◎2018年06月29日 ---- ボス ◎
- 禁煙条例
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先日、銀座の安い焼き鳥屋に友人と二人で入った。この店では入ったときに座る場所を指定される。「オニーサンはそこに掛けて」とオバサンに指さされた席は壁から4番目の席だった。私の右側、壁から3席では先客が串を食べていた。「とりあえずビールね。それから焼き鳥8本コースを」私はオバサンに注文した。ビールがすぐに出された。ちょうど友人と乾杯したときにタバコの煙が流れてきた。私の右隣の若者が吸っている。◆私の右側の3人は親子だった。一番向こう側、壁よりに父、真ん中に母、そして私の隣がデキの悪い息子。福岡から上京して働いている息子のところに両親が様子を見に来た、と言ったところか。でかい声の博多弁でしゃべっているので嫌でも状況は分かった。私も福岡市で6年過ごしたので親近感が湧く。それでも隣席に平気でタバコの煙を流すバカ息子の態度は不快であった。◆父も母もタバコは吸っていない。息子一人がタバコを吸うのなら彼が壁側に座れば良い。息子がタバコを吸って隣に煙が流れているのが分かるのだから親が注意すればいい。バカ息子本人はもとより、バカ親も、店のオバサンも誰も注意しない。結局バカ息子は10本程度の串を食べる間に5.6本は吸った。若いころの私なら「ニーさん、煙たいよ、注意してね」くらいは言った。還暦過ぎると我慢を覚える。◆私もかつてはタバコを吸っていた。タバコを嗜(たしな)む人の気持ちも理解できる。みんながマナーを守って吸うのならあまり厳しく規制しなくてもいいのではないか、と思っていた。◆バカな親子と一言も注意しない店員がいた銀座の安い焼き鳥屋。私は二度と行かない。東京都は国よりもはるかに厳しい禁煙条例を施行することが決まった。私は歓迎する。
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