2020年02月の記事一覧
◎2020年02月28日 ---- ボス ◎
- コロナウィルス・・日本は韓国に負けている
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韓国より発症者が少ない、などと手前勝手な数値で勝負したいのかもしれないが日本政府の態度、愚の骨頂。韓国の3倍近い人口の我が国が韓国の半分くらいしか検査を受けられない、ということは恥ずべき状況。おそらくちゃんと検査すれば我が国で「陽性」となる罹患者は韓国をはるかに上回っているのだろうと思う。◆よっぽど韓国の方が垢抜けている。日本の医療体制、報道姿勢は改めるべきだと強く思う。
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◎2020年02月28日 ---- ボス ◎
- コロナウィルス 心配し過ぎ
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新型コロナウィルス対策として我が社では先週から時差出勤(ピークオフ出勤)体制を取っている。「7:30~9:30の間は新橋駅に近づくな」という措置である。予防は重要だ、と考えている。◆一方で新型コロナウィルスによる肺炎は“老人”でない限り「死に至るリスク」「後遺症が残るリスク」は極めて小さい病だということも分かってきた。それほど恐れることもない。テレビでは「子供の命が大切です」と最もそうなことを金切り声をあげて叫ぶ母親が映っていた。騒ぎすぎかも◆「ダイヤモンド・プリンセス号」内でのあの感染拡大には何か重要な見落としが合ったのだろうと私はにらんでいる。あの広がり方は統計学的に観ておかしいだろう◆昭和40年頃、国内の交通事故死者数は年間1万5千人を超えていた。とんでもない数字。私の父親もその中の一人だ。年間1万5千人も死んでいるなら「明日は全国のクルマの乗車を禁じます」くらい政府が言っても良かったのではないのかな?◆今でも交通事故死者数は3500人、死ななくても重度の後遺症に苦しむ方はさらに多い。もちろん、それでも交通は止められない。◆コロナウィルスも止められない。やがてインフルエンザと同じ扱いになるのだろう。少し日本中が大騒ぎし過ぎている気がする。◆誤解しないでいただきたい。各人の予防対策はしっかりやるべきだ、とは思っている。
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◎2020年02月27日 ---- ボス ◎
- 地域がら
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今から30年近く前、私がヘリコプターの装備品の営業をやっていた頃、出張で九州の警察航空隊へ行くと「わざわざ東京から来てくださった」と歓迎された。当時の警察航空隊は男ばかり4人のところが多かった。操縦士2人と整備士2人。一番若い人がお茶を出してくれて隊長さん(45歳くらい)が「ようこそ、ようこそ」とお茶を勧めてくれる。和やかに話が始まる。◆それが公務員として「よい事」なのかどうかは分からないが「せっかく東京から来てくれたのだから、何かお土産を持たせたい」と言ってくれる。「何か発注してあげたい」ということだ。私は「往復の飛行機代程度の利益があれば十分です」などと言っていた。九州と四国には、まだそんなのどかな地域性があった。残念ながら東北は渋かった。「来なくていい」という一言で終わることが多かった。それだけ環境が厳しかったのだろう◆携帯電話が普及し、飛行機も新幹線も安く便利になり、さらにインターネットが普及した。九州も東北も北海道も近くなった。わざわざ行かなくても商品の説明はできるようになった。九州まで営業に行っても「いらっしゃい」とは言ってもらえるが「わざわざ東京から来てくださった」と言われることはなくなった。そして「せっかく東京から来てくれたのだから、何かお土産を持たせたい」と言って注文をくれることもほとんどなくなった◆時代は確実に変わっている。「昔はよかったなあ、楽しかったなあ」と思うことが多くなった。携帯電話もインターネットも無かった頃の方が「コミュニケーション」は進んでいたように感じる。
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◎2020年02月26日 ---- ボス ◎
- √3、√5
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我が社の社員、半分は理系の学校を卒業している。だが誰に聞いても√3(ルート3)や√5を少数で表せない。電卓で調べるだけ。昨夜も一級建築士の資格を持つ有能な(? 有能だと信じたい?)社員に「√5っていくつ?」と聞いたら彼は「7✕7が49ですから√5は0.7くらいですね」などと答えた。情けない◆「一夜一夜に人見頃(ひとよひとよにひとみごろ)」=1.41421356=√2。「人並みに奢れや(ひとなみにおごれや)」=1.7320508=√3。 「富士山麓オウム鳴く(ふじさんろくおうむなく)」=2.2360679=√5。 ◆私の世代では誰もが知っていたこの√2、√3、√5、最近の世代は誰も知らなくなったようだ。「知識が無ければ 知恵も働かない」と私は思っている。知恵を使うためにはある程度の知識が必要だ。我が社の、いや、日本の将来は暗い。
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◎2020年02月25日 ---- ボス ◎
◎2020年02月19日 ---- ボス ◎
- 空飛ぶクルマ・・・まず運用方法を深く深く検討すべ
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今日は私の本業(ヘリポート コンサルタント)に関してのまじめな話。少し専門的な考えも述べる。長くなるが、このサイトを覗きに来てくださる方には最後まで是非お付き合いいただきたい。テーマは「ヘリポート」ではなく、これからの「空飛ぶクルマ」に対応する「Vポート」に関して◆日本唯一のヘリポート専門会社である当社には最近各方面から「空飛ぶクルマ」の着陸する施設=「Vポート」に関しても問い合わせが来る。関係者はみんな一所懸命だ。のんびりしているのは当社の社員たちだけ。(おっと 社内のグチになってしまいました)◆「空飛ぶクルマ」に関して多くの方がその開発を急いでいる。ひょっとしたら数年後には東京上空を「空飛ぶクルマ」が飛んでいるかもしれない。世界中で開発陣は頑張っている。私は機械は分からない。だが運用に関しては一言持っている。そして運用に関して誰がどれほど検討しているのか、そこが全く見えてこない。不思議だ。◆そろそろ本題に入る。私の一番の疑問は「“空飛ぶクルマ”って無人でも飛ぶのですか?」っていうこと。おそらく飛ぶのだろうと思うがまだ確認できていない。なぜこれを疑問に思わないのかが不思議。◆現在、東京都には約400万台の(飛ばない)クルマが走っている。ヘリは100機程度だろう。そして経済産業省が発表している空飛ぶクルマ開発の目的は「都市の渋滞を避けた通勤」が第1番目に記載されている。確認しよう。現在400万台の(飛ばないクルマ)は渋滞する、だから渋滞しない「空飛ぶクルマ」で通勤できるようにしたい、ということ。30年後には何台の「空飛ぶクルマ」が東京の空を飛んでいるのだろう。教えて欲しい。◆ヘリコプターは基本的に「操縦する人」と「移動したい人」は別。つまりヘリは、(飛ばない)クルマでいうとタクシーに近い利用が一般的。だが「空飛ぶクルマ」は違うようだ。何と言っても「空飛ぶクルマ」の「売り」は「自動操縦」なのだ。「運転手が居なくても目的地まで送り届けてくれるタクシー」みたいなものだ。だから私は疑問が湧く。「それなら人が乗らずに飛んでいるクルマもあるんですよね?」と。なぜみんな疑問に思わない?なぜ、その答えがどこにも載っていない?おそらくまだみんな「運用」を真剣に考えていないからだろう。だが遅い。今、運用を考え始めるべき時だ。運用方法を決めてから機械(クルマ)を開発しなければならない。いや、機械はまだいい。問題はビル建設の方だ。◆ニューヨークのあのエンパイアステートビルはまもなく90歳になる。霞が関ビルだってもう52歳だ。これから都内に建設される大型ビルはみな100年は生きるだろう。だが30年後に大型ビルの屋上大改修はできない。エンパイアステートビルにいまさらヘリポートは造れないのだ。屋上に「空飛ぶクルマ」が着陸するなら、事前にそのように設計しなくてはならないのだ。30年後50年後を考えた設計を始めなけらばならないのだ。◆話を戻す。空飛ぶクルマは無人でも飛ぶのか? 飛ぶのであれば乗客はビル屋上で下りて「クルマ」をどこか最寄りの「駐機場」へ移動させればいい。無人では飛ばないのなら屋上に、複数機が停まれる駐機場が必要になる。これはなかなか難しい。いや、それほど難しくはないが(私には複数の案があるが)もう開発し始めないとならない。◆阪神淡路大震災のとき神戸ヘリポートにあったヘリコプターで格納庫から出せないものが複数あった。ヘリは一度浮いたらどこへでもすぐに移動できるが格納庫への出入には人手と時間がかかる。(小回りの利かない)空飛ぶクルマはヘリに近い。屋上に複数置くにはそれなりの準備が居る。その準備ができてない大型ビルには、空飛ぶクルマは1機しか降りられないのだ◆私は50年後、東京上空を飛んでいる「空飛ぶクルマ」の約半数は無人で、つまり誰も乗らずに飛んでいるのだろうと思う。そして50年後、東京の人たちは「ああ、あのとき、ここに立体駐機場を建てていたらなあ」などと後悔しているのだろう、と予想する◆難しい話に付き合ってくださってありがとうございました。いつも以上に乱文になりました。お許しください。
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◎2020年02月18日 ---- ボス ◎
- 進歩の無いモノ
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配信ソフトを利用して音楽をダウンロードしiPodで聴く、ということができない。いまだにCDを購入している。(CDをパソコン経由でiPodにコピーすることはなんとかできる)◆年間30枚はCDを購入する。地下1階から地上4階までCDフロアだった銀座の山野楽器だが昨年末から大改修、CDは4階の1フロアだけになった。わざわざ山野楽器まで足を運ぶ魅力がなくなった。これからはアマゾンで購入するしかない◆さて私がCDを初めて手にしてから35年は超えた。それまではレコードだった。新品のCDケースを覆うセロファンは剥がしにくい。下から1㎝くらいのところにある切れ目から剥がすのだが難しい。35年前から進歩しない。同じような難しさがソーセージにもあったが最近のソーセージは少し改良された。剥がしやすくなった。「ソーセージ vs CD」はソーセージの勝ちだ。売り上げがどんどん落ちているCD、もはやセロファンの剥がし方が改良されるとは思えない◆CDのセロファン剥がしと同様に、まったく進歩しないのがクルマのワイパー。バーが扇形にチクタクと行ったり来たり、100年前から替わらない。そろそろクルマのワイパーもジェット気流で飛ばすとか、新しい形が出て来ても良さそうなもんだと思う。◆うちの会社、うちの社員もそうなのだが、私は進歩がない者や進歩しようと頑張らない者は許せない。
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◎2020年02月17日 ---- ボス ◎
- 胎児の病気
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いま可愛い甥っ子夫婦が苦しんでいる。長男を授かったのだが胎児の心臓に欠陥があることが判明した。産まれたらすぐに手術が行われることになっていた。2週間前に産まれた。予定通りすぐに手術が行われた。大人になるまでに何度手術を繰り返すことになるのか分からない、と言う。いや、いつまで生きられるかすら分からないという。2週間経った。母親はまだ赤ちゃんを抱いていない。ずっと保育器の中だ。体には何本ものチューブが刺さったままだ。◆昨夜連絡があった。赤ちゃんの血圧が下がり始めたので再度手術することになった、という。数時間で手術は終わったが「この2.3日が山」と医者に言われたという。その山を越えたら大丈夫かというとそんなことは全くない。ずっとずっと不安な日が続く。◆ここからが問題。絶対に彼ら夫婦には言えないが私は「少し前なら見つけられなかった病気。少し前なら赤ちゃんはとっくに亡くなっていた」と思い、「産まれたばかりの子に無理に手術を繰り返して一家で辛いだけの人生を送るよりは、もう自然に任せてあげたいなあ」と思う。鬼畜のような発言になるのかもしれないが「諦めるのも一つの考え」のような気がする◆そんなことを家人に言うと猛烈に叱られた。「母親は自分のお腹を痛めた子、どんなに苦しくても絶対に死なせるなんてできないわよ!バカなこと言わないで!」◆家人が怒ることは理解できる。私の発言が「優しい人間の大人」の感覚ではないことも認める。それでもやはり「難しい問題だね」としか言えなかった。◆◆◆ここまでの文を書いた翌日、赤ちゃんは息を引き取った。亡くなって初めて体中に刺されていたチューブが外された。もちろん両親は号泣。私が会ったときには赤ちゃんはキレイな顔をしていた。眠っているようだった。可愛かった。可愛そう。寂しい。◆そして私は涙を流しながらも「みんな頑張ったんだ。しようがなかったんだ。これでいいんだ」と思っていた。
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◎2020年02月14日 ---- ボス ◎
- なぜ怒らないの?
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当社がウィルスに効果があるマスクを発明した。ある医療機関に「試してみてください」とお願いした。先方は「ウチはマスクは十分あるよ。要らないよ」と断られた。それでも営業マンは「いえ、これまでのモノとは違うんです。試してみてください」とお願いした。「分かったよ。じゃあ何枚か置いていってよ」と言うので営業マンは50枚渡した。1週間後、当社の営業マン3人が再び訪問した。「どうですか?良かったでしょ?」と聞いたら「まだマスクとしては使ってないよ。使い捨ての雑巾として30枚使ったけどね」と言われた。3人の営業マンは落胆して帰ってきた。◆実は「マスク」ではないのだが、ある商品でそのようなことがあった。報告を受けた私は怒った。「なぜキミらはそこで怒らないのか?腹が立たないのか?」。お人好しの、当社の営業マンたちが3人で行って誰も怒らないことに私は腹を立てた。
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◎2020年02月14日 ---- ボス ◎
- ローソンでバイトするカンボジアの少女
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新橋の会社の近くのローソンで昨日、カップヌードルとチーズケーキを買おうとレジに並んだ。店員は若いカンボジアの女性だった。Edyで払おうとしたら優しそうな笑顔で「残高不足ですよ」と言われた。「2万円チャージお願いします」と言うとその女性は手際よく処理してくれた。若い女性が母国を離れ、知らない土地で懸命に日本語を勉強しながらローソンのレジをこなす。高い給料ではないだろう。彼女は何年後かに母国に戻り、日本での勉強と苦労を元に大きく飛躍することだろう。そう願う。頑張れ!◆ローソンを出てすぐ、角を曲がると「レンタルルーム」がある。いかがわしい商売に使われていることは間違いない。一人女性が出てきたと思ったら入れ違いに別の女性が入っていった。どちらも明らかに日本人だ◆ローソンで健気に働くカンボジア女性、昼間からカラダを売ってカネを稼ぐ日本人女性。同年齢くらいの3人を見て私は複雑な気持ちになった。日本の将来は暗い。
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◎2020年02月13日 ---- ボス ◎
- ボケ
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お世話になった方の葬儀会場で、先輩Yさんと会った。「お久しぶりです。お変わりありませんね?」私が話しかけた。Yさんは少し暗い顔をしていた。「いや、検査で脳に異常が見つかってね・・。また来週精密検査なんだよ。今のところ特に自覚症状なんてないんだけどな」と言った。「そうですか、お気を付けて。でも心配ないと思いますよ」私は明るく励ました◆ひと月ほど経ったころYさんから電話があった。「○○さんが亡くなったんだって? なんでオレに知らせてくれなかったの?」と言う。怒っている。「いえいえYさん、一緒に線香あげたじゃないですか」私が言うとYさんは慌てて「そうだ、そうだったな」と。Yさんの脳の病は確実に進行しているようで悲しかった。◆昨日、ある業界の飲み会があった。もう25年も続く楽しい会だ。出席者は20名。各人が近況報告した。全員の報告が終わり歓談が再開した。だがTさんだけが近況報告していなかった。私はTさんに聞いた。「Tさん、近況報告されましたっけ?」Tさんは「ええ、話しましたよ」私が「そうでしたっけ?どんな話でしたか?」。するとTさんが不思議そうな顔して「マンションのエレベータの話ですよ」。私はドキッとした。「そうだ! マンションのエレベーターの話をしていた。そして私はその時にTさんに質問したんだった。『費用はどれくらいかかるの?』と」・・私の脳もボケ始めている。そろそろ準備を始めなければならない。
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◎2020年02月12日 ---- ボス ◎
- 「だったら結婚しなくていい!」発言の続き
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週刊文春の林真理子さんのエッセイ『夜更けのなわとび』で、国会のヤジ「だったら結婚しなくていい!」が取り上げられていた。やっとまともな意見をマスコミで発言する人に出会えて嬉しくなった。ここにコピーする◆「国民民主党の玉木雄一郎代表が、国会で二十代の男性から相談を受けたとし、『交際中の女性から姓を変えないといけないから結婚できないと言われたそうだ』と発言した。このとき私はとっさに、『ホンマかいな?』と思った。本当にその男が好きだったら、そんな理由でプロポーズを断らないだろう。単にその男が嫌いだったんじゃないの? そのとき『だったら結婚しなければいい』というヤジがとんだという。私は快哉を叫んだわけではないが、そうツッコミたくなる気持ちもわかった。そうしたらそのヤジの本人を野党が追及し、すごいことになっている。野党の女性議員たちが謝罪と撤回を促すよう申し入れて、『時代に逆行したこうした暴言は許されない』みたいな内容があった。・・・(中略)・・・『時代に逆行』なんて乱暴な言葉は使うべきではないと思う。自分と異なる意見は時代遅れと言うのは傲慢である。・・・(中略)・・・みんなどうして、他人のことにいきりたつのか。いろんな人がいて、いろんなことをしている、という考えにいきつかないのか」◆ごもっとも、ごもっとも。
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◎2020年02月12日 ---- ボス ◎
- 同窓会の回覧電話
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1年間に15回は「同窓会のお誘い」が届く。同学年だけのもあれば卒業生全員が対象の同窓会もある。留年をしていると同級生は多い。60歳を過ぎたらお誘いはさらに増えた。◆同窓会に出ていると必ず「あいつ今どうしているかな?」という話題が出る。そして、その「あいつ」を知っているヤツが「あいつ元気にしているよ。電話してみようか」などと言ってスマホを出す。私は「いいよ、いいよ」と言うがおかまいなし。「あいつもみんなの声聞きたいと思うよ」とか言いながら電話する。◆「おー○○、今、同窓会しよるんよ。みんながオマエの声聞きたいって」とか言いながらスマホを回す。ほんとに親しかったヤツ、ほんとに話したかったヤツにとっては楽しい会話になるかもしれないがそうでないヤツは迷惑。電話が回ってきたらなにか話さなければならない。◆昨日夕方、福岡の友人から電話があった。「あっ、キノシタくん? 今、鶴城の福岡同窓会があってるんよ。みんなが『キノシタ君はどうしてるんかなあ』って言いよるけん替わるね」と。それから何人かに電話が回された。向こうは酒が入っている。こちらは自宅で素面。特に親しかったわけでもないヤツといきなり電話で語るのは双方ともに辛い。『福岡で成功している』と言われるヤツは饒舌。そうでないヤツは短い会話。◆同窓会の場でスマホを回覧するのは私は苦手だ。だがなかなか「止めようよ」とも「止めてよ」とも言いづらい。
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◎2020年02月10日 ---- ボス ◎
- 美術評論
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新聞の文芸評論に「私もまったくそう思っていました」と言いたくなる文を見つけた。藤田一人さんと言う美術ジャーナリストが書かれたその文を転載する。『・・・昨今の美術評論家は作品を目の当たりにした一鑑賞者としての率直な感想やそこから膨らむイメージよりも、作家の問題意識や歴史的背景といった客観的視点に囚われ過ぎではないか。そして、美術鑑賞自体が教養主義的になっていないか・・・』◆「美術館に行きたい!」「この絵が好き!」との感動を持って美術を楽しみたい。結果、それは教養になる。昨今は順序が逆になっている人が多い。つまり自分は本当は「好き」とも思っていなく「感動」もないのに、多くの評論家が評価したり或いはオークションで高値が付いた絵を見たら「すごい!感動した」などと言う輩だ。◆言い換えると「自分の感性」を大切にせず、「あの人の感性」「評論家の感性」と同じフリをする人が多くなったと感じる。◆「バスキアの絵、どこが良いのかオレにはまったく理解できない」と私ははっきり言う。「キノシタさん、あの絵の良さが分からないっていうのは美的なセンスがないんですよね」と美術評論家には言われそうだ。美術評論家に言われるのならまだいい。しったかぶりする「にわか美術好き」に言われそうな時代になってきた。
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◎2020年02月07日 ---- ボス ◎
- 熱いオトコ。「日本」をそして「みんな」を先に考えるオトコ。
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結局オトコの魅力は「熱い」か「熱くない」かで決まるようだ。そして「熱い」の原動力は「これは、みんなのためになる!」との確信なのだと思う◆先日、仙台で熱いオトコの講演を聞いた。仙台に本社を置くゼネコンF組のF社長。彼とは妙な縁で30年近い付き合いになる。私より6歳年下。彼は私を「先輩!」と持ち上げてくれる◆全く逆。私はずっと彼から刺激を受けながら頑張ってきた。とても私は敵わない◆「自分の生活の安定のため」公務員を目指すものが多い。「金儲けのため」あるいは「名誉のため」政治家になる輩も多い。クソ面白くもない、鼻持ちならない奴らだ。私はそんな公務員や政治家を軽蔑しながら生きて来た(「国民のため」と頑張ってくれている公務員や政治家はもちろん尊敬している)◆F社長は違う。いろんな人がいることを肯定し、いろんな人に助けてもらい、いろんな人と一緒に楽しみ仕事をする。彼の自慢話に感動した。「私は毎晩、国分町で飲んでいます。私はここ30年間、一度も人を貶したりグチを言いながら飲んだことはありません」と言うのだ。確かにF社長の口から人の悪口を聞いたことがない。◆いろんな人を肯定し、みんなに応援してもらいながらF組は着実に大きくなった。熱い、立派なF社長に引っ張られながらF組は仙台でみんなから応援される大きなゼネコンになった。私はまたF社長から大きなことを教えてもらった。
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◎2020年02月06日 ---- ボス ◎
- 超オススメ 映画「男と女 ・・」
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足が痛くゴルフに行けないので土日は映画ばかり観に行っている。私と同世代の方々に超オススメの映画を紹介したい。クロード・ルルーシュ監督作品「男と女 人生最良の日々」◆1966年に公開された「男と女」はフランシス・レイのあの甘く切ないメロディーであまりにも有名。「♬ ンーンーン ダバダバダ ダバダバダ ンーンーンダバダバダ ダバダバダ・・」のスキャットを聞くと海岸のシーンを思い出す。私は上映時は小学校の低学年。もちろん映画館では観ていない。中学生か高校生の頃、テレビの「金曜ロードショー」で観た。大人の世界の話、よく分からなかった。大人になりDVDで観た。やはり大した感動はなかった◆1966年の「男と女」の主演の男女がそのまま、同じ二人が50年以上経った後に出合うのが2020年「男と女 人生最良の日々」。実は映画そのものの評価はあまり高くない。週刊文春の5人の評者も高得点は入れていない。多分、彼らにはこの映画の良さは分からない◆まずtsutayaに走って1966年「男と女」を借りて自宅で観ていただきたい。観るのは夜でないとダメ。結構かったるいと感じるかもしれない。でも音楽は最高。映像もキレイ。そしてその翌日、劇場に足を運び現在上映中の「男と女 人生最良の日々」を大スクリーンで観る。昨夜のDVDを思い出しながら大スクリーンの映像を観る。必ず泣けます。溜まりません。超オススメです。「感動しなかったら料金返します」と言いたいくらいだ◆この映画はそうやって観るものです。評論家には分からない。さすがクロード・ルルーシュ。
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◎2020年02月05日 ---- ボス ◎
- 膨らむ借金
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昨年、国内で生まれた日本人の子どもの数が86万4千人だった。統計開始以来、初めて90万人を割り込んだ。これは厚労省の予想よりも2年早いペース。我が国の人口はこれから毎年100万人ずつ減り続け40年後には8千万人なるという。たった40年間で人口が現在の2/3になるのである。◆一方、わが国の借金は昨年とうとう1100兆円を超えた。まだまだ増え続けることは明らか。◆仮に国の借金が現状維持できると仮定しても国民一人当たりの借金は増え続けることになる。テレビに出る経済評論家はなぜだかここを言わない。人口が2/3になり借金の総額が減じないのであれば、国民一人当たりの借金は3/2、つまり1.5倍になる。そろそろ「国民一人当たりの借金」という言葉で語られるべき問題ではないだろうか?
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◎2020年02月04日 ---- ボス ◎
- 冷たい人間かな?
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親の介護をしている同世代の友人が多くなった。同窓会の誘いに「自宅で母の介護をしているため残念ながら参加できません。盛会をお祈りします」などと返って来る。◆先日、自宅で母親の介護を続ける同級生(女性)と会った。母親がデイサービスに行っている間なら会えるという。「大変だね?」と言うと「大変だよ」と答える。彼女のお母さんは軽度の認知症だという。「施設は満員なの?はいれないの?」と聞くと「はいれなくはないんだけど、もう少し面倒みててあげたいの。施設に入ると認知症や老化の進行が速くなるっていうしね」とのこと。◆ゴルフ仲間(男性)にも同様な理由で自宅で懸命に母親の介護をしている者がいる。彼は母の介護があるので1泊のゴルフ旅行には参加できない。「ギリギリまで施設には入れたくないんだ」と彼も言う。◆私は違った。大分に住む母は晩年、軽度の認知症になった。私は「母さん、東京に来て一緒に暮らそうよ」とも言わず、「なんとか施設に入ってもらえないものか」と算段していた。母はかたくなに拒否した。熊本に暮らす姉が毎月、一週間ほど母の世話に帰ってくれていた。私は姉と一緒に、母親を説得したが母は施設に入ることを拒み続けた。◆その母は、4年前の今日、脳出血で倒れた。救急車で病院へ運ばれ戻ってこなかった。母への感謝の気持ちは大きい。だが私は「大好きな母さんともう少し一緒にいたい。そばで面倒をみてあげたい」とは思わなかった。懸命に親の介護をしている友人たちの話を聞き、「オレって冷たい男なんだろうか?」との疑問が湧いた。
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◎2020年02月03日 ---- ボス ◎
- 席を譲るべきか?
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土曜日、映画「前田建設 ファンタジー営業部」を観るためにお台場のアクアシティーへ行った。映画は最高に面白かった。前田建設は私がかつて在籍した会社でもあり、社員が頑張る姿を見て何度も涙が溢れて来た。お勧めです。◆さてそのお台場へ向かう「ゆりかもめ」。始発の新橋から乗った。「優先席」が空いていた。私は正月に足首と膝を捻挫して歩くのも不自由だ。立っていても痛い。そして私はもう62歳、そこそこ高齢だ。優先席に堂々と座ってもいいだろう。老人や私よりも身体が不自由そうな人が来たら譲ればいいな、そう思って座っていた。◆次の駅で若いお母さんと3歳くらいの娘が乗ってきた。娘は私のすぐ横のバーにつかまっている。母親の顔を見上げては「座りたいよー」っていう感じで目線を送っている。私は戸惑った。これが80歳のジーサンだったらすぐに席を立ち「どうぞ」を譲る。3歳の子供に、62歳の足の悪い初老の男が席を譲るべきだろうか◆3分間程度葛藤した。次の駅を過ぎたころ、居心地の悪さに耐えられなくなって「どうぞ」と言い、子供に笑顔を向けて席を立った。母親は「やっと空いたわ」という顔で私を見てその席に座った。ニコリともしなかった。そして娘を膝の上に抱えた。母親も娘も「ありがとう」とは言わなかった。◆彼女らが話し始めたので気付いたが中国人だった。「ありがとう」の言葉を知らないのではなく感謝の気持ちが無かったようだ。私に一瞥もくれることなく会釈すらなかったのだ。◆少し悔しかった。
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◎2020年02月02日 ---- ボス ◎
- オートロ失敗ではなかった
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昨日この欄で、福島県警ヘリの事故をおそらくオートローテーションの失敗だったのではないだろうかと書いた。どうも私の予想は間違っていたようだ。というのも昨夜のテレビで動機が旋回しながら落ちていく様子が映っていたから。オートローテーションでは機体は旋回しない。◆私のような操縦を知らない素人が勝手に予測をすると恥をかく。失礼しました。◆私の事故原因予測はともかくとして「訓練によって防ぐことができたかもしれない」ことは確か。操縦士のみでなく万一の時には同乗者や医療従事者はどのような連携プレーを取るべきかなど、欧米ではやっているヘリコプター訓練をわが国でもやるべきだ、との信念は変わらない。
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◎2020年02月01日 ---- ボス ◎
- ヘリ墜落
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今朝、ヘリが落ちたとの連絡が入った。福島県警のヘリが移植手術を待つ患者の元に臓器を運んでいる途中に落ちたようだ。詳しくは分からないが「墜落」というよりも「不時着失敗」という感じか。幸い搭乗者は皆、命に別状はない模様。搭乗者は皆助かったが移植手術は行われなかった。「命のための臓器」を待つ患者に臓器が届かなかったのだから「ああ、良かった」では済まされない事故だ◆事故原因などは軽々に語ってはならないのかもしれないが私はオートローテーションが上手くできなかったのではないかと思う。オートローテーションとは機体に不具合が生じたときに取る緊急着陸の仕組み。ヘリ操縦士は緊急時にこのオートローテーションで着陸する。十分な広さの場所さえあればヘリコプターは安全に着陸できる乗り物。◆だがオートローテーションでの着陸はなかなか訓練が難しい。訓練する場所もないし訓練自体が危険を伴う。我が国にはまともな訓練場所がない。実機での訓練が難しいのでシミュレーターで訓練することが多いが我が国にはシミュレーターもない。◆私は3年前から「日本のどこかにヘリコプターの操縦訓練場所が必要だ!」と訴え続け、そのために先週も福島県を訪問したところだった。残念ながら私の切実な訴えはなかなか御上に届かない。
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