2022年06月22日 ---- ボス

衆愚政治

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党首討論を聞いていて野党の無責任な発言に怖さを覚えた。私には「国債をバンバン発行してカネを作りばら撒け」と言っているように聞こえた。◆野党各党が一致しているのが「消費税の減税」あるいは「消費税の撤廃」。「アホかっ!無責任にも程がある!」私はテレビに向かって声をあげた。なんでこの国の政治家はこんなにも知恵がないのだ?◆「消費税を下げろ!」と言うのは「弱者の味方」的で聞こえはいい。彼らは「弱者の味方」を演じるだけでなく「消費税を下げたら景気が良くなる」などととんでもないウソをつく。学者や政治家は適当なことを言う。命をかけず、目先の票が欲しいだけで適当なことを言う。外れてしまっても誰も責任をとらないくせに。◆私は、命がけで「経営」を30年間続けてきた者として自信を持って発言する。「消費税を下げても売り上げは伸びません」と。例えば明日から三越・高島屋・伊勢丹・松屋がすべての賞品を2%値引きします、と言ったら売り上げが伸びるのか?一時的には伸びるかもしれないが、すぐにもとに戻る。売り上げは2%下がるだけ。◆「バーゲン」というのは期間があるから売り上げが伸びる。あるいは販売個数が限られているから売り上げが伸びる。「これから先ずっとバーゲンです」では売り上げは上がらない。◆消費税を下げてみて「あっ、失敗でしたね。確かにキノシタさんが言うように一時的なものでしたね。ごめんなさい」では済まされない。税を一度下げてしまったら、上げること、元に戻すことは100倍ものコストを要する。絶対に消費税を下げてはだめだ◆野党の党首たちも「絶対に消費税は下がらない。下げられない」ということは分かっていて、目先の票欲しさ、人気欲しさのために、「消費税を下げたら売り上げが伸び景気が良くなる」などとデタラメを言っているのだろう。私は衆愚政治を恐れる。◆会社経営において「次期社長は、社員の投票で選びましょう」となったら「社員の給与を倍にします。その方が社員のやる気が出てきっと会社の売り上げも伸びるのです」などと言って立候補する者が出てくる。状況によっては彼が当選する。実際に2年間は給与が倍になる。3年目には倒産する。明らかだ。◆日本国はそのような衆愚政治だけは許してはならない。

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