2022年05月10日 ---- ボス

「優しさ」「無関心」が命取りに

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30名近い死者行方不明者を出すこととなった知床の観光船沈没事故は人災である。船長の罪も大きいがこの運航会社の社長の責任も大きいことは明らか。ネットでは「なぜ逮捕しないんだ?」などとの声も聞かれる◆船長と社長が悪いだけではない。近隣の同業者は「あの会社はダメだ」「安全管理ができていなくて危険だ」との意識を持っていた。「あの会社は危険だな」との意識を持っていた者が多くいたのになぜこの大事故を防げなかった?◆へんな「優しさ」なのか「無関心」なのか「想像力の欠如」なのか?これだけの大災害を引き起こしておきながらインタビューを受ける近隣同業者は「オレは注意したんだよ」などと言っている。当日船長に「今日は出ちゃダメだよ」と言った者もいた。◆みんな他人事。結果的に多くの観光客の命を奪うことになったのに。「オレがもっと強く注意していれば良かったなあ」とか「役所にチクるべきだった」などとの反省の言葉は近隣同業者から聞こえてこない。私はこの近隣同業者に対して「あなた方がもっと厳しくこの船長と社長に接していればこの悲惨な事故は起こらなかったんじゃないですか?」と聞きたい。彼らの妙な「優しさ」と「無関心」が船長と社長を許し、その結果多くの命が失われた。船長と社長を犯罪者にしてしまった。◆さらにその結果、このゴールデンウィークに遊覧船に乗る観光客は激減した。「あなたたちの無関心が、結局自分にもかえってきたのですね」と言いたい◆わがヘリコプター業界にも似たムードがある。明らかな違法運航や「白タク」まがいの運航がなされていてもそれを注意したり役所にチクったりする人はいない。役所も役所で、事故が起こるまではみずから動こうとはしない。◆「自分に厳しい」のは良いことだが「人様に厳しい」ことを善としないこの国の島国根性が遠因かもしれないが、お客様と観光事業の発展のためにも「人様にも厳しい」目を光らせ、そう接することが重要だと私はあちこちで叫んでいるが、残念ながらヘリコプター業界ではそんな私が変人にみられているようだ。

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2024年12月20日 ボスの
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  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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