◎2022年07月29日 ---- ボス ◎
- 建築・衣服 もっとオシャレに!
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ただ一社、「森ビル」さんだけが頑張ってくれた。「愛宕ヒルズ」(2001年)「元麻布ヒルズ」(2002年)「六本木ヒルズ」(2003年)と特徴のある素晴らしいデザインのビルを建築してくれた。ところが我が国のバブル経済の崩壊を受け、その後は、森ビルさんですらデザインに気とカネを配る元気がなくなってしまったのだろう。この20年間、東京のビルはほぼすべてが「大きなマッチ箱」のような形状。ヨーロッパや中東とは比べ物にならない地味なビルばかりが建てられた。気付くと、デザインにおいては中国、韓国、台湾、シンガポールなどアジアの諸国にも大きく水をあけれてしまっている。日本のデベロパーさん、恥ずかしくないですか?◆大手の建築事務所に勤める友人たちにこの話をすると彼らは決まって「日本は地震があるから、厳しい耐震性能を求められるんですよ」などと訳の分からないことを言って逃げようとする。耐震性能が厳しいとデザインは手抜きしなければならない理由などない。20年前には六本木ヒルズを建てられたのだ。◆要するにカネを出してビルを建てるほうも、その設計を任されたほうも、「美」に対する意欲、情熱がないのだろう。いや設計会社やデベロッパーがダメなだけではない。日本人、一人一人が「美」「デザイン」に無頓着になってしまったようだ。◆一人一人が「美」とか「デザイン」に興味を持つようになれば我が国はきっと復活する、と私は信じている。もっとみんなで「美」に興味を持ちましょうよ。少しオシャレを楽しみましょうよ。「キレイな外見には健全な精神が宿る」と思いますよ。
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