- 恩送り
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来週68回目の誕生日。「後期高齢者」と呼ばれるまでにはまだ少し余裕はあるが、それでも人生の最終盤に入ったとの自覚はある。経営者もあと数年で卒業することを決め、今は卒業に向かっての準備を進めている◆卒業の準備をしていると改めてここまで多くの方々に支えられてきたことに気付く。そしてまた恩ある方々に恩返しができないままであることに気付く。恩ある方々、つまり私が恩返しをしたい多くの方々がすでに鬼籍に入られた。恩返しできないことが寂しいし申し訳ない◆先日、そのような話をある方にしていたら素晴らしい言葉を教えてくれた。「キノシタさん『恩送り』って言葉を知っていますか?人は誰でも多くの方にお世話になって成長しますよね。でもなかなか『恩返し』は難しい。それでいいんですよ。キノシタさんが『恩返しをしたいけどできないな』と思うだけで十分なんですよ。もちろん実際に恩返しを表せる方にはそうしたほうがいい。でも実際には『恩返し』ができないことのほうが圧倒的に多いですよね。ほとんどの方は自分の父母に十分な恩返しができていないこと悔みます。しようがないのです。そこで『恩送り』なのですよ。恩なんて返してもらえることの方が稀なんです。恩返しできないときは、その分をどなたか他の人に優しくすることです。恩は返すものではなく、次の人に送るもの、繋ぐものなのですよ。◆こう言われて楽になった。素晴らしい言葉『恩送り』
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◎2025年06月02日 ---- 未分類 ◎
- 流れに任せるのもいいかも
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かわいい高校の後輩から相談を受けた。大分県に帰って民間出身校長(民間人校長)にチャレンジしようと準備をしてきたのに突然、来年度は採用がないとの報告を受けてガッカリしていた。◆私はlineで以下のアドバイスをした。そのまま書く。◆麻雀をやっていると「流れ」があることに気づきます。「潮目」と言った方が分かりやすいかも。自分の意志ではどうにもならないこと。多分、人生も同じです。 若い頃は、明らかに潮目が変わったことに気付いてもそれに抗って「努力は必ず報われる」と信じて頑張ることもできました。 ある程度の年齢になって思ったのは「流れに任せる」こともいい、ということ。麻雀でも悪い配牌(最初に配られる牌)が続くことがあります。その時には無理にアガリを目指すのではなく、とにかく振り込まないようにじっとしておくことです。 そのうち「潮目」が変わります。追い風になったら「勝ち」を狙いに頑張ります。 人生も似たようなものと思います。 攻撃もあれば防御もある。そして神様仏様に身を任せてみる(つまりじっとしている)のも悪くないと思います。 まずは冷静に、無理のない生き方を目指しましょう。 ◆私も老人となって、やっとこのようなアドバイスができるようになった。「頑張れ、頑張れ!」だけがアドバイスではないのだと気づいた。
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- 残業するな、と言っておいて・・
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数年前まで「残業するな」との指導が厳しかった。わが社でも残業をする者がかなり少なくなった。残業できないならその分社員は増やさざるを得ない。社員数は増えた。そこまでなら納得する。ところが今度はいろいろなところから「副業しましょう」との声が聞こえてくるようになった。「残業はダメ」と言っておいて「副業はいいよ」ってどういうこと?おかしくないか?
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