◎2013年12月17日 ---- ボス ◎
- 大人のマナー
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昨日夕方、会社の近所で偶然T君を見かけた。小・中・高校までの同級生。仲良しだった。◆彼は東京の大学を卒業した後、小さな広告代理店で働いている。何種類か、うちの会社のパンフレット作成をお願いしたこともある。なかなか良い仕事をしてくれた。だが最近は仕事をお願いしていなかった。◆「ここで偶然会ったのも何かの縁。次のパンフ作成は彼にお願いしよう。」と思った。足早に歩くT君を追いかけた。彼は煙草を吸いながら歩いていた。私がもう少しで追いつきそうなところで彼は煙草を路上に放り投げた。すぐに私が声をかけた。Tちゃん!。彼は一瞬ビックリしたようだがすぐに嬉しそうな顔になった。「おう、モトミ君、久しぶり!」 友達は楽しい。友達は素晴らしい。◆「久しぶり!」とだけ応え、すぐに「歩きながら煙草を吸ったらいけんやろ。その煙草をポイ捨てするのはもっと悪いやろ」と笑顔できつく注意した。彼はバツの悪そうな顔をして「そうやな、マナー違反やな。わりいわりい。」と頭をかいた。イタズラ小僧だった小学生の頃と同じ顔だった。懐かしい。◆道徳観の無いことを注意してあげるのが友達。親しい友達と言えども道徳観の無い者に仕事は任せられない。結局、私は次のパンフレット作成の話をこの幼馴染のT君にしなかった。煙草のポイ捨てでT君は一つ仕事を逃してしまった。
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