◎2019年01月29日 ---- ボス ◎
- 冬の枝
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健康のためクルマでの通勤を止めて久しい。歩いて広尾の坂を下って地下鉄駅まで。地下鉄は二駅しか乗らず神谷町で降りる。そして毎朝、愛宕山を登って、愛宕神社にお参りして、山を下り、新橋まで歩く。愛宕山は標高26m。山と言うほどのものではない。私でも毎朝登れる。◆大都会、東京のど真ん中でも木々は多い。広尾の坂のケヤキ並木の葉はすべて落ちた。いや、じっくり見るとまだ数枚は枝にしがみついている。頑張れ!◆ある新聞のコラムで内村鑑三の詩を紹介していた。「春の枝に花あり 夏の枝に葉あり 秋の枝に果あり 冬の枝に慰(なぐさめ)あり」◆「寒中の木の芽」と題されたこの詩、大変気に入った。この詩は4番まである。「花散りて後に 葉落ちて後に 果失せて後に 芽は枝に顕あらはる」「嗚呼ああ憂に沈むものよ 嗚呼不幸をかこつものよ 嗚呼冀望(きぼう)の失せしものよ 春陽の期近し」と続く。
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