2018年01月の記事一覧

2018年01月31日 ---- ボス

なにも怖くなかった

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朝の出勤時、自宅を出て日比谷線広尾駅に向かって歩く間だけは仕事のことを考えないように心掛けている。電車に乗れば、つい仕事モードになってしまうから、せめて広尾の坂を下る間だけは欅並木の景色を楽しむ。気付くといつも小さな声で歌っている。いや実際には声は出ていない。心の中で歌っている。今朝は「かぐや姫」の名曲「神田川」の一部を歌っていた。◆「若かったあの頃 なにも怖くなかった」・・何度も口ずさみながら坂を下った。「若かったあの頃 なにも怖くなかった ただ あなたの優しさだけが 怖かった」・・「若かったあの頃 なにも怖くなかった」・・繰り返していた。

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2018年01月30日 ---- ボス

リスク管理

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昨日、夕方、外資系の経営コンサルタント会社に勤めている社会人3年生の息子からLineが届いた。「すみません。インフルエンザB型に罹患しました。隔離してください」との内容だった。2週間前には家人がインフルエンザA型で寝込んでいた。今年のインフルの猛威がすごいのは確かだが・・・。◆私は息子に返信した。「(前略)社会人の先輩として注意しておきます。社会人になったからには仕事を休むと誰かに迷惑をかけることになります。社会人としては人様に迷惑をかけることが最も恥ずかしいことです。そうならないために常日頃からのリスク管理が必要です。インフルエンザという目に見えるリスクがあるのだからそうならないための注意が必要です。予防接種を受け、手洗いとうがいの励行、それをやっていて罹患するなら回りも許してくれるでしょうが、予防接種も受けておらず『すみません、インフルになったのでお休みします』は社会では通用しません。・・(後略)」◆社会には様々なリスクがある。もちろん経営においてもリスクヘッジは重要。「リスクを恐れず」なんていうのは典型的なバカ。責任ある者はリスクを回避する道を常に探っている。

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2018年01月26日 ---- ボス

睡眠障害

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もう20年ほど睡眠障害に苦しんでいる。鼻や喉を何度か手術したが治らない。「ストレスが原因でしょうかね?」などと医師は言う。◆夜の睡眠が浅く、何度も目が覚める。その分、昼間が眠たい。◆昨夜は酔っぱらって帰宅したのは10時を少し過ぎたころだった。風呂に入り、11時過ぎにベッドに入った。すぐに眠った。目が覚めたのは12時半。仕事のことなどをいろいろと考えてしまう。眠ろうとするのだが眠れない。しようがなく起き出してリビングへ移動。テレビをつけた。CS放送で黒木瞳さんの『失楽園』をやっていた。キレイ・艶っぽい。役所広司が羨ましい。「オレもこんなことしてみたかったなぁ」などと考えながら観入ってしまった。「これではいけない。眠くなるどころか目が冴えてしまった」と思った。残念だったが最後までは観ず、午前2時にテレビを消し、睡眠薬を飲んで再びベッドへ入った。浅い夢が朝まで続いた。今日も一日、眠たいのだろう。◆泥のように深く眠り、シャキッと目覚める。そんな経験したことない。

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2018年01月25日 ---- ボス

パーティーでのマナー

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昨夜、某元政治家を囲む小さなパーティーに参加した。小さなパーティーと言っても50名は超えている。そのうちの10名は現役の高級官僚で、官僚OBも10人以上。和やかな、専門職の強いパーティーであった。◆結婚式や学会のパーティーでいつも不愉快に感じるのがマナーをわきまえないおしゃべり。昨日のパーティーでも、各人が1分で近況を報告するのだが、その最中私のテーブルの男二人が小声でずっとしゃべっている。学校なら先生が「そこの二人、静かに!」と注意しそうなところ。いい大人が小声で、人の話を聞かずにしゃべり続けるのはみっともないし迷惑。◆そんな奴に限って自分が近況報告をする番になると「一人1分」と決められているのに、面白くもないことを長々としゃべる。うだつの上がらないヤツに多い。◆さすがに高級官僚の方々はパーティーでのマナーも立派。人の話は静かにちゃんと聞き、自分の話は簡潔で要領いい。

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2018年01月23日 ---- ボス

温かい励ましの言葉

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一昨年、母が命を引き取った佐伯市の南海医療センターは、医師も看護師も事務の方々も皆さん心配りの行き届いた素晴らしい病院だった。「こんなに献身的で優しくしてくれる。できれば私もこの病院で息を引き取りたいもんだ」とさえ思った。この病院の建て替え工事に関しては、私が屋上に素晴らしいヘリポートを作りたい、わが故郷だ、もちろん採算は度外視してでも良いものを作りたい、と強く願っていた。ヘリポート建設が決まれば私に相談が来ると思っていた。大分県のドクターヘリの拠点である大分大学病院ヘリポートをはじめ大分県、宮崎県、熊本県の大型病院のヘリポートはほとんどすべて関わってきたのだから。それらの病院の皆から「素敵なヘリポートを作ってくれた」と感謝されているのだから。佐伯からは当然相談が来ると思っていた。◆だから佐伯南海医療センターのヘリポート工事に関してなんの相談も無かったことが悔しいし寂しい。厚かましく、もっと(営業的に)足を運ぶべきだったのか・・・。残念でならない。◆そのことを昨年暮れ(12月26日)この欄に書いた。年が明けて、高校の後輩から暖かい励ましの言葉がメールで届いた。許可はいただいていないがここに転載させてもらう。◆・・・(前略)佐伯の人たちは、だんだん寂れていく街をみて、自信をなくしています。・・・そんなときに、「このヘリポートは、佐伯の出身者の木下さんが設計しました。高度急性期病院へのアクセスは万全です。」と落成式で話せば、佐伯の人たちは、どんなに力づけられることだったでしょう。・・(中略)救急ヘリの大切さを感じます。・・・(中略)今は、「衣食住」から「医食住」となっています。心筋梗塞、脳梗塞など、住んでいる地域で、時間との戦いに敗れ、命を落とすことがないようにする、エアロファシリティーの仕事は非常に大事な仕事だと思います。・・・(後略)◆嬉しいメール。ありがたい応援。我が国で「ドクターヘリの安全な運航」を継続するために、私も南海医療センターの看護師の方々のように、献身的に頑張ろう。

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2018年01月22日 ---- ボス

郷中(ごじゅう)教育

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学生時代からの親しい友人であり、今もいろいろと仕事のアドバイスをもらっているN君の父上が亡くなった。週末、鹿児島で開かれた葬儀に参列してきた。◆学生時代のN君はまさに「薩摩隼人」を絵にしたような男だった。曲がったことは大嫌い。豪快に酒を飲み、派手に喧嘩もする。やくざ者と絡み包帯を巻いて授業に出ていたことも何度かあった。パチンコが上手く、休みの日は開店から閉店時刻まで中洲のパチンコ屋で過ごすことも珍しくなかった。連想ゲームで「酒・喧嘩・博打」と言えば誰でも「N君」と答えていた。◆優しいところもあった。私の留年が決まった日曜の夕方、N君はパチンコの景品(多分、タバコだったと思う)を抱え私の部屋を訪ねてくれた。「いつもなら閉店まで頑張るんやけど、今日はキノシタとの飲み代を稼げばそれでいいと思っとった」と言いながら私を筥崎宮の参道にある屋台「花山」に連れて行ってくれた。二人で飲んだ「薩摩白波」は旨かった。それ以外にも随分と世話になった。今もまだ彼には世話になっている。◆葬儀に参列して驚いた。97歳で亡くなったお父様、まだ元気なお母様ともに上品で優しそう。ご両親だけではない。N君には3人の優しそうで上品なお姉さまがいたのだ。N君は豪快で荒々しかったので私は勝手に「男3人兄弟の長男だろう」と思っていた。違った。驚いた。◆上品な両親、姉3人の末っ子。みんなに可愛がられて育ったことだろう。普通なら女々しいワガママ息子になりそうなもんだ。N君は全く違う。◆葬儀で年老いた母親を優しく支えるN君を見て私は「ああ、これも郷中(ごじゅう)教育の結果なのだろうな」と思った。◆「郷中教育」とは鹿児島の武家に続く教育方針で「負けるな・嘘をつくな・弱い者をいじめるな」などを中心とする教育である。◆回りを見回せば「負けても悔しがらないヤツ」ばかり。「なぜ悔しくない?なぜ怒らない?」私は不思議でならないが敢えて聞かない。申し訳ない顔をしながら「嘘をつく」者もいる。私は騙されたフリをしている。追及して逃げ道を亡くしても詮無い。自分の方が立場が上となると急に威張るヤツも多い。私は「負けるヤツ」「嘘をつくヤツ」は諦めたが、せめて「弱い者をいじめるヤツ」だけは回りから排除したいと思っている。

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2018年01月17日 ---- ボス

山野豊さんの逝去を悼む

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どういうわけか年が明けて悲しい知らせばかりが届く。友人の奥様が亡くなっていた、幼い頃お世話になった親戚の叔父さんが亡くなった、友人の父上が亡くなった、など。年が明けてまだ二週間というのに五人もの訃報が届いた。そして今度は私にとって最も衝撃的で最も悲しい知らせが届いた。ヘリコプター業界、ドクターヘリ業界、航空医療学会などの重鎮であり、私にとっては良き理解者であり素晴らしい相談相手であった山野豊さんが列車の踏切事故で亡くなった。事故の詳しい状況は分からない。◆山野さんは大手商社で航空機を扱われたあと、乞われて航空機専門の商社に移られた。現在、わが国のドクターヘリで最も多く飛んでいるドイツ製ヘリコプター「EC135」を日本に導入したのが山野さんだ。英語が堪能だった山野さんは、まだ我が国に1機もドクターヘリが飛んでない頃からドイツやスイスを訪れ、かの国のドクターヘリのシステムを紹介した。現在我が国では51機のドクターヘリが飛んでいるが山野さんの尽力が無ければ到底このような状況は訪れなかっただろう。◆「ドクターヘリの操縦士のための訓練施設を作りたい」という私の考えを深く理解してくれ、私の応援団長のようにも振舞ってくれた。昨年12月14日、一緒に食事をしたのがお会いした最後になった。山野さんはお酒は一滴も飲めない、ということは有名な話だったが、その時、私がワインを勧めると「せっかくだから、味見だけね」と言ってほんの一口舐めて顔をしかめた。顔をしかめておきながら「うん、いい香り、こりゃ美味しいですね」などと言う。大先輩に対して失礼であるが山野さんの所作振舞いはどれをとっても可愛らしかった。チャーミングなおじいちゃんだった。◆「ドイツ、スイスの訓練事業視察に来年はお付き合いくださいね。僕と一緒にスイスに行きましょうね」とお願いすると「ええ、行けたらいいですね」と笑顔で答えてくれた。私の大切な大切な応援団長だった。◆悲しくて、悔しくて、心細くなった。

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2018年01月17日 ---- ボス

阪神淡路大震災から23年

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6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災から今日で丸23年が経った。◆当時、バブル経済崩壊後の厳しい状況の中、私はある会社の取締役航空事業部長として懸命にリストラに取り組んでいた。いや、表向きはリストラのフリをしていたが実際は親会社と銀行から「事業部を売却するか閉鎖するか」を迫られていた。大不況のなか、航空事業部を買おうなどと言う能天気な者はいなかった。「閉鎖してください。本業に影響ないように上手に軟着陸させてください」・・銀行とオーナーに厳しく言われた。そんなときに大地震が起こった。◆阪神淡路大震災では全国から多くのヘリが関西に向かったが傷病者を運んだのは1例しかなかった。神戸ヘリポートでは、格納庫のシャッターが開かずヘリを飛ばすことができない事例があった。液状化現象によってやはり格納庫から外に出せないヘリもあった。それらの報告を聞き、生意気にも私は「このままではいけない」と思い、さらに「オレなら造れる」と思い、さらには「オレしか造れない」と変わっていく。◆地震などの大災害時に活躍できるのがヘリコプターの最大の長所。それなのに大震災で飛べないヘリが複数機あったことを「恥ずかしいこと」と思わずに「しようがない」と思っている連中に頭にきた。◆私はすぐにいくつかの特許を出願し「ヘリポートに特化した建設会社」を創立しようと動き出した。阪神淡路大震災は多くのヘリコプター関係者の意識を変えた。我が社もあの悲惨な大災害が無ければ生まれなかった。我が社だけではない。この大震災を契機にドクターヘリが普及することになった。◆我々は、多くの犠牲者とその家族の悲しみに対する責任を背負っている。ドクターヘリや防災ヘリでもう二度と事故を起こしてはならない。 




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2018年01月10日 ---- ボス

悲しい知らせ

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昨夜、帰宅すると大学時代の同級生で親しい友人であるO君から寒中見舞いが届いていた。悲しい知らせが書かれていた。昨年の十月に奥様が亡くなったという。◆私たちが共に遊び共に学んだ九州大学土木工学科は1911年(明治44年)に創設された。九州大学の工学部の中で、土木工学科は創設時にできた最も歴史のある学科である。私たちは1977年の入学だから創設から66年経っていたのだがその66年間、我が土木工学科に在籍した女性は一人もいなかった。もちろん女性にも門戸は開かれていたのだが当時の「土木工学」とは女性が学ぶべき学問ではないと思われていたようだ。◆土木工学科は1学年が40名の定員だった。エリート大学のエリート学科の中にも「底辺」と呼ばれる落ちこぼれ集団ができる。我々「底辺」は7~8人。みな浪人経験者であった。現役での合格組とはやや距離間があった。当初、現役合格組はエリート臭があり気取った感じがした。◆「どんなブスでもいい。クラスに一人でもオンナがおればオレはもう少しまじめに授業に臨むんやけどなあ・・」・・底辺を支える我々はいつもそんな話をしていた。O君も底辺の一人だった。O君はそんな底辺の中でも最も底に近いところにいたようだったが要領が良く留年することもなく大手建設会社に就職した。◆東京のホテルで開かれたO君の結婚式とその二次会で私は初めて奥様を紹介された。美しく可憐、気配りのきく素敵な女性だった。正直O君にはもったいない、と思った。彼女と会ったのはその時が最初で最後になった。子供ができなかったO君は一人ぼっちになってしまった。悲しい。◆九大土木、同期の底辺たちは60歳になった。皆、元気で頑張っているが奥様を亡くしたのはO君で二人目。O君にどのような慰めの言葉をかければ良いのか分からない。もう少し静かに見守っていよう。

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2018年01月09日 ---- ボス

緊急着陸(続き)

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相次ぐ米軍機のトラブルについて、防衛省関係者は日本を取り巻く厳しい安全保障環境などにより訓練が激化している点や機体の老朽化などを挙げるが、原因は分かっていない。そんな中、来月の名護市長選など選挙イヤーを迎えた沖縄で事故が頻発している。政府・自民党関係者は「伊計の次は読谷か。あまりにも米軍の事故が多すぎる」と広がる波紋に危機感を募らせた。・・・(以上「琉球新報」より)◆政府・自民党関係者というのがどういう立場の人か知らないが「あまりにも米軍の事故が多すぎる」などと言ってはならない。「不時着」は「事故を回避するための措置」であって「事故」ではない。「不時着したこと」を「けしからん」と言うのなら今後「不時着」が無くなるかもしれない。不時着が無くなることは大事故の可能性が高まること、ということを何故誰も大きな声で言わない?

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2018年01月09日 ---- ボス

緊急着陸

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去年12月、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかり、破断寸前の状態で運行が続けられた問題で、JR西日本は事態を検証するため有識者会議を開いた。走行中の「のぞみ」の台車から破断寸前の亀裂が見つかった問題は、新幹線で初めて「重大インシデント」に認定されている。会議に参加した有識者の一人は「何かあったら列車を止めろとなっているが、実際には現場でできていなかった。何かまだ問題が残っているのだろう」と言っていた。◆一方、沖縄では・・。米軍ヘリが6日(土曜)に伊計島に、続いて8日(月曜)には読谷村に不時着した。伊計島では海岸の砂浜に、読谷村では廃棄物処分場の広い草地に不時着した。例によって沖縄の翁長知事をはじめマスコミの多くは米軍を非難する。私が驚いたのは小野寺防衛大臣までが「不時着などが多すぎる」と不快感を示したことだ。◆新幹線インシデントでは「何かあったらすぐに止めろ」と反省し、沖縄のヘリが異常信号で不時着したら「不時着が多すぎる」と非難する。おかしくないか?◆ヘリコプターのような複雑な機械は少しでも異常がでると早めに警告灯が点灯する。操縦士は警告灯が点くと直近の、安全に着陸できる場所にヘリを降ろすことになっている。車の警告灯が灯れば速やかに路肩に停めることと同じ。◆防衛大臣が米軍に対し「不時着が多すぎる」などと苦情を言えば今後米軍の操縦士は無理をして基地まで飛んで帰ろうとするかもしれない。いや、米軍だけではない。自衛隊だって日本の民間ヘリだって「不時着は悪い事」と感じてしまうかもしれない。◆北朝鮮問題で長期間に渡って緊張状態が続き、沖縄米軍には様々なミッションが強いられていると聞く。不時着すら許さないムードは絶対に作ってはならない。

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2018年01月05日 ---- ボス

節操のないマスコミ。「そうだ、そうだ」としか思わないアホ視聴者

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マスコミはついこの間まで「貴乃花の相撲協会に対する態度は理解できない!」と皆で大声で叫んでいた。テレビでは鏡山親方が何度も貴乃花部屋を訪ねているのに門前払いされるところを繰り返し映し「あまりにも礼を欠いているんじゃないの?」と口々に言っていた。ところがどうだろう。貴乃花親方の2階級降格処分が決まると今度は「貴乃花は被害者だ。被害者と加害者が同じ処分はおかしいんじゃないの?」と繰り返し始めた。◆私はこの節操のないマスコミ報道のほうが「おかしいんじゃないの?」と言いたいのだが多くの視聴者はその都度マスコミに同調し「そうだ、そうだ」と言っている。もう少し自分のアタマで考え、判断すべきだろうに。◆自分のアタマで考えていないのなら少なくとも「そうだ、そうだ」とは言っちゃダメ。「そうなのかな? なるほど、そういう考えもありますね」くらいまでに留めるのが大人でしょう。◆視聴率稼ぎに、なんでもかでも「おかしい!」と言うマスコミに踊らされて「そうだ、そうだ」というアホが増えていることだけは確かなようだ。

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2018年01月05日 ---- ボス

マナー

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息子が高校を卒業するまで千葉市の海浜幕張に住んでいた。娘も息子も中学になると都内の私立校に通った。娘は品川、息子は池尻まで。どちらも片道1時間以上かけて通学した。彼らが「東京の私立の中学校に行きたい」と言い出した時に私はそれぞれに条件を出した。電車の中のマナーに関してだ。娘には「電車の中でモノを食べてはいけませんよ。どんなにお腹が空いていても立ってモノを食べてはいけません。我慢しなさい。席が空いて掛けることができたらポッキーくらいまでなら食べてもいいけどね。おにぎりやサンドイッチは絶対にダメだよ。お弁当なんてとんでもない」と。息子には「電車に乗って、もし誰か一人でも立っていたらたとえ空席があってもキミは座っちゃダメだよ。もちろんガラガラに空いているなら掛けてもいいけどね」と。子供たちは私との約束を守ってくれたと信じている。◆今朝、広尾から電車に乗ると、混んだ電車の中でサラリーマン風の若い男が立ったままサンドイッチを食べていた。卵と野菜がこぼれ落ちそうになり顔を斜めにして横から頬張っている。マナーを知らない男、情けない。誰かが「キミ、電車の中で食事するなんて迷惑だよ。周りの人がみな嫌がっているよ」と注意すれば彼は今後やめるかもしれない。だが私を含め誰も彼に注意をしない。関わりあいたくないのだ。子供の頃、親からきちんと躾けられなかったのだろうが二十歳を過ぎれば自分で気付かねばならない。◆「マナーが悪い」は「気配りができない」と同じ。こんなヤツは社会人として、或いは人間として人の上に立つことはないだろう。あってはならない。

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2018年01月04日 ---- ボス

新年

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あけましておめでとうございます。◆「なんとなく 今年はよい事 あるごとし 元日の朝晴れて風無し」・・・ここ数年、穏やかな気持ちで元旦を迎えることができ私は毎年元旦にこの啄木の詩を口ずさんでいた。ところが今年は違った。◆仕事に対する緊張感からその余裕を無くしていたのか或いは大みそかから読み始めた質の悪いミステリー(すごく高い評価だったので期待していたが裏切られた)のせいだったのか・・。とにかくゆったりとした気持ちで元旦を過ごせなかった。◆「なんとなく 今年はよい事あるごとし」ではないのだろう。「よい事がない」と言いたいのではない。「なんとなく・・あるごとし」は偶然に期待している感じだ。今年はもっと強く、積極的に「よい事」を求め、「よい年」としたい。そんなことを思いながら、少し緊張感を持って三が日を過ごした。

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2024年12月20日 ボスの
スケジュール
  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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