‘天吾’ の記事一覧

2020年09月15日 ---- 天吾

COCOAの効果、検証してるの?

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社員には「COCOA」に登録するように勧めている。先日ある女性スタッフの元に「COVID-19にさらされた可能性があります」と通知が来た。彼女は一人暮らしである。心細かったであろう。「自分の回りには感染者はいない」「誰かと濃厚接触したことはない」と彼女は言う。濃厚接触とは約1m以内に15分以上居たことを指す。彼女は保健所に連絡しPCR検査を予約し、通知の翌々日に検査、さらに4日後に「陰性」を確認した。彼女は普段から注意して生活し、誰かと濃厚接触した覚えもないのに通知が来た。一人で不安な数日を過ごしストレスで発熱すらした。するとそれがさらに不安を増殖させる。かわいそうに。◆濃厚接触とは「その人がコロナ陽性者の約1m以内に15分居た」ことを示すのではなく「その人のスマホがコロナ陽性者のスマホの約1m以内に15分あった」ことを示すものだ。私の回りでも間違い通知が頻繁している◆「用心するに越したことはない」とする意見は分かる。ここで「『COCOA』はダメだ!」と主張するものではない。だが・・◆『COCOA』からこれまで何人が「可能性があります」と通知が来てそのうち「何人がPCR検査を受け」さらにその中で「何人が陽性だったのか」、これは検証し国民に通知すべきではないのか? 改善すべき点は改善し、効果が無いのであれば中止すべきだろう。「COCOAで救われた人」よりも「COCOAで不安な生活を強いられた人」の方がはるかに多いようであってはならない。◆COCOAの検証結果を毎日国民に知らせるべきだ!

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2020年09月08日 ---- 天吾

想い出

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昭和60年ころの話。私は前田建設工業の土木職員として現場監督をしていた。◆春の天気の良い土曜日、現場は近々始まる大工事の準備中で、まだのんびりとしたものだった。私は現場を回ったり事務所に戻って設計図書を睨んだりしていた。その現場は前田建設本社すぐそばであったため社長や支店長がふらっと覗きに来るかもしれない。先輩社員たちは緊張していた。ピリピリしていた。20歳代だった生意気盛りの私はそんな先輩たちのピリピリした感じが面白かった。普段の自分よりも良く見せようというムードが嫌だった◆お昼頃、大所長がやってきた。彼は40歳を少し超えたところだったが4つの現場の統括所長をしていた。若き大所長。なぜかこの大所長は私にはとても優しく接してくれた。その日も現場に来るなり「おーい、キノシタ、ちょっと付き合え」と言って歩き出した。「どこへ行くんですか?」と言う私の問いに答えもせずさっさと前を歩く。やがて彼は後楽園にある黄色いビルに入って行った。そう、後楽園の「場外馬券売り場」◆前田建設本社のすぐそばである。社長や支店長が見ているかもしれない。だが若き大所長はそんな小さなこと気にしない。「やることやってりゃ社長も支店長も怖くないよ」と背中で教えてくれた。ポケットから競馬新聞を取り出すとすぐに馬券を買った。数万円分、当時の私の一カ月の小遣いより多い額の馬券を買った。◆2.3レース楽しんだ。彼は続けて当たった。儲けが10万円を超えた。「おっ、キノシタ、オマエが一緒だと当たるねえ。ホレ、これ小遣い」などと言いながら自分の勝ち分の中から2万円もくれた。(5千円だったかもしれない。記憶がはっきりしない。とにかく当時の私にとっては大金だった)◆最終レースになった。彼はそれまでで勝ったカネ全部(20万円近く)を1点買いした。「これが当たったら200万だな」などと言っていた。「オレも買ってみようかな」と私が言うと「やめとけ」と言われた。◆案の定、最終レース、外れた。彼は「あーあ、200万円はまた今度だな」などと笑顔で言っていた。そして私に向かって「楽しかったな」と言ってくれた。私は楽しいよりも嬉しかった。とてもとても、いい思い出。◆あのカッコよかった若き大所長、川嶋信義さんの思い出を肴に昨夜も神楽坂で飲んでいた。川嶋さんが亡くなって明日でまる7年。何年経っても思い出すたびに涙が出てくる。ありがとうございました。明日、挨拶に伺いますね。

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2012年05月28日 ---- 天吾

生活保護

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高額所得者である漫才師の母親が生活保護を受けていたという事件がマスコミを賑わしていますね。私の大嫌いな「大阪のおばちゃん」らしい事件です。下品ですよね。◆一部のマスコミは「最低賃金」と「生活保護」の矛盾をまた訴えています。まじめに最低賃金をもらいながら働くより働かずに生活保護を受けるほうが手取りが多いのです。それもかなり大きな差が生じています。まさに「正直者がバカを見る社会」になっているのですよね。◆支給する役所の方は今回の事件の原因を問われると「強制力がない」だとか「担当者が少ない」とか言っています。事実でしょう。でもこのような状態を放置していていいわけありません。こんなことができるのだったら私だって両親に生活保護を申請させます。◆国民総背番号制度と言う考え方があります。「マイナンバー制度」という名前がつきました。やっと国会でも議論が始まっています。しかしこの議論がなかなか進まないのです。例によって自民党は重箱の隅をつつくような小さなことばかり上げて素直に賛成を示さないのです。あるいは他の野党はプライバシーの保護などと言って進ませません。◆どう考えたって、まともな、冷静な、識見ある者たちはこの制度を早く入れるべきだと思っているでしょう。ところがこれを導入されたくない某政治家のように裏金をため込んでいる連中は表向きは「プライバシーの保護が不完全」などと品の良い理由を見つけてはなかなか議論を前に進めないのです。マスコミと政治家が小賢く、小ずるく、そして下品だと国民がみな「大阪のおばちゃん」のように品がなくなってしまいますよ。
・・・・・・※実はボスから先ほど「この表現はあまりにも『大阪のおばちゃん』」を敵に回すのではないですか?大阪にも品の良い人は大勢いますよ」と言われました。どうしましょう?と聞かれたのですが 「できればそのまま載っけたいのですが」と言いますと「どうぞ」と言われました。





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2012年02月07日 ---- 天吾

インフレターゲット

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国会では不毛な議論が続いています。昨日、野田総理は野党自民党の議員の質問に対して「デフレ下での景気回復はありえない」と明言しました。正解です。経済を知っていれば当然です。一方、過去の2回の消費税率アップ、竹下総理のときと橋本総理のときの経験から数パーセントの消費税増税は景気に決してプラスにならないことも皆、知っています。しかしまた税収は増やさなければ財政破たんが迫っていることも事実です。

①デフレ下の景気回復はない。②消費税の数パーセントアップは景気にマイナス。③税収を伸ばさなければ財政破たん・・・・これらを解決するには経営者の知恵を借りるしかないのです。答えは簡単です。ボスと私が以前から主張し続けている『消費税率の段階的アップ』しかないのです。 半年に0.5%ずつ消費税率を上げるのです。インフレターゲットと同じ効果が出ます。

国会中継を見ていますと「消費税率を5%から10%に上げることの是非」ばかりが議論されています。アタマの悪い、経済をしらない政治家ばかりです。私は最近、民主主義よりも「賢いリーダーによる独裁政治」の方が国民は幸せなのじゃないか、などとも考えてしまうようになりました。寂しいことですね。

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2011年12月21日 ---- 天吾

アホな増税案

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またまたバカの一つ覚えみたいな増税案が検討されています。消費税を現状の5%から一旦8%に引き上げその後10%にする。また所得税の最高税率を45%にまで引き上げる。・・・なんでこんなアタマの悪い、経営の分からない案ばかりが出てくるのか不思議でなりません。政府税調にはまともな「経営の分かる」脳ミソを持った方はいないのでしょうか? 増税はやむをえません。どこからどのように上げていくか、景気に悪影響を与えないようにどのように上げていくか。経営者の目でセンスで検討するべきところを高校生レベルの発想です。景気に大きなマイナス影響をだしたのでは増税の意味はありません。

私が前から言っているように消費税は毎年(あるいは半年とか10か月)ごとに少しずつ(1%とか0.5%)上げるべきです。所得税の増税のようにフロウに税を課すのではなく相続税増税のようにストックに税を課すべきなのです。・・・なぜ、なぜこんなにセンスのない案ばかり出すのでしょうか。調査会の構成要因の殆どが学者。みなさんご存知のとおり学者先生はアタマはいいのでしょうが経営センスは総じてありません。公務員と銀行マンと学者には経営は無理です。もう一つ付け加えると学校の先生も無理。まだ医者の方が経営センスはあると私は思います。

日本国の経営のためには民間経営者の知恵を借りるしかないのですが、議員さん方は(自分よりも賢そうに見える)学者の知恵を頼るのです。日本沈没が見えてきそうです。

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2011年11月10日 ---- 天吾

貧富の差

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増税です。私は常々「増税するなら相続税率アップを最優先すべき」と主張しています。ところがなぜかいつも「金持ちから多く徴収すべき」となってしまいます。増税を言うときの「金持ち」は本当の金持ちではありません。「多く稼いでいる人」を金持ちと言い、「多く持っているがあまり稼いでいない人」のことは金持ちと呼ばず、手厚く保護するのです。

大企業の重役でも年収3000万円を超えている方は非情に少ないでしょう。恐らく年収3000万円のサラリーマンは0.01%程度でしかないでしょう。年収3000万円と言っても彼の手取りはせいぜい1500万円程度。使う金も多いでしょう。10年かかっても1億円を貯めるのは難しい。10年間も年収3000万円を維持できる者はもっと少ない。・・・私が今、言っているのは企業勤めでどんなに頑張っても、どんなに有能でも、なかなか1億円を貯めることはできない仕組みなっているということ。でも、不思議なのはマンション販売のチラシを見ると1億円超の物件はザラにある。誰が買うの?

1億円以上の物件を買う者の多くは「父の持っていた農地が運良く高速道路にかかってくれて・・」などと言う者。まさに不労所得。・・カネ持ちの子供に生まれたなら成人するまでに随分と良い経験もしたであろう。いい大学にも進んだであろう。いい会社にも入ったでしょう。それでいいのではないですか。さらに親の遺産を全部持っていく必要があるのか私には理解できません。?「子孫に美田を残さず」がいいのでは、とつくづく思うのですが・・・? 

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2011年11月02日 ---- 天吾

虚業家

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バブル経済まっさかりの頃、口先だけで仕事をする「虚業家」をあちこちで見かけました。当時はやった言葉にヤンエグというのがありますね。ヤング・エグゼクティブ。学問も知恵も経験もないのに運とハッタリと話術のみで世を渡っている若いヤツら。彼らは決まってアタッシュケースと普及しはじめたばかりの携帯電話を持っていましたね。どうなったのでしょうか?当時のヤンエグは殆ど落ちぶれてしまっているのでしょう。私も実際に何人も知っています。

バブルは去りヤンエグも消えましたが、まだまだ「虚業家」は多く存在しています。「〇〇党の△△先生を紹介します。」「〇〇株式会社の△△社長と組まれては・・?」「〇〇病院がヘリを買うようですよ」など。人を紹介し、自分が紹介した両者の間でなにか「実業」が起これば「紹介料をくださいよ。」或いは「私にも儲けさせてくださいよ」と言ってくるのです。タチが悪い。最初はニコニコしながらやってきて友人のように振る舞い、親切で紹介するようなフリをします。そしてねちねちと「私にも・・・」を続けるのです。はっきりと最初から「私は紹介業」と名乗ればいいのにそれではビジネスが成り立たないのでしょう。人のフンドシでしか相撲が取れない方々がまだ世間に多くいます。「押し付け仲人」みたいな商売です。・・・でも、こんなことでメシを食ってられる人がいるっていうことは、まだまだ景気はどん底ではないのか或いはまだまだバカな経営者が多いのか・・・。私たちは政治家の名前を出す人を信用しません。出された政治家はロクな方ではないのでしょう。

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2011年10月31日 ---- 天吾

確率論(1)

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経営者にとって最も重要な学問の一つが「確率」である、と思っています。確率を論じるだけの知識、センスがなければ残念ながら立派な経営者にはなれないでしょう。小さな会社、特殊な会社であれば経営者の「勘」だけでもなんとかなるのですが、成長していくには「確率論」の基礎知識がなければ無理でしょう。

プロ野球の日本シリーズに向けてセ・パそれぞれクライマックスシリーズが始まっています。さて、日本シリーズ。先に4勝した方が優勝です。シリーズ前にはテレビのスポーツ番組では必ず評論家に「何勝何敗でどちらでしょうか」という質問をする。そして「いずれにしても混戦。4勝3敗で決着するように思います」との答えが多いようです。・・・詳しい確率はここでは省略しますが「4勝3敗」になる確率も「4勝2敗」で決着する確率も同じなのです。(前提条件として「双方の実力が互角」「心理的要素は含まない」)   「4勝3敗」であろうと「4勝2敗」であろうと必ず「3勝2敗」という時点を通過します。この「3勝2敗」で3勝がA,2勝がBとしましょう。次の試合でAが勝てば「4勝2敗」、Bが勝てば「4勝3敗」の結果になるのです。・・・分かります?5分考えてもこれが理解できないようですとあなたは経営者には向いていません。

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2011年09月29日 ---- 天吾

頭の悪いヤツらの復興増税案

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民主税調が復興増税案を示しました。まあ、経営的センスのない頭の悪いヤツらの考えた増税案です。情けなくなります。民主党が考えたのか財務省が裏で指導しているのか、いずれにしてもひどすぎます。わが国にはまだまだカネがあるのです。カネが回らないことが問題なのにこんな復興案ではますます景気は悪くなることは明らかです。私が私の「経済論」でしめしていますようまずやるなら「相続税増税」です。これは恒久的に増税すべきです。次に「段階的に少しずつ消費税増税」です。この二つを組み合わせれば税収は増えるし景気も良くなります。大変失礼な言い方ですがこれから毎年、高額な資産を残して亡くなる方が増えていきます。ここに目を付けるべきときなのです。フロウに税を課すよりストックに税を課す方が景気刺激になるのです。もう少し経営を理解する政治家が現れないものかしら。政治家も経済評論家も官僚も、皆、自分の安全しか考えていない現在、国民が不幸です。・・・(私の経済論は右の『青豆天吾の経済論』をクリックしてください。)

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2011年09月22日 ---- 天吾

増税

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民主党政府が増税を検討中です。いろんな意見があるでしょうが、私は随分以前から「増税やむなし」との考えです。「増税の前に徹底的にムダをなくせ!」とはもっともな意見ですしマスコミはこれを煽り、考えることの少ない国民はまたこれを支持します。私は増税してからもムダをなくす努力をすべきであると当然思っていますが「ムダをなくすまで増税をゆるさない」などと言っているうちにこの国は滅びてしまうと思っています。増税し、国民すべてが苦痛を分かたなければわが国の復活はないと思います。

増税はまず「相続税率アップ、控除額のダウン」でしょう。続いて「毎年1%ずつの消費税のアップ」。消費税は一度に2%も上げてはダメです。せいぜい1%です。そして、まだ必要ならばたばこ税のアップでしょうか。詳しくは「青豆天吾の経済論」を・・・。(右下のボタンをクリックしてください。)

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2011年09月14日 ---- 天吾

9.11から10年

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あの米国の同時多発テロから10年が経過しました。テレビのニュースステーションのライブ中継で貿易センタービルに2機目が突っ込んだところ、その後ビルが上部から崩壊していく様、驚きながら見つめていたことを思い出します。ブッシュはすぐさま反撃に出ました。米国民はブッシュを支持しました。

貿易センタービル崩壊で亡くなった方は3000人弱。その後、テロへの報復の意味もあったイラク戦争、アフガン戦争で亡くなった米国の兵士は6000人強。戦費は1兆ドル(80兆円)と言われています。その数字は今なお増え続けています。今やアメリカのみでなく世界経済はボロボロです。

イラク戦争、アフガン戦争の是非を語るだけの知識は私にはありません。ただ、決定が早急過ぎた感はぬぐえません。もう少し、慎重に対処できたのではないかと思うのです。

結果的にはテロ攻撃を仕掛けた方の目的を達成させたのではないか、ウサマ・ビンラディンがねらったのは今の米国の状況ではなかったのか・・。「テロに屈しない」としてまさにテロ側の思い通りに事が進んでいるような気がしてなりません。

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2011年09月13日 ---- 天吾

失言大臣

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民主党のアホ大臣が辞任しました。「放射能をうつしてやる!」とバカな小学生のようなマネをしたそうです。本当にアホですね。数か月前にも宮城県知事に「上から目線」で偉そうに威張ったアホ大臣が辞任しましたが、このような下らぬ言動で辞任し国会を停滞させることがどれほど国益を損なっていることか・・。

ただマスコミもいけません。あまりにも些細なことではしゃぎすぎです。上げ足を取って、大臣を引きずりおろし有頂天になる。この利口ぶった一番のバカ、マスコミが最も悪く、アホ大臣が次に悪く、マスコミに煽られて自分の頭で考えもせず「そうだ、そうだ、とんでもないアホ大臣!!」と叫ぶ国民がまたアホなのです。(アホとかバカとか汚い言葉使ってすみません。)

「放射能をうつしてやる」は確かに大人げない言動ですがマスコミが無視すればすむこと。その前の「死の街」発言などは上げ足取り以外の何ものでもないでしょう。発言をビデオで見ましたが、福島第一原発周辺の街の悲惨さを悲しみ、憂い、そこを表現したのが「死の街」という表現でした。上手くはない表現であったかもしれませんが、あえてマスコミが「住民感情を逆なでする無神経な表現」などと煽らなければなにも問題になっていなかったと思います。あの発言を聞いた瞬間に「なにっ!その発言はないだろう!」と実際に頭に来た人はいったいどれくらいいたのでしょうか? そりゃ、マスコミから「大臣が『死の街』と表現されたこと、どう思いますか?」と尋ねられれば「とんでもないこと。強い憤りを感じます。」と答えるのが住民。おそらくマスコミはそこまで計算し、上げ足を取り、国民をたきつける。・・・みなさん、なにが良くて、なにがいけないのか、マスコミに煽られることなく、冷静に自分のあたまで判断しましょうよ。

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2011年09月06日 ---- 天吾

官僚との距離

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  • 高校や大学の同級生が何人か官僚になっています。ボスと同じで、学生時代に学業に専念しなかった私は、将来官僚になるようなデキの良い方々は当時相手にしてくれず、未だに個人的に仲の良い官僚の友人はいません。それでも学生時代の仲間です。同窓会などで会うと懐かしい会話がたくさん出てきます。ただ、どうも官僚になった連中には異質な空気を感じます。

    同窓会であればどちらが偉いもありません。ところが仕事の絡みがあるのか、かつての同級生に敬語で話をする奴がいるのです。皆に敬語を使うのではなく官僚になった相手に対し敬語を使うのです。社会人になってすぐ、20歳代の頃からのようです。・・・どう思います?この卑屈な態度。 相手の職業で言葉を使い分ける同級生なんてあるのでしょうか。私は不愉快になりした。

    もちろんこの「同級生に敬語を使う奴」に対して腹も立ちますがそれ以上に「同級生に敬語を使われて平気でいる官僚」に腹が立ちます。なんでかつて机を並べて一緒に勉強した連中に敬語を使うのでしょうか?

    ボスにこの憤りをぶつけてみました。ボスはあっさり「まあ、そんなもんでしょう。僕も官僚になった同級生、いや下級生に対してもなぜか敬語だなあ・・」との返事。がっくりです。「And you BOSS?」ってところです。

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    2011年08月30日 ---- 天吾

    新総理大臣誕生

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    本日、野田佳彦民主党代表がわが国の新しい総理大臣に就任します。表紙を替えても中身が変わらなければ同じこと、という醒めた見方もありますが私は少し期待したい気持ちもあります。

    企業が赤字に転落したときに「ムダを省く努力を最優先する経営者」と「売上(利益)を増やすことを最優先する経営者」がいます。もちろん双方大切なことではありますが私は「利益を増やす経営」の方に魅力を感じています。「ムダを省く」ために昼休みに電気を消し、コピーの裏紙を利用し・・・などと涙ぐましい努力を求める経営者も多いのですが「それよりも稼げ!」と指示するリーダーの方が魅力的です。

    日本国民は政府に対し「ムダを省け」と要求します。「すべてのムダを省いて、それから増税だ」と言います。はっきり言って無理です。もちろんムダを省く努力は続けなくてはなりませんが、「すべてのムダを省く」なんて無理なのです。

    増税歓迎とは言いませんが、そろそろ税に手を付けなければこの国はパンクします。私が前から主張しています段階的な(たとえば年1%ずつ)消費税を上げていけばデフレにはなりません。野田さん、頑張ってくださいね。

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    2011年08月11日 ---- 天吾

    マナー

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    出張で地方都市へよく出かけます。最近は飛行機とレンタカーの組み合わせが増えてきましたが、もちろん新幹線や在来線に乗ることもあります。この列車でのマナーは明らかに地方の方が劣っています。

    山形新幹線に乗りました。グリーン車にはビジネスでの利用者が7割程度を占めていました。それ以外はプライベート利用です。所要で東京に来ていた方が山形方面に帰るところと思しき方々(いかにも「おばちゃん」といった感じの女性が多い)が点々と座っていました。この女性たちのマナーがみな悪いので驚きました。駅弁を食べても新聞を読んでもそれらを自分でゴミ捨てに持っていかないのです。座席の前のネットに挟んだまま降りていくのです。終点の山形駅に着いたときにはどの席がそれら「おばちゃん」が座っていたところかが分かるのです。

    きっと一人ひとりはみな田舎の優しい気持ちのキレイな「おばちゃん」なのでしょう。そして新幹線の座席の前のネットはゴミ捨て場と勘違いをしていたのでしょう。典型的なビジネスマンの私とは文化が違うのでしょう。でもねえ・・・。

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    2011年08月10日 ---- 天吾

    サマータイム

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    やるやる言って結局今年もサマータイムの導入はありませんでした。やはり夏季のみ時間をずらすのはいろいろと諸問題が多いのでしょう。ただ原発事故による電力不足は来年以降も続きます。なんらかの手を打たねばならないでしょう。

    以前よりボスと話し合っているのですが「一年中サマータイムにしてしまえ!」と思うのです。私が最も手頃と思うのはすべてを2時間繰り上げるのです。今、あなたの会社が午前9時から午後5時半までならそれを午前7時から午後3時半までにするのです。テレビ番組も列車のダイヤもすべて2時間繰り上げるのです。そうすればすべてが今のまま。違うのはお日様の位置だけです。夏場は夜10時近くまで明るくなります。冬場は東京の日の出が就業開始時くらいになりますが帰宅時までは明るくなります。単純に2時間ずらすだけで赤ちょうちんや街灯の電気使用量を大きく減らすことができ、生活のリズムも健全になるのですが・・。冬の朝の寒さはこたえますが・・・。  ・・・どうでしょうか?

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    2011年08月04日 ---- 天吾

    女性の服装(その3)

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    数日前このコラムに女性の服装に関して二日続けて書きました。するとティー子ちゃんをはじめとする女性陣から猛抗議が入りました。「青豆さん、あれはセクハラじゃないですか?女性の服装が経済を変えるなんてこじ付けで、あなたの趣味だけを書いてるんじゃないですか!」というものです。「会社の中で基準を明確にしてそれを逸脱しないんなら問題ないじゃないですか!」と続きました。私の表現能力が足りず、不快な思いをさせたようです。ごめんなさい。

    でもですねえ。世界中、経済が元気になる直前に女性の美意識が上がります。女性がファッションを気にするようになると国も元気になるのです。私が言いたかったのは(その2)に書いた、「最近、女性の服装が少しキレイになってきたからきっと経済も上向いてくるぞ。」という予想であり期待です。

    それともう一つ。基準を明確にする必要が生まれること自体が残念なことなのです。どの服装が社会人としてふさわしいのか、日本のオフィスレディー一人ひとりがもっと意識してもらいたいものです。そうして、もっと自信を持って胸を張って歩いてもらいたいのです。疲れたビジネスマン(男性)はみなスーツにネクタイを着させられ猫背で下を向いて歩いているのですから。頑張れ!ニッポンのワーキングレディ と言いたかったのです。

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    2011年07月28日 ---- 天吾

    女性の服装(その2)

    aomame-1

    昨日のこのコラムで最近の日本女性の服装をけなし、嘆きました。訂正します。

    私が本当に言いたいのは今日のこのコラムのほう。昨日書きましたように確かに最近、特にここ数年間、日本の女性の服装センスは下降の一途をたどり嘆かわしいものでした。ところが今、確実に女性の服装センスは底打ちし、上昇に転じているように見えます。アパレル業界等の統計から見えるのではなく、街を歩いていて感じるのです。景気ウォッチャーはこの辺に敏感です。東日本大震災、福島原発事故、大きな二つの経済的ハンディキャップを抱えながらそれに立ち向かっていこうとする日本の経済人の意思が女性の服装にも表れ、ほのかな灯りが向こうに見えるようになってきました。・・・・と私は思うのですが、それは楽観的すぎますかねえ?・・・ま、皆さんももう少し女性の服装を注意してみてください。「ハマトラ」「ニュートラ」「シブカジ」「ボディコン」など、その時代の女性ファッションの総称を言い表す言葉が出てくれば景気上昇が確実です。「チュニック」ではダメですよ。

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    2011年07月27日 ---- 天吾

    女性の服装

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    日本経済がバブルで沸いている頃、日本の女性の服装は世界一高級でセンスの良いものでした。シャンゼリゼを歩く女性より銀座を闊歩する女性の方がはるかにエレガント、と言われたものです。それが景気低迷とともに日本の女性の服装センスは低下し、ここ数年は先進国とは思えないものになっていました。世界に恥ずかしいチュニックなる中途半端な衣装にかかとの低い靴、およそオフィスレディの服装とは思えません。自転車に子供を二人載せ、3人乗りで走るお母さんにのみ許される服装です。バブルの頃は体形の悪さを服装のセンスで隠そうとしたものですが最近は「これが私よ、それが何か?」とばかりに子育てルックで通勤する女性が増えてきました。

    回りの目を気にしないようになると経済もマナーも確実に落ちていきます。日本の女性にもっとオシャレになってもらいたいものです。女性がオシャレになると気分も華やぐでしょうし、男性も張り切ります。経済も確実に上昇するのですが・・・。

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    2011年07月26日 ---- 天吾

    クイズミリオネアの不思議

    aomame-4

    みのもんたさんが軽妙な語りで司会をされるクイズ番組「クイズミリオネア」をご存じでしょう。世界のあちこちで同様の番組があり、映画「スラムドッグ・ミリオネア」はインドが舞台でした。クイズは四者択一で進んでいきます。自分の獲得金全額を賭けて次の問題に挑んでいきます。問題はだんだんと難しくなっていきます。最後は500万円を賭け金に1000万円に挑戦です。この時点で50:50(フィフティーフィフティー)を使える権利が残っていれば正解できる可能性は50%を超えることになります。しかし、まず、ここまで50:50などのライフラインを残している回答者はいません。よほど博学な方でない限りまず正解できる可能性は1/4(25%)でしょう。

    まともな企業経営者は500万円を手にしたらそこでおります。いえ、それ以前にライフラインを使い切ったところで降りるべきでしょう。「企業経営は確率・期待値の世界」なのですから。ところが私が知る限り、500万円で止めた解答者はいません。みな、無謀にも1000万円に挑戦します。4人に3人は失敗し獲得賞金がゼロになります。

    1000万円に挑戦する段階で、それまでに獲得した金額500万円は彼にとっては「あぶく銭」なのです。だから博奕を打つのでしょう。もし「あぶく銭」ではなく、1000万円に挑戦するのに銀行から500万円を借りて賭ける仕組みなら誰も挑戦しないでしょう。金銭に関する錯覚を利用して魅力的な番組に仕上げているのですが企業経営者としてはこのような錯覚には引っかからないように注意を喚起してくれる番組でもあります。

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    2011年07月22日 ---- 天吾

    危機管理能力なし・・東電

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    私の悲観的な予想が当たっています。福島原発問題です。収束するどころか問題はますます大きくなっていってます。やがて魚も食べられなくなるかもしれません。どこまで真実の報道がなされているのかも分かりません。不安は募るばかりです。

    それにしても返す返すも腹が立つのが東京電力。危機管理能力が全くありません。職員の方々はみなさん、びっくりするような高給を取っていたくせに、プロとしての危機管理がなっていませんでした。ボスが前に言っていました。「オレが東電の社長だったらあの事故は起きていない」と。本当にそう思います。事故が起きた場合の大きさと事故が発生する可能性をリンクして考える必要があるのは「確率」「期待値」を勉強したものなら常識でしょう。

    「津波の高さを8mまでしか想定していなかった」との東電の説明。「こいつらアホか!!」と怒鳴ったのはボスだけではありません。もちろん想定を20mまでしろとか30mまでしろ、というのではないのです。事故が起こった場合の被害の大きさを考えていたなら当然「想定以上のものが来た場合」も想定しなくてはなりません。たとえばエアロファシリティーがヘリポートを作る場合10トンのヘリコプターが着陸することを想定したとして「10トンヘリが降りても大丈夫」と検証するだけではダメなのです。10トンヘリは100%大丈夫。20トンヘリなら床にクラックが入るけれど、それでも安全な着陸はできる。30トンヘリは柱が曲がるけれどそれでもイザというときには着陸できる。などなどを予想します。

    「8mの津波までしか想定していませんでした。」などとは中学生の回答のようです。「8mの津波までは100%無傷」「15mの津波まではココとココがやられる可能性はあるが安全」「30mの津波が来た場合でも・・・だけど安全」という「想定外の想定」が必用でした。当たり前の話。 東電の話をどう聞いても、あるいは現地の設計を見ても「8m以上の津波がきたら知らないよ」というものです。

    ボスと一緒に私も叫びます。あの事故は天災ではなく人災です。

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    2011年06月21日 ---- 天吾

    ホリエモン

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    どこまで下品なオトコなのでしょう。ホリエモン。刑務所に収監されるその様までもパフォーマンスとしてマスコミに流すのです。釣られるテレビも情けない。ニュースを見ながら腹を立てている自分も情けない。

    あの気持ちの悪いオトコに取り巻きが大勢いましたね。同じTシャツ着た頭の悪そうなオトコたち。

    カネがあれば「粋」も「美」も「道徳」も関係ない。こんな考えの方は昔からいましたが年々増えてきている感じがします。寂しいものですね。

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    2011年06月17日 ---- 天吾

    期待値

    aomame-5

    現代のめまぐるしい社会情勢の中で事業を行うには多くの情報を得、それらを数値化し、期待値を算出する努力が必要です。昭和の頃は例えば町の銭湯や煙草屋、酒屋など親の仕事を継ぎ単純なビジネスの頃は数値化する努力は不要でした。

    エアロ社は「ヘリコプター」というコアがあるものの様々な事業を行っています。果たしてそれらが十分な情報を得、十分に数値化されているのか。リスクを取るに十分なリターンが期待できるのか。私の目からみると、まだまだ勘に頼りすぎている部分が多いようです。

    でも、エアロはただの小さな民間企業。少々、勘に頼っても、失敗してもなんとかなります。許されないのは東京電力やこれまでの自民党政府、もちろん現在の民主党政府もダメですが、なんといっても原子力発電のメリットが数値化されていないのはひどいものです。「事故が起こる確率とその場合の被害額」「使用済燃料の最終処分にかかる費用」など全く数値化されていません。敢えて言うなら「事故発生の確率はゼロ」として期待値計算されてきたようです。これでは経営とは言えません。昭和の時代、いえ、戦前の煙草屋さんみたいです。

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    2011年06月07日 ---- 天吾

    人と違うこと

    aomame-1

    25年ほど前のことでした。それまでキリン、サッポロ、アサヒの3社でほぼ独占していたビール市場にサントリーが参入してきました。失礼ながら私には「美味い」と言えるものではありませんでした。先行3社のビールはどれも「美味い」のですが後発のサントリービールは私には合いませんでした。おそらくこの文章を読んでくださっている殆どの方は当時を思い出し「そうだったね」と相づちを打たれることでしょう。それくらいサントリービールは「まずかった」。しかし、まさにそこがサントリーの長期的戦略だったのです。

    先行3社のビールはそれを飲みなれたオジサン(当時は私もオジサンではなかったのですが)にとっては「美味い」ビールでしたがその3社のビールの味はほぼ同じでした。私たちは飲み分けることができませんでした。そこへ一つサントリーだけが別の味で参入してきたのです。あきらかに先行3社とは異なる味。繰り返しますが先行3社のビールに慣れたしたには「まずい」ものでした。しかし、これからビールを飲み始める者たちにとっては「初めてのビールの味」であり「ビールとはこんなものなのだ」と思う味でした。サントリーは後発ですから先行3社と同じ味では勝負できないと読んだ訳です。4社目だけどシェア25%は狙わない、まず15%のシェアを狙う。そのために特徴を出そう。これから徐々にシェアを伸ばそうと。オジサンよりも若者を狙おうと。

    そうしながら徐々に、徐々に、オジサンたちにも受け入れられる味に変わっていきました。さすがサントリー。

    数年前までならホルモン屋に入るまえに「ビールの銘柄」を確認し、サントリーならば入店しなかった私ですが昨夜は入った居酒屋で「美味いなあ!」とジョッキを見たら「サントリー」のマークが・・。長期戦略、短期の戦術、あらためてマーケティングの重要さ、面白さ、大切さを飲みながら感じた新橋の夜でした。

    長くなりました。

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    2011年04月25日 ---- 天吾

    サマータイム、まだ甘い!

    青豆・・・不満・怒り

    電力が不足しています。大停電が起きないようにするためには電力消費のピークを低くすることが必要です。と同時にいかに電力を消費しない生活をするのかを皆で考えなくてはなりません。「節電にご協力を!」と呼びかけるだけでは効果は大きくありません。制度を変える必要があると思うのです。こういうときこそ国が、政府が大きな制度改革を行うべきときと思うのですが・・・。

    日の出から日没までは年間平均で12時間。日の出と日没の中間が正午。人間もこの日の出、日没に合わせた生活を送るのが最もリーズナブルです。昔の人は、夏は、「日の出とともに起き、日没とともに寝る」生活をしていました。生活時間のちょうど半分、中間点が正午でした。ところが現在人は朝はすでに明るくなってから起き出します。日没後遅くまで起きています。生活時間の中間点はおそらく午後3時頃でしょう。生活時間の中間点というのは睡眠時間の中間点の裏です。睡眠時間の半分というのは午前3時頃ではないですか?

    活動時間の中間点を正午にもっていくには現在の活動パターンを3時間前倒しにすることです。そうすると夏場は夜の10時頃まで明るくなります。冬でも7時頃まで明るいのです。

    夏場だけ1時間、生活時間を前倒しにするサマータイムなんて中途半端なことではなく、夏も冬もすべて3時間前倒しにしてみると生活は豊かになり電力消費も抑えられることは間違いないのですが、なぜ私の提案を政府が検討しないのか・・・?

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    2011年04月21日 ---- 天吾

    バックエンド

    青豆・・・思考

    こんな時期に発言することはお叱りを受けることになるかもしれません。幸い(?)このスカイアコラはまだ読んでくれている方が殆どいないので思い切って書きます。福島第一原発の行方に関してです。もう第一原発から20km圏内には人は住むことはできない、と諦めざるを得ません。素人の私でも分かります。ただ、その発言を政府或いは東電がするとマスコミから大バッシングを受けます。政府も東電も明言を避けます。恐らくあと1年間は言い出さないでしょう。住民にとっても不幸なことです。

    伝えるべきです。いつまでも期待をもたせて、避難所生活で疲れ切ってしまった1年後に「やっぱり諦めてください」と言うよりも少しでも早く伝えた方が、結果的には避難されている方々にとって親切な判断になります。

    病人に例えると「癌かもしれないけどそうではないかもしれません」という状態が1年続くよりも「恐らく癌です。立ち向かって治療を始めましょう」という方がよほど親切です。それでもし癌ではないことが1年後に分かったなら「ごめんなさい、誤診でした。癌ではありませんでした。」と謝るのです。企業もそうですがジャッジは早く下すべき、想定は悲観的に、ということです。

    さらに大きなお叱りを覚悟して、その20km圏内の利用方法まで申し上げます。第一原発が2年~3年後に落ち着いたら(安定したら)この失われた20km圏内に放射性廃棄物の最終処分場「バックエンド」を設けるのです。地下1000メートルほどの立抗から横へ数km延びるトンネルです。

    今後も日本の原子力発電が増え続けるのか或いは代替の発電方法にシフトするのかは今の段階では分かりません。いずれの方向に進むのであれ現段階ですでに非常に多くの「最終処分を待つ放射性廃棄物」が国内にあるのです。どこかにバックエンドを作らなければ危険はさらに高まります。日本地図から失われることになる半径20km圏内を最も効率的に利用するのはこのバックエンド建設しかないでしょう。すでにその方向で議論を始めたいところです。まだ誰も気づいていないのか、或いは世論を恐れ発言できないのか・・・?

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    2011年04月18日 ---- 天吾

    東京電力

    青豆・・・強い主張

    報道によると6月の株主総会を持って東京電力の現在の会長、社長をはじめ多くの取締役が退任することになる模様です。みなさん「ふざけるな!」と叫びたくなりませんか?ボスさんも書いていたように今回の事故は人災です。東京電力の危機管理能力の欠如が悲劇を1万倍にも100万倍にもしたのです。「ここは危なくないですか?もう少し慎重に考えましょう。」という発言をしにくい状況を作ってしまった経営陣の責任は重大です。

    厳しい言い方ですが経営陣はすべての財産を差し出す覚悟が必要です。会長、社長を辞任するのであれば全財産を賠償にあて、被災者と一緒に避難所での生活を続けるべきでしょう。簡単に取締役を辞し、「私はもう取締役ではありませんので・・」などと言いながらゆっくり休養をとることはできないのです。

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    2024年04月26日 ボスの
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