◎2024年06月11日 ---- ボス ◎
- 給料は4%、物価は5%上昇したら・・。
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「給料が4%上がって喜んでいたら、なんと物価は5%上がっていた。実質は給料が1%下がったということだ」とラジオで誰かがしゃべっていた。それを聴いていた多くの人は「そうだな!」と思う。ラジオのパーソナリティーも「そうだ、そうだ」と言っていた。「状況は人によって違うのだ」ということにラジオのリスナーは誰も気づかなかった。◆「状況は人によって異なる」ということを例を挙げて説明しよう。◆給料が月額50万円でその50万円すべて生活費に使っている人にとっては給与が4%増えると52万円になり支出は5%増えると52万5千円になるから5千円の赤字となる。確かに「実質は給料が1%下がった」という感覚になるだろう。◆ところが同じ給料が50万円の人で生活費を30万円、残りの20万円を貯蓄や投資に回している人は違う。給料は4%上がり52万円になり、生活費は5%増えて31万5千円になるのだから貯蓄や投資に回せるカネが5千円増えるのだ。◆難しい算数ではないが残念ながら「理解できない人」「理解しようと考えない人」が多い。「考えない人」が多いから貧富の差が大きくなる◆「給料が4%増え、物価が5%上がる」ことは金持ち(余裕のある人)にとってはありがたい事であり、貧しい人(多くの国民)にとっては腹が立つべきことなのだ。◆こうして我が国でも貧富の差がますます広がっていく。
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