2017年07月の記事一覧
◎2017年07月29日 ---- ボス ◎
- 平尾昌晃
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21日に平尾昌晃さんが亡くなった。さすがに「日劇ウェスタンカーニバル」の頃は知らないが平尾さんが作詞作曲し自らが歌った「みよちゃん」はよく知っている。その後、私が小学生のころからは作曲家として活躍され「霧の摩周湖」「私の城下町」「瀬戸の花嫁」「よこはまたそがれ」「あなただけでいい」「カナダからの手紙」など多くの歌謡曲を手掛けられた。◆私は今でもこれらの曲の歌詞も覚えている。今でも時々口ずさむ。当時の歌謡曲は小学生から70歳の爺さんまで誰でも知っていた。誰でも口ずさんでいた。◆ずいぶん時間が経った。来年には平成も終わるという。昭和は遠くなった。誰もが口ずさめる曲などなくなった。自分で車を運転するとき大抵私はCDを聴きながら走るが同乗する娘はイヤフォンをしてアイポッドで音楽を聴いている。共通する音楽がないことは寂しい。
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◎2017年07月27日 ---- ボス ◎
- 「できない理由」を探すヤツ
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コンビニで小学校低学年と思われる女の子が弁当を買っていた。レジに立つアルバイトの学生が少女に尋ねた。「お箸は何膳ご要りようですか?」・・このマニュアル通りの質問に少女は「えっ?」と聞き返す。本屋で小学生の男の子が童話を買っている。レジに立つアルバイト風の店員がその子に尋ねた。「カバーはお掛けしますか」・・このマニュアル通りの質問に男の子は「えっ?」と聞き返す。こんな光景をよく見かける。マニュアル通りにしか対応できない、応用の利かない、自分のアタマで考えることのできないヤツが多い。これまでの私の経験からは、このアタマの悪い、マニュアルとおりにしか行動しないアルバイト店員は結構高学歴なことが多い。学校のお勉強はよくできる。テストの成績は良い。ただし応用が利かない。◆小学生の子には「お箸いくつ要る?」と聞けばいいだろうし、黙って弁当の数だけ入れて「お箸は5人分入れとくね」でもいいだろう。本屋でも黙ってカバーをかけて渡せばいい。・・もし私がそういう注意をしたら「なにを言いますキノシタさん、そんなことできないんですよ。アルバイト始めるときに厳しく『マニュアル通りの言葉を使え!』って注意されるんですよ。知らないでしょキノシタさん」と反論が返ってくる。◆どちらが正しいか、なぜそうなのか、などは考えもせず、最初に「いいですか、これを守ってくださいね」と言われたことにだけ忠実に従う。そういう若者が増えていることは確かだろう。学校の成績の良い彼らは「教科書に書いてあること」がすべてであるし「マニュアル」がすべてである。◆彼らに対し「そうじゃないよ」と正しいことを教えようとしても、まじめで学校の成績が良い彼らは「いいえ、そうじゃありません」と一生懸命に今度は「できない理由」を探し出す。その段階で彼らのアタマは「どちらが正しいか」ではなく「私は正しい!」との理由を探し始める。プライドの高い彼らは「そうじゃないよ」と言われることが許せないのだ。悪いほうへ悪いほうへと考えが流れていく。そうなると「正義」や「真実」は関係なくなる。公務員にはこういう人が多い。
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◎2017年07月21日 ---- ボス ◎
- 少しかわいいそうな稲田大臣
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稲田防衛大臣がマスコミから集中砲火を浴びている。一般人が「とんでもないこと!」と怒ったことをマスコミが報道する場合と、逆に野党やマスコミが「とんでもないこと!」と繰り返し言い、それによって一般人も「とんでもないことなんだ」と思うようになる場合がある。稲田問題は後者だろう。◆役人や政治家の多くは「正義」よりも「自分の保身」を優先する。森友学園への8億円値引き問題や加計学園問題にしても多くの役人や政治家が「私は知らない」「そんな記憶はない」「文書はない」などと平気で嘘をついていることを我々は知っている。◆もしあなたが防衛大臣で、制服を着た幹部から「大臣、『戦闘』との記述がある日報はありました。しかし実際にはあれは戦闘というほどのものではありませんでした。小さな暴動です。『戦闘』と記載した者のミスです。『日報があった』と言えばややこしくなります。『自衛隊は即刻帰国せよ』となります。『戦闘と記載はしたが実際には戦闘ではなかった』などとの説明は通じません。無かったことにしますよ」と言われたらあなたは「ダメです。あったのなら『あった』と国民に向けて言います。海外から批判を受けてもしようがない。隊員を即刻帰国させなさい」と言えますか? 私が防衛大臣であったら「分かった。隠すなら徹底して隠し切れ」と命じるかもしれないし、稲田大臣のように聞こえないふりをするかもしれない。◆稲田大臣をかばいたい、という気持ちが強いわけではないが、今回の一件、少し世間の(特にマスコミの)風当りが厳しすぎるように私は感じている。
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◎2017年07月19日 ---- ボス ◎
- 上西小百合の発言
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衆院議員の上西小百合氏が、ツイッター投稿を巡りサッカー・浦和レッズのサポーターなどの反発を招いて大炎上し、議員事務所に殺害予告ともとれるファックスなどが届いている。上西氏はツイッターでの主張を撤回・謝罪する意思はないそうだ。◆この事件を伝えるマスコミの姿勢がおかしい。今朝のテレビ朝日の番組ではレポーターが「主張を撤回する気はありませんか?」と上西議員に尋ね、上西氏が「ありません」と答えると、脇にいた上西氏の議員秘書が「警察が絡む騒動になっているのだから謝ったほうがいいよ」と上西氏にアドバイスするシーンまでも放映された。上西氏がレポーターに対し「もう一度質問をしてください」とお願いし、撮り直し。レポーターは「主張を撤回する気はありませんか?」と聞き上西氏が「警察が絡む騒動になり申し訳ない」と答えた。◆私はかねてから、この教養のない、品のない、大西小百合という女性が我が国の国会議員であることを情けなく思っていた。大嫌いな女性だ。だが、今回の一件で彼女を叩くのはどう考えてもおかしい。◆彼女は、15日の「浦和-ドルトムント戦」に関して、ツイッターに「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」と投稿した。これに対して浦和のファンが怒ったのがスタート。ファンとしては「一生懸命に闘った浦和の選手たちに失礼だ!」ということなのだろうが、すべての事象には多くの側面があり、多くの見方がある。「よく頑張った!」と誉める人もいれば「酷い負け方!」と貶す声があっても当然。◆彼女の個人的な感想に対し「失礼だ!謝れ!」と騒ぐほうがおかしい。これでは「言論の自由」がなくなる。マスコミはまずは「言論の自由」を保証することが大切。今朝のテレ朝の報道姿勢はとてもおかしかった。キャスターは上西議員をたしなめるコメントをした。逆に、殺害予告をした卑劣な者を非難するコメントはなかった。キャスターが浦和サポーターにすり寄って、日ごろから敵の多い嫌われ者の上西議員を一緒にいじめているように、私には感じられた。
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◎2017年07月19日 ---- ボス ◎
- 聖路加国際病院
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聖路加国際病院の名誉院長の日野原重明さんが亡くなった。105歳だった。講演やマスコミなどでも活躍される一方、100歳を超えてもなお現役の医師として診察も続けられていた。明るい前向きな生き方を自ら示されることにより、多くの方々に勇気を与えてこられた。ありがとうございました。◆日野原先生の訃報を伝えるニュースで初めて知ったことが二つ。一つは日野原先生はあの1970年のよど号ハイジャック事件に巻き込まれた被害者の一人だったということ。人質として三日間、機内に拘束されていた。機内では医師として他の人質の方々の体調に気を配られていたようだ。知らなかった。◆そしてもう一つが「聖路加記念病院」。ラジオでアナウンサーが「聖路加国際病院の名誉院長の日野原重明さんが・・」と読み上げるのだが「聖路加」が「せいろか」とはっきり発音しない。私には「せいるか」と聞こえた。他の局でも、テレビでも「せいるか」と聞こえる。確認してみた。「聖路加」は「せいろか」ではなく「せいるか」であった。私が「聖路加病院」の存在を知ったのは高校三年生の時。それから40年間以上、ずっと「せいろか」とばかり思ってきた。「聖路加」は、聖書の「ルカによる福音書」でおなじみの「聖ルカ」のことであった。◆おそらく私のようの間違って「せいろか」と思っている方のほうが多いだろう。このコラムを書いている私のパソコンも「せいろか」と打って変換すると「聖路加」が最初に出るが「せいるか」では「聖ルカ」と最初に出る。◆「聖路加国際病院」は「せいるかこくさいびょういん」であって「せいろか」ではありません。◆日野原先生、ありがとうございました。お疲れさまでした。
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◎2017年07月18日 ---- ボス ◎
- 人と交わらない
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「お客さん、着きましたよ。東京駅ですよ」・・遠くから声が聞こえる。気付くと新幹線の中、隣に清掃員のオジサンが立っていた・・・・ ◆夜、ぐっすり眠ることができない。病院で脳波の検査をしたら「あなたは夜中じゅう、眠っていません」と言われた。本人は眠っているつもりなのだが医学的には眠っていない状態らしい。ノンレム睡眠に入ることなくレム睡眠と覚醒を繰り返している。レム睡眠は医学的には「眠り」としては認められていないそうだ。そういうことで夜、眠っていないのだから昼間はずっと眠たい。スキがあると居眠りしている。出張での移動、新幹線や飛行機の席ではぐっすり眠ることが多い。◆先日、仙台までの日帰り出張の帰りの新幹線グリーン車、大宮あたりまでは仕事の資料を読み返していた。眠たくなった。資料をバッグに戻し、リクライニングシートを少し倒したところまでは覚えている。気付くと東京駅で清掃員の方に起こされていた。恥ずかしい。申し訳ない。私は慌てて荷物をつかみ、清掃員の方たちに「すみません、すみません」と繰り返しながら逃げるように降りた。◆そのとき私は比較的乗降デッキに近い4列目のシートに掛けていた。同じ車両の客の多くは、東京駅に着いたのに私がぐっすりと眠ったままなのに気付いたであろう。笑っていたのかもしれない。私は不思議に、そして寂しく思う。なぜ誰も声をかけてくれなかった?なぜ誰も肩を叩いてくれなかった?私が彼らだったら眠っている方を必ず起こす。◆ちょっと肩を叩いてくれれば起きるのに。そんな小さな優しい行動を誰もしなくなったことが恐ろしいし。◆少しでも人と関わりたくない、という気持ちが小さな親切不実行に繋がっているようだ。寂しい。
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◎2017年07月14日 ---- ボス ◎
- 20年前
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高校生の3年間は大分県佐伯市で母と二人暮らしであった。母は老人ホームの保母として働いていたので週に二日は夜勤があった。母が夜勤の夜、私は夜の街の散歩を楽しんだ。誰に管理されることもない私は少しずつ自堕落な生活へと落ちていった。16.17歳くらいで大人になった気分であった。今考えると、よくグレルことなく、真っ当な生徒生活を送ったものだ。成績は急降下したがそれでもよく九州大学に合格したものだ。感心する。◆大人になった気分ではあったが、そこはやはりまだ高校生。母が自宅にいるときには一緒にテレビを観ることも多かった。母が楽しみに観る番組が「懐かしのメロディー」。藤山一郎や岡晴夫、春日八郎、江利チエミなどの歌謡曲を母は嬉しそうに彼らと一緒に口ずさんでいた。「このころの歌は詞がいいなあ。最近のは何て言いよるんか分らんなあ」などと言っていた。母にとっては懐かしい名曲でも私にとっては産まれる前の曲。歌詞をイメージしても浮かんでくる情景はすべてセピア色のものであった。自分が生まれる以前のことは大昔のことであり、カラーでは想像できないことであった。◆あれから40年以上が経った。一昨年、母は死んだ。今年、私は還暦を迎えた。いつの間にか、「20年前」なんて「ついこの間」みたいなものになった。悪かった高校生時代に、昔の流行歌を聞いてセピア色にしか想像できなかった自分が可愛い。懐かしい。◆今年の盆に、高校の還暦同窓会が佐伯市で開かれる。毎週のように誰かから連絡がある。「モトミ、もちろん帰って来るんやろうな? 楽しみに待っちょるで」と。
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◎2017年07月13日 ---- ボス ◎
- 「カネを払う方が偉い」と思っているバカ
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私の母は呉服屋の娘であった。その母は自分のことは棚にあげて「商売人」や「商売人の子供」を嫌っていた。「あの人は商売人の子やろ?なんか好かんなあ」などと口にすることがあった。「職業差別」というほどのものではない。母に言わせれば「商売人はカネを持っている人にはペコペコするくせに、自分がモノを買う側になるととたんに偉そうになるやろ。相手によって、それもどっちがカネを払う側かで態度をコロコロ変える、わたしゃ、あれが好かんのよ」ということだ。もちろん商売人の家族がみんなそうであるわけではないことは知っているのだが、母にとって「商売人」は好きになれない人たちであったようだ。◆私は、母の「商売人嫌い」は引き継がなかったが、母の嫌った根拠は十分に理解し引き継いだ。「カネを払う方が偉い」と思っているようなヤツ、「カネを多く持っている人が偉い」と思うようなヤツが大嫌いだ。◆今朝、テレビの番組で不愉快な光景を見た。回転寿司屋でシャリを残してネタ(刺身)のみを食べる若者が多い、ということを報じていた。その行為に関して街の若者の意見を求めると「カネ払っているんだから別にいいんじゃないですか?」と答える者が意外と多い。◆「カネを払う方が偉い」と思っているバカがますます増えているようだ。情けない。悲しい。
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◎2017年07月10日 ---- ボス ◎
- 世界遺産って?
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福岡県の『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群について、日本が推薦する8つの構成遺産すべてが世界遺産に登録されることが明らかになった。◆学生時代6年間、福岡で過ごした者としては、福岡県民が喜ぶことは一緒に喜びたい。だが・・・。もう一つしっくりこない。「ヤッター!」と素直に喜べない。宗像に住む友人には申し訳ないのだが・・・。私は6年間福岡に住んでいて「大宰府神社はすごい」とは思っていたが、宗像や沖ノ島に関しては観光地としての知識はなかった。◆いったい世界遺産って幾つまで登録するの? 最初は「国立公園」よりもさらに上、選りすぐりの場所だと思っていた。富士山や姫路城、日光東照宮、厳島神社あたりは素直に喜べた。しかし(当地の方々には申し訳ないが)石見銀山や富岡製糸場あたりからおかしくなった。地元が申請すれば、一所懸命に頑張れば、「それどこ?」って言うものまで登録されるのか。◆国民栄誉賞もそうだが、受賞する者が増えれば増えた分だけ賞の持つ価値は下がる。「日本の名山100選」などという本があるが、そのほうがよほどありがたい。国民栄誉賞も世界遺産も、栄誉をもらえるものの「数」を限定した方がよい。一つに賞を出したなら、それまでに出したどこか一つを取り消すというのはどうだろうか?◆ミシュランの方がまだ厳しく選んでいるように思う。・・・そんなことを考える意地の悪いヤツは私だけなのだろうか?
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◎2017年07月10日 ---- ボス ◎
- 美人でも努力家はいる。
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先日、この欄で 「美人なのに大変な努力をしているという人を私は一人も知らない。そんな人はいないのだろうか?」と書いたところ複数の方から「そんなことないでしょ!」とご注意いただいた。「努力って人それぞれですよ。キノシタさんから見たら努力してないように見えても彼女としては一所懸命なのかもしれませんよね」という意見もあった。◆素直に反省してみる。美人で努力家を探してみた。そう言われれば確かにいる。私に言わせれば「まだまだっ!」っていうのが多いけどね・・。などと思っていたら一人すごい努力家を芸能界に思い出した。◆ブロードウェイミュージカル「シカゴ」で主演ロキシーを演じる米倉涼子さん。私は5年前、赤坂のACTシアターでこの「シカゴ」の日本公演を観た。アメリカ人でも演じるのは難しいこの主人公を米倉さんは見事に演じきった。感動した。米倉さんほどの大女優であればこのような挑戦をしなくても十分な名声も収入もあろうが敢えてこの無謀と思われるようなことへ挑戦をした。あの舞台までには私も想像できないほどの努力があったことだろう。◆そうだなあ、美人で努力家は確かに幾人かいるなあ。◆美人であるがゆえに甘えているように見える女性が多いことに気づいたから書いたのだが・・・。◆でも結局 「美人だろうが、そうでなかろうが、男だろうが、あまりにも努力をしないヤツが多すぎる!」 と私は思っている。
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◎2017年07月06日 ---- ボス ◎
- サラダ記念日
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文学に興味のない若い人はほとんど知らないだろう。逆に50歳以上でほんの少しでも知的な方は懐かしく思い出すだろう。本日は「サラダ記念日」だ。◆「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。・・・・この歌が納められた俵万智さんの歌集『サラダ記念日』が発刊されたのが1987年だから今日は30回目のサラダ記念日と言ってもいいのかも知れない。俵さんの、現代的で都会的さらに煽情的な短歌は当時は若い人だけでなく多くのロマンチストの心を掴んだ。◆煽情的といえば『サラダ記念日』が発刊された10年後に出た俵さんの第三歌集『チョコレート革命』はさらに激しくなる。「焼肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き」という歌に私は惹かれた。当時、我が家の長女は幼稚園生だったろうか。もちろん家人には内緒だが、こんな激しい恐ろしい関係に憧れるところもあった。◆『サラダ記念日』から30年、『チョコレート革命』から20年、還暦を迎えた私の人生は穏やかに暮れていこうとしている。
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◎2017年07月05日 ---- ボス ◎
- 美人は努力嫌い?
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自分で言うのは恥ずかしいが私は努力の人である。才能に恵まれないところを努力で補おうと頑張ってきた。だから才能に恵まれている人を見ると羨ましいしと感じるし、才能に恵まれているのに努力をしないために実を結ばない人を見ると悲しくなり不愉快になる。◆最近はオフィシャルな場での発言は聞かれなくなったが少し前までは「フィリピンや台湾などの温暖な地域では、その辺に果物が多く成るために人々は働かなくても食べていける。だから誰も努力をしないし国も発展しないんだ」などと言われていた。正解かどうかは分からないが「努力しなくてもなんとかなるなら努力しない」というのが多くの人の共通意識であるように思われる。◆「果物が成る温暖な地域」に似ているのが「美人」。美人は何もしなくてもバカな男が寄ってきてご馳走してくれる。欲しいものを買ってくれる。多くの男が言い寄ってくるからその中で最も自分が楽になるのを選べばよい。おそらくそういうことが原因で美人は努力をしないのだろう。他のことを努力するよりは外見をキレイに見せることだけ頑張る。もったいない。◆才能ある美人が、美人であることが原因で努力をしない。せっかくの才能を開花させずに終わっていく。私のこの長い人生で、そういう「残念な美人」を多く見てきた。逆に「美人なのに大変な努力をしている」という人を私は一人も知らない。そんな人はいないのだろうか?◆・・・・・・これを読んで「あっ、これ私のことだ!」と思ったアナタ、違いますよ。アナタはそんな美人じゃないでしょ?ちゃんと努力しているでしょ?
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◎2017年07月03日 ---- ボス ◎
- 礼を言わぬ者たち
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ゴルフ場のクラブハウスでの出来事。ラウンドを終え、風呂に入り、私は一足先にフロントで会計を済ませ仲間を待っていた。私の横でアラーム音が鳴りだした。見ると貴重品ロッカーの前で若者が困った顔をしている。暗証番号の打ち込み操作を間違えたようだ。フロント係の女性がすぐにその若者のとこへ行き丁寧に事情を聞いている。「すみません、大変失礼ですが中に入っているものは何でしょうか?」「お名前が確認できるものは何か入っていますか?」「お客様のお名前を伺ってもよいでしょうか?」 その女性は、操作を誤った若者からいくつかのことを確認するとテンキーの操作を始めた。すぐにロッカーは開いた。中の品物を確認し「これで間違いありませんね?」といい「大変、お手数をおかけしました」と頭を下げた。その間、若者は聞かれたことに答えるだけ。品物を受け取ると黙ってその場を去った。その様子を見ていた私はアタマにきた。◆「『申し訳ありません』を言うべきはキミのほうだろうが!それなのにキミはアタマ一つ下げるわけでもなく『ありがとう』すら言えないのか!」・・・還暦を迎えたオヤジは心の中で激しく憤ったが実際に若者に向かって注意することはできなかった。◆本屋で「カバーをおかけしますか?」と聞かれてほとんどの人が「はい」とだけ答える。なぜそこに「恐れ入ります」も「お手数かけます」も「ありがとう」もないのか? ◆「オカネを払っている側が偉い」と勘違いしているバカばかりだ。
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