◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- 週刊文春ミステリーベスト10
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毎年恒例の週刊文春ミステリーベスト10が発表された。私は国内作品の1位と2位、海外作品の1位を読んでいた。◆国内部門の1位は『ノースライト』(横山秀夫/新潮社)、2位は『罪の轍』(奥田英朗/新潮社)。これはおかしい。どう見ても『罪の轍』のほうが面白い。よく書けている。3位の『魔眼の匣の殺人』は昨年の1位『屍人荘の殺人』の続編と聞いた。ゾンビが出てくるような推理小説は1冊で十分。◆海外部門の1位『メインテーマは殺人』(アンソニー・ホロヴィッツ/創元推理文庫)はまあまあ。◆国内も海外も、この10年でミステリ作品の魅力は随分と落ちた。ミステリに限らない。魅力ある作品に出合うことが少なくなった。
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