2018年10月15日 ---- ボス

海外から学ぶ

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ジュースの自動販売機の会社だったホシザキの社長が若いころ米国出張に行き、あちらの国では製氷機が使われていることを知った。「日本ではうちがやろう!」そう思って彼は熱心に勉強し日本製の製氷機を開発した。今では国内70%、世界25%の製氷機の製造会社になった。◆ユニチャームの前社長も若いころ米国出張に行き、あちらの女性がスーパーで生理用品を大量にカゴに放り込む姿を見て「やがて日本もこんな時代になる」と直感し生理用品の開発を急ぐ。当時我が国の女性たちは薬局でこっそりと生理用品を求めていたという。今ではユニチャームは日本でもアジアでも圧倒的なシェアを誇っている◆アメリカやヨーロッパにはいろいろなヒントが転がっている。同じものを見て「これは仕事に繋がる!」と気付く人とボーっと見ているだけの人がいる。◆当社の職員も毎年何度となく視察出張やビッグサイト等の展示会に出向く。「なにかヒントになるものはないか?」「どこかにチャンスを見いだせないか?」彼らは真剣にモノを見ているのだろうか。 とても気になる。残念ながら「これの開発を当社でやりましょう」という提案を社員から受けたことが一度もない。我が社には、好奇心や負けん気がそれほど強くなく「現状でいいや」とのお坊ちゃんが多いのだろうか◆ホシザキやユニチャームの、米国に学んだ商品開発の話を聞き、この話を社員たちに教えて彼らも奮起するよう促そう。そう考えていて、ふと思った。「そういえばオレだって米国出張時に、あちらの病院ヘリポートがアルミでできているのを知って『日本ではうちがやろう!』と思ったんだったな」と。

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2024年03月29日 ボスの
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