2020年07月21日 ---- ボス

松本悦子さん

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佐伯鶴城高校の2年生になった最初の実力考査、私は学年で1位になった。◆その当時、試験が終わり採点が済むと教師は成績上位者を巻き紙に墨書し廊下に張り出していた。見物人は多い。英数国3教科の成績優秀者が発表されるのだが私は2教科で1位、英語のみ2位だった。高校時代に総合成績1位になったのはこのときだけ。2年生の1学期をピークに私の成績は下降を始めた◆1年生から2年生に上がるとき、実は猛勉強をした。なぜか。中学校時代1学年下にいた私のマドンナ、松本悦子さんにアピールしたかった。淡く切ない恋心。◆時々、松本さんと話をする機会はあったがその時私はいつも緊張した。自分を実態の数倍も良く見せようと背伸びした。気取った。私は劣等感の塊になった。◆大学に行き、社会人になった。社会人になった私はいつも松本悦子さんを意識していた。いま突然、松本さんが目の前に現れても大丈夫か。恥ずかしくないか。高校2年生になったばかりの頃のように、松本さんにアピールしようと頑張っていた。◆今はニューヨークに住んでいると噂で聞いた。オリンピックがあったなら彼女も東京に来たかもしれないのになあ。ばったりその辺で会ったかもしれないなあ。会ってももう気付かないかもしれないなあ。いろんなことを考える。◆今でも年に1回は松本悦子さんが夢に出てくる。

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2020年08月05日 ボスの
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