2014年05月の記事一覧

2014年05月29日 ---- ボス

冗長

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少し気になることがあって最近のこの欄を読み返してみた。下手。だらだらと書いている。冗長。こんな文では読み始めた方々も途中で投げ出してしまうだろ。もう少し推敲したうえで掲載しなければ・・・。反省。

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2014年05月28日 ---- ボス

猛烈に働かされた

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30年前に結婚した。式は私の故郷、大分で挙げた。日曜日であった。◆前田建設工業の工事現場に勤務していた私には結婚式といえども十分な休みを取ることはできなかった。金曜日、夜遅くまで働いた後、土曜日に大分に帰り、結婚式場の打ち合わせに臨み、翌日曜日が本番、月曜日に実家のご近所に挨拶に回った後東京へ戻り、火曜日にはもう現場で働いていた。土日月の3日間ですべてを終えた。そして火曜日からはしばらく自宅に帰ることすらできなかった。◆工事現場は新居から電車利用で1時間程度の場所だったが夜勤もあり、結局、日曜日まで自宅に帰ることはできなかった。福岡出身の新妻は結婚して何も知らない東京へ来たものの主人は仕事に行ったきり帰ってこない。さぞ心細かったことだろう。いまだに申し訳なく思っている。◆「通し夜勤」とは昼間の仕事からそのまま続けて夜勤に着くことをいう。当時、現場担当二人で「通し夜勤」をこなしていた。月曜日の朝から働き火曜の午前中に引き継ぎを終えると帰宅して寝る。水曜日の朝から再び働き木曜の午前中まで。そんな生活が数か月続いた。日曜日は休みであったが土曜日の夜勤を終え日曜日の朝に帰ると月曜日は再び夜勤が待っていた。辛かった。◆仕事のピークを越え、夜勤の工事がなくなっても忙しかった。毎日、夜遅くまで検査資料作りが待っていた。だがたまに夜のの8時頃に仕事が終わることもあった。そんなとき「キノシタ、オマエ頑張っているから一杯飲みに連れてってやるよ。」と上司が誘って来る。「あんたは事務屋だから夜勤もなく毎日早く帰っているからいいよ。会社のカネで飲むのが楽しいんだろうけどオレは新婚なんだよ。自宅に奥さんが待ってんだよ!飲み屋など行かずに帰らせてくれよ。」と言いたい気持ちをぐっとこらえ、笑顔で「えっ、旨いもん食わしてくれるんですか?」などと答え「ありがとうございます」と頭を下げていた。◆上司に可愛がられて出世したい、などと思っていたわけでは決してない。それが証拠に嫌いな上司とはしょっちゅう喧嘩をしていた。多分、相手が好意で誘ってくれているのを断ったら申し訳ないという思いが強かったのだろう。もう一つ、母の教え「迷惑は内輪から」を守っていたのだろう。妻は最も内輪の人物になった。彼女には迷惑をかけてもしようがない。そう思っていたのだろう。◆あれから30年が経った。我が社の職員は今、日本のあちこちでヘリポートを建設中だ。社員はみな忙しく頑張ってくれている。たまに出張帰りの社員と退社時刻が一緒になることがある。「おい、ちょっとそこで一杯やっていかないか?」誘いたい。だがあの30年前の辛さがトラウマになってなかなか部下を簡単に誘うことができない。

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2014年05月28日 ---- ボス

熱くならない

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年齢のせいなのだろうか、最近、なにかに熱中するということがなくなった。死にもの狂いで何かを「追いかける」「取りに行く」「やっつける」「極める」、そんなことがなくなった。仕事でもプライベートでも。そんな話を友人にした。すると彼は「キノシタ君はそんなこと思っているの? 僕なんか、そもそもこれまでの人生でなにかに『死にもの狂い』なんて感情を抱いた記憶がないよ。勉強も運動も仕事も恋愛も。いろんなことに熱くなることができたキノシタ君は恵まれているんだと思うよ」と言われた。◆そうかもしれない。きっとそうなんだろう。いろんなことに熱くなることができた。恵まれていた。今を満足しよう。そう考え始めていた。◆先日、銀座のあるバーに久しぶりに顔を出してみた。半年ぶりに会ったカウンターの向こうの彼女はニコニコしながらいろんな話をした。普通は銀座の女性は客の話の聞き役になる。ところがこの日の彼女は饒舌で私がもっぱら聞き役に回っていた。◆ふと、彼女の口が止まった。そして彼女は私の目を見ながらゆっくりと言った。「キノちゃん、あなた最近、ギラギラしたところがなくなったわね。少し枯れかけてきたのかしら。ギラギラしていた男が、そのギラギラ感がなくなった時が一番魅力的なのよ。あなた今とっても素敵よ」と。◆それを聞いてとても嬉しくなった。少し熱くなった。死にもの狂いにはなれないが。

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2014年05月27日 ---- ボス

詐欺

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またしても詐欺にひっかかってしまった。今度はインターネットのインチキサイト。◆海外出張時に「今、日本は何時かな?」と思って時計を覗く。出張先の時刻に合わせているから分からない。スマホを覗くとこちらは自動的に現地時間になっている。「2時間引いて、午前午後をひっくり返せばいいから・・・」などといちいち計算している。こんな手間を省きたいとデジアナ時計(デジタル表示とアナログ表示の2機能付き時計)を探していた。数年前は15万円ほどしたエルメス・エスパスという時計が11,800円で手に入るようだ。思わず予約のボタンをクリックした。◆すぐに返信メールが届いた。カードでも銀行振り込みでも良い、「入金を確認次第、商品をお送りします」とあった。直感が働いた。「怪しい!クレジットカードの使用は危険だ!代金のみを振り込もう」と。◆中途半端な直感だ。「怪しい」と思ったなら止めればいいものを「銀行振り込みなら詐欺でも11,800円の被害で済む。クレジットカードならややこしくなりそうだ」と思ったのだろう。情けない。◆銀行から代金11,800円を振り込んだが音沙汰ない。そのサイトに記されている番号に電話したら「この電話は現在使用されていません・・」だと。◆皆さん、決して私と同じ過ちを起こさないでくださいね。

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2014年05月26日 ---- ボス

東京六大学野球 東大連敗記録更新中

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東京六大学野球リーグ戦で東京大学の連敗が止まらない。5月25日神宮球場で東大は法大に3―9で敗れて全敗で春の大会日程を終え、76連敗となった。もう4年間も勝ち星がないことになる。◆大学生時代、自堕落な生活を送っていた私はもちろん運動部に所属していなかった。だが運動部に所属している多くの友人たちが私の汚いアパートに酒を持って遊びに来てくれていた。九大野球部は九州六大学野球リーグに属していたが今の東大同様、勝つことはなかった。◆2年生の秋だったろう、野球部のエース、友池クンが初めて勝ち星を上げその夜、私のアパートに一人で焼酎を抱えてやってきた。「キノシタ、勝ったぞ!やっと勝ったぞ!」とニコニコしながら入ってきた。昼間野球の試合があったことさえ知らなかった私だったが友が喜ぶ姿を嬉しく思い、そしてその友が記念の夜に私の部屋を酒を持って訪ねてくれたことがもっと嬉しかった。ふたりでバカを言いながらしこたま飲んだ。布団を敷き並んで寝た。友池クンが女みたいに(失礼!)シクシク泣きだした。「勝った、やっと勝った」と言いながら。本当に嬉しかったのだ。プレッシャーもあったのだろう。その後、彼は九州六大学野球で6勝した。九州大学野球部の歴史の中でも数少ない複数勝利投手だ。◆話は変わるが当時、毎年、「七帝戦(しちていせん)」というのが開かれていた。北大・東北大・東大・名大・京大・阪大・九大の7つの旧帝国大学で競うものだ。我々の時代、まだ「旧帝大」というものに誇りがあった。各運動部の連中は年に一度のこの大会での優勝をなによりもの名誉とし、それを目指して頑張っていた。その伝統ある「七帝戦」に東大野球部だけが参加しなかった。野球は東大を除く「六帝戦」であった。恐らく「東京六大学野球リーグ戦」との日程が合わなかったのだろうが詳しい事情は知らない。◆我が校のエース、友池クンに聞いてみた。「もし東大が参加したら強いの?」と。友池クンは驚いたような顔をして私を見、答えた。「東大野球部が『七帝戦』に参加したらぶっちぎりの優勝だよ。我々は到底歯が立たないよ」と。東京六大学リーグ内にあっては弱く見え、連敗が続く東大。だが普通の大学野球部のレベルからみるととても強いチームなのだという。◆頑張れ!東大野球部!。秋のリーグ戦では必ず勝って、酒を飲みながら友池クンのような涙を流して欲しいものだ。

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2014年05月23日 ---- ボス

反響

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何人が読んでくれているのか分からないこのコラムだが毎日頑張って書き続けている。嬉しいのは、ときどき意外な人から「読んでますよ」と言ってもらえるとき。「キノシタさんのあの考え、僕は全く同感です。」などと言われたらその日一日気分が良い。◆最近反響が大きかったのは、私が気分よく酔って帰ったときの我が家人と娘の対応に関する私の怒りを語った文に対するもの。(5月13日掲載「言ってはならない言葉」)◆すべての方が私の見方であり応援者であった。同情してくれ励ましてもくれた。若い頃の私を知る者は「ほほぉー、キノシタ君も怒らず我慢できるようになりましたか。歳を取りましたねえ。偉い。」と訳も分からない慰めと賛辞の言葉をくれた。◆それにしても思い出しても腹が立つ。こちらが気分よく飲んで酔っ払って帰り、楽しそうにしゃべっていると「なんでそんなに酔ってんの?」と聞いてくるとは。前回も書いたが、そんなときは「お父さん、今夜はなにか楽しいことあったの?」と聞いてくるのが正しい娘のあり方であり、家人のあり方だろう。家族教育を失敗したと後悔しながらも「キノシタさん、まだなにか言ってもらえるだけ幸せですよ。私なんか自宅のドアを開けたとたんに娘は自室に逃げるんですよ。」という友人の話を聞き慰められもした。◆昨夜も随分と酔っ払って帰宅したが、自宅のドアを開ける前に「今夜は憮然としていよう」と心に決めていた。寂しいことだ。

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2014年05月23日 ---- ボス

残業代ゼロ法案

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「ホワイトカラー・エグゼンプション」という。いわゆる残業代ゼロ法案。残業代や深夜、休日労働への割増賃金の支払いなどの労働時間規制を適用しない制度のこと。経済財政諮問会議で、安倍首相はこの制度の導入を含めて検討をするように指示をした。するとまたまた訳の分からぬバカなマスコミが「残業しても残業代をもらえないのか!ただ働きをさせるのか!」と騒ぎ、さらには「そんな制度を取り入れると過労死が増える」と感情的にわめく。なぜそのような制度の導入が検討されるのか、冷静にメリットを語る者は少ない。◆1日8時間、1カ月20日間勤務の会社を想定しよう。ひと月の勤務時間は160時間になる。Aさんは残業せずに1カ月に100の仕事量をこなし20万円の給与をもらっている。Bさんは同じく100の仕事をするのに毎日2時間の残業が必要だという。Bさんの1カ月の勤務時間は200時間になる。そしてBさんの給与は残業代を含めると26万2500円の給与になる。同じ仕事をするのに定時で完了する能力が高いAさんが要領の悪いBさんより6万2500円も給与が少ないのだ。◆二人の仕事ぶりを覗いて見よう。Aさんは机の回りをきれいに整理しテキパキと仕事をこなしている。Bさんは机の回りが汚く、仕事の合間にしょっちゅうパソコンでyahooニュースを覗いている。個人的なメールの返信も忙しい。Bさんはデートの約束が午後8時から入るとそれまでの時間潰しにのんびりと仕事をこなす。時間が潰せて残業代がもらえて大満足の様子。一方AさんはBさんよりも頑張っているのに給与が少ない。不満だ。「それなら私もゆっくり仕事をやって残業代をもらおう」という発想になってもおかしくない。結果、その企業全体としての効率が悪くなり仕事量(出来高)に比べて人件費がかさみ、業績が悪くなり倒産に繋がることもある。◆そのようなことが無いように、仕事量や頑張った量に比して給料をスライドさせようというのが「ホワイトカラー・エグザンプション」なのだが・・。この制度の導入で過労死が増える訳がない。万一、増えたとしたらそれは制度が悪いのではなく運用の仕方の問題だ。◆私は若い頃、とてもとても頑張った。当時「ホワイトカラーエグザンプション」の制度があったらもっと給与が多かっただろう。当時この法案の是非を問われればもちろん賛成しただろう。◆世間では「頑張らない人」が増えた。「仕事をする(出来高を上げる)」ことによりカネを稼ぐのではなく「自分の時間を上手に売る」ことによりカネを稼ぐ人が主流になってきているようだ。或いは「遅くまで会社にいる」ことを「残業した」と思い「頑張っている」と勘違いしている輩も多い。◆「時間に比例した現在の給与体系」は若者たちから競争心をなくし、仕事に対する意欲をなくし、国力を落とし、結果どんどんと貧しくなっていく。今も「残業代ゼロ制度は悪法だ」と深い見識もなくわめき続けるバカなマスコミがこの国をどんどん情けない国にしていっている。

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2014年05月21日 ---- ボス

もうJALになんか乗らない

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フランソワーズ・アルディの名曲「もう森へなんか行かない」は私の大好きな曲の一つ。かつては旅先に持って行く「ウォークマン」に必ず入れていた。誰が邦題をつけたのか知らないが原題とは全く異なるというこの「もう森へなんか行かない」という響き、メロディーとともにはまってしまった。◆秋田への出張の往復に久しぶりにJALを利用した。参った。思ったのは「もうJALになんか乗らない」であった。そしてフランソワーズ・アルディのこの名曲を思い出していた。「もう森へなんか行かない」「もうJALになんか乗らない」◆分かりにくいJALのホームページからやっとチケットを購入し領収書もプリントアウトした。「お支払のクレジットカードでタッチ&ゴーにてご搭乗いただけます」とのメールが届いていた。◆当日、羽田空港第一ターミナルの保安検査場に向かうと大声で苦情を言っている者がいた。なんの文句があるのか知らないが下品だ。彼は怒っていた。「これだからJALはダメなんだ」と。なにがあったかしらないがこちらまで不愉快になる。品のない客だ。そう思いながらスマホやボールペンをトレイに乗せクレジットカードで「タッチ&ゴー」しようとした。すると異常を知らせる合図があり「このカードは使えません」だと。ああ恥ずかしい。後ろに並ぶ他の客に「申し訳ありません」と言ってその場を去り、自動発券機の方へ向かう。JALの係員が「どうしました?」と聞いてくる。事情を説明する。「おかしいですね。支払ったクレジットカードが別のカードだったのかもしれませんね」と言う。自動発券機にカードを入れると「キノシタモトミ様」と表示され「発券しますか?」と尋ねてくる。係員は「あれ?確かにこのカードで支払われていますね。それならタッチ&ゴーでも入れるはずですよね」という。私は敢えて自動発券機で発券せずに再度タッチ&ゴーにトライした。ダメだった。何人かの係員が私の回りに寄ってきた。理解できる説明をする者がいない。私も大声を出したくなった。「だからJALはダメなんだ!」と。◆結局、自動発券機で発券した。「もうJALになんか乗らない」と呟きながら着席したシートにはせっかくの機内サービスのオーディオを聞くイヤフォンがなくそれを配るCAもいなかった。またまた「もうJALになんか乗らない」とつぶやいていた。

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2014年05月21日 ---- ボス

就職と思想

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大学3年生の息子が就職活動のことを話題にし始めた。大手企業に入った先輩たちからのアプローチがあるようだ。金融・商社・報道・メーカー、さて彼はどの方向を目指そうとしているのか、私にまだ具体的な相談はない。私もそうであったが大学3年、4年はまだまだ子供。自分の将来へ向けての目的もなくビジョンも描いていない者が殆どであろう。そして彼らの多くはほぼ「偶然」によってどこかの企業に就職していくのであろう。◆「偶然」に就職した、自分の属する企業のために彼らは懸命に働く。所詮、人生とはそんなものだ。「巨人」に入れば「巨人」のために「阪神」に入れば「阪神」勝利のために懸命に働くのだ。働きが認められれば収入や地位がついてくる。人生とはそんなものだ。プロ野球でも銀行でも商社でも同じ。偶然の結果の場所で懸命に働くといい。◆私が分からないのが「新聞社」という就職先。「朝日」と「産経」では考え方、物の見方が大きく異なる。就職しようとする大学生はその新聞社の考えを十分理解しているのだろうか?「朝日」に落ちて「産経」に就職する奴はいないのか。大学生はまだまだ子供。自分の考えを明確に持っていない。恐らく彼らは新聞社に入ってから洗脳されてしまうのだろう。「朝日」に入れば「朝日」の考えに、「産経」に入れば「産経」の考えが「自分の思い」と同化されてくるのだろう。かつて「安保反対」と叫んでいた学生が「読売」や「産経」に入って今は偉くなっているように。そうやって洗脳された方が会社人としては楽である。就職した後、やっと大人になって、自分の属する新聞社の考えと違う思想を持ってしまったら大変。辞めるのか目立たないようにじっとしているのか。◆息子が「新聞社に就職したい」などと相談してきたらなんと答えたら良いのだろう。経営者である父とすれば、常に客観的に物事を観ることのできるポジションに彼が居て欲しいと願うのだが。

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2014年05月20日 ---- ボス

秋田大学病院ヘリポート供用開始

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昨日、当社が施工した秋田大学病院のヘリポート供用開始式が開催された。ドクターヘリ、警察ヘリ、防災ヘリが次々と着陸した。◆大学を出たばかりの若い頃、私は前田建設工業に勤務し「都市土木」と呼ばれる現場で懸命に働いていた。「物を作る仕事をしたい。大きい物がいい。」などとの志があったわけではない。志は無かったが言い訳のようにそんなことを言っていた。7年間の在籍期間中に「橋」「道路」「共同溝」「水道のためのトンネル」などの工事をし物を作った。何度か供用開始式に立ち会った。苦労して作った道路や橋の供用開始に立ち会っても自分が感動しないことに驚いた。◆道路や橋の供用開始と言っても実は昨日まで工事用車両でそこを何度も走っている。供用開始とは「一般の方々」が供用できることを言った。セレモニーは大掛かりでも工事従事者としては感動は薄かった。◆ヘリポートの供用開始は道路や橋とは異なる。供用開始式で初めてヘリが飛来して着陸するのだ。強度も安全性も十分であることは分かっているのだが最初の着陸はやはり緊張する。無事着陸するとホッとする。嬉しい。道路や橋では味わうことができなかった感動がある。「このヘリポートの供用によって助かる命があるのだ」と思うと嬉しさはさらに増す。◆当社施工の病院屋上ヘリポートはもうすぐ50か所となる。

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2014年05月16日 ---- ボス

いつまで経ってもJALはダメJAL

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10年くらい前まではJALもANAも均等に利用していた。私がJALを棄てANAを中心に出張の旅程を組むようになったのは羽田空港でのサービスの差が原因だった。◆当時、私はインターネットで事前に予約をして当日羽田空港の自動販売機でチケットを購入していた。自動販売機は最初に「便名は?」と聞いてきた。便名は覚えていない。「分からない」をタッチするとANAは「目的地は?」と聞いてきてそれに応えると候補便の出発時刻が出てくる仕組みであった。私は目的地と出発時刻は当然控えていたので問題なかった。それに対し「便名は?」の質問に「分からない」と答えるとJALの販売機は「お近くのサービスカウンターへ行ってください」と出るだけ。全く親切心がない。販売機の近くにいるCA(当時はスチュワーデス)に聞くと丁寧に便名を調べて教えてくれるのだが販売機は無愛想だった。◆販売機でチケットを購入すると領収書が出てくる。ANAの領収書は薄い紙で小さく、折り畳んでサイフにしまうことができた。一方JALの領収書は厚い紙で大きく、胸ポケットの手帳にすらしまうことができなかった。◆JALに乗るたびに不満がつのった。私はJALのホームページにあった「お客様の声をお聞かせください」という欄にその不満を書いた。1週間経って担当の部長から私へメールが届いた。「いつもJALをご利用くださりありがとうございます」と始まるそのメールには「ご指摘ありがとうございます」とあり「ご指摘のご不満が解消されますよう努力いたします」と書いていた。そして「ただ、簡単な作業ではありませんので対応にはお時間がかかりますことをご理解ください」と最後に書き加えてあった。それから1年経ってもその状況は改善されなかった。私はJALを利用することが殆どなくなった。◆当時、親しかった航空関係者にその話をしたら彼はこう言った。「キノシタさん、JALは役所なんだよ。客の方は見ていないの。職員は上司しか見てなく、幹部は役所しか見ていない。役所は政治家の方しか見ていないの。だから文句はJALに言っても何にもならないよ。キノシタさんと同じクレームが政治家から入ったら1週間で直るんだけどね」と。「JALで客へのサービスを思っているのは高給取りのスチュワーデスだけなの」ということだった。◆その後、徐々にJALは凋落し、潰れ、再生した。一度潰れたのだから少しはマシになったのかと思ったが相変わらずダメJALのようだ。先日、インターネットでチケットを購入しようとしたが予約はできたが購入ができない。何度挑戦しても予約から先へ行かない。しようがなく先ほど電話で問い合わせた。オペレータが案内してくれてやっと購入にたどり着いた。電話で操作方法を聞かねばならないホームページなんていらない。株主優待券の使いにくさも酷い。◆これではJALがもう一度潰れる日も近いのでは。JALを甘やかせてきた役所も悪い。

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2014年05月14日 ---- ボス

忙しいような

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今年は出張が多い。2月末にロスアンジェルスへ行き、4月にはヒューストン、そして今月末からローマへの出張が予定されている。ここからがさらにハード。ローマから帰国した翌日は福岡へ一泊出張。帰京して3泊したらグアムへ社員旅行。◆今週も、今日これから北海道へ2泊出張。金曜帰京したら土日とゴルフが入っている。日曜はゴルフのあと秋田へ飛ぶことになっている。◆出張ばかりだがこれでも当社ヘリポート部の山本課長や永田課長に比べれは半分以下のようだ。◆実は今日これから向かう北海道。その山本課長、永田課長と私の3人で2泊を共に行動する。彼らとゆっくり話す機会もある。当社をこれだけ忙しくしてくれた功労者のこの二人からどんな話を聞くことができるか、あるいはなにか不満はないか、楽しみな出張にこれから出かける。

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2014年05月13日 ---- ボス

言ってはならない言葉

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15年ほど前の些細な事件をきっかけに、当社と三井物産エアロスペース㈱の間には妙な「わだかまり」ができていた。15年間の歳月が徐々に「わだかまり」を消してくれた。年齢がかさみ私も穏やかになった。素直に過去の非礼を詫びることができるようになった。◆ 昨日、夕方から三井物産エアロスペース㈱の方々を招いてヘリポートに関す る講習会のようなものを我が社で開催した。参加された皆様はとても若く、意欲あふれる好青年(女性も含む)ばかりであった。若い彼らは「わだかまり」があったことすら知らなかった。講習会のあと新橋の名門焼肉店「徳寿」でささやかながら楽しい宴会を持った。心から満足した。新たな、若い友人が大勢できたようで嬉しかった。◆宴会が終わったのち、余韻を楽しもうと思い一人、銀座の行きつけのバー「曜」へ顔を出した。カウンターの向こうの曜子ママと臨ちゃんが歓迎してくれるだけでなく、顔なじみのお客様たちも「おお、キノシタさん!」と笑顔で迎えてくれた。楽しい気分が倍増した。◆そもそも仕事で知り合うよりも酒の席で知り合ったり、ご近所付き合いで知り合ったり、あるいは学生時代の友人の方がビジネスは時にうまく行く。ビジネスは相手の人柄を見て決まるものだから。そう思っている。◆楽しいその勢いのままタクシーに乗って帰宅した。私は機嫌が良かった。調子に乗り、娘や家人にペラペラとくだらぬ話をしていたようだ。すると楽しそうな私に向かって娘が言った。「どうしてそんなに酔っぱらってるの?」  家人も同じような言葉を吐いた。「どうしてそんなに酔っているの?」◆一気に酔いが覚めた。父親が楽しそうに酔っぱらって帰宅したら「あら、なにか良いことがあったのかしら?」と振るのが良識ある魅力的な家人だろう。酔っぱらいに向かって「どうしてそんなに酔っぱらっているの?」などと聞くデリカシーのない嫁と娘。私はどう対応すれば良いのか分からない。家人と娘の前では不機嫌な態度でいる方が自然なようだ。

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2014年05月09日 ---- ボス

中畑清監督

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プロ野球横浜DeNAの中畑清監督、あまり好きではなかった。年齢(60歳)にふさわしくない「お調子者」で人は良さそうだがいかにもアタマが悪そう。マスコミに注目されることを好むためメディアへの登場機会は多いが知的な采配はお見受けしなかった。野村克也氏のような徹底した野球理論もなく凡庸な感覚のみで采配しているように私には映っていた。とにかく軽い。中学校のクラブ活動の監督並み、と言ったら叱られるか。TBSが社を上げて応援するがそれでもセリーグでダントツの最下位をのこのこと走っている。だが私の中畑監督を見る目が一転した。◆4番打者ブランコの故障により1軍昇格し13試合で10打点の活躍を見せていた中村紀洋を「チームの和を乱す」として2軍に落とした。さらに翌日「反省が見えない」と当面は2軍の試合にも出場させないことを明言したという。◆最下位を走るチームの指揮官としてはとにかく目先の勝利が欲しいもの。「あの野郎、生意気な!」と思いつつも我慢して中村を使い続けるものと思っていた。プロ野球とはそういうものだと思っていた。だが中畑監督は「チームの和」を優先させた。◆野球もサッカーもバレーもそして会社経営も、トップの方針によって強くもなり弱くもなることを私は知っている。目先の利益にばかり目を奪われていてはダメだ。中畑DeNA、今年は応援してみよう。

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2014年05月02日 ---- ボス

大リーグ観戦

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ヒューストンではビジネスの合間に、米国住友商事副社長O氏のアテンドで大リーグ観戦を楽しむことができた。私はこれまで40回程度渡米しているが大リーグ観戦は初めての経験。ヒューストンの弱小球団アストロズとオークランドアスレチックの試合。建築に興味ある者、デザインに興味ある者にとって、とても魅力的なミニッツ・メイド・パークでの観戦は楽しさが倍増した。だがその楽しさ以上にもっと感動したことがあった。◆練習風景や試合前のイベントを楽しんだ後、私はビールとホットドッグを購入しようと長い列の後ろに並んだ。グラウンドではまだ試合前のイベントが続いていた。やっとあと一人で私の番というときに米国国歌の前奏が聞こえてきた。するとホットドッグ売り場のオジサンは「ストップ」と腕と目で表現し、その腕を自分の胸に当てた。気付くと行列のみんなが胸に手をあて国歌を歌っている。雑談を続ける者も歩いている者もいない。敵も味方もない、みなアメリカを愛すと確認しているように私には映った。◆日本では「君が代」を歌うことに抵抗する教師も多い。プロ野球の試合前に君が代が流れることも少ないようだ。政治的な、あるいは思想的な背景はともかく、国民の多くが強制されずに一つの象徴の元に団結できることが強い国力に繋がるのだろうと強く感じた。

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2014年05月01日 ---- ボス

ウォシュレット

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ヒューストンに来ている。とても天気が良い。爽やか。最高気温は30度を超える。真夏の感じ。◆海外出張でいつも困るのがウォシュレットが無いこと。米国では高級ホテルでもウォシュレットはついていない。今回の出張は米国住友商事を訪問するものであるが、同行する複数のメンバー間で事前にウォシュレットをテーマとするメールが飛び交った。◆「携帯用ウォシュレットがパナソニックから出ている。あれを買っていく」と私が言うと「既にあれを試してみた。ダメだった。お尻の回りをピチャピチャ濡らす程度。水圧がないからオレには刺激が足りない。ウォシュレットの最も大きな魅力はあの水圧による刺激だ」と米国住友商事の偉いOさん。一旦、その辺で話は終了していた。◆出発前1週間、私と同じ便で渡米予定のGさんからのメール。「園芸用の水遣り器でペットボトルを装着して使うものがあります。これ、きっとウォシュレット代わりになりますよ。手押しポンプの要領で気圧を高め、水鉄砲のようにトリガーを引くと水は4mも飛ぶとのことです」と。我々は色めきたった。「それだ!」◆パナソニックの携帯ウォシュレットは1万円を優に超えるのに、この園芸用水遣り器は1つ680円。私は迷わず2つオーダーした。一つは住友商事Oさんへのお土産だ。◆敢えて出国前には試さなかった。ヒューストンに着いた。園芸用水遣り器を試してみた。すごい!確かに4m程度、水が飛ぶ。満足できる水圧だ。しかし・・・。どんな体勢を取ってもペットボトルが邪魔になり(カラダ後方下部の)目的地を的確に攻略することができない。◆素っ裸になり、奇妙な体勢で、不必要にあちこちに水を飛ばしている。こんな姿、誰にも見せるわけに行かない。(ipad不調のため帰国後掲載)

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2024年04月16日 ボスの
スケジュール
  • 午前来期事業計画
  • 午後空飛ぶクルマ関係者来訪 接客
  • 夕方銀座「ペントハウス」にて会食
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