2018年08月27日 ---- ボス

ICAO

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ただいま『新ヘリポートの造り方』を執筆中である。挿絵・写真などを多用し分かりやすい解説書にしたい。11月上梓を狙っている。私のような者でも警鐘を鳴らし続けなければ、わが国には危ないヘリポートばかりできてしまう。「ヘリポート」という小さな世界、無知な者が少しかじっただけで知ったかぶりをし、結果、妙な残念なヘリポートがあちこちにできている。なんとかしなければならない。◆ヘリポートのことを書くとき必ず出てくるのが「ICAO(イカオ)」という組織。「国際民間航空機関」と訳されている。ヘリコプターよりもむしろ固定翼機(飛行機のこと)に関する国際的な基準を管理している。我が国の「航空法」も成文化されていないものは基本的にICAO基準に従うことになっている。この「ICAO」、「国際民間航空機関」と訳されていて誰も疑問を持たないのが不思議。私は必ず注釈を付ける。「国際民間航空機関」の「民間」というのは「ICAO」の「C=Civil」のこと。「公」に対する「民間」ではないし、「官」に対する「民間」でもない。CivilのCは「軍」に対する「民間」のこと。だから各県の防災機も、警察機も、消防機もすべて「民間機」。当然、ICAOの基準に従わなければならない。◆「ICAO」の埒外にいるのは我が国では自衛隊機のみだということを、航空会社に所属する多くの者たちが知らないという情けない現実がある。

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