2022年05月10日の記事一覧

2022年05月10日 ---- ボス

お疲れ様でした。田原総一郎様。

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「朝まで生テレビ!」を久しぶりに観た。35周年特別企画であった。私がサラリーマンを辞めたころ始まったこの番組は私の知的好奇心を激しくくすぐってくれた。それまでの建設会社への通勤時、朝は「サンケイスポーツ」帰りは「夕刊フジ」を読んでいた私は退職と同時にその2誌をやめ、「文芸春秋」「朝日ジャーナル」を読むようになっていた。さすがに「週刊プレイボーイ」「平凡パンチ」は買わなくなっていた。◆会社を辞めた。もうすぐ子供が産まれる。人生のターニングポイントを私は不安と楽観の入り混じる思いで過ごしていた。世の中がバブル景気で沸いていたころだったので少し楽観的でもいられたのだろう◆バブル崩壊のムードがただよい始めたころ私は二人目の子供(長男)を授かった。私の心からは楽観が減り不安が増えた。◆話が逸れてしまった。まあ私がそのような不安定な時代に毎回欠かさず観ていたのがこの「朝まで生テレビ」。若いころの舛添要一は賢くかっこよかった。進行役の田原総一朗は上手に場を盛り上げ、自分の考えを他人の口を借りて発言させようとしているように見えた。左寄りの知識人たちの薄っぺらい発言に辟易したことも多かった。すべて田原さんの掌の上で踊らされていたのかもしれない。面白かった◆10年経ち、15年経った。田原さんが偉そうに振る舞うようになった。「だからアナタはダメなんだ!」などと平気で出演している政治家をこき下ろすこともあった。まあそれも面白かった。◆私はこの「朝まで生テレビ」が無かったら我が国は未だに中選挙区制が続いていたのだろうと思っている。別の機会があれば書くが、私は我が国には小選挙区制よりも中選挙区制のほうが似合っていると思っている。もっと言うと選挙制度として「赤白どちらかをきっちり決める小選挙区制」よりも「結果的にピンク」になる中選挙区制の方が優れているとさえ思っている◆またまた話が逸れてしまった。先週観た「朝まで生テレビ」の35周年記念番組の中で、田原さんは日本外国特派員協会から『報道の自由・生涯功労賞』を受賞したことを報告した。実に嬉しそうだった。もうすぐ米寿(八十八歳)だという。それを見ながら私は皮肉を込めて「賞をもらえて良かったですね。もう思い残すことは無いでしょう。晩節を汚す前に引退された方がいいかもしれませんね」とテレビの田原さんに向かって話しかけた◆番組は、嬉しそうに受賞の報告をした後、再びウクライナの話になった。パネリストを指さし「誰が一番悪いんだ?」と問いかけ「バイデンがダメなんだ」と決めつけた。さらに、さらに「来週、僕は岸田に会うんだけれど、岸田に『バイデンにしっかりしろと伝えろ』って言ってやるよ」などと大声を出す。世界一の権力者バイデン米国大統領も我が国のリーダー岸田総理も、マスコミ界の重鎮となった田原さんにとっては尊敬すべき相手ではなくなったのだろう。「バイデン」「岸田」と呼び捨てだ。◆「30年前の田原さんはそんなんじゃなかったですよ。あなたは政治家でもジャーナリストでもなく、演出家なんじゃないですか?分相応のふるまいをしていたほうが魅力的でしたよ」と伝えたい。もちろん私の発言など歯牙にもかけてくれまいが。◆本日のYahooニュースが「『朝まで生テレビ!』打ち切りへ秒読み段階」と報じている。はいはい、それがいいですね。ご苦労様でした。面白かったですよ。ありがとうございました。

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2022年05月10日 ---- ボス

「優しさ」「無関心」が命取りに

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30名近い死者行方不明者を出すこととなった知床の観光船沈没事故は人災である。船長の罪も大きいがこの運航会社の社長の責任も大きいことは明らか。ネットでは「なぜ逮捕しないんだ?」などとの声も聞かれる◆船長と社長が悪いだけではない。近隣の同業者は「あの会社はダメだ」「安全管理ができていなくて危険だ」との意識を持っていた。「あの会社は危険だな」との意識を持っていた者が多くいたのになぜこの大事故を防げなかった?◆へんな「優しさ」なのか「無関心」なのか「想像力の欠如」なのか?これだけの大災害を引き起こしておきながらインタビューを受ける近隣同業者は「オレは注意したんだよ」などと言っている。当日船長に「今日は出ちゃダメだよ」と言った者もいた。◆みんな他人事。結果的に多くの観光客の命を奪うことになったのに。「オレがもっと強く注意していれば良かったなあ」とか「役所にチクるべきだった」などとの反省の言葉は近隣同業者から聞こえてこない。私はこの近隣同業者に対して「あなた方がもっと厳しくこの船長と社長に接していればこの悲惨な事故は起こらなかったんじゃないですか?」と聞きたい。彼らの妙な「優しさ」と「無関心」が船長と社長を許し、その結果多くの命が失われた。船長と社長を犯罪者にしてしまった。◆さらにその結果、このゴールデンウィークに遊覧船に乗る観光客は激減した。「あなたたちの無関心が、結局自分にもかえってきたのですね」と言いたい◆わがヘリコプター業界にも似たムードがある。明らかな違法運航や「白タク」まがいの運航がなされていてもそれを注意したり役所にチクったりする人はいない。役所も役所で、事故が起こるまではみずから動こうとはしない。◆「自分に厳しい」のは良いことだが「人様に厳しい」ことを善としないこの国の島国根性が遠因かもしれないが、お客様と観光事業の発展のためにも「人様にも厳しい」目を光らせ、そう接することが重要だと私はあちこちで叫んでいるが、残念ながらヘリコプター業界ではそんな私が変人にみられているようだ。

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2024年03月29日 ボスの
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  • 午前来期事業計画
  • 午後クリニックで健康チェック
  • 夕方ロッテマリーンズの開幕戦 観戦
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