◎2022年01月11日 ---- ボス ◎
- カントリーミュージック存続の危機
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ジャズやフォークと並んでカントリーミュージックも私の大好きな音楽のジャンル。数年前、カントリーミュージックの聖地ナッシュビルに出張した折には連日寝ることを惜しんで一人、ライブハウスをはしごした。最高の思い出。さて、その私が愛するカントリーミュージックがコロナ禍によって、我が国では存続の危機を迎えているという話。◆コロナ禍以前からカントリーミュージックは衰退していた。私が社会人になったころ、東京にはまだ多くのカントリーミュージックのためのライブハウスがあった。社会人一年目の私にとっては少々高額であったため、気楽にちょくちょく訪れるわけにはいかなかったが、一緒に飲みに行った友人たちが二軒目にピンサロに行くという誘いを断って一人カントリーを聴きに行ったりしていた。(かっこいい!) 残念ながらそれらのライブハウスはすべて潰れた。◆そのただでさえ落ち目のカントリーミュージックがコロナの影響でさらに苦しくなっているという。状況はこうだ。これまで我が国でカントリーミュージックを始める人の多くは大学でスタートしていた。高校までは吹奏楽部にいたような音楽好きの若者が大学入学時にカントリーミュージックのサークルに勧誘されて入るというパターンが多かった。ところがコロナ禍でリモート授業などが増え、大学のサークルの勧誘ができなくなった。野球や柔道やテニスなどは中学高校の部活でやっていた連中がみずから大学のサークルの門をたたく。ところがカントリーミュージックなんぞを高校時代にやっていた者などいない。入学式直後の勧誘によってカントリーミュージックに初めて触れあった連中が多かったのに、コロナでそれができなくなり、結果、各大学のカントリーミュージックサークルは存亡の機になったということ。◆なんとか頑張ってこの魅力的な音楽を我が国でも気軽に聴けるようになってもらいたいと願っている。
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