◎2018年05月31日 ---- ボス ◎
- 機会均等って?
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テレビで全仏オープンテニスを観ていたら解説者が「この人は8歳でテニスを始めたというのですから遅いスタートですね」と言った。「はっ?8歳で遅いの?」私は画面に向かって訊ねた。そういえば福原愛ちゃんをはじめ卓球の選手たちはみな幼いころから涙を流しながら練習したようだ。ゴルフだってプロになる人たちはみな小学生のときに始めている。◆多くのプロスポーツ選手は恵まれた環境に生まれ、幼いころから厳しい指導を受けて力量を上げる。いやいやスポーツ選手だけじゃない。政治家だって国会議員の3割が世襲議員。世襲議員は自民党では4割、閣僚に至っては5割と言われるほど。◆どんな家庭に生まれるか、親の教育方針がどうか、そういうことによって子供の将来が大きく異なることは誰もが承知している。だが政治の場、教育の場で「機会均等」を掲げる現代において理想と現実が逆行していることをもっと注意して視るべきではないだろうか?
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