2017年01月の記事一覧
◎2017年01月30日 ---- ボス ◎
- 建前論・正論が出すぎじゃないの?
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1年くらい前だろうか、タレントのベッキーさんの不倫騒動が盛り上がっていたころ、ある雑誌で面白い記事を読んだ。「若い女性が3人以上集まると必ず『ベッキー、最低!』とベッキーの悪口になる。ところが本当に親しい二人で話すと『ベッキーかわいそう』と本音になる」というもの。大勢の前では自分の思った正直な気持ちを言えないムードがいつのまにかこの国に蔓延してきた。大勢の前では正論・建前論しか言えなくなっている。◆テレビ・マスコミでは「賭けマージャンくらい誰でもやってますよ。僕も先週やりました」などと発言は極めて難しい。そんな発言できる力があるのはビートたけし(北野武)さんくらいだろう。◆電通の過労死事件に関してマスコミは「電通っていう会社はとんでもないブラック企業だ」と言う。だが私の周りの経営者でそういうことを言う人は少ない。◆電通に入った人間は騙されて入ったのではないだろう。「この会社に入ったら厳しいですよ。ものすごい残業が待っていますよ。『鬼十則』というのがあるんですよ」・・・先輩たちの話からそれぐらいは当然理解していただろう。「それでも給料が高くやりがいがある」そう思って入社したのだろう。ところが中に「自分が予想していたよりもはるかに厳しかった」と思う人がいる。彼らが「過労だ!ブラックだ!」と叫ぶ。 ◆今回の事件、「私が学生ならそんな厳しい会社を決して就職先に選ばない」・・そういう学生が増えればそれでいいんじゃない? 会社に入った人間には「辞める」「逃げる」ということができる。小学校・中学校のイジメと同等に議論することではないだろう。◆電通に続いて三菱電機でも過労問題が浮上している。「職場環境・労働条件が悪ければ優秀な人材が集まらない」・・日本はすでにそういう社会になりつつある。 電通へのマスコミおよび司法の厳しい対応に関し、私は「少し行き過ぎてるんじゃないの?」と思っている。不夜城のようだった電通ビルは今、毎晩10時には真っ暗になると聞いた。 「角を矯めて牛を殺す」という言葉を思い出した。「反省しすぎるのもよくないよ」と思っている経営者は意外と多い。だが彼らはそれを口に出すことが難しくなってきている。そのことの方がよほど大きな問題だと、私は思っている。
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◎2017年01月27日 ---- ボス ◎
- トルとし君
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早くも一月が終わろうとしているが私はまだ毎日のように新年会に参加している。新年会のハシゴも何度かあった。中でも、大学や高校時代の仲間との新年会は全く緊張感もなく楽しい。先日、霞が関の居酒屋で大学時代の同窓新年会があった。私の向かいに I君、その隣にT君が座る。I君は某大手ゼネコンの部長、T君は中堅ゼネコンの専務、二人とも仕事の時は厳しい表情らしいが同窓会では40年前のまま。私の左隣、T君の向いの席に某公共会社の取締役になっている「としあき君」が座る。ここでは「としあき君」の名誉のため本名を書くことができない。◆「としあき君」のあだ名は「トルとし」。今は偉くなっているI君がとしあき君に話しかける。「トルとし、ところでオマエ・・・」 T君も続く「トルとしがあのとき・・・」 話が盛り上がってきたところで質問するのが私の役目。「あれ、なんで『としあき』が『トルとし』になったんだっけ? 最初のころは『とし』と呼んでたよな。」 としあき君が「ええっ!また、その話ですか?」と泣きそうな顔 ・・・・◆大学4年の前期試験最終日のこと。以前からI君、T君 それととしあき君は「学生時代に一度トルコに行きたいね」と話していた。トルコというのは今のソープランドのこと。試験が終わった解放感からI君とT君は「今日、行こうや」ということになった。「トシも誘わんとな」と言ってとしあき君の研究室や下宿に探しに行ったがとしあき君は見当たらなかった。携帯電話などない時代、九州大学土木工学科で級友を探すのは下宿・研究室・雀荘・パチンコ屋であった。結局、としあき君が見つからないのでI君とT君は二人でバスに乗って中州へ繰り出した。彼らにとって初めてのトルコであった。◆翌日、I君とT君は自慢気にとしあき君に話した。「トシ、お前を探したけど見つからんかったからオレたち二人でトルコに行ってきたぞ。すげえ良かった・・・」 それを聞いてとしあき君は激しく怒った。「三人で行くって言いよったやんか、なんでオレを誘わんで行くの?」 ・・・その、としあき君の怒りっぷりが面白く「トルコに行けなかったことを激しく起こったトシ」を略してその翌日から I君 T君はとしあき君を「トルとし」と呼ぶことになり、その呼び名が広まった。経緯を知らない同級生は「トルコが大好きなとしあき君」を略して「トルとし」だと今でも思っている。◆としあき君は私に対しては敬語で話す。「キノシタさん、オレだけトルコに行ってないんですよ。行ってないオレの呼び名がなんで『トルとし』なんですかねえ?」 優しいとしあき君は「トルとし」と呼ばれることをさほど嫌がってはいないようだ。
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◎2017年01月26日 ---- ボス ◎
- 体調不良
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昨年末から体調がすぐれない。頭痛がずっと続いている。最初は風邪だと思って葛根湯を飲んで寝ていたが一向に良くならない。咳も鼻水も出ない。風邪ではないようだ。体温は平熱、血圧も異常はない。◆最近は耳鳴りがするようになった。酒をやめても、睡眠を十分にとっても頭痛も耳鳴りも治らない。朝の寝起き、目を閉じたまま意識のみが覚醒し始めると同時に耳鳴り音が聞こえてくる。そっと起きだし洗面所で顔を洗おうと前屈みになると頭が痛む。そんな状態が続いている。先週はCTによる検査をしたが異常は見つからなかった。これまで二人の医師に相談したが、どちらも 「それほど心配することはないでしょう」ということだった。念のために今日、MRI検査をする。◆ストレスから来る症状か、男の更年期障害か、ただの一過性のものなのか? いずれにしてもほんのちょっと体調が悪いだけで仕事も遊びも「全力で楽しむ」ことが難しくなる。あらためて健康であることの有難みを感じている。・・・MRI検査の結果は来週の火曜日に出る。
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◎2017年01月25日 ---- ボス ◎
- 頑張れ、アパホテル!
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2年前だったか、幕張のアパホテルに泊まった。客室をはじめ設備は素晴らしく値段もリーズナブルであったがマナーの悪い中国人観光客の多いことにうんざりした。我が物顔で大声でしゃべり、どこでも平気で床に座る。食事のマナーも悪い。見苦しい。それ以降、私は出張でもアパホテルを避けるようになっていた。◆今、そのアパホテルが話題になっている。アパホテルの各客室には、南京大虐殺を否定する書籍が置いてあるという。目立たないところに置いてあり、よほどヒマな人でないと読むことはないであろうその本の存在が中国にとっては我慢ならないようだ。国を挙げてアパホテル攻撃が始まった。どうやら中国人観光客はアパホテルへの宿泊をやめるようだ。◆アパホテルの全宿泊者に占める中国人の割合は5%程度だという。(私が幕張に泊まったあの日、私の印象は半分以上が中国人観光客のように感じた。それほど彼らはうるさかった。) 中国人観光客が宿泊しなくなるアパホテルは静かで居心地の良いホテルに変貌するかもしれない。私はこれから出張時にはアパホテルに泊まることにしよう。私のような日本人ビジネスマンは意外と多いかもしれない。◆私は中国人の友人も多い。国際的に働く彼ら一人一人は皆、とても知的でマナーもいい。その彼らでさえ、来日する中国人旅行客の行状を嘆いている。アパホテルは「マナーの悪い中国人旅行客はお断り」との貼り紙をする代わりに妙な書籍を置いたのかもしれないな、などと考えてしまう。
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◎2017年01月25日 ---- ボス ◎
◎2017年01月23日 ---- ボス ◎
- 考える習慣
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年末から体調が悪く、ゴルフを控えている。熱は平熱だし血圧も正常だが、頭痛と耳鳴りに悩まされている。先週末は自宅でテレビと読書で過ごした。今、沢木耕太郎の新著『春に散る』を読んでいる。昨年夏まで朝日新聞に連載され評判の良かったもの。ボクシングで夢が叶わなかった初老の主人公たちが、人生の終盤に新たな夢を一人の若者に託すストーリー。私は主人公の広岡仁一を、若き日の高倉健をイメージしながら読み進んでいる。◆野球しか知らなかった広岡は肩を壊し野球が続けられなくなった。すさんだ生活を送っていた彼がボクシングと出会う。ジムの練習生に応募しようとするが、その募集要項には「頭脳明晰な者に限る」との但し書きがあった。学校の成績は芳しくはなかったが応募し、ジムの会長の面接を受けることになる。面接で会長が広岡に率直に聞く「君は頭がいいですか?」と。「分かりません」と答える広岡に対する会長の言葉がいい。◆「頭がいいか悪いかを判断するのは簡単なことです。ポイントはその人に考える習慣があるかどうかです。逆に言えば、考える習慣を持っている人を頭のいい人と言うんです」・・・まさに、そうだ! 「考える習慣」が大切なのだ。◆会長が練習生の条件に、頭がいい人としたことが理解できる。 「考える習慣がある」人は伸びしろが大きい。◆私はこのブログを「考える習慣」を維持するためにも書いている。部下たちには毎日のように「言われたことをやるだけじゃなく、自分のアタマで考えろ!」と言っている。◆人から「考えろ!」と言われなければ考えないということは「考える習慣がない」ということ。大変失礼だが、回りを見ると「考える習慣」を持たない人が圧倒的に多いようだ。
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◎2017年01月19日 ---- ボス ◎
- 天下り問題
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文部科学省が国家公務員法に違反し、同省前局長の早稲田大学への「天下り」をあっせんした疑いが指摘されている問題で、前川喜平事務次官の辞任が19日、固まった。(以上Yahooニュースから) ◆文科省のトップが「天下り問題」で辞任する。私個人的には「天下り=違法=悪」とは思っていない。私個人は思っていないのだが、マスコミをはじめ世間の多くは「天下り=違法=悪」と思っているようだ。前川氏もそう思っているから辞任するのだろう。さて、じゃあ前川氏、これからどうするのだろう? 普通に考えると、「天下り問題」の責任を取って辞任するからには、自分が天下るわけにはいかないだろう。 どうなるのだろう? まさか「終わった人」にはなるまい。 ◆失礼とは思いながら1年後の前川氏はどうしているのか予想してみる。これまた失礼だが私の予想はこうだ。 「『これは天下りではない』と主張できるようなポストに実際は天下っている。」・・・・さて、どうだろう。マスコミはここで終わらず、1年後、2年後の前川氏のポストを追いかけてみて欲しい。芸能人や政治家の「ゲス不倫」を追いかけるよりよほど簡単だし、まともな国民の多くが関心ある問題であると思う。
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◎2017年01月18日 ---- ボス ◎
- イチローの言葉
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正月に観たテレビ。イチローが子供たちに向かって話していた。「君たちのコーチなどがときどき、こんなことを言っているそうですね。『イチロー選手は人の2倍も3倍も練習してるんだ、君たちも上手になりたかったら仲間の2倍も3倍も練習しなければならない。人の2倍、3倍練習したらイチローのようになれる』・・そんな話をしているとよく聞きます」 そこまで言うとイチローは一呼吸おいた。そして少し大きめの声でそれを強く否定し始めた。「嘘です。考えてもみてください。人の2倍も3倍も練習なんてできないでしょ」と。・・・「なるほどな、できるわけないよな」私は思った。イチローの話は続く。「人の2倍、3倍じゃないんだな。努力を人と比較しても意味ないよ。僕はね、練習をするときにまず『自分の限界』を探すんです。そしてその『自分の限界』を少しでも超えるところまで頑張ってきました。毎日が『自分の限界』との闘いですよ。」そういうことを言った。◆『自分の限界』を見つけ、その『自分の限界』と思っていたところを超えるだけの練習をする。イチローが言うから重みがある。大したものだ。◆私は自分の学生時代を振り返った。当時の私は「オレはまじめに頑張れば優秀なんだ。いま成績が悪いのはまじめにやってないからだ」などと自分に言い訳し、逃げていた。結局 『自分の限界』など見つけることもなく、平凡以下の努力しかせず、浪人し、さらに留年までしてしまった。「これではダメだ」と自分で気づくまで、残念なことに私の周りには厳しく叱ってくれる人がいなかった。
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◎2017年01月17日 ---- ボス ◎
- 負けず嫌い
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10年くらい前の話。その時、私は社会人としての師匠であり恩人である川嶋信義さん(故人=元前田建設工業副社長)と二人、クルマで宮崎の国道10号線を走っていた。なんの話題からそんなことになったのか覚えてないがちょうど信号停止しているときに助手席の川嶋さんが言った。「なんで負けても悔しがらないんだろうなあ?」・・誰か情けない部下のことを言ったのだと思う。「男は負けず嫌いじゃないとダメだよな」と私に同意を求めてきた。私は車を発進させながら「ええ、そうでしょうね。負けず嫌いじゃないとね」と彼の言葉を軽く肯定し、さらに「オレ個人はそれほど負けず嫌いじゃないんですけど、それでも負けても全く平気そうなヤツ見てると『それでいいの?』なんて感じますね」と答えた。川嶋さんは軽く吹き出し明るい声で「ばーか、、オマエほど負けず嫌いのヤツはめったにいないよ」と言った。 こちらを向いた川嶋さんは笑顔だった。◆私は人様から「キノシタは負けず嫌いだ」と指摘されたのはこのときが初めてだった。正直、そのころまでは自分が負けず嫌いの性格だとは意識していなかった。いや、気付いてはいた。自分が負けず嫌いであるということは気付いていたがそれを隠そうとしていたのだ。◆子供の頃から負けず嫌いのヤツはいる。負けず嫌いのヤツらはだいたいデキが悪かった。負けると腹を立てる。みっともない。そんなみっともない負けず嫌いを多く見たので、私は負けず嫌いの性格を隠そうとしていた。負ければ腹が立つけれど、腹が立っていることを誰にも悟られないようにしてきた。だから「キノシタくんは負けず嫌いだね」と言われたことは、それまでなかった。だが川嶋さんは見抜いていた。「オマエほど負けず嫌いのヤツはめったにいないよ」・・川嶋さんに初めて褒められた気がした。◆今年の正月、箱根で過ごした。温泉の隣にサウナ室があった。中に入るとオジサンが6人入っていた。「この6人よりは先に出るわけにはいかないな」・・負けず嫌いの私は誰にも気付かれぬよう、そんなくだらぬ勝負を挑んでいた。「オレって負けず嫌いなんだな」・・くだらぬことを思い、川嶋さんの笑顔の指摘を思い出していた。
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◎2017年01月13日 ---- ボス ◎
◎2017年01月13日 ---- ボス ◎
- 勢い
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「行け行けドンドン」・・・私の嫌いな言葉。調子に乗って深く思慮することなく行動に移してしまう様を表わす。若い経営者によく見られる。かつては私も若い経営者であったが、当時から私はビジネスで多少の追い風を感じても「「行け行けドンドン」にならないように注意していた。慎重に行動してきた。少しずつ会社は大きくなった。◆私が社会人のスタートを切った前田建設工業の当時の社長はもっともっと厳しかった。「石橋を叩いて『これなら大丈夫』と思っても、それでも渡らない。木の陰に隠れて、誰かが渡るのを見てそれから渡る。最初に自分で渡ってはいけない」そういうことをおっしゃっていたと聞く。若かった私は「それじゃ一番になれませんね」などと生意気なことを言っていた。◆あれから30年以上が経った。私も経営者になって20年以上が経った。時代も変わった。「行け行けドンドン」は相変わらずダメだが、「ひょっとしたら壊れてしまうかも」という程度の橋なら幾つか渡って来た。若い会社は慎重すぎたら大きくなれない。大きくならないと安定しない。◆私は今年で60歳になる。最近は「ひょっとしたら壊れてしまうかも」という橋を渡ることをビビるようになってきた。ビビッていたのでは大きくなれない。大きくならなければ安定しない。難しい問題が続く。
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◎2017年01月12日 ---- ボス ◎
- 新元号
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天皇の生前退位がほぼ決まったようだ。2019年元日には今上天皇が退位し、現皇太子の浩宮徳仁親王が皇位に就くこととなるようだ。すでにその方向で国会は動き出している。西暦2019年は平成31年ではなく新しい元号での元年になる。新元号は平成30年の夏ころには発表されるらしい。◆僭越、不遜ではあるが、ここで新元号を予測してみたい。私は僭越不遜を承知で、そのような知的遊びを「大人の日本人」にはやってもらいたいと思っている。少なくとも、発表されたものを「あ、そうですか」と受け入れるのではなく「興味・関心」を持ってもらいたいのだが・・。◆さて、新元号、私の予想を始めよう。・・・・学者は恐らく文字の選択からはじめるのだろう。最後に残った幾つかから政治家に選んでもらう。私は経営者として学者連中とは別の視点で推測を始める。「最後に政治家が選ばないであろうものは最初から検討しない」・・・「M」「T」「S」「H」と続いたアルファベットの頭文字、これとは重ならないように配慮するだろう。2019年にはまだ多くの明治生まれの方々が頑張っている。頭文字「M」の重複もないだろう。私は「K」「N」「G」「R」に絞る。さらにこの中でも「K」か「R」だろう。「N」は「M」と発音が近い、「G」は濁音だ。選びにくい。だから「K」か「R」。◆さてここからやっと学者の発想を考えてみる。「明」「治」「大」「正」「昭」「和」「平」「成」・・・当然悪いイメージの文字はない。良いイメージの字でも例えば「空」「桜」「虹」などの具体的にイメージできる名詞は使われない。良いイメージの形容詞、形容動詞、そして動詞。・・・絞り込んだ◆「K」ならば「佳」「敬」「恵」「快」「開」「供」「建」、「R」だったら「隆」「立」「倫」「礼」「玲」あたりになる。「慶」や「麗」は画数が多く難しい。「共」は共産党のイメージがある。私はさらに五文字に絞り込んだ。それが「佳」「開」「建」「隆」「礼」だ。きっとこの五文字の内のどれかが新元号の上の字になるのだろう。◆みなさんも、こんな予想にトライしてみませんか? 予想をすると興味も増しますよ。「どうでもいいよ」じゃダメですよ。
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◎2017年01月11日 ---- ボス ◎
- おかしくないか? 「賭けマージャン問題 飯塚市長と副市長、辞任」とのみだし
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市長と副市長、彼らは、「賭けマージャンをしたから」、その問題の責任を取って辞任したのか? 違うだろう! 「通常の勤務時間である平日の昼間にマージャンしていたことが問題」なのだろう! なぜ、そのように報道しない? なぜ「賭けマージャン問題」との見出しになる? ◆日本の報道各社は事件の本質を問わず、ことさら「自分のアタマで考えることのできない読者や視聴者」に対して、彼らが興味を引きそうな言葉で吊る。◆ 賭けマージャンをしたら市長を辞めなければならないのだったら恐らくこの国の市長の半分は辞任しなければならないだろう。 「この報道の仕方は おかしい!」と思わない情けない読者ばかりのようだ。
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◎2017年01月11日 ---- ボス ◎
- 「縦社会」を学んだ中学生時代
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昭和45年、佐伯市立鶴谷中学校に入学すると私は野球部に入った。小学生時代に「ちゃん」付けで呼んでいた1学年上の「お友達」は、中学生になった途端に「さん」付けで呼ぶべき怖い「先輩」に変わっていた。1年生にとって3年生は雲の上の存在。キャプテンから話しかけられとても緊張したことを覚えている。3年生は皆、1年生には優しかった。怖いのが2年生。◆野球部に入った同級生は30人を超えていた。夏休み明けまでは満足にキャッチボールすらさせてもらえない。外野のさらに後方で「声出し」と「玉拾い」の毎日。同級生は一人減り、二人減りしていった。最もイヤなのが雨の日。教室内で2年生が1年生を指導する。指導といえば聞こえが良いが実際は「しごき」と呼ばれていた。2年生による理不尽な説教とイジメが続いた。そこで「しごき」が行われていることは教師も知っていたであろう。その「しごき」が理不尽なイジメであることも知っていただろう。だが、その「2年生が1年生を指導する場所」には教師も3年生も入ってくることはなかった。◆一年が経ち、我々は2年生になった。新1年生が入ってきた。小学生時代に私のことを「もとみちゃん」と呼んでいた連中だ。中学生になったのにピリッとしない。やんわりと「オレはもう『もとみちゃん』じゃなくて『キノシタさん』なんだよ」と教えてあげた。雨の日は1年生を「しごく」立場になった。生来、心根の優しかった私は、自分がされた理不尽な仕打ちを下級生にすることは好まなかった。だがそれでも数人にはビンタを張るくらいの「しごき」はした。◆相変わらず私たち2年生をいじめ続ける3年生は1年生にはとても優しかった。自分は1年生に優しく接しておいて、2年生の私に「おい、キノシタ、お前ちゃんと〇〇を教育してるのか? あいつの挨拶の仕方はなんだっ!」などと言い、私は殴られた。3年生は2年生をいじめ、2年生は1年生をいじめる。3年生は1年生を可愛がる。1年生は2年生が大嫌いで、1年生にとって3年生は大好きな優しい先輩たち。そんな構図が続いていた。◆おそらく今の鶴谷中学校ではあんな「しごき」はないのだろう。ひょっとすると東京の学校のように先輩のことも「クン」付けで呼んでいるのだろうか? 私が育ったころの、理不尽な「しごき」のある時代の方がが良かったとは言えない。言えないのだが、あのころ私は縦社会の構図を覚えたのだろうと思う。悪いことばかりではなかったようにも思える。◆ ◆追伸:: 2年生のある日、何が原因だったか覚えていないが私は部室で正座をさせられ3年生から説教されていた。説教の終わりにその3年生が「キノシタ、 ビンタ10発がいいか?グラウンド20周がいいか?」と聞いてきた。「はい、ビンタ10発お願いします」と私は即座に答えた。当時、ビンタが最も楽な「しごき」だった。
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◎2017年01月10日 ---- ボス ◎
- ひたむきな学生スポーツ
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この三連休に高校ラグビー、高校サッカー(男女)、高校バレー(男女)、大学ラグビーのそれぞれ決勝戦がテレビ中継された。学生たちの団体スポーツ、いずれも「One for all、all for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」の精神が徹底し、ひたむきに勝利に向かって努力する。優勝する一校を除き、すべてのチームは努力かなわず負けて終わる。負けて、泣いても皆美しい。「やれることはやった。自分の力は出し切った」そんな思いが彼らを美しくする。テレビ画面を見ながら「今の思いを大切に、社会人になっても頑張ってよ。」と声をかける。◆「One for all、・・・」の精神を知らない者は社会人として無様な人となる。
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◎2017年01月06日 ---- ボス ◎
- 感動! 女子高生の素晴らしい行為
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yahooニュースに素晴らしい記事が出ていた。そのまま転載する。
「埼玉県の鴻巣署は4日、県道に散乱していた古紙を一人で回収した行田市在住、県立鴻巣高校1年の湯本里咲さん(16)に感謝状を贈った。見て見ぬふりをして通り過ぎる自分を受け入れられず、後先のことを考えずに一心不乱に集めた行動は、周囲の心を揺り動かした。 自転車で通学している湯本さんは昨年12月21日夕方、鴻巣市屈巣の県道を通りがかった際、新聞紙や折り込みチラシが半径約3メートルにかけて大量に散乱しているのを目の当たりにした。一度はそのまま通り過ぎたものの、『何もしていない自分に辛くなった』と戻って来た。 当初は古紙を自転車の前かごに積んで自宅に持ち帰ろうとしたが、収まり切れない。約500メートル離れたコンビニエンスストアへ行き、ごみ袋を買って戻り、再び拾い集めた。現場は交通量の激しい通り。湯本さんは青信号になるたびにひたすら拾い続けた。 午後5時20分ごろ、同署に「女子高生が落とした荷物を一人で拾っている。かわいそうだから助けてほしい」と連絡が入った。署員が駆け付けると、すでにごみ袋3袋分、計10キロの古紙が回収されていた。持ち帰り方法を考えていた矢先に署員が到着。安心した湯本さんの目からは涙が流れた。 高校ではバスケ部に所属している湯本さん。学校周辺のごみ拾いなど美化活動をしてから朝の練習に取り組んでおり、「学校でもやっているので当たり前と思って拾いました」と振り返った。 市村知孝署長から感謝状を贈られ、湯本さんは『周りの事をもっと見られる一年にしたいです』とほほ笑んだ。」... 続きを読む
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◎2017年01月06日 ---- ボス ◎
◎2017年01月05日 ---- ボス ◎
- 節酒
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昨日は社内で新年会。昨年末以来の、たるんだ空気に「喝」を入れる厳しい訓示を垂れたあと、気分を変えて明るいいつもながらのパーティーとなった。やはり社員たちと飲む酒は旨い。楽しい。ビール、日本酒、焼酎、ワイン、注がれるままに私は調子に乗って飲み過ぎた。夕方3時頃にはタクシーで帰宅したようが記憶が定かでない。恥ずかしいのがゴルフ仲間にタクシーの中からLineを送信していること。今朝の出勤途中の電車の中でチェックしていて気付いた。「ええっ?! オレ、いつ、こんなメールを送信したの? 恥ずかしい!」◆元来、酒は強くない。強くないのに毎日飲んで、毎日が二日酔いに近い状況だ。◆決めた! 今年は「節酒」する。 少なくとも週に3日はビールだけにする。さらに週に1日はアルコールを一滴も飲まないことにしよう。「そんなの節酒と言えるか!」と聞こえてきそうだが、タバコと同じで急にやめると長続きしそうにない。まずはできそうな範囲でスタート。とりあえず今日はアルコールを抜くことにしよう。
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◎2017年01月04日 ---- ボス ◎
- 感動! 箱根の勇者たち。あっぱれ! 上武大学の森田主将
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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ◆元旦から箱根宮ノ下へ移動し、箱根駅伝を応援した。若者たちが、何の見返りを求めるわけでなく、ただ自分が納得するためにだけ必死に取り組む姿は美しい。学生野球や学生サッカーなどを観ても感動するが、この箱根駅伝が私たちに与える感動は圧倒的だ。目の前を駆け抜けて行く選手たちに「頑張れっ!」と声をかけながら、私は目頭が熱くなった。心から「頑張れっ!」と声援を送り続けた。◆宮ノ下は5区「山登り」、6区「山下り」のほぼ中間地点。二日の「山登り」、20人すべての選手が私の前を駆け抜けたあと、宿に戻り、芦ノ湖の往路ゴールまでをテレビで応援することにした。先ほど私の前を駆け抜けて行った勇者たちが疲労困憊して芦ノ湖のゴールに倒れ込む。「頑張ったなあ」「お疲れ様」・・・私は爺さんのように、テレビの中の勇者たちに向かってねぎらいの言葉をかけていた。ただでさえ感動的なシーン、そこでさらに私を驚かせたことがあった◆過酷な山登りを終えた往路最終ランナーたちは皆ゴールテープを切るとその場に倒れこむ。係員が毛布を持って駆け寄り、彼を支えながら休息できる場所へ移動する。驚いたのは上武大学の森田主将。16位でタスキを受けた森田選手は8人を抜いて8位でゴールテープを切った。その快走だけでも感動的なのだが、彼はゴールテープを切った後、毛布を持って駆けつけ自分を支えてくれようとする係員を自分の手で制し、今走って来た方を振り向くと、観客たちにむかって深々とお辞儀をした。二、三度最敬礼を繰り返して力尽き、最後は頭を下げたまま両手を膝に置き、動けなくなった。◆精も魂も尽き果てているのは誰の目にも明らかなのに、それでも皆に感謝の意を伝えようとする。すばらしい。◆上武大学、森田主将に爽やかな男らしい勇気を見せてもらった。森田イズムを引き継いでくれたなら、来年からは上武大学を少し大きな声で応援したい。
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