◎2018年02月26日 ---- ボス ◎
- カーリング女子から学ぶ
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普段は全く興味を持っていないが冬季五輪の期間だけはカーリングをテレビ観戦する。実に面白い。氷の上のスポーツだが、他のいろんなスポーツの要素が入っている。石のはじき方はビリヤードに、距離感はゴルフのパターに、投げた石の曲がり具合は野球の投手に通じるものを感じる。◆わが日本の女子カーリングチームは見事に最終戦に勝って銅メダルを受賞した。その銅メダルを掛けたイギリス戦、勝って彼女らの爽やかな涙を見たときに意外に感じるところがあった。私はあの涙を見てほっとした。というのもそれまでの彼女らの試合を見ていると勝ってもはしゃがない、負けても悔しがらないので不思議だったのだ。いや彼女らだけではない。他の競技では負けて異常に悔しがる人、勝って雄叫びを上げる人など様々な表情を見せる者が多いのに、ことカーリングという競技だけはどの国も勝っても負けても爽やかな印象だった。「嬉しくないのかな?」「悔しくないのかな?」と思っていた。それと同時に「嬉しさ、悔しさを見せないのは相手チームに対する配慮なのかな?」とも思っていた。どうやらそれが正解だったようだ。武士道にもつながる彼女らの態度、最後の涙も含めて強く爽やかな印象を残してくれた。◆チーム一体となってすぐに「どうしようか」と協議をし、皆で意見を出し合い、短時間で方針を決め、「そだねー」と決まった方針を皆で実行しようとする。ミスした者は自分で反省をするが誰も彼女のミスを責めない。・・私はこの女子カーリングチームから多くのことを学んだ。
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