても客は増えない。「なんで客が増えないのだろう?」みんなで考えた◆みんなで一所懸命に考えた結果が「麺をもう少し細くしましょう」「コショーを粗びきに替えましょう」「テーブルクロスを赤い色にしましょう」「割り箸にしましょう」などであった。・・・3か月後、店は倒産する。全体を見回すことができるリーダーがいないとこのようなことが起きてしまう。◆「すごく美味しいラーメン屋が銀座5丁目の〇〇ビルの3階にあるよ」と上手に宣伝しなければ、どんなに美味しいラーメンでも、そのラーメン屋はつぶれてしまう。「おいしいラーメンを出せば必ず客がいっぱい来る」と信じているような悲しい社員がまだまだ多い。

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2024年06月05日 ---- ボス

あのときの失敗

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昨日、大島の整形外科を訪問するのに久しぶりに都営新宿線に乗った。「この路線で若い頃、大失敗したな」と思い出した。今から40年前の失敗である。◆建設会社へ入社した私は東西線「西葛西駅」徒歩10分にある会社の寮に入っていた。ある日、夜勤明けで高校の同窓会に参加した。場所は新宿。疲れ果てていた私は、最後までは付き合えず途中で居酒屋を出た。新宿三丁目から都営新宿線に乗り九段下で東西線に乗り換えるつもりだった。気付くと都営新宿線終点の「本八幡」だった。しょうがない、そこから総武線に乗り換えて「西船橋」へ向かった。「西船橋」から東西線で「西葛西」へといつもの帰宅とは逆向きの上り電車に乗った。行徳駅で席が空いたので座った。「西葛西」まであと二駅くらいのところで再び眠ってしまった。終点の「中野」で駅員さんに起こされた。「まずいっ!」「あーあ、ガックリ」。乗って来た東西線に乗って西葛西へ戻ろうと思ったが「東西線は最終がもう出ましたよ」とのことだった。中野駅のJRのホームへ向かい総武線に乗って「新小岩」まで行った。総武線の駅では「新小岩」が「西葛西」に最も近いようだった。「新小岩」で降りてそこからタクシーで寮に帰った。◆懐かしい失敗談。若かったなあ。◆予定「新宿三丁目→九段下→西葛西」が  結果「新宿三丁目→本八幡→西船橋→中野→新小岩→西葛西」になった。

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2024年06月04日 ---- ボス

老化曲線

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健康食品を扱うテレビショッピングでは必ず右肩下がりのグラフが出る。「〇〇は年齢と共にこのように少なくなっていきます」とか「△△機能は年齢と共にこのように衰えていきます」「50m走の記録は右肩下がりで・・・」などとあらゆる説明に右肩下がりのグラフが使われる。「ウソ」とは言わないが正しくもない。◆あの右肩下がりグラフはあくまで平均値のグラフ。個人での老化曲線は「緩やかな右肩下がりではなく」ある日、ガクッと階段状に下がるものだ。事故やケガにより、あるいは病気の発見による手術などに寄って垂直に下がる時がある。下がったらしばらくはその値を維持し、また数年後にガクッと下がる。老化は「緩やかな右肩下がり」ではなく「階段状の右下がり」なのだ◆ということを今、私は身をもって痛感している。

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2024年06月03日 ---- ボス

とうもろこし

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今年もまた全国各地から、おいしい「とうもろこし」のニュースが届くころとなった。この時期になると必ず小学校4年生だったときの社会科の授業を思い出す。◆ペルーだったか、チリだったか南米に関する授業だった。先生が言った。「この地方は土壌に栄養がなく雨も少ないためにお米が取れません。それで仕方なくとうもろこしを作ってそれを主食にしています。かわいそうですね」とそんなことだった◆あれから50年以上経った現代も同じような説明が行われているとは思わないが、当時はそんな授業だった。そして、とうもろこしが大好きだった私は、教師の「かわいそうですね」の意味が全く理解できず「うらやましい」と思った。「毎日、とうきび(とうもろこおし)を食べられるんだ。羨ましいな」と思ったのだった。◆梅雨が明ければ、本格的にトウモロコシのうまい時期になる。「朝取れトウモロコシ」は極めておいしい。楽しみだ。

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2024年05月31日 ---- ボス

大病でなければいいが。

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数年前から毎朝、約1時間かけてストレッチや筋トレをやってきた。前屈に始まって最後はプランクを6分。腕立て伏せは一日おきに45回。その他もろもろ。◆2週間前の月曜日、開脚ストレッチを普段以上に頑張った。頑張り過ぎた。左足大腿筋を痛めた。太ももの付け根から膝にかけて広い内出血。歩くのもキツイ。運悪く、そんな時に大切な客とのゴルフスケジュールが詰まっていた◆理由を説明して不参加にすればいいものを「オレが行かなければ失礼だ」くらいに思って無理をした。片足を引きずりながらラウンドした。水曜・日曜・水曜・日曜と無理をした。人がやっていたら「オマエはアホかっ!」と叱るようなことをやってしまった。足は一向に回復しない。それどころか膝や腰、右足まで痛くなってきた◆「これは、あのストレッチが原因ではなく、なにか重病なのではないのだろうか?」と不安に感じ始めている。この週末はじっとしていよう。「治りますように」と愛宕神社の神様にお願いに行きたいところだがあの「出世の石段」は当分上ることができない。

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2024年05月30日 ---- ボス

人に注意すると

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一昨日、北陸新幹線で富山に向っていた。前日から体調が悪かったのだが休むほどではなかった。ユンケルを飲んでグリーン車で2時間も寝れば元気になるだろうと思っていた。窓側の席で「眠くなるまで」と読書を始めた。◆大宮を過ぎた頃、読書を止め「寝よう」と目を閉じた。そのタイミングで私のすぐ後ろの席の男が誰かとしゃべり始めた。大声ではない。明らかに携帯電話で話している。大声ではないが小声でもない。携帯電話で独りで話す声は通常の会話の音声とは異なり回りをいらだたせる。私は我慢した。我慢したがヤツは終わらない。我慢の限界に達した。とは言え私は大人。振り向いて「うるせえな!」とは言わない◆トイレに立つフリをして、ちょっと振り向き、「電話はデッキで話せよ」と言った。ヤツの反応を見ずにトイレへ向かった。トイレから戻るとヤツはいなかった。しばらくするとヤツが後ろの席に戻って来た。もう話し声は聞こえない。ゆっくりと眠れるはずだ。だが眠れない。◆ちょっと偉そうな言い方だったかな?「すいませんが、電話はデッキでお願いできませんか?」くらい低姿勢で言うべきだったかな?などと考えて落ち着かなかった。向こうが悪く、こちらは注意しただけなのに、なんか落ち着かない時間だった。気になって眠れなかった。注意したことを後悔したわけではない。他人に注意するのも楽ではないな。

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2024年05月27日 ---- ボス

ニュース速報

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そういえば先場所もそうだった◆大相撲千秋楽をテレビで観ていた。「大の里」が簡単に「阿炎(あび)」を押し出して優勝を決めた。勝ち名乗りを上げているところへ画面上方にあの独特の音と共に「ニュース速報」のテロップが流れた。「なんだろう?」と思っていたらそのニュース速報は「大の里」の優勝を告げるものだった◆「バカじゃないの?」と私は思った。今、相撲中継がオンエアされており、それを観ている者すべてが「大の里」の優勝を讃えているさなかに「ニュース速報」でかぶせる意味がどこにあるのだろうか?耳の不自由な方に分かりやすくするためと言うのであれば単に「『大の里』優勝!」と文字を出せばいい。わざわざ「ニュース速報」として流す意味が分からない。

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2024年05月24日 ---- ボス

口笛が吹けない

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「自転車に乗ること」、「泳ぐこと」、「スキップをすること」これらは一度覚えたら一生忘れずにできるものだと思っている。「口笛を吹くこと」も。◆昨日、沖縄へ出張があり、私は自分でクルマを運転し羽田へと向かった。気分が良かった。ラジオから流れる音楽に合わせて口笛を吹こうとした。口笛を吹くのは久しぶりだ。◆ところが、音が出ない。いくらやっても音が出ない。「なぜ?」・・・不思議だ。舌で唇を湿らせて再度挑戦するが出ない。焦る。「歳を取ると口笛も吹けなくなるのか?」と落ち込んだ◆10分以上トライしてやっと小さな音が出た。若い頃の口笛の音とは違うものだった。◆これを読んでいるあなた。65歳以上なら試してみて。口笛って若い頃のように簡単に音は出ませんよ。

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2024年05月24日 ---- ボス

無理に生かさなくてもいい

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もう10年近く前の話になる。母が脳失血で倒れた。急いで駆けつけた姉に医師が言った。「残念ですがもうお母さんの意識が戻ることはありません。眠り続ける状態です。自然に任せれば一週間から十日でしょう。人工呼吸器など生きるための装置をつければ現代の医学では2ヶ月くらいは生きていただくことができるかも知れません。どうしましょう?」。尋ねられた姉は答えた。「母は、そうしてまで生きていることを希望しないと思います。自然に任せてあげてください」と。◆「そう答えたけど、良かったかなあ?」と姉が私に訊いてきた。「姉ちゃん、ありがとう。もちろん、その通りだよ」私は答えた◆長く生かすことだけが医療ではない。尊厳を重んじ、安らかに見送るのが仁術としての医術だと思う。◆「尊厳を持った生」「安らかな死」と言うことをもっと医学界で議論してもらいたい。◆私だって尊厳を持って穏やかに死んでいきたい。

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2024年05月23日 ---- ボス

偏った知識は危険

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減税を叫ぶ人たちは「減税をしても大丈夫。減税した方が景気が上向いて税収が増えることになる」と訴える。そして減税のメリットばかりを考え研究する。◆「減税のメリット」ばかりを教えられた「自分のアタマで考えない人」は「増税反対!」と叫び「財務省が悪い」と思ってしまう。「財務官僚は自分たちの利権ばかりを考えている」などと主張し始める。◆実は私には分からない。分からないが「減税する方がメリットが大きい」とは感覚的には理解できない。◆話は変わって袴田裁判。マスコミの多くは「袴田さんは無罪」と決めつけている。「警察の捏造」「検察はメンツを保つために有罪を主張」などと言っている。「なぜ警察は袴田さんを犯人としたのか」は報道されない。事件以前の袴田さんの素行に関しても報道されない。◆私には分からない。分からないから「怪しいな」とも言わない。ただ検察が「メンツを保つため」だけにやっているのではないだろうとは思う。もしメンツのためにやっているのだったら今のご時世、必ずチクリがある。内部告発がある。検察はおそらく本気で「袴田さんがやった」と思っている。◆判決が出たら、その判決に従うべきだが、今の段階で「袴田さんは無罪」「警察の捏造」「検察はメンツのため」と決めつける報道姿勢には大きな疑問を感じる。◆片方の意見ばかり聞いているとそれが真実だと思ってしまう。注意しよう。

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2024年05月21日 ---- ボス

男は男らしく、女は女らしく、ってダメなの?

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「男と女は同じものだ」とでも言いたいのだろうか?そんなわけ無いだろう!どこまでの発言は許されてどこからがダメなのか、私にはその線切りが分からない◆我が家には娘と息子がいる。彼(彼女)らが幼い頃から「男の子は男らしく、女の子は女らしく」と躾けてきた。自信を持ってそのように育ててきた。間違って無かったと思っている◆なぜマスコミは「産まずして何が女性だ」の一言だけを大きく取り上げる?上川外務大臣は「女性は産むことができる」と言うことを言っていた。女性の、女性独特の生理とそれに基づく女性的な思考を訴えたかったのだろう。「女性の権利を上手に行使しましょうよ」と言いたかったのだろう。私にはそのように思えた。◆その流れの中で出てきた「産まずして何が女性だ」と言う言葉。さらっと流せば誰も不愉快にならなかった。少なくともあとで「表現に適切でない部分がありました。お詫びします」で済んだことだろう。◆しかしマスコミなのか野党なのかが「産まずして何が女性だ」との言葉だけを取り上げて、例によって「とんでもない!」と騒ぎだした。上川さんが何を訴えたかったのか知ろうともしない国民が、マスコミか野党の言葉に乗っかって彼らと一緒に「とんでもない」と騒ぐ。◆そろそろ「いい加減にせんかい!」と誰か言い出さないのだろうか?上川さんの「女性は是非、女性の権利を行使しましょう。女性として訴えましょう」との意見を素直に受け止めず、その途中で出てしまった失言だけをなぜ大きく問題視するのか不思議だ◆それだったら二階さんが言った「おまえもその歳来るんだよ。バカやろう」の方が余程問題発言だろうにマスコミも野党も騒がない。マスコミと野党が騒がなければ思慮に欠ける国民もさわがない。

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2024年05月16日 ---- ボス

どこが美味いんだ?おこげの焼きそば

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焼きそばの「おこげ」を売りにする店がある。焼きそばの「おこげ」大好きな人がいる。「あんかけ焼きそば」では特に「おこげ」を売りにする店が多い。私は「どこが美味いんだ?」と不思議に思う。◆広島地方のお好み焼き「広島焼き」は大好きだが、私は「麺は焦がさないでね」と事前にお願いする。◆もちろん人によって好みは違う。焼きそばの「おこげ」が大好きな人も多いからその「おこげ」を売りにする店もあるのだろう。◆誰に文句を言うつもりもないが私は「焼きそばの『おこげ』」「干し柿」「生パスタ」「羽根つき餃子」「牛カツサンド」は好きになれない。

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2024年05月13日 ---- ボス

かわいそうな人

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本人はまったくそうではないのに、こちら側の人はその人のことを「かわいそうな人」と思っていることが多い。本人にしてみれば「私のこと『かわいそう』なんて失礼な!」と怒ってしまうことになる◆「読書しない人」「ディズニーランドへ(興味が無いので)行ったことが無い人」「ギャンブルを全くしない人」「旅行しない人」「パクチー食べられない人」「『ありがとう』を言わない人」「友達の少ない人」「お金持ちであることを自慢する人」「花に興味がない人」「美術館へ行かない人」「『自分が幸せならそれでいい』と思っている人」

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2024年05月09日 ---- ボス

「人間の器」の問題

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水俣病の患者団体などとの懇談の場で、団体のメンバーが発言している途中で環境省の職員がマイクの音を切った。翌日のマスコミはこの非礼を大きく取り上げた。担当者が謝罪に伺うと報じた。非難する声がさらに大きくなった。結局、伊藤環境大臣が水俣市を再度訪れ、団体の代表らに謝罪した。◆伊藤大臣はなぜ(予定の3分で)マイクの音が切られたときにその場で「もう少しお話しを聞きたいです。マイクをオンにして」と言えなかったのか。◆環境大臣に相応しい「人間の優しさ、気配り」を持った人物ならばそこで「マイクを切らないで」と言っていたはずだ。「本質的な人間としての優しさ、気配り」にかけていても「大臣としての対マスコミパフォーマンス」を意識していれば「マイクをオンにして。オレ、もう少し聞きたいよ」くらいは言っていただろう◆結局は「人間の器」の問題。この伊藤という大臣は「環境大臣」をやれる器ではなかった。いや伊藤さんに限らない。今の国会議員、どちらを見ても大した器がいないのは皆さんもご存知でしょ?わが日本は「残念な国」へなりつつあるようだ。

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2024年05月08日 ---- ボス

粋な計らいができるMLB

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ゴールデンウィーク中の話。◆テレビを点けたらちょうどスポーツニュースで始球式の様子が映っていた。大谷のいるドジャースの試合前の様子だ。MLBでは毎日試合前に始球式をやるのだがその様子が日本のテレビで放映されることなどまず無い。◆「誰だろう、この人?有名人なのかな?」と思って見ていたら事情が分かった。試合の前にバックネットに蜂の巣が見つかり、それを除去することになった。急いで蜂の巣を駆除する業者に声をかけた。その蜂の巣を駆除した男性がこの夜の英雄になっていたのだ。そこで急遽、彼に始球式での投球を依頼したとのことのようだった。◆アメリカの(或いはアメリカ人の)奥深さを感じた。日本では、急遽呼んだ蜂の巣の駆除屋に始球式を任せるなんてことは絶対にありえない。この点では間違いなくアメリカの方が上(上等)だ。

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2024年09月12日 ボスの
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