2015年09月14日 ---- ボス

飲酒・喫煙年齢

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自民党の特命委員会が、法的に飲酒と喫煙が許される年齢を現行の20歳から18歳へ引き下げることを検討している。公職選挙法の投票年齢を18歳に引き下げたことがきっかけであることは間違いない。それに対し朝日新聞が社説で「引き下げ反対」を表明した。飲酒と喫煙を若年化させるメリットはない、と主張する。「酒たばこは始める時期が早いほど依存が高まるといわれる。がん予防のため、分煙化を進め、たばこ消費を抑えようという社会の流れとも逆行する」と言う◆一昨日、ゴルフ帰りのクルマでラジオを聞いていた。辛坊治郎さんがこの朝日の社説に噛みついた。「飲酒喫煙年齢を引き下げたところで18歳がみんな煙草を吸い始めるわけじゃないんだよ!」とかます。極めつけは次の言葉。「偉そうに、朝日の記者は!じゃあ聞くけどこの社説を誰が書いたのか知らないが、あんたは18歳19歳のときに酒を飲んだことがないのかね。きっと飲んでるだろう。自分は18歳から飲んでいたけど今の19歳は飲んじゃダメだ、という根拠などないじゃないか!」◆いつも辛坊さんの話は小気味いい。私は辛坊ファンの一人。「さすが!辛坊さん」 膝を打った。◆話は違うが、私は選挙の投票年齢の引き下げに関しては「反対」であった。この欄でも何度か書いた。もちろん今でも「引き下げるべきではなかった」と信じている。ところが朝日をはじめすべての新聞、すべての政治家は私と反対であった。結果的に満場一致で投票年齢は18歳に引き下げられた。残念!・・・一方、私は法で定めるだけの飲酒喫煙年齢など18歳でも20歳でもどうでもいい。「好きにしてください」と言いたい。だが「おりこうさん」ぶっている朝日新聞の頭でっかち記者への辛坊さんの痛快な批判に関してはもちろん辛坊さんに軍配をあげた。「辛坊さんの勝ち! 朝日の負け!」というわけだ。◆話はここで終わらない。続きを私は考えた。「もしオレが社説を書いた朝日の記者だったら、辛坊さんになんと反論するだろう」・・・・そして思いついた。「辛坊さん、じゃあ、あなたは『高速道路の速度制限を現状の100キロから120キロに変更しよう』と自民党が言いだしたら賛成するのか? もし誰かが 『安全を考えて反対』と主張したときに『オマエは速度制限をオーバーして走ったことは一度もないのか?』と言われたらどうでしょう?  『自分は速度オーバーしておきながら反対するのか!』と言われたらどうでしょう?」 ・・・・うーん、確かにこの反論は成立する。厳しい。◆私は車の中で『一人ディベート』を楽しんでいた。特に若い人へはこんな『一人ディベート』を勧めたい。



 
 
 酒たばこは始める時期が早いほど依存が高まるといわれる。がん予防のため、分煙化を進め、たばこ消費を抑えようという社会の流れとも逆行する。

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