◎2018年01月05日 ---- ボス ◎
- マナー
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息子が高校を卒業するまで千葉市の海浜幕張に住んでいた。娘も息子も中学になると都内の私立校に通った。娘は品川、息子は池尻まで。どちらも片道1時間以上かけて通学した。彼らが「東京の私立の中学校に行きたい」と言い出した時に私はそれぞれに条件を出した。電車の中のマナーに関してだ。娘には「電車の中でモノを食べてはいけませんよ。どんなにお腹が空いていても立ってモノを食べてはいけません。我慢しなさい。席が空いて掛けることができたらポッキーくらいまでなら食べてもいいけどね。おにぎりやサンドイッチは絶対にダメだよ。お弁当なんてとんでもない」と。息子には「電車に乗って、もし誰か一人でも立っていたらたとえ空席があってもキミは座っちゃダメだよ。もちろんガラガラに空いているなら掛けてもいいけどね」と。子供たちは私との約束を守ってくれたと信じている。◆今朝、広尾から電車に乗ると、混んだ電車の中でサラリーマン風の若い男が立ったままサンドイッチを食べていた。卵と野菜がこぼれ落ちそうになり顔を斜めにして横から頬張っている。マナーを知らない男、情けない。誰かが「キミ、電車の中で食事するなんて迷惑だよ。周りの人がみな嫌がっているよ」と注意すれば彼は今後やめるかもしれない。だが私を含め誰も彼に注意をしない。関わりあいたくないのだ。子供の頃、親からきちんと躾けられなかったのだろうが二十歳を過ぎれば自分で気付かねばならない。◆「マナーが悪い」は「気配りができない」と同じ。こんなヤツは社会人として、或いは人間として人の上に立つことはないだろう。あってはならない。
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