◎2018年04月27日 ---- ボス ◎
- 山口君の失敗
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大学3年生の夏、友人らと5人で天神のビアガーデンに行った。かわいい女性二人が隣のテーブルで飲んでいた。「一緒に飲まない?」誰かが声を掛けた。私だったのかもしれない。そこはよく覚えていない。一緒に飲むことになった。彼女らは高校生だった。7人で随分と飲んだ。「みんなでキノシタのアパートに行こうや」誰かが言った。狭いアパートに男5人、女子高生2人が深夜になだれ込んだ。◆天神から箱崎のアパートへの移動中、私は良からぬことを考えていた。(男5人は多い。誰か帰ればいいのになあ)・・残念ながら誰も「オレは帰る」と言い出さず、皆が私のアパートに来た。アパートでは少し飲んだがすぐに寝ることになった。女子高生2人は畳の上に寝た。彼女らの寝姿を眺めながら男5人がけん制する。結局、なにも起こらず朝が来て女子高生は帰っていった。彼女らが帰るまで我々5人は彼女らの寝顔を肴に飲んでいた。もし男が5人でなく二人だったら恐らく別の展開になっていたのだろう。◆昨日TOKIOの山口達也がテレビカメラの前で涙を流しながら詫びていた。 山口は、仕事を通じて知り合った女子高校生を自宅に招いて飲酒を勧めたうえ、酔った勢いで無理やりキスをしたという。◆私の時とは時代も違う。二十歳過ぎの学生(私)と46歳の有名人(山口)では社会的立場も違う。ビアガーデンで飲んでいた女子高生とまじめなテレビに出ていた女子高生も違う。違うことだらけだが、テレビで山口の反省しお詫びする姿を見て、私は自分と重なる部分にも気付いた。山口はとんでもないダメ男であることは間違いないのだが、彼の態度に対して怒りよりも同情を感じた私もまたダメ男である。・・・訂正・・ダメ男であった。
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