2019年04月26日 ---- ボス

美人が減った!

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日本全国、48都道府県すべてに宿泊した経験がある。その殆どが若いころ仕事で訪問したものだ。あの頃は元気だった。出張先で空いた時間を利用して美術館に足を運び、その地方の安くておいしいものを探して食べた。インターネットもスマホもないころに、いろんなルートで情報を収集していた。「今年は寿司」と決めると出張先では寿司ばかりを食べ、勝手に「全国おいしい寿司の県ランキング」などを作っていた。「ラーメン」の年もあれば「蕎麦」のときもあった。とにかく、あちこちへ足を運んだ。地元の人とできるだけ多くの言葉を交わした。楽しい思い出でもあり、それが財産になった。◆その都市の美人度を探るのには駅前の大きなデパートの化粧品売り場へ行くのが一番だった。デパートの化粧品売り場は1階にあることが多い。あの頃は、デパートの化粧品売り場のオネーサンとJAL・ANAのスチュワーデスさんはきれいな人が多かった。バブルが崩壊しJAL・ANAから美人スッチーは減ったがデパートの化粧品売り場はまだ頑張っていた。と、思っていた。それが・・・◆先日、銀座通りを歩いていると小雨が降ってきた。地下鉄駅に向かっていた私は雨を避けるため松屋デパートに入った。デパートを通り抜けして銀座駅に向かおうと思った。松屋1階の化粧品売り場は非常に広く明るい。店員は洗練されてみな美人であった・・はずだった。いや、そうではなくなっていた。JAL・ANA現象が起きていた。数年前と比べると確実に美人が減った。「どうしたことだ?」疑問に思った。「化粧品業界は不況なのか?」歩く速度を落とし、観察し、すぐに答えを得た。◆急増するインバウンド客に備え、それ用の店員が増えたのだ。化粧品売り場店員としての採用基準が変わってきたのだろう。中国や韓国やタイ出身の女性もいるのだろう。◆環境変化に臨機応変に行動する。JAL・ANAやデパートから美人が減ったのは寂しいが、「キレイ」というだけで仕事が与えられていた時代の方がおかしい。◆いろんなところに足を運び、きょろきょろと眺めていると、新しい発見や発想が生まれてくるものだ。人と話すことを嫌い、コンビニ弁当ばかり食べ、下を向いて歩き、スマホを眺めてばかりいたのでは楽しい情報は届かないし柔らかい発想も生まれない。

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2024年04月24日 ボスの
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  • 午前Vポートに関する研究
  • 午後読書
  • 夕方銀座徘徊
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