2019年01月28日 ---- ボス

知る悲しみ

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まだお会いしたことはないが島地勝彦さんは私が最も尊敬する作家である。いや「尊敬する」と言うよりも「憧れる」の方が適切な表現だろう。そして島地さんは「作家」というよりも「編集長」や「経営者」の顔の方が有名な、いや最近では「バーマン」としてさらに有名になっている方である。「島地さん」よりも「シマジさん」の方がなじみがある方も多い。なぜか私の回りにはシマジファンが多く、さらに島地さんの友人や関係者が多い。◆今日はシマジさんの紹介ではなく、シマジさんがあるコラムで紹介していた記事の話。そのままコピペする。・・「わたしは作家の開高健さんから『知る悲しみ』という言葉を教わった。一旦知ってしまえば、知らなかった時には戻れない。本にせよ、スーツにせよ、シガーにせよ、酒にせよ、別に知らなくても生きてはいける。でも知ってしまえば、それなしの人生など耐え難くなる。つまり知識や経験は人生に悲しみももたらす。より多くを、より良きものを、よりスリリングなことを知ってしまったがために、当たり前の日常に感動できなくなる。それでも、知らない平穏よりも知る悲しみのある人生の方が高級だと開高さんは言っていた。私も全く同感だよ」◆はい、私も全く同感です。「知らない平穏よりも知る悲しみのある人生の方が高級だ」開高健さんの言葉でありシマジさんが私に教えてくれた言葉。悲しみの多い私を大きく勇気づけてくれた。

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2024年04月24日 ボスの
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