◎2020年04月09日 ---- ボス ◎
- 交通事故とコロナ禍
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1948年に4,000人だった我が国の交通事故による死者数が54年には6,000人になり58年には8,000人、62年には12,000人になった。二次曲線的に増えていた。「なんとかしなければ・・・」多くの政治家や役人が悩んだ。マスコミも「なんとかしなければ」と訴えた。日本中の交通機関をストップすれば年間1万人以上の命が救えることは間違いない。それでも誰も「クルマを止めろ!」とは言わなかった。言ったのかもしれないがそんなことは歴史に残っていない。◆コロナウィルスですでに100人近くが亡くなった。まだまだ増える勢いである。政府は緊急事態宣言を出した。テレビの評論家やマスコミはこぞって「遅すぎる!」と批判する。「人の命が最も大切でしょ!僕は正論を言っているだけですよ。遅すぎますよ!」と喚くコメンテーター。観ちゃいられない。◆「はいはい、あなたの言っているのは正論ですね。あなたが総理になったらすぐに日本中の交通機関を止めちゃうんでしょうね?年間、数千人の命が救えるのですからね」と安倍さんは言い返したいことだろう。かわいそう。安倍さん、政治家(特に与党)の皆さん、官僚の皆さま、医療従事者の方々、本当にお疲れ様です。ありがとうございます。
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