◎2020年09月25日 ---- ボス ◎
- 休養と教養
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我が国で最初に完全週休二日制を導入したのは松下電器産業(現パナソニック)。その時、オーナーの松下幸之助さんは「一日は休養に、もう一日は教養にあてていただきたい」と言ったのは有名な話。◆松下さんが言った「教養」とは仕事に関する勉強はもちろん美術鑑賞でも映画鑑賞でも読書でも、およそ知的好奇心を刺激するものならすべてその「教養」に含まれるのであろうと私は理解している。偉そうに言ってしまえば私は松下翁のその教えを忠実に実践してきた。「休養」と「教養」はどちらも私を豊かにしてくれた。だから若い方にも松下翁の言葉を伝えたい。実践してもらいたい。ところが・・・◆「馬の耳に念仏」。私がいくら言っても残念ながら「休日はオレの権利。自由に使う」という考えの者ばかりになってきたようだ。「自由」はよい事、「権利の主張」も悪くない。だが、社会に出た若者が「教養」を身に付けようと努力しない企業や国は間違いなく衰退する。我が国も、そして我が会社もその方向に向かっているようで怖い。
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