◎2022年10月24日 ---- ボス ◎
- 見栄をはるな!
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剣道5段の達人は、高校生が素振りをしているのを見ただけで「2段だろう」「3級くらいかな」などとだいたい当てられる。逆に剣道初心者は3級の選手も初段の選手も5段の達人も素振りを見ただけでは分からない。◆50万円のスーツを着ている人は他人が着ているスーツを見て「30万円くらいだな」「5万円くらいかな」などと見極める。違いが分かる。逆に3万円のスーツを着ている人は他人が5万円のスーツを着ているのか30万円を着ているのか違いが分からない。◆仕事も一緒。仕事ができる人は、少し話してみたら相手がどの程度の仕事ができるのかが分かる。逆に仕事ができない人は相手がどの程度の上級者なのかが分からない。分からないから自分を大きく見せようとする人が多い◆3万円のスーツを着ている人が50万円のスーツを着ている人に向かって「このスーツは10万円したよ」と言っても「うそつけ!」と言われる。剣道3級の者が5段の達人に向かって「私は高校生の時に初段でした。最近は身体がなまってしまって・・」などと言っても「うそつけ!」と言われる。仕事も同じ。知識や能力がない者が背伸びをして「できるフリ」しても上級者にはすぐにバレる。◆成長しようと努力することは必要だが、自分を実力以上に賢くみせようなどと見栄をはることはない。それよりも、自分の実力を正直に相手に伝え、相手から協力してもらいながら成長することの方がプラスになる。自分の弱さを認め、さらけ出し、克服しようと努力することが成長への近道だ。◆賢く見せようと見栄をはることはない。
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