2019年09月の記事一覧

2019年09月27日 ---- ボス

スマホの功罪

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私のスマホには「メール」「ショートメール」「LINE」「LINE WORKS」と4つのSNSアプリが入っている。着信音を小さく短く設定しているので届いた瞬間には気付かないことが多い。そのため時々チェックする必要がある。◆時々、チェックすれば大きな問題はないのだが、過去にもらった情報がどのルートで届いたのか検証が難しい。多くの人たちと4つのルートで繋がっている。彼が「メール」で送ってくれたのか「LINE」だったか、履歴検索が面倒だ。便利になるばかりではないようだ◆SNSの普及に伴って「電話」の利用が少なくなっている感じがする。電話で情報伝達すべきこととメールの方が便利なことがある。急な用事や相手との密な情報交換が必要ならば「電話」にすべきだろうし、一斉に多くの方に情報を送りたいときには「メール」が便利だ。◆仕事において大きなミスが起こりやすいのが「メール」の送りっぱなし。「送信」してしまったら自分の仕事が終わったと思う情けない人が多い。或いは相手が「既読」になったら「情報が伝わった、自分の仕事は完了した」と思っている者もいる。◆情報共有のためのツールが増えたことはいいことだがTPOによって上手な使い分けができないようではまともな社会人とは言えない。

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2019年09月24日 ---- ボス

ふざけるな! 新聞。

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「秋分の日」で祝日だった昨日、ある全国紙の1面トップのみだしに呆れた。「消費税率 複雑5通り」とあるのだ。そして「消費者や小売店の混乱が予想される。経済産業省は周知に向けた取り組みを加速させるが、残された時間は少ない」などと、のうのうと書いている。「よく言うよ!」と言いたくなる◆まともな経済学者や殆どの経営者は「軽減税率など『愚の骨頂』」と分かっている。もちろんほとんどすべての政治家も理解している。だが「愚の骨頂」の説明は簡単ではない。なぜ「軽減税率は『愚の骨頂』」なのかを有権者のおばちゃんたちに分かりやすく説明するのが難しい。それよりも「みなさんのために、せめて食料品だけでも軽減税率を!」と叫べば票になる。本来なら新聞は真実を伝えるべきで「どうして軽減税率など導入しない方が良いのか」を読者に説明する役割を負うべきなのに彼らはしなかった。◆断言する。大手新聞各社のトップはみな「軽減税率は愚」と理解している。そのくせ「自分だけは助かりたい」との思いから、それを言わず、まず新聞が軽減税率の適用を約束させた。ひどい話。◆消費税増税と軽減税率導入に合わせ、私は新聞購読をやめることにした。新聞は値上がりしないが、だからこそ止めるのだ。小さな抵抗。

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2019年09月19日 ---- ボス

「酒と女は二合(二号)まで」

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銀座の寿司屋で主人に言われた。「キノシタさん、相変わらず品よくお酒を召し上がりますね」。上手なお世辞だ。私は「いえいえ、お酒に弱いから。飲める人が羨ましい。私は日本酒三合も飲めばグデングデン。下ネタしゃべり始めますよ」と答えた。そして回りに女性がいないことを確認して「『酒も女も二合(二号)まで』ですよね」と言った。もちろん男同士の冗談だ◆主人が驚いたような嬉しそうな顔をして「キノシタさん、その言葉作ったの私なんですよ。知ってました?」と言う。「えっ?どういうこと?」私は聞き返した。なんでも今から数十年前、店がまだ神保町にあったころ開高健さんだか山口瞳さんだかが来られていた。その時に主人が小肌を捌きながらふと思いついたらしい。そして「いつのまにかみんなが言うようになったんです。でも言い出しっぺは私なんですよ」と言う。◆寿司もうまいがこの主人、なかなかコピーライターの素質もある。そろそろ80歳くらいになるはずだが若い若い。ひょっとすると三号さんくらいいるのかも。

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2019年09月18日 ---- ボス

コピーライターという仕事

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大学生の頃「噴水の設計士」になりたいと思っていた。その前には「南米で大きなトンネルを掘る土木屋」に憧れていた。それよりさらにずっと前、まだ「コピーライター」という言葉を知らない頃「宣伝の文句を考える仕事」があると知って「楽しそうな仕事だなあ」と思いあこがれを覚えた記憶がある。私はまだ小学生だった。◆姉がスケッチブックを持って来て「広告の文句になるようなかっこいい言葉を探そうよ」と言ってきた。何かを言ってはその言葉を姉が乱雑に記入していく。「うん、いいねえ」とか「それは、どうかな?」などと言いながら。そして私が「ドロンとドヌーブ」を言ったところ姉がすごく誉めてくれた。「あんた、才能あるわ! すごいね“ドロンとドヌーブ” うん、これ、いいわあ」◆当時「スクリーン」という映画雑誌に最も多く取り上げられていた美男美女の代表がアラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーヴだった。当時は「ドヌーヴ」という表記がなく「ドヌーブ」になっていた。私は何気なくその二人の名前を挙げたのだった。姉から「すごくいい。才能ある」と言われて私は有頂天になった。◆時が経ち、ヘリポートを語る「土木屋のはしくれ」「経営者のはしくれ」になった。会社のPRのため「マーケティング」や「コピー」に関する本をいつも読んでいる。「コピー」の才能ある方が羨ましい。『解決は1行』(細田高広)を読んでいて、小学生のころ姉とやっていたあの遊びはコピーライターの真似事だったんだなあ、と思い出した。

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2019年09月17日 ---- ボス

松井知事を見直した

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大阪市の松井一郎市長を見直した。実は私はこれまで、この松井さんを評価してなかった。橋下徹元大阪市長の腰ぎんちゃくとしてのしてきただけの、あまり賢くない元ヤンキー程度に思っていた。ところが・・◆「東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水浄化後の処理水の放出をめぐり、大阪市の松井一郎市長は17日、科学的に安全性が証明されれば『大阪湾での放出を受け入れる』との考えを示した。市役所で記者団に語った」(時事通信)とのこと。偉い!◆実際にそういうことになれば大阪市民のみならず近隣の府県民からの反発が大きいと思われる。政治家としては軽々とできる発言ではない。松井さんの「腹」を私は評価する。◆しかし現実問題として、受け入れ側がOKしたとしても福島からどうやって大阪湾まで処理水を運ぶのか、これは難しい。タンクローリーで運べる量ではない。じゃあパイプラインを引くのか。それも大変。そうなるとまた途中の県が反対するのだろう。船での輸送だって簡単じゃない。難しい問題。まさか「できないことが分ってて言った」リップサービスでもないだろう。そんなサービスをしても誰も喜ばないのだから◆松井さん、頑張れ! 汚染水処理、みんなで頑張りましょう。

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2019年09月17日 ---- ボス

リーダーがいないヘリコプター業界

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いろんな業種・業界があるが我が国の「ヘリコプター業界」は少し変わっている。業界内批判となって申し訳ない気もするが敢えて申し上げよう。◆ヘリコプター業界の中心は運航会社であるが我が国の大手運航会社の殆どすべてが「大企業の子会社」なのだ。親会社は自動車、鉄道、電力、放送など。ヘリ運航会社の社長の多くはこの親会社からの天下り。60歳近くなってはじめてヘリコプター運航の仕事をする。もちろん「それなりの人」が選ばれて来るのだろうが、自分のサラリ-マン人生の最後の5年間程度を子会社のトップで終えようとする人だ。そこではプロパーのたたき上げと考え方に差が出る。◆「お飾りトップ」がおとなしく「お飾り」に徹してくれた方がプロパーとしてはありがたい。ところがなかなかそうは行かない。トップが代わって経営方針が大きく変わることがしばしばある。社員は可哀そう。着いていけない。まるで日本の近くのどこかの国みたい。◆そういう事情があり、我がヘリコプター業界にはリーダーと言える会社もなければそういう人もいない。プロパー社員は、会社で少し偉くなったら今の社長の顔色を窺って仕事をする。これがこの業界の弱点であると思うのだが、私がそういうことを言ったら「生意気だ!」と叱られそう。◆業界内の各会社が互いを尊敬しあえば「安全も確保でき」「社員の給与もあがる」のになあ、と私は一人で夢を追っている。

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2019年09月12日 ---- ボス

二十歳のワルツ

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先週末、WOWOWで「吉田拓郎コンサート2019」をやっていた。私は「東京国際フォーラム」でのコンサートに足を運んだがWOWOWでは同じツアーの名古屋公演を放送した。拓郎さんは私よりも10歳も年長だが、若い!私はいつもパワーをもらっている。◆その放送のあと、クルマに乗ると拓郎さんの曲を聴いている。私のクルマのハードディスクには拓郎さんの曲が200曲くらい入っている。ゴルフ場からの帰り道、「二十歳のワルツ」が流れて来た。私が最も好きな吉田拓郎の曲。それ以来、ずっとそればかり聴いている。◆中学生の頃のこと、高校生の頃のこと、大学生の頃のこと、思い出しながら聴いている。今、ニューヨークに住んでいるという初恋の女性のことを思って聴いている。何十回も繰り返し聴いた。◆「男と女は どこかで違う たとえば男は あくまで夢に酔う 君の言葉を ひとつだけ下さい “またいつか” “好きでした” そして“サヨナラ”でもいいから 」◆やっぱり拓郎さんの曲の中の最高のもの。私は60歳を過ぎ、どんどんと純情になって行く。この文章を読んでくれているヒマな人、「二十歳のワルツ」を聴いて、純情だったころのことを思い出しましょう。

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2019年09月11日 ---- ボス

中国ハイアール社 と 大阪市

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中国家電大手「ハイアール」が、勤務時間中に昼寝をした従業員4人を解雇したとの報道があった。テレビのコメンテーターは「いくらなんでも厳し過ぎますね」などと言っていた。いつもコメンテーターは「弱い」とされる側の味方だ。◆詳しいことは分からない。私は「疲れ切った従業員がうたた寝をしてしまった」というのではないのだろうと思う。おそらく彼らは「会社を舐めていた」のだと思う。常習犯だったのだろう。「社員の怠け」に対し、会社が厳しく対応したということだろう。◆「昼寝をした従業員を4人解雇する中国の会社」があるのに対し、我が日本の大阪市は職員基本条例に違反し、ひげを伸ばした男2人の人事評価を低く査定したら裁判に負けた。ひげを理由に減点評価したのは『裁量権の逸脱で違法』というのだ。◆「昼寝をしたらクビの中国」VS「職務規定違反者の人事評価を低くしたら違法という日本」・・・勝てるわけがない。なんでも自由が一番、なんて思わない方がいい。

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2019年09月06日 ---- ボス

なんでもかんでも「個人の自由」

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なんでもかんでも「個人の自由」だという。訳が分からない。これでは共産主義国に負けてしまうよ、と言いたい。◆「ひげをそらなかったことを理由に不当に低い人事評価を受けたとして、大阪市営地下鉄の運転士2人が、市に慰謝料を求めた訴訟の控訴審判決で大阪高裁は、市に支払いを命じた1審判決を支持し、市側の控訴を棄却した」「市は2012年、服務規律を強化する職員基本条例を策定。ひげをそるよう求める内規を設けた。従わなかった2人は13、14年度の人事査定で低評価を受け、16年3月に提訴した」「大阪地裁判決は、ひげを理由に減点評価したのは『裁量権の逸脱で違法』と指摘。ひげに関して『服装や髪形と同様、自己の外観をいかに表現するかという個人的事由に属する』と言及していた」(毎日新聞より)だと。◆バカじゃないの? 「ひげを剃らなきゃダメだよ」というルールを作ったのなら、ルールに従わないヤツはそれなりの低い評価を受けるのが当然だろう。なにが『服装や髪形と同様、自己の外観をいかに表現するかという個人的事由に属する』だ!アホじゃなかろうか!◆会社のルールで「スーツにネクタイしなけりゃダメ」と書かれていればそうすべきなのは当たり前!「個人的自由に属する」ということでなんでもかんでも許していたらこの国はどこまでも堕落した国になってしまう。個人企業ならクビにしたいような問題だ。「公務員の自由」は行き過ぎるところまで来てしまった。公務員の裁判官に「アホかっ!」と私は叫びたい。◆こんな判決を知っても何とも思わずボーっと生きている連中、「へえ、そうなんだ」くらいにしか思わない連中、つまり何事にも関心を持たない連中にも「喝!」を入れたい。「おかしい」「おかしくない」くらいの自分の意見・考えを持て!

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2019年09月05日 ---- ボス

忖度

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こんな「ひとりごと」のようなブログでも意外と読んでくれている方がいる。昨日も某県警ヘリの操縦士が「読んでますよ。頑張ってください」と言ってくれた。◆好き勝手に書いているようで、実はそうでもない。「〇〇さんが読んでくれている」と知ってしまうとなかなか書けなくなることが多い。私も忖度する。◆かつて常識を知らない設計師Aさんの悪口を書いたらそれを読んだBさんが自分のことを書かれたと勘違いしたようで私に接する態度が変わった。「Bさん、あれはあなたのことじゃないのよ」とも言いづらい。そもそもBさんは「読んだ」とは言わない。私も「あの文を読んだの?」とも聞けない。気まずかった◆「軽減税率なんて愚の骨頂。少しでも経済を理解している者なら誰も勧めない。弱者の票が欲しい卑しい政治家が良い人ぶって訴えているだけ」と書いたら数日後、ある政治家の秘書が不愉快そうに議論をふっかけてきた。「まさかこの人が読んでくれていたなんて!」◆私も忖度する。「ダメなものはダメ」と書きたいが人間はみなそれぞれダメなところを持っている。私も偉そうには言えない。自分のダメなところをブログなどで注意され「あっ、これオレのことだ!」と思ったら不愉快になるだろう。「あの人が読んでいる」と知ってしまったから書けない、ということも多い。具体例をあげて「ダメ」と書きたいが書けなくなる。◆そのため私は「僕のブログ、読んでね」とは言わない。読んでくれている人が分ったらその分「ダメなことはダメ」と言いづらくなる。◆これまで何度かこの欄で「ダメ」と書いてきた仲の良い友人と昨夜飲んでいた。とても良いヤツだが「ダメ」なところも多い。楽しく飲んで、昨日は彼がごちそうしてくれた。別れ際に彼が言った。「キノシタ、俺、あのブログ読まないようにしているから」・・あえて、そう言うということは・・・?「まさか、オマエが毎日オレのブログを読んでくれていたとは・・・!」◆忖度し過ぎたらなにも書けないし、忖度しなければ人間関係がギクシャクし兼ねない。難しい。

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2019年09月02日 ---- ボス

「〇〇ファースト」よりも「ファジー」が好き

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「アメリカファースト」と言い出したのはトランプ大統領。すぐに小池都知事が「都民ファースト」などと言いだす。そして東京オリンピックを控え最近では「アスリートファースト」という言葉をよく耳にする。古くから中国は「中華ファースト」の国であった。◆この「〇〇ファースト」という言葉は、力強く、国民や都民を先導しやすい言葉だが果たして本当にそれが理想なのだろうか?◆学校の運動会で「1等、2等を無くしてみんなで手を繋いでゴールしましょ」などと世間を知らないバカな教師が言い出したこともあったが、これではバカな大人が増えてしまう。だが「アメリカが一番だ!」「都民が一番だ!」「〇〇が一番だ!」と強く1番を主張することが平和な居心地の良い社会を作るとは、私には到底思えない◆1990年代初めに「ファジー」という言葉が流行した。思考や行動の核を曖昧にすることの魅力があった。「『お客様第一主義』というけど『社員』も大切だし『株主』を怒らせたら大変よ。いや『人』よりも『地球環境』や『道徳』だって大切だ」などとの議論ができた。「何が一番か」などと決める必要はなかった。◆私は「〇〇ファースト」よりも「ファジー」な世界のほうがきっと居心地が良い、と思うのだがどうだろう?

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2024年12月20日 ボスの
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  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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