◎2019年02月25日 ---- ボス ◎
- 墓、購入。
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寺の近所で花と線香と蝋燭を買い、恩ある方の墓参りに行った。暑い日だった。「入り口から入って左の奥の方。西側の桜の樹の下だよ」と聞いていたので行って探せば分かるだろうと思っていた。ところが墓地は塀で囲われ入り口には扉が付きカギがかかっている。私は本堂の横の事務室に行って「〇〇さんのお墓に参りたいのですが・・?」と尋ねた。「予約はありますか? ご親族からの予約がないと入れませんよ」とのこと。私は墓参りを諦めた。勝手に、人知れず、恩ある方の墓参りにも行けない時代になった。寂しい。◆還暦を過ぎ、あちこちと身体に不具合な箇所も多くなった。そろそろ終活を始めよう。まず昨年、遺言書を書いた。そして昨日、自分の墓を買いに行った。◆いつでも誰でも墓参りできるような墓を選んだ。もちろん「多くの方に来て欲しい」という気持ちもあるのだがそれ以上に「墓参りに来てくださる方が楽にこられますように」との気持ちが強い。墓参りは暑い日、寒い日、雨の日、大変。蚊に刺される。行けば墓の回りはキレイに掃除をしなければ・・。お水とお花と線香と・・。とにかく墓参りは大変。◆私は赤坂見附駅から徒歩2分の納骨堂を自分の墓にした。誰でも手ぶらで墓参りできる。夜の9時まで開いている。赤坂で飲み会があるとき「ちょっとオヤジの墓参ってくるね」と息子がやってきてくれるかもしれない。「ここがキノシタさんのお墓だわ」と言って人知れず美女がやってきて涙してくれるかもしれない。そんな楽しいことを考えながら私の終活は一歩一歩すすんでいる。
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