◎2023年07月28日 ---- ボス ◎
- 企業経営で最も大切なのは「道徳観」
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ニュースで連日報道されている「ビッグモーター」の卑劣なやり口に強い怒りを感じている。中でも街路樹を枯らせることを平気で、会社として組織的にやっているようで、これには本当に驚いた。「街路樹があっては店の看板が見えにくい」というのが樹木を枯らせた目的なのだろう。だがさすがにそうは言えず「雑草を生えないようにしようと思って除草剤を蒔いた。結果的に樹木が枯れた」と言い逃れをするのだろう。トップから現場まで腐りきった会社だ。◆損保ジャパンもおかしい。損保会社は保険対象のデータの蓄積から統計的に分析をするのが仕事。クルマ1台当たりの保険金請求額は、他の自動車修理工場より「ビッグモーター」からの方が間違いなく高くなっていたであろう。損保会社として気付かぬはずがない。気付かぬとすれば損保ジャパンも信用できないおかしな会社になる。もし「クルマ1台当たりの修理費用はビッグモーターも他の自動車修理工場もほとんど一緒でした」というのであれば、それは他の自動車修理工場もビッグモーターと似たような、キズを酷くしてから修理することをやっていたということになる。◆私は企業経営において最も重要なことが「道徳観」だと思っている。人様から後ろ指をさされるようなことをしてカネを儲けてもきっといずれは破綻する。「天網恢恢疎にして漏らさず」昔の人は良い言葉を残している。
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