◎2018年09月20日 ---- ボス ◎
- 人間ドック
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一年に一回、本郷の東大病院で人間ドックに入っている。命に係わる疾病の元はないか入念に調べてもらう。MRI、CT、PET、超音波検査、血液検査、尿検査、便検査、痰検査、骨密度など徹底的に調べる。その日のうちに大方の結果が出る。◆高血圧・高コレステロール・肥満、これらの値が正常値を少し外れていたが「まあ大きな異常はありませんね」とドクターが優しい顔で言ってくれた。「最低でも、もう一年間は元気に生きる権利をあげますよ」と言われたみたい。ホッとした。不整脈、不眠症、無呼吸症、耳鳴り、頭痛、ひざ痛、腰痛、頻尿・・悪いところは数え上げたらキリがないがそれらはどうやら「命に係わる疾病の元」とは判断されないみたい。加齢とストレスからくる様々な症状は人間ドックの対象外、と言うことのようだ。◆さてその人間ドック、昨日は3回、合計90分間もMRIとCTの機械の中に入れられた。検査前に必ず「インプラントはありませんか?」「ペースメーカーは入れていませんか?」などと口頭で聞かれ全部「ありません」と答えた上でもさらに金属探知機で体中を探られる。安全のためだ、不快ではない。不思議な質問が一つあった。「入れ墨、タトゥーはありませんか?」というもの。「入れ墨してたらMRIの検査は受けられないの?」と聞いた。看護師が笑顔で「ええ、タトゥーをした方が受けられると火傷してしまいます」と教えてくれた。「じゃあ、安室ちゃんはMRIを受けられないの?」私は聞いた。最近の安室奈美恵の引退を伝える報道で、彼女の左腕にタトゥーが入っていることを私は知ったばかりだった。「そうですね、残念ながら。MRIを受けられないから、なにか身体に異変があっても発見しにくくなりますよね」と寂しそうな顔をしてその看護師は答えた。◆入れ墨なんてしない方がいい。
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