◎2023年07月18日 ---- ボス ◎
- 懐メロ
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高校生の頃、母がテレビで懐メロ番組を楽しんでいた。20年くらい前に流行った曲だった。つまり私が産まれる5年くらい前の曲。東海林太郎、三橋美智也、春日八郎などが歌うのを母は嬉しそうに懐かしんでいた。当然、それらの曲が流行ったころはまだテレビなどない。母はラジオでそれらの流行歌を聞いていたのだろう。当時の私にとって20年前は大昔と同じ、白黒の世界。モノクロームであった。色を付けて欲しかった。◆66歳になった私はいま、40年前、50年前の懐メロを楽しく聴いている。昨日もテレ東でやっていた。◆不思議なのは高校生の私にとって20年前は「モノクロ世界の大昔」の感覚であったのに対し、最近の若者にとっては40年前の曲、例えばサザンの「勝手にシンドバッド」やピンクレディの「UFO」あるいは沢田研二の「TOKIO」などは決してモノクロではないようなのだ。◆流行った時期よりも曲調やアレンジ、或いは振り付けなどの方が懐メロに与える影響が大きいようだ。
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