◎2017年12月28日 ---- ボス ◎
- 時がたつのは
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私の高校生時代は大分県佐伯市の実家で母と二人で生活していた。母は特別養護老人ホームの保母をしていたため夜勤が多く、そのため私は一人で過ごす夜も多く、ある意味自由を謳歌していた。自由を謳歌すると成績はズルズルと下がっていった。高校2年生の最初の実力考査では学年1位であったのが3年生になったときには20番くらいにまで落ちていた。成績は下がっても、お金は無くても、高校生活は楽しかった。◆母が自宅にいる夜はおとなしくしていた。もちろん勉強もしていた。母は読書をして夜を過ごすことが多かったがテレビで「懐かしのメロディー」があるときはそれを楽しんでいた。私は母の隣に寝転んで一緒に見ていた。高校生の私にとって20年前の流行歌は、生まれる前のモノクロ景色の世界を歌うものだった。紀元前のものと同じ感覚だった。◆昨夜テレビ朝日で「昭和歌謡の名曲集」をやっていた。懐かしかった。自由を謳歌していた高校時代の歌謡曲が多かった。小柳ルミ子、五木ひろし、ヒデとロザンナ、平尾昌晃・・・どの歌も歌詞を諳んじていた。40年以上も昔の曲だがモノクロ景色ではない。総天然色だ。◆時がたつのは速い。あっという間に今年も暮れようとしている。
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