2011年10月31日 ---- 天吾

確率論(1)

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経営者にとって最も重要な学問の一つが「確率」である、と思っています。確率を論じるだけの知識、センスがなければ残念ながら立派な経営者にはなれないでしょう。小さな会社、特殊な会社であれば経営者の「勘」だけでもなんとかなるのですが、成長していくには「確率論」の基礎知識がなければ無理でしょう。

プロ野球の日本シリーズに向けてセ・パそれぞれクライマックスシリーズが始まっています。さて、日本シリーズ。先に4勝した方が優勝です。シリーズ前にはテレビのスポーツ番組では必ず評論家に「何勝何敗でどちらでしょうか」という質問をする。そして「いずれにしても混戦。4勝3敗で決着するように思います」との答えが多いようです。・・・詳しい確率はここでは省略しますが「4勝3敗」になる確率も「4勝2敗」で決着する確率も同じなのです。(前提条件として「双方の実力が互角」「心理的要素は含まない」)   「4勝3敗」であろうと「4勝2敗」であろうと必ず「3勝2敗」という時点を通過します。この「3勝2敗」で3勝がA,2勝がBとしましょう。次の試合でAが勝てば「4勝2敗」、Bが勝てば「4勝3敗」の結果になるのです。・・・分かります?5分考えてもこれが理解できないようですとあなたは経営者には向いていません。

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