2019年11月12日 ---- ボス

厳しい指導

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11月になり新しく若い男性二人が当社に入ってきた。この若い二人にも大いに頑張ってもらいたい。実力を発揮して自分のため、家族のため、会社のため、そして社会のためになるよう励んで欲しい。私が直接この二人を指導することは多くないが上長には彼らを優しくそして厳しく指導してもらいたい◆実は私は「外に対してはいくらか優しく」接するくせに「内に対してはかなり厳しく」指導しているようだ。◆我が家に子供ができる前、家人が「私もゴルフやりたいな」と言うので安いクラブセットを購入してあげ近所の練習場に何度か一緒に通った。半年後、私の職場の同僚とのラウンドで家人がコースデビューした。同僚たちの前でもあり、私は厳しく指導した。ラウンドが終わって自宅へ帰りついた家人の第一声は「楽しかった」でも「疲れた」でもなく「私はもうゴルフはしません」だった。◆長男が小学校2年生の夏休み。彼は幼稚園時代からサッカー教室に通っていたが私は「サッカーよりも野球の方が楽しいぞ」といつも彼に言っていた。家人が「じゃあ、あなたが教えてあげたら」と言うので「うん、それいいね」と私は早速、大人用と子供用のグローブを買いに行った。夕方、息子を誘ってキャッチボールを教えてあげることになった。私は息子とキャッチボールができることが嬉しかった。彼に速く上手になって欲しかった。つい厳しく指導した。「違う、胸より上に来たボールは中指を上にして取るんだ!」「へそより下のボールは中指が下だ!」とグローブの出し方を注意した。小一時間キャッチボールを楽しんで帰宅した。息子の第一声は「楽しかった」でも「疲れた」でも「難しいね」でもなく「ボク、もうキャッチボールしない」だった。◆あれから随分と時間が経った。家人と息子には悪いことをしたな、と反省している。同じように部下たちに対しても「厳し過ぎる上司」であったかもしれないな。◆だが一方で、ラグビーワールドカップのメンバーたちは「今回のベスト8に入ることができたのは厳しい練習があったから」と皆が言う。私自身も、多くの厳しい理不尽な指導を乗り越えたところで得るものがあったことを実感している◆厳しい指導が良いのか悪いのか、これは実に難しい問題。

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2024年04月26日 ボスの
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