2018年07月31日 ---- ボス

松井秀樹敬遠と西野ジャパン

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昨日の続き。・・・明徳義塾はルールをまもった作戦で四球(敬遠)を出し「勝ち」にこだわった。正しいルールで勝って次のゲームへと駒を進めたのに殆どの日本人は明徳義塾の監督を非難した。一方西野ジャパンはサッカーというゲームのルール以前の問題、「勝つ」ということを放棄し、引き分けすら拒否し、「負け」によって、そして他力本願セネガルの勝ちによって予選リーグの突破を狙った。それなのに殆どの日本人は西野監督の采配を肯定し、讃えた。◆「殆どの日本人」とは少し離れた場所で物事を見る癖のある私は、その双方で異論を呈し、先輩経営者に叱られた。◆私は、明徳義塾の監督を非難するなら西野監督も避難すべきだと思うし、西野監督の采配を良しとするなら明徳義塾の監督の采配も肯定すべきだと思う。だが、殆どの日本人は「明徳義塾の監督=悪。西野監督=善」と判断している。◆なぜだろう?私は考えた。そして気付いた。「明徳義塾の監督=悪。西野監督=善」とする世論はいろいろと理由付けはしているが本質はただの自分の感情から来ているのだろう、と。つまり「松井が甲子園で活躍する姿を観たかった」オジサンたちはその夢を破った明徳義塾の監督に腹を立て、日本チームが決勝トーナメントで活躍する姿を観たかったオヤジたちは結果的に観ることができて西野を持ち上げた、ということ。もしあそこでコロンビアが1点入れたとしたら、その瞬間「守ってちゃダメだ!攻めろ!」と作戦が大変更になったはずだ。そうならなくて良かったがもし、そうなっていたら西野監督は歴史上最低の監督との烙印を押されていただろう。「負けること」を選んだ最低の監督、と言われただろう。◆自分の思考回路に矛盾があることに気付かずに「勝てば官軍」と偉そうに言っているバカなオヤジたちを見ていると情けなく悲しくなる。日本の将来は明るくない、と悲観的な私は感じてしまう。

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