2023年04月の記事一覧
◎2023年04月27日 ---- ボス ◎
- 「幸せ」は追い求めるものじゃなくて
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映画をよく観る。月に2~3本、劇場へ足を運んで観る。ネットフリックスやアマゾンプライムで、テレビ画面で昔の映画を楽しむことはできるがやはり劇場で観る方が100倍くらい面白い。今年になって観た映画で一番のお薦めは「RRR」だ。3時間もあるインド映画だが、飽きずに楽しんだ◆映画と同じくらい「サウナ」「銭湯」「温泉」が好き。こちらも良く行く。「秘湯」を訪ねる旅にも年に10回くらいは行く。◆「銭湯」を舞台とする映画「湯道(ゆどう)」もなかなか面白かった。この「湯道」の中でこんな言葉が出てきた。「『幸せ』っていうものは追い求めるものじゃないんだ。気付くものなんだ」◆「確かに!」私は思った。「うん、確かに今、オレは十分幸せだ」と気付いた。
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◎2023年04月27日 ---- ボス ◎
- 傘に名前・・嫌だな。
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白い紙にシャチハタで自分の印を押す。押印部を2センチ角に切る。その2センチ角の紙をセロハンテープでビニール傘の取っ手に張り付ける。◆ビニール傘はどれも似ているので、どれが自分の傘なのか分からなくなることが多い。だからこうやって自分の傘の取っ手に自分の名前を張り付けている人がいる。かっこ悪い◆私は彼からなんの迷惑をかけられたわけでもないから彼を非難するつもりはない。傘にシャチハタで名前を付けている人は決まってマジメそうで貧相でうだつが上がらなそうな人。◆どれが自分の傘なのか見分けたいのなら何か目印となるものを張り付けるだけで良い。自分の名前を書く意味は何なのだろう?私はこういう人の「せこさ」が嫌。ケチな男は大成しない。
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◎2023年04月24日 ---- ボス ◎
- Walkman
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新幹線か飛行機に2時間以上乗るときは「ウォークマン」で音楽を聴いていることが多い。◆先日、一泊で大阪まで出張した。東京駅を出るとすぐにイヤホンを着けウォークマンでメロウな楽曲を聴きながらうとうとしていた。新大阪駅には仕事先の関係者がわざわざお迎えに来てくれていた。高級車(ベントレー)に乗って会食の鉄板焼き屋へ。美味しい料理をご馳走になり、少し飲み過ぎたかなと思いつつホテルにチェックイン。その後、また一人で心斎橋のシャレたジャズバーへ向かった。楽しい夜だった◆翌日、帰りの新幹線に乗り込みウォークマンを聴こうとしたが見つからない。カバンの中にもポケットの中にも見つからない。大変だ!私のウォークマンには私のお気に入りの曲が数千曲も収まっている。数千曲だ!ウォークマン本体ではない。中に入っている私のお気に入りの数千曲がどこかへ行ってしまった!◆東京駅に着くとすぐにまず、昨日のお迎えのベントレーに電話した。ベントレーの中にもお土産袋の中にも鉄板焼き屋にもウォークマンはないという。次にホテルへ電話した。「昨夜、2129号室に宿泊していたキノシタといいますが・・・」。15分後、ホテルから折り返しの電話。「キノシタ様、申し訳ないのですが残念ながらウォークマンは見当たりませんでした。その変わり、と言っては失礼ですがスマホの充電器がソケットにささったままでした。着払いでお送りしましょうか?」との情けない話。「ええ、すみませんが、着払いで送ってください」と告げた◆東京駅でJR東海の「遺失物相談所」に行き「昨日ののぞみ45号、10号車2-Dに乗っていた。落としたのは黒いウォークマン」などと必要事項を記入し探してもらったが「そういう落し物は届いていません」とのこと。諦めかけていたところに窓口のその女性が優しく教えてくれた。「のぞみ45号は博多まで行きます。JR西日本にも問い合わせてみた方がいいですよ」と言うのだ。◆私はJR西日本に電話を入れた。電話はなかなか通じない。電話を諦めてチャットで尋ねようと思った。30分近くトライしてスマホのチャットが繋がった。さらに1時間後、見つかった!こちらもまた着払いで自宅に送ってもらうことになった。◆いまどきブルーツースも使わず有線のイヤホンでウォークマンを聴く人も少ないだろう。紫色のイヤホンコードを巻いたウォークマンが昨日やっと私の元に帰ってきた。新大阪で降りずに一人で博多まで行ってしまった。さすが「Walk Man」だ。よく帰って来てくれた。嬉しい。
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◎2023年04月21日 ---- ボス ◎
- コロナ禍下での生活
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コロナも下火になりマスクをしない人も徐々に増えてきている。私もマスク着用をやめて一か月が経った。厳しかったコロナ禍下の生活を振り返ることも多くなり、あらためて気付いたことがある◆「コロナ禍下であなたはどのような生活をしていましたか?」と聞くと大きく3つのタイプに分かれる。「①コロナに負けて大人しくしていた人」と「②転んでもタダでは起きない。コロナ禍で何かを得ようと試みた人」と「③少々のリスクを冒しても『楽しみ』を追及していた人」◆①は「じっとしていた人」「毎日、会社から直帰。極力、外出を控え自宅でテレビを観るかスマホをいじる生活を送った人」。②は「料理を徹底的に勉強しよう」とか「自転車に乗ることを始めてみよう」とか「司馬遼太郎全集を読んでみよう」などと普段では思いつかないことにチャレンジした人。③は「緊急事態宣言下でも隠れて営業している飲み屋を探し出して飲みに行った人」や「毎週、ゴルフをしていた人」とか「コロナ以前と生活を変えなかった人」など◆このように書くと「私は②だな」とか「③です」と答える人が意外と多いのだが、私の眼には「あなたの生活は①ですよ」という人が圧倒的に多いように見える。◆リスクから極力逃げることは賢明ではあるが面白くない。その人はその間成長しないように私には見える。
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◎2023年04月20日 ---- ボス ◎
◎2023年04月19日 ---- ボス ◎
- また一人亡くなった
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65歳にもなると親戚・友人の多くが病人になる。毎年、親しい友人が天国へ旅立つ。送り出すのも辛い◆昨日、私が弟のように可愛がり、向こうも兄のように慕ってくれていた吉田毅クンが亡くなった。彼は佐伯鶴城高校の3級下の後輩。彼の兄と私は同級生。40歳代は兄と六本木で毎晩のように飲み歩いていた。55歳を越えた頃からは兄よりも弟と飲むことが増えてきた◆酒が強く、バレーボールとラグビーで鍛えた体は頑健だった。体力には自信があった。それゆえか病院嫌いで検査嫌い。◆1か月前、彼と夕食を一緒にしたが具合が悪そうだった。「病院行って検査しろ!」と注意したら「今朝も病院に行って検査しました。明日も検査です。検査結果は来週になります」とのことだった。私は「毅がやっと病院に行った」と少し安心した◆数日後、彼から届いたLINEには「癌でした。胃癌のステージ4でした。転移もしています。悔しいです。でも明るく頑張ります」と書かれていた。入院中に届くLINEも後輩のことを心配することばかりだった◆そんな優しい、後輩思いの、頼りになる男、吉田毅クンがあっけなく逝ってしまった。◆悲しい。物凄く悲しい。
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◎2023年04月18日 ---- ボス ◎
- いいかげんな学者ばかり
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ロシアがウクライナに攻め込んだばかりの頃、多くの軍事評論家は「ウクライナ軍の抵抗は長く持たない」と言っていた。彼らの予想に反してウクライナ軍はロシア軍のキーウ侵攻を食い止め反撃に出た。◆ウクライナが反撃に出ると経済学者は「西側の経済制裁が効果を表すのは秋以降だ。年を越すころにはロシア経済が崩壊する」と言っていた。ところが今、戦場はともかく都会でのロシア人の生活は少々物価は上がったようだが戦争前と大して変わっていない◆「プーチンは末期の癌。こちらも長く持たない」と言う学者も大勢いた。だがテレビで観る限りプーチンは至って元気そう。◆学者がダメなのか、あるいはそのような学者の説のみ取り上げるマスコミがダメなのか。まあ、どちらもダメなのだろう。私は以前から言っている。「経済学者なんて競馬の予想屋と大して変わらない。予想の根拠は語ることができる。それ以上に、予想が外れた時の原因の説明が上手」◆今年の初め、「西側が供与した戦車をはじめ大量の武器弾薬が届くのが春。それからはウクライナの反撃が始まる。ロシア軍は敗走することになるだろう」と予測した学者も多い。さてそのようなことになるのだろうか?◆「たまには学者の予想通りになってくれ!」と思っているのは私だけではないだろう。
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◎2023年04月07日 ---- ボス ◎
- 500円 → 10万円
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学生時代、バイト代が入るまで「あと5日」、手元の現金「500円」ということが何度もあった。「5日間を500円で暮らす」ことは平気だった。家賃と光熱費さえ払い終わっていれば大丈夫。米はある。レトルトのカレーや親子丼は十分に買いだめしていた。酒もサントリーの角瓶があった。5日間くらいは風呂に入らなくてもなんとかなる。◆結局、500円はすべてタバコ代になった。辛かったのはコーヒーが飲めなかったことくらい。学生とは気楽なものだ◆50年近く経った。財布の中にカードが数枚入っているが、それとは別に現金10万円程度入っていないと不安を感じる。随分と贅沢になったものだ。
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◎2023年04月06日 ---- ボス ◎
- 負けず嫌い
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「えっ?オレ、そんな負けず嫌いじゃありませんよ」と答えたら川嶋信義さん(私の大恩人。元前田建設工業副社長、故人)は「ばーか、オマエほど負けず嫌いはめったにいないよ」と笑って答えた。続けて「なぜ、こんなに負けても平気なヤツばかりになったんだろうな?」と私に聞いてきた。◆まるで「オレもオマエも負けず嫌い。負けず嫌いじゃないと仕事も人生も面白くないよな」と言っているようだった。◆私は自分で、自分のことを「負けず嫌い」であるとの認識はもおちろんあった。認識あるだけに、人には悟られたくなかった。勝負に負けても、極力悔しい顔をしないように努めていたつもりだった。誰も「キノシタは負けず嫌いだ」などと思っていない、と思っていた。◆川嶋さんは、端から私の演技を見破っていた。そして「人間、負けず嫌いじゃないと面白くないよな。楽しくないよな」と励ましてくれた。
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