◎2018年01月09日 ---- ボス ◎
- 緊急着陸
-
去年12月、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかり、破断寸前の状態で運行が続けられた問題で、JR西日本は事態を検証するため有識者会議を開いた。走行中の「のぞみ」の台車から破断寸前の亀裂が見つかった問題は、新幹線で初めて「重大インシデント」に認定されている。会議に参加した有識者の一人は「何かあったら列車を止めろとなっているが、実際には現場でできていなかった。何かまだ問題が残っているのだろう」と言っていた。◆一方、沖縄では・・。米軍ヘリが6日(土曜)に伊計島に、続いて8日(月曜)には読谷村に不時着した。伊計島では海岸の砂浜に、読谷村では廃棄物処分場の広い草地に不時着した。例によって沖縄の翁長知事をはじめマスコミの多くは米軍を非難する。私が驚いたのは小野寺防衛大臣までが「不時着などが多すぎる」と不快感を示したことだ。◆新幹線インシデントでは「何かあったらすぐに止めろ」と反省し、沖縄のヘリが異常信号で不時着したら「不時着が多すぎる」と非難する。おかしくないか?◆ヘリコプターのような複雑な機械は少しでも異常がでると早めに警告灯が点灯する。操縦士は警告灯が点くと直近の、安全に着陸できる場所にヘリを降ろすことになっている。車の警告灯が灯れば速やかに路肩に停めることと同じ。◆防衛大臣が米軍に対し「不時着が多すぎる」などと苦情を言えば今後米軍の操縦士は無理をして基地まで飛んで帰ろうとするかもしれない。いや、米軍だけではない。自衛隊だって日本の民間ヘリだって「不時着は悪い事」と感じてしまうかもしれない。◆北朝鮮問題で長期間に渡って緊張状態が続き、沖縄米軍には様々なミッションが強いられていると聞く。不時着すら許さないムードは絶対に作ってはならない。
- コメント (0)