◎2020年06月02日 ---- ボス ◎
- 当社顧問 Mさんが退職されて
-
昭和時代の青春学園ドラマは設定が決まっていた。登場人物は「やんちゃな学生たち」「熱血教師」「マドンナ先生」「厳しい教頭」「優しい校長」。学生たちに対して教頭が厳しく接する。熱血教師はマドンナ先生と組んで、学生たちを応援する。教頭はいつも憎まれ役。◆我が社を設立して約25年。10年前まで私は「厳しい教頭」役と「優しい校長」役を演じ続けていた。10年前、一人二役に疲れ切っていた頃、我が社に顧問としてMさんが入って来てくれた。Mさんは私に大変気を使ってくれた。疲れている私に対してMさんは「『厳しい教頭』の役は私が演じます。社長はどうぞ本来の『優しい社長』役に徹してください」と言ってくれた。有言実行、それ以来Mさんは「やんちゃな若い社員」に厳しく接してくれた。もちろん愛情を持って。◆そのMさんがコロナ禍の最中、三月末で退職された。コロナのために「お別れ会」もできなかった。Mさんが抜けて2か月経った。私はまた「厳しい教頭」と「優しい校長」の一人二役を演じなければならなくなった。Mさんに変わって「厳しい教頭」役をできる者が我が社にはいないようだ。「やんちゃな学生」は相変わらずやんちゃ。私は少々、いやかなり疲れている。◆Mさんのありがたみをつくづく感じている。Mさん、ありがとうございました。コロナ禍がひと段落しましたら必ず「お別れ会」開きますからね。
- コメント (0)