◎2011年11月10日 ---- 天吾 ◎
- 貧富の差
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増税です。私は常々「増税するなら相続税率アップを最優先すべき」と主張しています。ところがなぜかいつも「金持ちから多く徴収すべき」となってしまいます。増税を言うときの「金持ち」は本当の金持ちではありません。「多く稼いでいる人」を金持ちと言い、「多く持っているがあまり稼いでいない人」のことは金持ちと呼ばず、手厚く保護するのです。
大企業の重役でも年収3000万円を超えている方は非情に少ないでしょう。恐らく年収3000万円のサラリーマンは0.01%程度でしかないでしょう。年収3000万円と言っても彼の手取りはせいぜい1500万円程度。使う金も多いでしょう。10年かかっても1億円を貯めるのは難しい。10年間も年収3000万円を維持できる者はもっと少ない。・・・私が今、言っているのは企業勤めでどんなに頑張っても、どんなに有能でも、なかなか1億円を貯めることはできない仕組みなっているということ。でも、不思議なのはマンション販売のチラシを見ると1億円超の物件はザラにある。誰が買うの?
1億円以上の物件を買う者の多くは「父の持っていた農地が運良く高速道路にかかってくれて・・」などと言う者。まさに不労所得。・・カネ持ちの子供に生まれたなら成人するまでに随分と良い経験もしたであろう。いい大学にも進んだであろう。いい会社にも入ったでしょう。それでいいのではないですか。さらに親の遺産を全部持っていく必要があるのか私には理解できません。?「子孫に美田を残さず」がいいのでは、とつくづく思うのですが・・・? - コメント (0)