◎2012年05月21日 ---- サイトからのお知らせ ◎
- 住民投票
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鳥取市で市庁舎の建て替えをめぐって住民投票が行われた。「移転新築」か「耐震改修工事」かを争うもの。案の定、「耐震改修」派が勝った。「耐震改修派」の意見の集約は「もったいない」というもの。◆詳しくは知らない。ただ、土木・建築にかかわるプロとして直感的には「おそらく『移転新築』の方が『改修工事』より結果的に安くあがっただろうに・・・」と思う。問題の庁舎は1964年に建てられた本庁舎と68年建築の第2庁舎を含む。まもなく建築50年の老朽建築。これらの耐震補強工事は専門的で地元業者ではできない。配管や電気も新しいものに取り換えるのだろうがこれらを古いものと接続すれば長くはもたない。おそらく高いカネをかけて少々延命しても5年程度でまた「新築移転」の必要が出てくるのであろう。◆専門家でないものが一部の知識と感情のみで住民投票に持っていく今のこの国の行政のあり方が心配でならない。ダイナミズム溢れる政治家は不要となり家庭の主婦的な発想のみが通るのであれば国の発展はない。◆お叱りを覚悟で敢えて書く。選挙制度をそろそろ見直し選挙権を20歳以上の誰にでも与えるのは止めにする時期が来た。
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