◎2018年10月05日 ---- ボス ◎
- お迎えのハイヤー
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私の自宅近くのマンションには大企業の重役と思われる方が多く住んでいる。彼らは毎朝お迎えのハイヤーで出勤する。その中の一人の行動が私には理解できない。◆彼は私よりも5,6歳年長だと思われる。彼のマンションの前を私は広尾駅に向かって毎朝歩いて通る。彼の出勤に出くわすことがたまにある。◆彼の住むマンションの出入り口は横断歩道近くなのでお迎えのハイヤーはいつも20mくらい離れた路上に停車し彼を待っている。運転手は、彼がエントランスから出てくるのを見つけるとすぐに発車させすーっと彼の脇にクルマを停める。ここからが理解できない彼の行動。その重役然とした男はいつも左手に新聞を持っているだけなのに車のドアを自分で開けようとしないのだ。車が自分の前に着き、運転手が急いで車から降り、車の脇を後ろに回って軽く彼に一礼してドアを開ける。運転手がドアを開けるまで彼はじっとしている。右手が不自由なわけでもないのに。雨が降っていても自分でドアを開けない。運転手に「おはよう」とも言わない。◆この不遜な態度に私は不愉快になる。こんな男が重役になっている企業が不思議でならない。きっと上に対するゴマすりは上手く、部下たちには嫌われているだろう。それにしてもこんな男が偉くなるような会社はまともな会社じゃないだろう。
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