2024年10月の記事一覧

2024年10月25日 ---- ボス

裏観音


境内の中の本殿(社殿)と呼ばれる建物の一番奥に神様(御神体)はいらっしゃる。我々は祈願に行き賽銭を入れ柏手を打ってお願いをするが実は神様はずっと奥の方にいらしてお願いの声が届いてないのではないか、などと不安に感じる人もいるかもしれない。そんな不安に思う人がどれだけいいるのかは分からないが、実は愛宕神社ではそのような人のために毎月24日に神様に近づくことができる。通称「裏観音」などと呼ばれているようだが、普段は閉じられている本殿の裏へ続く小路が24日だけは開かれる。この小路を通って本殿の裏側から神様により近い場所でお願いを聞いてもらうのである。◆昨日、私もあるお願いをしに愛宕の山に上り裏観音からそっと神様にお願いをした。

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2024年10月23日 ---- ボス

エスカレータ。右側にも乗りましょう。

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日曜日、お世話になった方の葬儀に参列するため昼過ぎのANAで福岡へ向かった。「羽田空港第2ターミナル駅」で京急を降りるとホームにはエスカレータに乗るための長い列ができている。エスカレータに乗る者は律儀に(?)左側に立ち、右側を開けている。2列に並べばこんな大行列はできないのに・・。◆私は「エレベータ待ち行列」の右脇を歩き先頭まで進みエスカレータの右側に乗った。あちこちに「2列でお乗りください」「エスカレータ上では歩かないでください」と書いている。私は右列の手すりを持って立っていた。「これでいいのだ」「こうすべきなのだ」と確信はあるのだがどこかで「あの人マナー知らないのね」「右側は急ぐ人のために空けておくべきなのにね」などと言われていそうで少し落ち着かなかった。◆「利用人数が少なく余裕あるときは皆が左側に立つように気を付ける。利用人数が多く行列ができそうなときには堂々と右列にも立つ。」・・みんながこのように動けば本当のマナーが理解されるのだが、自分のアタマで考える人はほとんどいない。

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2024年10月17日 ---- ボス

仕事の失敗

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私が社会人2年生のころ仕事で大失敗をした。当時、私の上司(肩書は主任)はとても怖い人だった。会議の途中で灰皿が飛んで来ることもあった。今なら完全にパワハラ。私はこの上司が嫌いだった。とにかく怖かった◆私は土曜日の夜勤工事の担当責任者。国道4号線(日光街道)の梅島陸橋付近の大工事。よく社会人2年生のペイペイが責任者で工事をやっていたと今は思う。◆その夜、私のミスで工事が予定の進捗を大きく欠けることになった。日曜日の昼に自宅に帰ったが全く眠れなかった。月曜日早朝、出勤して私のミスを報告し詫びた。「バカヤロー!」と主任の大声が飛んで来ることを覚悟していた。ところが主任は顔は激怒していたが大声は出さず「はっ?」と言っただけだった。◆数年後、偉くなった主任に会った。「あの時、僕は大声で怒鳴られると思って覚悟していましたが・・?」とその元上司に聞いた。「あの朝のことはよく覚えているよ。呆れたよ。怒りたかったけどオマエの顔を見たらものすごく反省・後悔していることが分かった。これ以上叱るとオマエが自殺でもするんじゃないかと思ってね」と言われた。◆責任感は顔に出る。ミスをしたときはそのミスを反省しなければならない。当たり前のこと。40年前の私はミスを反省し心から詫びた。◆ミスを認めないヤツ、「しようがない」と思うヤツ、開き直るヤツは社会人としては成長しないと今、強く思っている。

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2024年10月16日 ---- ボス

イライラ・カリカリ

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60歳代も後半になり、自分でも「随分と丸くなったな」と思っていた。ところが・・・。昨日は相手の気持ちを慮ることの無いある部下の失礼な発言に切れた。「これまでオレがどれだけオマエのことを庇ってきてやったと思ってるんだ!もう知らねえよ」とまでははっきりと言わなかったが、それに近いくらいに切れた。彼の言い訳にホトホト情けない思いだった。そして今日、別件だが昨日に続いて激怒した。連日の激怒に今、私は非常に疲れている◆本日からビッグサイトで「国際航空宇宙展」が開催されている。航空業界に生きる我々にとって数年に一度のビッグイベント。当社も高額な出展料を払い、1階と4階に大きなブース二つを出した。4階のブースは素晴らしい。私も大満足。責任者はよく頑張った。問題は1階のブース。「なんじゃ、こりゃ!?」「このブースで君らは何を説明したいんだ?」「リハーサルもしていないのか?!」◆詳しくは言えないが、とんでもなく恥ずかしい展示。しっかりした責任者がいないと我が社程度の小さな会社はすぐに潰れてしまう。私は5年ぶりぐらいに激怒した。気付くと私の激怒に対してだれも「申し訳ありません」と言わない会社になっていた。焦る。

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2024年10月16日 ---- ボス

「歩きスマホ」はダメだけど

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朝の通勤時、虎ノ門の交差点。アタマの悪そうなあんちゃんが「歩きスマホ」をしていてよくぶつかりそうになる。腹が立つ。◆「歩きスマホ」はダメだが「歩き勉強」はなぜか許してしまう。可愛い。◆おそらくテスト期間中なのだろう。朝の出勤時、私が広尾の坂を下っていると参考書を広げた女子高校生とすれ違う。名門、東京女学館の生徒たち。みな賢そうなキレイな顔をしている。5人に一人は参考書を広げて歩いている。「スマホ歩き」の女学館生徒は一人もいない。虎ノ門の「スマホ歩き」のアホ兄ちゃんとは違い、女学館の生徒たちは人にぶつかりそうになることもない。◆高校生は電車の中でも広尾の坂を上る時でもお勉強をしている姿が美しい。「頑張れっ!」と声をかけ応援したい気分になる。もちろん声には出さないが。

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2024年10月15日 ---- ボス

笑顔を作るのが下手

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「はーい、こっちを向いて。笑顔でー」カメラを向けられてよく言われる。ところが私は顔が引きつって笑顔なんて作れない。◆この三連休の中日、初孫のお宮参りに明治神宮へ行った。神楽殿近所の境内のあちこちで、孫を中心の写真をプロのカメラマンに撮ってもらう。「はーい、今度はおジイサマも一緒に入りましょう」とカメラマンが笑顔で誘う。「いや、オレはいいよ」と言いたいがそうもいかない。孫を抱えた娘の脇に立つとカメラマンが「はーい、おジイサマも笑顔くださいねー」などと言ってくる。もちろんぶすっとしているわけではない。娘も孫も可愛い。孫なんて予想していたより100倍も可愛い。だが孫がかわいいのと笑顔を作ることは別問題。◆これからはときどき笑顔を作る練習をしよう。

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2024年10月14日 ---- ボス

滑舌が悪い

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滑舌が悪い。◆先日、西麻布の焼肉屋で会食があった。予定時刻より少し早く店に着いた私は個室へ通された。「キノシタ様、皆様がお揃いになるまでに何かお飲み物をお出ししましょうか?」と女性店員に丁寧に尋ねられた。私は少し躊躇した後「うーん、我慢しよう」と笑顔で答えた。◆その2分後、個室がノックされた。先ほどの女性店員が「お待たせしました」と言いながら笑顔でグラスビールを私の前に置いた。彼女は他の部屋と間違えたのかな、と思って「えっ?違うんじゃない?」と言うと彼女はびっくりしていた。◆「あれっ?何て聞こえたの?」と私が聞くと彼女は「確か、『ナマにします』とおっしゃってたと・・・」と言う。私は少し嬉しくなった。申し訳なく思った。「そっか、ありがとう。これ頂くよ」と言ってそのビールを飲んだ。彼女は「キノシタさん、さっき何ておっしゃったんですか?」と聞く。「ごめん、ごめん。オレ、滑舌悪いからよく迷惑をかけてしまうんだ。さっきは『うーん、我慢しよう』って答えたけど『うーん、ナマにしよう』って聞こえたんだよね?」と言った。◆彼女は慌てて「いえ、私が耳が悪いんです。確認すればよかったのです」と詫び出したが、私にすれば飲みたかったビールが飲め、客先との話題作りにもなった。我慢せずに楽しい時間を過ごすことができた。それにしても滑舌が悪い。大分県人には滑舌が悪い人が多いように感じている。

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2024年10月10日 ---- ボス

「どうしましょうか?」なんて会議じゃない!

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私がこの会社を作って30年近くなる。ワンマン社長でやって来た。数年前から、引退後のイメージに向けて舵を切っている。◆これまでなら私が「右だ!」と言えばみんなが右を向いた。引退に向けて、私は声を出さないようにした。各セクションに責任者を置き、彼らに任せてみようと試みている。ところが・・。◆考えて、考えて、考える人間がいない。会議を覗くと司会者が「この問題をどうしましょうか?」などと尋ねている。私は我慢の限界を超えてつい大声を出す。「『どうしましょうか?』なんてことを司会者が聞くような会議はするな!責任者は考えて、考えて、考えて原案を示せ。司会者が言うのは『どうしましょうか?』ではなくて『これでいいですか?』とか『この案に対して何か意見はありますか?』ということだ!」◆リーダーシップの取れない性格の者が責任者になると「どうしましょうか?」が増え、船はすぐに丘に登っていく。

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2024年10月09日 ---- ボス

流星

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私と同世代(少し年長も含む)の天才と言えば、江川卓、吉田拓郎、井上陽水、桑田佳祐、荒井由美、原辰徳、千代の富士・・・・・・。なかでも私にとっては吉田拓郎のインパクトが大きかった。◆昨夜、彼の歌「流星」がラジオから流れてきた。1979年、私が22歳のころの曲だから。いとしのエリー(サザンオールスターズ)・チャンピオン(アリス)・舟唄(八代亜紀)が流行っていた頃だ。その当時、私はこの「流星」を繰り返し聞くこともなかったし、レコードも持っていなかった。◆あれから45年経った。ラジオから流れてきた「流星」は改めて魅力的な曲であった。涙が出て出てきた。ひょっとすると私と同様に感動して涙を流している方がいるかもしれない。どこか切ないメロディーが素敵。拓郎さんの歌詞は今の表現では「エモい」となるのだろうか。その歌詞を書く。私と同じ感情を抱く方がきっといることだろう。◆

たとえば僕が まちがっていても 正直だった 悲しさがあるから ・・・流れていく 静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では 何を待てばいい ・・・流れていく    たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き               夢はまぶしく 木漏れ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく              君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか

◆たまには懐かしのフォークソングを聴いてみるのもいいですよ。

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2024年10月08日 ---- ボス

官僚がモノを言えない時代

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知的な高級官僚が自分の考えを発言できない世の中になった。その第一の原因は政治家であるし、第二の原因はマスコミであろう。◆政治家の多くは財務省は省益しか考えない無能な集団だと決めつける。自分の方が無能であることに気付いていない。自分が選挙に当選するために「財務省がダメだ」とか「増税しません」などと言い続ける。◆マスコミはマスコミで検察が控訴している裁判も「無罪であることは明らかだ。検察は意地とかメンツのためだけに戦っている」などと決めつける。高級官僚の検察はマスコミに向かって多くは語らないし語れない。◆『異次元緩和の罪と罰』(講談社現代新書・山本謙三著)と言う話題の本を昨夜読み始めた。これまで私が経営者として本能的に「これおかしいんじゃないの?大丈夫なのか?」と感じていたまさにそのことを山本謙三氏が分かりやすく(と言ってもかなり難しいが)解説してくれている。◆物事を見るにあたって、常に反対側からも見る癖をつける必要性を改めて強く感じている。

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2024年10月07日 ---- ボス

ど忘れ

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毎年、春と秋の2回、超名門「霞が関カントリー」でラウンドすることを楽しみにしている。仕事の繋がりのある仲間3人とグループLINE「霞が関で」を作って連絡を取り合っている。◆昨夜、風呂に入ってスマホでラジオを聴いているとLINEが鳴った。読むと「意外に雨予報がしぶといですね」と書いてある。「えっ?なんのこと?」と思って遡って前の文を読むとなんと7月に「次回は10月8日(火)東コースです」とある。私は「はーい。了解しました。楽しみです」と返信している。◆スマホのスケジュール欄をチェックしたが当日は会議ばかり。風呂から出て手帳を確認するもそこにも一言も「ゴルフ」と書いていない。きれいに抜けお落ちていた。「ど忘れ」と片付けられるものでもない。私からの「ごめんなさい」返信に3人は「大丈夫ですよ」と優しい返信をくれたが私は落ち込んでいる。◆きちんと遊べないヤツは仕事もできない。そろそろリーダーの席を下りることを考えないと・・・。

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2024年10月01日 ---- ボス

現状維持は衰退

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MLBカブスの今永昇太投手が来期に向けての思いを聞かれ「現状維持は衰退だから。変化を恐れずに挑戦を続けるしかない」と答えていた。さすがは世界の今永。「現状維持は衰退」とは福沢諭吉翁が『学問のすすめ』で言った「進まざる者は必ず退く」の解説と同じ。◆プロ野球選手も会社経営も「進まざる者は必ず退く」のだろう。我々も進み続けるしかない。

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2024年12月20日 ボスの
スケジュール
  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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