◎2019年10月04日 ---- ボス ◎
- まとまらなくては!
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私は金融アナリストの言葉は信じない。これまで何度騙されたか知れない。「日本の株はまだまだ上がります」と言い続けたインチキアナリストHを信じていったい何人が破産したことだろう。アナリストたちは自分が言ったことに責任を待たない。競馬の予想屋と同じ。適当な理論を見つけては「必ずそうなる」とデマを飛ばす。それでいて回りから「先生、先生」と呼ばれる。バカみたい◆そもそも私は経済学という学問を疑っている。「円高に進む」という学者がいれば「いえいえ、円安でしょう」という学者もいる。こんなのは学問じゃない。◆そんな中で私がただ一人「この人の話は信用できるな」と思う方がいる。デービッド・アドキンソンさん。彼は正確には金融アナリストではなく経営者。幅広い知識と深い日本への愛情を持つ彼の提言は「なるほど、そうだったな」と思わせてくれることが多い。昨日読んだ彼の文章は「なぜ日本の労働生産性は低いのか」を説明していた。答えは「中小企業保護」にあった。アメリカは大企業に勤めるものが50%なのに対し我が国では20%程度なのだと言う。我が国では中小企業でいると様々なメリットもあるから、会社は敢えて大きくならないことも多いという。◆「確かに、そうだな」私は素直に納得した。我がヘリコプター業界。ドイツでは60機のドクターヘリをADAC という会社1社で飛ばしているのに我が国のドクターヘリは53機を13の会社で飛ばしている。全く効率的ではない。これでは事故も起こる。なんとかしなければ、と私は一人あがいているのだが他人事のように感じている当事者が多い。情けない我が国のヘリ業界。
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