2024年10月14日 ---- ボス

滑舌が悪い

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滑舌が悪い。◆先日、西麻布の焼肉屋で会食があった。予定時刻より少し早く店に着いた私は個室へ通された。「キノシタ様、皆様がお揃いになるまでに何かお飲み物をお出ししましょうか?」と女性店員に丁寧に尋ねられた。私は少し躊躇した後「うーん、我慢しよう」と笑顔で答えた。◆その2分後、個室がノックされた。先ほどの女性店員が「お待たせしました」と言いながら笑顔でグラスビールを私の前に置いた。彼女は他の部屋と間違えたのかな、と思って「えっ?違うんじゃない?」と言うと彼女はびっくりしていた。◆「あれっ?何て聞こえたの?」と私が聞くと彼女は「確か、『ナマにします』とおっしゃってたと・・・」と言う。私は少し嬉しくなった。申し訳なく思った。「そっか、ありがとう。これ頂くよ」と言ってそのビールを飲んだ。彼女は「キノシタさん、さっき何ておっしゃったんですか?」と聞く。「ごめん、ごめん。オレ、滑舌悪いからよく迷惑をかけてしまうんだ。さっきは『うーん、我慢しよう』って答えたけど『うーん、ナマにしよう』って聞こえたんだよね?」と言った。◆彼女は慌てて「いえ、私が耳が悪いんです。確認すればよかったのです」と詫び出したが、私にすれば飲みたかったビールが飲め、客先との話題作りにもなった。我慢せずに楽しい時間を過ごすことができた。それにしても滑舌が悪い。大分県人には滑舌が悪い人が多いように感じている。

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2024年10月10日 ---- ボス

「どうしましょうか?」なんて会議じゃない!

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私がこの会社を作って30年近くなる。ワンマン社長でやって来た。数年前から、引退後のイメージに向けて舵を切っている。◆これまでなら私が「右だ!」と言えばみんなが右を向いた。引退に向けて、私は声を出さないようにした。各セクションに責任者を置き、彼らに任せてみようと試みている。ところが・・。◆考えて、考えて、考える人間がいない。会議を覗くと司会者が「この問題をどうしましょうか?」などと尋ねている。私は我慢の限界を超えてつい大声を出す。「『どうしましょうか?』なんてことを司会者が聞くような会議はするな!責任者は考えて、考えて、考えて原案を示せ。司会者が言うのは『どうしましょうか?』ではなくて『これでいいですか?』とか『この案に対して何か意見はありますか?』ということだ!」◆リーダーシップの取れない性格の者が責任者になると「どうしましょうか?」が増え、船はすぐに丘に登っていく。

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2024年10月09日 ---- ボス

流星

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私と同世代(少し年長も含む)の天才と言えば、江川卓、吉田拓郎、井上陽水、桑田佳祐、荒井由美、原辰徳、千代の富士・・・・・・。なかでも私にとっては吉田拓郎のインパクトが大きかった。◆昨夜、彼の歌「流星」がラジオから流れてきた。1979年、私が22歳のころの曲だから。いとしのエリー(サザンオールスターズ)・チャンピオン(アリス)・舟唄(八代亜紀)が流行っていた頃だ。その当時、私はこの「流星」を繰り返し聞くこともなかったし、レコードも持っていなかった。◆あれから45年経った。ラジオから流れてきた「流星」は改めて魅力的な曲であった。涙が出て出てきた。ひょっとすると私と同様に感動して涙を流している方がいるかもしれない。どこか切ないメロディーが素敵。拓郎さんの歌詞は今の表現では「エモい」となるのだろうか。その歌詞を書く。私と同じ感情を抱く方がきっといることだろう。◆

たとえば僕が まちがっていても 正直だった 悲しさがあるから ・・・流れていく 静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では 何を待てばいい ・・・流れていく    たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き               夢はまぶしく 木漏れ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく              君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか

◆たまには懐かしのフォークソングを聴いてみるのもいいですよ。

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2024年10月08日 ---- ボス

官僚がモノを言えない時代

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知的な高級官僚が自分の考えを発言できない世の中になった。その第一の原因は政治家であるし、第二の原因はマスコミであろう。◆政治家の多くは財務省は省益しか考えない無能な集団だと決めつける。自分の方が無能であることに気付いていない。自分が選挙に当選するために「財務省がダメだ」とか「増税しません」などと言い続ける。◆マスコミはマスコミで検察が控訴している裁判も「無罪であることは明らかだ。検察は意地とかメンツのためだけに戦っている」などと決めつける。高級官僚の検察はマスコミに向かって多くは語らないし語れない。◆『異次元緩和の罪と罰』(講談社現代新書・山本謙三著)と言う話題の本を昨夜読み始めた。これまで私が経営者として本能的に「これおかしいんじゃないの?大丈夫なのか?」と感じていたまさにそのことを山本謙三氏が分かりやすく(と言ってもかなり難しいが)解説してくれている。◆物事を見るにあたって、常に反対側からも見る癖をつける必要性を改めて強く感じている。

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2025年01月07日 ボスの
スケジュール
  • 午前接客(来客多数)
  • 午後事業計画チェック
  • 夕方西麻布某所で会食
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